世界はほしいモノにあふれてる 鈴木亮平&JUJU「愛しき紙の世界へ」紹介リスト

NHK Gで放送している「世界はほしいモノにあふれてる(略称:せかほし)」シリーズ。
世界を旅するトップバイヤーと素敵なモノ探し。目利きバイヤーに密着したドキュメンタリーには欲しいものや行きたいお店が続々登場。バイヤーさんは誰?場所はどこ?物はどこで買える?と気になります。

世界はほしいモノにあふれてる 愛しき紙の世界へ(初回放送:2020年12月3日22:30〜 再放送:2020年12月7日25:00〜)のMCは歌手の JUJU(ジュジュ)さん、ナレーション(語り、天の声)は声優の 神尾晋一郎(かみおしんいちろう)さん。10月からの新MCは三浦春馬さんと親交のあった俳優の 鈴木亮平(すずきりょうへい)さんです。
10月以降も三浦春馬さんの話題がときどき出てきて、番組出演者とスタッフの「これからも旅を続けていく、一緒に」という気持ちが伝わってきます。そんな温かさも番組の魅力。
バイヤーは デザインのひきだし 編集長 津田淳子(つだじゅんこ)さんです。
番組を参考に、自分で行くときのために気になるお店やスポットをまとめてリストにしてみました。最後に番組内の音楽もまとめてあります。
せかほし最新エピソード 情熱台湾!あったかレトロを探す旅 もどうぞ併せてご覧下さい。

U-NEXT(ユーネクスト) でNHKの動画配信サービス NHKオンデマンド を視聴可能。世界はほしいモノにあふれてる は放送の翌日から16日間見逃し配信中。花子とアン などの朝ドラや 西郷どん などの大河ドラマも一気見できます。U-NEXTは初回31日間無料トライアル。NHKオンデマンド は別料金ですが、もらえる600ポイントで購入できます。

2020年4月1日に番組のオフィシャルブックが発売されました。

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せかほし | バイヤーさんは誰?場所はどこ?物はどこで買える?

番組ではグラフィック社 デザインのひきだし 編集長の 津田淳子(つだじゅんこ)さんの日本・ドイツ・インドの紙を探す旅を紹介。

津田淳子さん / デザインのひきだし

グラフィック社が発行する 「デザインのひきだし」 は、年3回発行、発行部数1万2千部、デザイン・紙・印刷・加工の専門誌。
毎回凝った表紙加工、付録のサンプル、濃い内容の記事で紙媒体のデザイナーやデザイン系学生の強い味方。価格は税込2,200円と雑誌としては安くはありませんが、デザイン資料としては破格。
紙の手触りや繊細で高度な印刷技術、紙やインクの匂いまで、現物を体感できる唯一無二の雑誌。電子書籍とは真逆の方向性で、この出版不況の時代、発売する度に短期間で完売してしまいます。

編集長の 津田淳子(つだじゅんこ)さんは1974年神奈川県生まれ。幼少の頃から両親から本を読むように勧められ本好きに。大学卒業後に編集プロダクション、出版社を経て、2005年にグラフィック社に入社。
2007年に「デザインのひきだし」を創刊し、半分以上の記事は自ら取材執筆。デザイン、印刷、紙、加工に傾倒し、業界では日本屈指の紙マニアとして知られている存在。

ブローチが好きだという津田は15年をかけて300個をコレクション。美濃市取材ではコウモリのブローチをつけていました。お気に入りは名古屋取材でつけていた肺のブローチ。
スタジオではヤマネコのブローチで気合いを入れていました。

名前株式会社グラフィック社 デザインのひきだし
住所東京都千代田区九段北1-14-17
WEBhttp://www.graphicsha.co.jp/list.html?cat=4&child_cat=22

せかほし | 愛しき紙の世界へ 番組内容

番組予告

舞台は日本・ドイツ・インド!旅をするのは、いま話題の紙の専門誌を手がける編集者。
日本で探すのは、1300年の伝統を誇る美濃和紙の新たな魅力。
TV初公開の貴重な美濃和紙も登場!
さらにドイツでは、職人技が生み出す唯一無二のペーパークラフトと、
それが紡ぐ東ドイツの温かな冬物語をご紹介。
JUJU&亮平も心奪われたインド生まれの絵本には、知られざる紙の可能性を発見。
さぁ、あなたの知らない奥深き紙の世界へ。

せかほし | スタジオ

デザインのひきだしを手に取る【スタジオ】

スタジオでは津田淳子さんが編集長を務める雑誌「デザインのひきだし」を鈴木亮平さんとJUJUさんが見ていました。
鈴木亮平さんが見ていたのは、卵パックが好きすぎてつくってしまったという卵パックのような デザインのひきだし 第33号

JUJUさんが見ていたのは、紙の特集号 デザインのひきだし 第22号
「最大5万3000円分の元お札が入った表紙です」と書かれていて、チョボチョボ入っているのはシュレッダーにかけたお札のクズなんだそうです。
お札は時間が経つと廃棄されるのですが、お札としては使えないように細かいクズにして再利用されるのだとか。

雑誌はできるだけ多くのサンプルをつけるようにしているため漫画雑誌のようにとても分厚いです。JUJUさんも「サンプルがたまらないですね」と興味津々。

最後に訪れた立川の紙のプロダクトショップ TAKEOFF-SHOPを運営している福永紙工のペーパーモデルキット。

世界の紙【スタジオ】

スタジオで鈴木亮平さんとJUJUさんは 紙の温度 株式会社 にあったネパールの手漉き紙 カラパセス を手に取ります。カラパセスはネパール語で「亀の甲羅」という意味。
「カメというよりはワニ」と鈴木亮平さん。かなり硬くてしっかりしている紙。

メキシコの紙 Amate(アマテ) はカラフルで可愛い紙。古くからあり、ランチョンマットなどに使われるそうです。イチジクの木の皮を叩いて平らにしつくっています。
JUJUさんはアマテの配色がメキシコの街の感じに似ていたのでメキシコの紙だと的中。せかほしのたまものですね。この放送で101回目ですもんね。

津田淳子さんのお気に入りの世界の紙コレクション。世界の飛行機のエチケット袋を集めているそうです。すごい数。
各国で紙もビジュアルも印刷もそれぞれ違っていて楽しい、と津田さん。
カタール航空のエチケット袋はディテールまでたまらないと鈴木亮平さん。

紙ならなんでも好きな津田さんは機内食の塩コショウの紙パックまで持ち帰るそうです。
「ヘンタイだな!」と鈴木亮平さんから言われていました。鈴木亮平さんは2013年「HK/変態仮面」に主演。この番組でも毎週毎週ヘンタイに会えると嬉しそう。
タイトル「世界はヘンタイにあふれてる」に変わるんじゃないの?、とJUJUさん。

『デザインのひきだし』の連載「名工の肖像」の書籍化。

インドの手作り絵本「夜の木」【スタジオ】

スタジオで鈴木亮平さんとJUJUさんは インドの絵本「夜の木」を手に取ります。(詳細は下記 絵本「夜の木」の項 を参照)
「温かい。ほっこりする」とJUJUさん。「黒い紙は想像力をすごく掻き立てられる」と鈴木亮平さん。

鈴木亮平さんが「夜の木」の中の一節「リスの夢」という話を朗読。素敵。
この物語の世界観を高めてくれているのが手漉きの紙、手刷りの印刷。相乗効果で高め合っているという津田さん。
紙の可能性は無限大、と鈴木亮平さん。

ハンドメイド絵本「夜の木」の出版元、世界中の本好きを魅了するインドの出版社タラブックスの本づくりを取材した本。

せかほし | 岐阜

津田淳子さんの紙を巡る旅。まずは岐阜県の 美濃市(みのし)へ。

美濃和紙【岐阜】

岐阜県 美濃(みの)市 へ。街の中心を流れるのは清流 長良川(ながらがわ)。清らかな水と豊かな山々、そして人々の知恵がもたらしたのが1300年の伝統を誇る 美濃和紙(みのわし)
日本3大和紙のひとつに数えられています。薄くきめ細かな風合いがありながら丈夫。まばゆいほどの白い色。
原料は 楮(こうぞ)と呼ばれる植物の皮。わずかなチリや変色した部分を丁寧に手で取り除くことが美しい白さの理由。

美濃和紙の中でも伝統的な製法で作られるのが 本美濃紙(ほんみのし)。その手漉き技術はユネスコの無形文化遺産に登録されています。
津田さんは美濃和紙の今を知るために5年ぶりに美濃市へ。

美濃の街の中心部には江戸時代に建てられた商家が並んでいます。屋根にはこの街のシンボル「うだつ」が上がっています。
うだつとは火事の延焼を防ぐ防火壁。紙の街にとって火事は大敵。うだつはいつしか富の象徴となり、当時の紙商人たちは競い合うように豪華絢爛なうだつをつくりました。
「うだつがあがらない」というのはこのことから言われるようになった言い回し。

松久永助紙店 / 和紙の卸店【美濃】

美濃(みの)市 の中心部にある 株式会社 松久永助紙店(まつひさえいすけかみてん)。美濃和紙をアレンジした可愛い雑貨が揃っています。
創業1876年の和紙の卸店で店主は 松久恭子(まつひさきょうこ)さん。社長は4代目・松久豊太郎さん、松久恭子さんで5代目。創業以来、一貫して美濃和紙を手掛けています。

伝統的な和紙を取り扱いながらも、最近では和紙バッグ、和紙の糸でつくった和紙靴下、和紙タオル、美濃和紙雑貨など新しいものづくりにも挑戦しています。NHK「あさイチ みんなでシェア旅 岐阜編」でも和紙靴下や和紙アクセサリーが紹介されました。

和紙でできたブローチもそろっています。
カラフルな手ぬぐいも50%くらいは紙でできています。商品のほとんどに美濃和紙を加工した紙糸を使用。
ピアスのフリンジも紙。石のように見える部分まで紙。

店の奥には明治初期に作られた紙蔵がそのまま残されています。
紙専用の蔵で扉は分厚くしっかりしています。湿度や温度も調節できるとのこと。
2階は宝の山。「墨流し」という墨汁を水に流したときの模様で染める伝統技法で着色された紙。大理石のようなマーブル模様が美しいです。
2枚の紙の間に本物の蝶の羽や落ち葉が挟まっている紙もあり。古いものらしいのですがとても色鮮やか。
気に入った津田さんは30mご購入。使い道は考えてないけれどまず紙を買ってそれから使い方を考えるそうです。欲しい紙を遭遇したらいつも買ってしまうらしいです。

名前株式会社 松久永助紙店(まつひさえいすけかみてん)
住所岐阜県美濃市本住町1929
WEBhttps://www.kumojyo.co.jp/
営業時間月〜金:8:30〜18:00
定休日土曜・日曜

洗濯機で洗える美濃和紙ソックス。通気性に優れ毛玉ができにくいのが特徴。メンズとレディース、それぞれ3色展開。

丸重製紙企業組合/機械抄き和紙メーカー/古民家ホテル運営【美濃】

岐阜県美濃市の機械抄き和紙のメーカー 丸重製紙企業組合(まるじゅうせいしきぎょうくみあい)辻晃一(つじこういち)さんが古民家ホテルを案内。
1951年創業、現在は3代目の辻晃一さんと辻将之さん兄弟が経営。小ロット多品種製造の高品質な和紙にこだわり、機械抄きながらも手すき和紙に近い和紙づくりを目指しています。

伝統を大切にしながらも和紙製品や素材開発に関する企画・製造も行い新しい商品も製造。

2019年7月からは新事業も開始。江戸時代から残る「うだつの町並み」に残る築100年を超える古民家を改装した宿泊体験施設 NIPPONIA美濃商家町 も運営しています。
現在は2軒の古民家をホテルにしていて、客室は全部で9室。紙問屋の紙蔵を改装したお部屋もあり。

最大の魅力は内装に美濃和紙を使っているところ。壁紙には植物の繊維をすきこんだもの。障子も全部 本美濃紙。朝は手漉き和紙の障子越しの光に包まれます。
客室を飾るアート作品も美濃和紙。楮を木槌でたたく美濃和紙独特の技法で作られたタペストリー。辻晃一さんは現代のライフスタイルに合わせた形で新しい形の和紙の提案をして和紙の素晴らしさを広めていきたいと考えています。

NIPPONIA美濃商家町内には直営店の和紙専門店 Washi-nary(ワシナリー)もオープン。和紙の専門知識を備えた和紙ソムリエが相談に乗ってくれます。

名前丸重製紙企業組合(まるじゅうせいしきぎょうくみあい)
住所岐阜県美濃市御手洗464
WEBhttps://www.marujyu-mino.com/
名前Washi-nary(ワシナリー)
住所岐阜県美濃市本住町1912-1 NIPPONIA美濃商家町内
WEBhttps://washinary.jp/
営業時間10:00〜18:00
定休日不定休

丸重製紙企業組合が運営するNIPPONIA美濃商家町。GoToトラベル対象。手漉き和紙工房で手漉き体験できるオプションあり。

Warabi paper company(大光工房)/ 美濃手漉き和紙工房【美濃】

街の中心から車で30分。古民家ホテル NIPPONIA美濃商家 にあったアート作品にも携わった美濃和紙の工房 Warabi paper company(大光工房)へ。美濃手漉き和紙職人 千田崇統(せんだたかのり)さんはこの道10年の若手の職人。
和紙の原料となる 楮(こうぞ)を美濃産のものを使いたいと楮の栽培から携わっています。

千田さんの自宅は工房の横。お部屋の障子の和紙も千田さんが漉いたもの。ひとつひとつ柄が違っています。はじめは子供が破ったところ修復していたら面白いと思うようになり、違う柄の障子紙を貼るようになったのだとか。

障子に使われていたのは 落水紙(らくすいし)。漉いた紙の上に型を置き、シャワーの水を吹き付け和紙に模様をつけています。千田さんが得意とする技法の一つ。
型を使わず手で自由に模様を作る新しい試みも。
「質感・見た目・意匠性・デザインなど情緒的に訴える部分で手漉きでしかできないことをしている。和紙の中でも特別な紙」だと津田さん。

岐阜県各務原市出身の千田崇統さんは東京の大学を卒業後にイギリス・ロンドンで生活。日本帰国後に和紙の里会館で紙漉き体験のガイド役として勤務したことがきっかけとなり、美濃和紙の手漉き工房 大光工房に弟子入りすることに。修行の後、師匠の工房の場所を買い取り Warabi paper companyと改名。妻の 千田薫子(せんだしげこ)さんも含めた数人のスタッフで丁寧で美しい美濃和紙をつくっています。

名前Warabi paper company(大光工房)/千田崇統(せんだたかのり)
住所岐阜県美濃市蕨生725-1
WEBhttps://www.sendatakanori.jp/

せかほし | 愛知

紙の温度 株式会社 / 紙の専門店【名古屋】

名古屋市の紙の専門店 紙の温度 株式会社(かみのおんど かぶしきがいしゃ)は紙好きの憧れの場所。
実店舗には手漉き和紙、世界の紙、紙製品が約20,000アイテムも揃っていて紙好きからは紙の聖地と呼ばれているほど。
かなり数の紙屋さんに行っている津田淳子さんでもこれほど世界の紙が揃っている店は他に知らないといいます。

紹介されていたのはアメリカの 疑革紙(ぎかくし)。表面に凹凸やシワを加工していてまるで本物の革のよう。
イタリアやフランスの マーブル紙 も。中国の墨流しが起源と言われるマーブル紙、イタリア・フィレンツェではルネサンス時代から伝統工芸のひとつとして受け継がれています。
溶液に流した絵の具を移し取り大理石に似た模様をつくるマーブリングという技法。せかほしのイタリア・文房具 の回でも紹介されていました。
マーブル紙は生産地によって色柄が違うのも面白いです。国によって好みのデザインが違うのですね。

代表取締役社長は 花岡成治(はなおかせいじ) さん。創業1866年の老舗紙問屋・花岡株式会社の跡取りとして生まれ社長を務めていた花岡成治さん。和紙の産地を巡るうちに和紙の魅力に惹かれていきます。1990年に紙の温度の前身となる事業を立ち上げ、2006年に紙の温度 株式会社へ社名変更。
日本国内400社と取引、海外23ヵ国・75社より直輸入しているという幅広い品揃え。オーナー自ら精力的に国内外の紙の産地に赴き買い付けています。
津田さんは花岡さんを「紙様(かみさま)みたいな人」と呼んでいました。ダジャレ好きのJUJUさんが「紙だけに!?」と反応。

津田さんが気になったのはネパールの手漉き紙 カラパセス。ネパール語で「亀の甲羅」という意味。ヨーロッパで壁紙に使われていたのだとか。
カラパセスはロクタという高山植物から作られています。

名前紙の温度 株式会社(かみのおんど かぶしきがいしゃ)
住所愛知県名古屋市熱田区神宮2-11-26
WEBhttps://www.kaminoondo.co.jp/
営業時間月〜土:10:30〜17:30
定休日日曜

せかほし | ドイツ

チェコとの国境にほど近いドイツ Burgstädt(ブルクシュテット)は人口1万人の小さな町。津田淳子さんが気になる紙があります。

ゴットフリート・ファイファー / ペーパークラフト職人 【ブルクシュテット】

ドイツのお菓子屋さんでお菓子を載せる レースペーパー を作っている工房へ。レースペーパーの形は様々、繊細なエンボス加工が施されています。

ブルクシュテットのペーパークラフト職人 Gottfried Pfeiffer(ゴットフリート・ファイファー)さんを訪ねます。
1872年創業の製紙工場 Otto Mäckel Spitzenpapier und Prägeanstalt でエンボス加工の紙製品やレースペーパーをつくっています。主力商品はクリスマス用のペーパークラフト。クリスマスを彩る紙製品が紹介されます。
1872年に Otto Mäckel 氏により手袋包パッケージ紙の工場として設立され、1880年代に現在の場所へ。1968年にゴットフリートさんの父が工場を引き継ぎました。当時のブルクシュテットは東ドイツ。
東西統一後の1989年に会社を設立、1999年にゴットフリートさんが引き継ぎました。現在でも100年以上前に作られた機械を手入れしながら使って紙製品を生産しています。

ゴットフリートさんが「働くミュージアム」と呼ぶ工房。製品を作るうえで欠かせないのは紙に加工を施す金型(かながた)。工房の財産です。
400以上の種類があり、すべて職人による手彫り。溝の深さも幅も揃っていて繊細な彫り。これほどの彫刻技術を持つ職人はもういないのだとか。
ゴットフリートさんが一番好きな800番の型は、みつばち、チョウチョ、馬の蹄鉄、クローバ、ハトが描かれています。

金型の上にカットした紙を乗せ、機械に通し模様の型押しをします。美しい模様が出せるかは圧をかける手加減次第。
圧力の調整は指先の感覚だけが頼り。職人技です。

製品の加工から出荷までゴットフリートさんが一人で行っています。良い品質のものだけを提供するには1日500枚が限度。
最盛期には10以上の工房がありましたが、すべて手作業の工房はここが残るのみ。これからもこの工房で美しいペーパークラフトを作り続けていきたいとゴットフリートさんは語っていました。

名前Otto Mäckel Spitzenpapier und Prägeanstalt
住所Bahnhofstraße 2, 09217 Burgstädt, Deutschland
WEBhttps://www.otto-maeckel.de/

ドレスデンペーパーと呼ばれる抜き加工やエンボス加工された紙のレースやオーナメント。

ザイフェンのクリスマスハウス【ザイフェン】

ブルクシュテットから車で1時間、クリスマスの伝統工芸品で有名な町ドイツ Seiffen(ザイフェン)へ。絵本のような可愛らしい街並み。
この地域で作られているのがドイツのクリスマスを彩る紙の家 クリスマスハウス。ドイツでは Lichterhaus(光の家)と呼ばれ、すべて紙で作られています。
クリスマスに紙の家を作る習わしは主に旧東ドイツのザクセン州に残っています。1900年ごろに始まったと言われ、現在まで受け継がれています。

このクリスマスハウスにゴットフリートさんがつくった製品が使われています。
クリスマスハウスを作る Birgit Uhlig(ビルギット・ウーリヒ) さんの工房へ。教会の上部の回廊の手すり、入り口の格子の扉などがゴットフリートさんがつくったレースペーパーでできています。

クリスマスハウスを飾るツィママンさんのお宅へお邪魔。夫妻と3人の孫たちがクリスマスハウスを箱から出し、灯りをともします。こうして今年もクリスマスを迎えられることに感謝するのがこの地域の伝統。
エリックくん(9歳)、ヨハンくん(5歳)、テレーズちゃん(3歳)も楽しそう。イングリッド・ツィママンさんはクリスマスハウスとクリスマスの時期がやってきたと実感するといいます。
家族で過ごす幸せな時間です。

名前Birgit Uhlig Erzgebirgische Lichterhäuser
住所Töpfergasse 38A, 09526 Olbernhau, Deutschland
WEBhttps://www.erzgebirgische-lichterhaeuser.de/
営業時間火〜木:10:00〜16:00
定休日金曜〜月曜

せかほし | インド

バッジュ・シャームさん / 絵本「夜の木」【インド】

津田さんが愛してやまない紙、と紹介されていたのはインドの絵本「夜の木(The Night Life of Trees)」。触って感触を確かめたくなるような絵本。紙は厚みが均一ではなくでこぼこしていたりするのが人の手の仕事だと感じられて魅力的。
予告編でJUJUさんと鈴木亮平さんが見ていたのはこの本ですね。津田さんが訪れた吉祥寺のスポットは立川にできた複合文化施設 PLAY!の吉祥寺サテライト PLAY! KICHIJOJI(プレイ きちじょうじ)。タラブックス・フェアが開催されていました(現在は終了しています)。

「夜の木」は中央インド・ゴンド民族の3人のアーティスト、Bhajju Shyam(バッジュ・シャーム)さん、Durga Bai(ドゥルガー・バーイー)さん、Ram Singh Urveti(ラーム・シン・ウルヴェーティ)さんによるもの。ゴンド民族の昔話や神話などをもとに、聖なる木の神話的な世界を表現した美しい絵本。2008年のボローニャ・ブックフェアで絶賛され、世界的に高い評価を受けている作品です。

「夜の木」はインドのチェンナイ郊外の工房で一冊ずつハンドメイドでつくられているという美術工芸品のような絵本。古布を漉いた手漉き紙に1枚ずつシルクスクリーンで刷られ、製本は手製本。シリアルナンバー入りで版を重ねるごとに表紙が変わります。日本語版は2020年に重版(9刷)、早くも品切れになっているようです。
紙の原料は100%コットン。細かく砕きパルプ状に型に流し込み一気に漉きあげます。型から外し水気を取ってよく乾燥させればハンドメイドのコットンペーパーのできあがり。手作業でつくられるため同じ色でも風合いに微妙な違いが現れます。

日本語版の出版は タムラ堂。元は福音館書店で絵本編集長をしていた 田村実(たむらみのる)さんがボローニャ・ブックフェアでインド・チェンナイの出版社 Tara Books(タラブックス)が出版した「夜の木」に出会い衝撃を受けます。日本語版の出版が実現しないまま時は過ぎ、まもなく退職してフリーの編集者となった田村さんは、結局自らの出版社 タムラ堂 を立ち上げ「夜の木」の日本版を出版することに。日本語訳は田村さんの妻で翻訳家の 青木恵都(あおきけいと)さんが担当しています。
2017年〜2019年には日本で Tara Books(タラブックス)の展覧会が日本巡回で開かれるなど、近年タラブックスにも注目が集まっています。

この絵本で注目を浴びる湯になったインドの先住民族 ゴンド族の村へ。多くは農業を営みながら家畜を育て生活を送っています。
かつて森の民であったゴンド族は自然と共にある暮らしの中で木を神聖なる存在として崇めてきました。絵本「夜の木」には木にまつわる物語、独特の死生観や人生観が表現されています。
例えば菩提樹の木は世界を作った創造主のすみかでありゴンド族の信仰心の象徴として描かれています。

「夜の木」の作家の一人でゴンド族出身の Bhajju Shyam(バッジュ・シャーム)さんのお宅へ。ゴンド・アートと呼ばれる細やかなタッチと独特の色使い。神秘的で不思議な世界観。
木の物語はゴンド族に古くから伝わってきたもの。お年寄りが楽器を演奏しながら歌で木の物語や森羅万象を語り伝える風習があり、シャームさんはその物語を絵本にしたかったといいます。
最近ではゴンド族の物語を歌う人は減っています。これまで口承で語り継がれてきた物語を紙に残しゴンド族の文化を受け継いでいくことを大切に考えているシャームさんでした。

名前Tara Books(タラブックス)
住所9, Kuppam Beach Rd, CGE Housing Colony, Thiruvanmiyur, Chennai, Tamil Nadu 600041 India
WEBhttps://tarabooks.com/
営業時間10:00〜19:00
定休日日曜
名前PLAY! KICHIJOJI(プレイ きちじょうじ)
住所東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-5 MM吉祥寺ビル
WEBhttps://play2020.jp/kichijoji/
営業時間木〜日:12:00〜17:00
定休日月曜〜水曜

せかほし | 東京

TAKEOFF-SHOP / 紙のプロダクトショップ【立川】

最後に紹介されていたのは東京立川に2020年4月に開業した GREEN SPRINGS(グリーンスプリングス)内にできた紙のプロダクトショップ TAKEOFF-SHOP(テイクオフショップ)
立川市で1963年に創立された 福永紙工株式会社(ふくながかみこう かぶしきがいしゃ)が運営しています。
福永紙工株式会のプロジェクト、かみの工作所の「本アルバム」「箱アルバム」のデザインは津田淳子さんが担当されていて以前からご縁があるようです。

福永紙工は社外のクリエイターと共同で紙のプロダクトを企画・制作・販売。
TAKEOFF-SHOPで津田さんが触っていた、形を自由に変えられる蛇腹状の紙のプロダクトはトラフ建築設計事務所がデザインした 空気の器(くうきのうつわ)

封筒を覗くと…星空が見えるしかけ。福永紙工のブランド かみの工作所 で企画制作した 星空の封筒 というプロダクト。封筒に小さな穴が開けられていて、覗くと星空に見えます。こんな封筒で手紙が送られてきたら嬉しいですね。
アイデアが詰まった紙のプロダクトが並んでいるのを見てわくわくする津田さんでした。

名前TAKEOFF-SHOP(テイクオフショップ)
住所東京都立川市緑町3-1 E1 204
WEBhttps://takeoff-site.jp/
営業時間10:00〜19:00
定休日なし

手紙と一緒に小さな星空も贈る 星空の封筒。

せかほし | 音楽 BGM

JUJUさんNHK紅白歌合戦初出場決定おめでとうございます。歌うのは せかほしのオープニングテーマではなく「やさしさで溢れるように」です。
番組内挿入歌 をまとめました。

オープニングテーマ

オープニングテーマ は JUJUさんの「Remember (The Good Times)」です。

エンディングテーマ

2020年10月からの エンディングテーマ は JUJUさんの「Voice」です。

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