世界はほしいモノにあふれてる 鈴木亮平&JUJU「私の“幸せ”部屋づくり 日本・フランス・イタリア」紹介リスト

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NHK Gで放送している「世界はほしいモノにあふれてる(略称:せかほし)」シリーズ。
世界を旅するトップバイヤーと素敵なモノ探し。目利きバイヤーに密着したドキュメンタリーには欲しいものや行きたいお店が続々登場。バイヤーさんは誰?場所はどこ?物はどこで買える?と気になります。

世界はほしいモノにあふれてる 私の“幸せ”部屋づくり 日本・フランス・イタリア(初回放送:2021年1月7日22:30〜 再放送:2021年1月11日24:58〜)のMCは歌手の JUJU(ジュジュ)さん、ナレーション(語り、天の声)は声優の 神尾晋一郎(かみおしんいちろう)さん。10月からの新MCは三浦春馬さんと親交のあった俳優の 鈴木亮平(すずきりょうへい)さんです。
10月以降も三浦春馬さんの話題がときどき出てきて、番組出演者とスタッフの「これからも旅を続けていく、一緒に」という気持ちが伝わってきます。そんな温かさも番組の魅力。
バイヤーは空間デザイナーで株式会社 夏水組(なつみぐみ)代表の 坂田夏水(さかたなつみ)さんです。
番組を参考に、自分で行くときのために気になるお店やスポットをまとめてリストにしてみました。最後に番組内の音楽もまとめてあります。
せかほし最新の放送は 2023年11月4日(土)15:55〜16:20祝5周年!とっておきの旅SP」です。

U-NEXT(ユーネクスト) でNHKの動画配信サービス NHKオンデマンド を視聴可能。世界はほしいモノにあふれてる は放送の翌日から見逃し配信中。花子とアン などの朝ドラや 西郷どん などの大河ドラマも一気見できます。U-NEXTは初回31日間無料トライアル。NHKオンデマンド は別料金ですが、もらえる600ポイントで購入できます。PR

2021年8月27日に三浦春馬さんMC回を含むセレクション DVD & ブルーレイが発売されました。収録内容は こちらの記事 に詳細をまとめています。

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せかほし | バイヤーさんは誰?場所はどこ?物はどこで買える?

坂田夏水(さかたなつみ)さん /夏水組代表 空間デザイナー

空間デザイナーで株式会社 夏水組(なつみぐみ)代表 の 坂田夏水(さかたなつみ)さん。
1980年福岡県生まれ、武蔵野美術大学建築学科を卒業しアトリエ系一級建築士事務所・工務店勤務を経て、2008年に空間デザインの会社 株式会社夏水組を設立、代表取締役に就任。
2010年に大学の同級生だった藤田殻さんとご結婚され2人の娘さんを育てながら仕事も継続。中古物件をリノベーションする坂田さんのデザインは評判となり売れっ子に。
賃貸物件からハイクラスなホテルまで空間デザインを手がけています。
DIYをしたいというユーザーの要望に応えてセルフリノベーションの仕方をやさしく解説する著書も出版。
2019年に放送された「セブンルール」出演時に離婚してシングルマザーになったことを発表しています。

自らの自宅は賃貸物件をセルフリノベーション。出来上がってしまうとやることがなくなって面白くなくなり、また引越してしまうそうです。
2〜3年ごとに引越しては自宅をリノベーションしながら住み、完了するとまた引越し、というサイクルを繰り返しているということです。

坂田さんは空間デザインを手がけるかたわら、夏水組ブランドの塗料や壁紙等の商品を企画。インテリアショップ Decor Interior Tokyo(デコール インテリア トーキョー)で販売しています。
坂田夏水さんは自らの経験をもとにDIYリフォームを教える「内装の学校」も開催。多くの人に住居のセルフリノベーションを楽しんでもらおうと活動されています。
番組では坂田さんが初心者でも取り入れやすい部屋づくりのテクニックを教えくれました。

名前株式会社 夏水組(なつみぐみ)
住所東京都武蔵野市吉祥寺本町2-26-10
WEBhttp://www.natsumikumi.com/
名前Decor Interior Tokyo(デコール インテリア トーキョー)
住所東京都武蔵野市吉祥寺本町2-26-10
WEBhttps://material-interior.com/
営業時間12:00〜19:00
定休日なし

坂田夏水さんの著書。

内装の学校

番組で紹介していたセルフリノベーション講座は坂田夏水さんが開講している 内装の学校
9月下旬に今は空き家となった東京の築55年33㎡の平家を1日で生まれ変わらせていました。

内装の学校は春・秋開講。誰でも参加可能ですが、不動産関係の方、大家さん、賃貸管理関係の方向けのプログラムだそうです。
2021年春の参加費は以下のとおり。申し込みは夏水組オフィシャルサイトから。
オンライン座学コースのみ 全3日間  80,000円(税抜)
オンライン座学+実践コース 全4日間 110,000円(税抜)

坂田夏水さんの夏水組の水性塗料。柔らかな色からビビッドな色まで揃っています。

せかほし | スタジオ

鈴木亮平さんとJUJUさんのお部屋 / 写真を拝見【スタジオ】

鈴木亮平さんとJUJUさんのお部屋 も写真で紹介。
JUJUさんのお家のリビングにはくつろぐ愛犬どんちゃんが。鈴木亮平さんはJUJUさんのお部屋はゴージャスな「金」や「シルバー」が満載かと想像されていましたが以外とシンプルなアイボリー基調のお部屋でした。
スタンドライトに車のヘッドライトのライトを使用。光が強いのに分散するため1個で十分な明るさなのだとか。
鈴木亮平さんの寝室は「19世紀の冒険家」のイメージでブルーの壁紙を貼っています。海に囲まれたような気分で眠れるのでしょうか。

鈴木亮平さんの寝室みたいに青い壁紙にするのも素敵。全面でなく1面だけ青にしてもおしゃれ。

坂田夏水さんの道具 / DIYの必需品【スタジオ】

スタジオには 坂田夏水さんがセルフリノベーションに欠かせない道具 をご用意。
鈴木亮平さんは大学時代に演劇の大道具をつくるときに 電動ドライバー を使っていたそうです。
レーザーメーター は距離を測る道具。
コンパクトな トンカチ の持ち手をくるくる回すとマイナスドライバー、プラスドライバー、精密ドライバーが出てきました。まるで「ドライバーマトリョーシカ」と鈴木亮平さん。
地ベラ は壁紙をカッターで切るときに使う道具。

坂田夏水さんが使っている BOSCH(ボッシュ)のレーザー距離計 ZAMO。

鈴木亮平さん&JUJUさん / セルフリノベーションに挑戦【スタジオ】

鈴木亮平さんとJUJUさんも セルフリノベーションに挑戦
セルフリノベーションは 塗る貼るつける飾る の4つの作業に分かれている、と坂田さん。

スタジオでは つける 作業に挑戦。
鈴木亮平さんは箱と取手、JUJUさんには板と取手を用意。お好みの色とデザインを組み合わせ。
鈴木亮平さんは「リーメンバー♪」と鼻歌を歌いながらドライバーを回します。歌っているのはなんとオープニングテーマ「Remember (The Good Times)」。
箱に取手を付けるだけで雰囲気が変わります。
板に取手を付けたものはアクセサリーをかけたり、玄関の壁につけて犬の散歩の綱をかけたり。
まずは小物から作ってみるのもいいですね。

取手もいろいろあり。

せかほし | フランス

フランス、パリは坂田さんにリノベーションの楽しさを教えてくれた街。番組ではパリの心地よいおうち時間のヒントを探ります。2020年9月下旬の撮影。

番組予告

新しい年、おうち時間に身も心もほっとできる素敵なお部屋づくりにチャレンジしてみませんか?
今回は日本・フランス・イタリアをめぐり、心おどるインテリアグッズに出会う旅。
パリでは人気インテリアショップと空間作りの達人の部屋へ。
クラシック×現代、自然×再生…など、エッセンスを調和させるヒントを紹介。
さらに日本とイタリア・さらにフランスの職人技と願いを掛け合わせてつくる新アイテムも登場する。

La Maison by Nad Yuht / インテリアショップ【パリ】

Dan Thuy Nguyen(ダン・テュイ・ヌグイエン)さんとパートナーの Adrien Audoit(アドリアン・オードゥイ)さんの La Maison by Nad Yuht。2019年12月にオープンしました。コンセプトは訪れた人が自分の家のように寛げる店。中庭に面した静かで温かな雰囲気です。
感度が高いと注目されるオーナー ダン・テュイ・ヌグイエンさんが家に置きたいものだけを揃えています。

フランスではロックダウンが続いて自分の部屋の家具にも飽きる人も増えてきたようです。お客さんも椅子やソファを見てわくわく。

ソファーや椅子、テーブルからキッチン雑貨まで取り揃えています。人気なのは接着式の棚。写真やポスターを飾ると心地よい空間に。

名前La Maison by Nad Yuht
住所Boutique sur cour, 39 Rue de Charonne, 75011 Paris, France
WEBhttps://www.lamaisonbyny.com/
営業時間木〜土:11:00~19:30
定休日日曜〜水曜

2020年4月1日に番組のオフィシャルブックが発売されました。

レイラ=ローズ・ウィリスさんの自宅 / アーティストのアパルトマン【パリ】

古い家やアパルトマンが多いフランスはセルフリノベーション大国。
アイデアいっぱいの部屋と紹介されていたのは坂田夏水さんの友人、パリ在住の現代アーティスト Leïla Rose Willis(レイラ=ローズ・ウィリス)さんの自宅。
1982年にモンペリエ生まれのレイラさん 38歳。ドローイング、インスタレーション、写真と多様な表現手法で作品を制作しています。
2005年に日本の折り紙と出会ってからは、紙を使った表現も作品に取り入れています。

住まいは自宅 兼 仕事場。リビング、キッチン、寝室の 70㎡・1LDK。
レイラさんの部屋のテーマ、1つは自然。石や植物など自然をアイテムを自由な発想で組み合わせています。
棚代わりにした美術品運搬用の長い箱の上にシダの葉。ヤシの木みたいです。

もう一つのテーマは再生。貝のオブジェ、羽根のデコレーションなど、手頃な値段で手に入れたものや廃材などで手作り。
目指しているのは繭のような自分だけの幸せ空間。家は私の人生そのものと語るレイラさんでした。

名前Leïla Rose Willis(レイラ=ローズ・ウィリス)
WEBhttp://www.leilarosewillis.com/index.php?/

坂田夏水さんの夏水組の可愛いデザインタイル。

A la providence Quincaillerie Leclercq(ア ラ プロヴィドンス カンカリ ルクレルク)/ 金物店【パリ】

パリには素敵な部屋づくりのアイテムが手にはいるお店もあります。
1840年創業の金物店 A la providence Quincaillerie Leclercq(ア ラ プロヴィドンス カンカリ ルクレルク)。職人の作る本物が手に入ります。
ベルサイユ宮殿を建てたルイ14世の時代の金型から作られた金物もあり。
取っ手や引き手は家のアクセサリー、フランスでは付け替えたりプラスオンしたり楽しんでいるそうです。

かつて宮殿の鍵穴を飾った装飾金具もずらり。

このキラキラガラスパーツ、JUJUさんはドアノブと答えていましたが正解は階段の手すり飾り。

名前A la providence Quincaillerie Leclercq(ア ラ プロヴィドンス カンカリ ルクレルク)
住所151 Rue du Faubourg Saint-Antoine, 75011 Paris,
WEBhttp://alaprovidence.com/
営業時間火〜金:10:30~13:00, 14:30~18:00
定休日土曜〜月曜

坂田夏水さんの夏水組デザインのスタイリッシュなクッションフロア。

Rougier & Plé(ルジエ・プレ)/ 美術用品店【パリ】

パリの美術用品店 Rougier & Plé(ルジエ・プレ)。美術工芸品の材料と工具が豊富に取り揃えられています。
絵の具や額はもちろんインテリアデコレーションに必要なアイテムもあり。セルフリノベーションの強い味方です。

手作りできるインテリアアイテムとは?とざっくりした質問の答えは ランプシェードの骨組み
サイズも形もいろいろ揃っています。

店長のステファン・エッケルさんが紙のコーナーを案内してくれました。
ランプシェードに使える髪は30種類以上。おすすめは和紙のような質感で透け感のある紙。
お店に行けばランプシェードの作り方をアドバイスしてくれるそうです。

名前Rougier & Plé(ルジエ・プレ)
住所108 Boulevard Saint-Germain, 75006 Paris, France
WEBhttps://www.rougier-ple.fr/
営業時間月〜土:10:00〜19:30
定休日日曜

Assemblages(アッサンブラージュ)/ 家具職人のワインバー【パリ】

パリの Place des Vosges(ヴォージュ広場)近くの Assemblages(アッサンブラージュ)は2019年3月にオープンしたワインバー。映像で道路の突き当たりに見えていたのがヴォージュ広場の入口でしたね。

オーナーの Eric Wilmot(エリック・ヴィルモ)さんは家具職人。
料理とワインが楽しめる落ち着いた雰囲気のバー。おすすめは Assiette Nordique(北欧風サーモンのサラダ)€19.50 と 白ワイン。北欧産サーモンにワサビ入りのタラモソースが添えられています。

オーナーのエリックさんは家具づくりの達人。イギリスに家具づくりの勉強に行った後に家具制作アトリエと併設のバーをオープンしました。
日中は店内のアトリエで家具を作り、夜はバーを切り盛り。店内のキャビネットやテーブルもエリックさんの作品。家具から料理まで全て手作りです。
興味を持ってくれるお客さんや家具をオーダーしてくれるお客さんもいるのだとか。

名前Assemblages(アッサンブラージュ)
住所7 Rue de Birague, 75004 Paris, France
WEBhttps://assemblages-paris.com/
営業時間火〜土:18:00〜26:00、日:12:00〜18:00
定休日月曜

Démodé(デモデ)/ インテリアショップ【パリ】

空間作りにこだわるパリの人々が一目置くインテリアショップと紹介されていたのは Démodé(デモデ)
Démodé(デモデ)とは「流行遅れ」という意味。オーナーが心惹かれたアンティーク家具から現代のアイテムまで、流行に左右されずに良いと思うインテリアグッズだけを販売しています。
提案するのは人の手が生み出すものに囲まれることの心地よさ。

オーナー、パリのライフスタイルシーンのカリスマ Marie-France Cohen(マリー=フランス・コーエン)さん。坂田夏水さんも憧れる存在です。
マリー=フランスさんは1975年に夫と共に子ども服ブランド Bonpoint(ボンポワン)をスタート。セレブも愛用するブランドに成長したボンポワンを2007年に売却。2009年にコンセプトストア Merci(メルシー)を立ち上げパリのライフスタイルシーンを牽引。
しかし夫の死去に伴い2013年に Merci(メルシー)を売却。アーティスト肌のマリーさんは経営は夫任せだったため一人で経営を続けることは考えられなかったようです。

友人から持ちかけられたサンジェルマンの Le Hibou(ル・イブー)のインテリアデザインを手がけるうちに、自らの小さなお店を出したいと思うようになったマリーさんは、2016年に義妹 Martine Cohen(マルティーヌ・コーエン)さんと共にサロンドテ Miss Marple(ミス・マープル)をオープン。センスの良いインテリアとメニューで人気店になりました。

そして2018年に息子の妻 Stéphanie Cohen(テファニー・コーエン)さんと友人の Elysa Masliah(エリサ・マスリア)さんと3人でインテリアショップ Démodé(デモデ)をオープン。
1週間前にデモデの現在の店舗は閉店すると発表されました。WEBSHOPはそのまま続け、店舗は移転して再オープンするようですが場所と時期はまだ公表されていません。新型コロナの状況が落ち着いてからになるのではないでしょうか。

名前Démodé(デモデ)
住所70, rue de Grenelle 75007 Paris, France(まもなく移転)
WEBhttps://www.demode.fr/
営業時間月〜土:10:30〜19:00
定休日日曜・祝
名前Miss Marple(ミス・マープル)
住所16 Avenue de la Motte-Picquet 75007 Paris, France
WEBhttps://www.missmarpleparis.com
営業時間火〜金:12:00~19:00、土:10:00~19:00、日:11:00~17:00
定休日月曜

マリー=フランス・コーエンさんの自宅 / パリのライフスタイルシーンのカリスマ【パリ】

インテリアショップ Démodé(デモデ)のオーナー Marie-France Cohen(マリー=フランス・コーエン)さんのご自宅へ。
家にあるもの全てに思い入れがあるというマリー=フランスさん。なんとなく買ったものは一つもないそうです。
まずはリビングから。服を着るのと同じように家に温かみが出るラグが好き。布も大好きというマリー=フランスさんのリビングルームはお気に入りのクッションが落ち着いた色を添えています。
Démodé(デモデ)で販売しているベルベットのクッションカバー、素敵です。

キッチンは家族や友人と過ごす大切な場所。料理はもちろん人を招くのが大好きだというマリー=フランスさん。
家は自分に似ているし、自分がそのまま表れるもの。

特別なもの、と見せてくれたのは壁にかかる古い柱は夫がくれた贈り物。夫が亡くなった今も一番近くにあります。
職人が作ったものや変わらない価値のあるもの、自分にとって大切なものを調和させれば心地よい家になる、と教えてくれました。

Antoinette Poisson(アントワネット ポワソン)/ ドミノペーパー【パリ】

坂田さんの自宅に飾られた1枚の絵は Domino Paper(ドミノペーパー)と呼ばれる小さな壁紙。
18世紀の技術を復刻させて作られたもの。18世紀の美意識とオマージュから生まれました。

Jean-Baptiste Martin(ジャン=バティスト・マルタン)さん、Vincent Farelly(ヴァンソン・ファレリイ)さん、Julie Stordiau(ジュリー・ストルディオ)さんの3人の元・美術修復士たちが建物などに残る200年前の壁紙を研究して当時の柄を蘇らせました。
模様が彫られた型に黒いインクを塗り1枚ずつ印刷。可憐な色合いも研究を重ねて再現、当時のように職人が一筆一筆施します。
彼らは2012年に Antoinette Poisson(アントワネット ポワソン)を設立。ブランドネームはルイ15世が寵愛したポンパドール夫人(アントワネット・ポワソン)に因んでいます。

モードの世界にも刺激を与え、Gucci(グッチ)とコラボアイテムが発表されたり、diptyque(ディプティック)とのコラボ商品も発売されたりしています。

坂田さんが考えたのはフランスの伝統柄×和のテキスタイル。
ジャン=バティスト・マルタンさんに相談すると、四葉のクローバーの柄が描かれたフランスのルネサンス期の柄を提案されました。
見せてくれたのは化粧パウダーを入れていたという18世紀の箱。日本の藍染の青や黒っぽい深い青で染めたら美しいと思うとジャン=バティストさん。

柄の下絵を日本の職人の元へ。型取りは 伊勢型紙(いせかたがみ)の技で施します。
着物や浴衣手ぬぐいなどの生地に柄や模様を染める伝統の技。
フランス伝統の柄を特殊な加工を施した紙に彫り上げていきます。30時間かけて型紙が完成。

仕上げの染付は 浜松注染そめ(はままつちゅうせんそめ)の職人に依頼。鮮やかな青に赤のアクセント。
仕上がった生地はクッションに仕立てられました。発売は2021年4月の予定だそうです。

名前Antoinette Poisson(アントワネット ポワソン)
住所12 Rue St Sabin, 75011 Paris, France
WEBhttps://www.antoinettepoisson.com/
営業時間火〜金:11:00〜19:00、土:12:00〜19:00
定休日日曜・月曜

Antoinette Poisson(アントワネット ポワソン)のドミノペーパー。手刷りのウォールペーパーです。

TOMORROWLAND(トゥモローランド)と Antoinette Poisson(アントワネット ポワソン)のコラボバッグ。

せかほし | 福井

坂田夏水さんは空間作りに和のエッセンスを加えるアイテム開発のため 福井県 越前市(ふくいけん えちぜんし) へ。

岡太神社・大瀧神社 / 紙の神様【越前】

坂田夏水さんが訪れたのは福井県越前市の 岡太神社(おかもとじんじゃ)・大瀧神社(おおたきじんじゃ)。紙の神様を祀っています。
鳥居には 岡太神社・大瀧神社 と2つの神社の名前が書かれています。岡太神社と大瀧神社は拝殿と本殿を共有していて、重要文化財に指定されています。神社の創建は457〜479年頃と言われ、現在の拝殿・本殿は1843年に再建された建物。

流れる水のように美しい複雑な形状の桧皮葺(ひわだぶき)の屋根。至るところに施された彫刻も見事です。
1500年余り前に水の豊かなこの地に神が降り立ち和紙づくりの技を伝えたという伝説が残っています。

名前岡太神社(おかもとじんじゃ)・大瀧神社(おおたきじんじゃ)
住所福井県越前市大滝町13-1
WEBhttp://welcome-echizenshi.jp/tourism_detail/okamoto-ootaki/

滝製紙所(たきせいしじょ)/ 越前和紙【越前】

福井県 越前市(えちぜんし)は古くから知られる和紙の里。
1875年創業、越前和紙の大紙漉き屋 滝製紙所(たきせいしじょ)。手漉き、機械抄きで襖紙や創作和紙などを製造しています。
8代目当主の和紙職人で伝統工芸士の 瀧英晃(たきひであき)さん41歳。1979年に福井県生まれた瀧さんは福井工業大学卒業後、デザイン事務所などを経て2005年に家業の滝製紙所に入社。
伝統技術に現代的な感性を加え、暮らしの中で生きる和紙を制作。伝統を守りながらま和紙の可能性を広げています。

網状の和紙や紙の繊維をマーブル状に施した和紙など国内外のオファーに応え、斬新な和紙を次々と生み出してきた瀧英晃さん。
見せてくれたのは襖紙の工程。人の背丈を越える大判和紙を均等に漉いて作るには高度な技術が必要となります。
コウゾ・ミツマタなど植物の繊維にトロロアオイの粘りを加えたものを漉いています。目指す厚さは0.2mm。

柔らかな繊維の特性を生かした技法も披露。紙が乾く前にふりかけている青い色は植物の繊維を溶かし粘り気を強くしたもの。
まるでポロックのアクション・ペインティングのようです。

長さの違う繊維を水で浮かして模様を描く技法。ジェットウォッシャーで水を吹きかけて波模様を描くと立体的に柄が浮かびます。
枯山水に見えたり、浜に打ち寄せる波に見えたり、雪に描かれた線に見えたり、見る人の想像を掻き立てる和紙ができあがります。
この紙、まだ名前がないそうです。名付けていただけますかと言われたJUJUさんは「…鈴木?」。

脈をイメージして作られたという穴の空いた和紙もスタジオに登場。
坂田夏水さんはガラスに挟んで建具にするというアイデアを持っているようです。

名前滝製紙所(たきせいしじょ)
住所福井県越前市大滝町27-30
WEBhttp://takiseishi.com/

坂田夏水さんの夏水組のふすま紙。壁紙にしてもOK。

山伝製紙(やまでんせいし) / 越前和紙【越前】

福井県越前市の 山伝製紙 株式会社(やまでんせいし かぶしきがいしゃ)。代表は 山口和弘(やまぐちかずひろ)さん。
イタリアの木版ハンドプリント工房 Bertozzi(ベルトッツィ)でプリントする越前和紙を作っている製紙所です。

どんな高さの壁にも対応できる機械式のロール和紙。和柔らかな風合いを損なわないようゆっくりと乾燥させています。
この道40年以上の熟練の職人の目で質感・色合いが守られています。
和紙を壁紙にする際の一番の課題だったのは耐水性。日本酒のラベルの技術を応用し、貼った後もずっと美しい和紙が生まれました。

山伝製紙は明治元年(1868年)に手漉きチリ紙製造業から始まり、昭和8年(1933年)に手漉き美術小間紙に転向、昭和38年(1963年)に機械抄紙の製造を主力にしました。
高品質の和紙をロールで作れる技術は唯一無二。山口和弘さんと共に息子の 山口真史(やまぐちまさふみ)さんも和紙づくりに携わり、顧客や社会のニーズに柔軟に対応するための技術開発にも力を注いでいます。

せかほし「愛しき紙の世界へ」の回でJUJUさんが デザインのひきだしの紙サンプル を可愛いと言っているシーン、可愛い紙は山伝製紙さんの製品だったようです。

名前山伝製紙 株式会社(やまでんせいし かぶしきがいしゃ)
住所福井県越前市南小山町13-23
WEBhttps://www.yamaden-seishi.com/

せかほし | イタリア

Bertozzi(ベルトッツィ)/ ハンドプリント【ガンベットラ】

イタリア エミリアロマーニャ州のボローニャ近郊の小さな町 Gambettola(ガンベットラ)で1920年に創業したホームリネンメーカー Stamperia Bertozzi(ベルトッツィ)
ルネサンス期に発達した手彫りの木版にインクをつけ麻布に柄を刷るハンドプリント技法の伝統技術を継承した職人技でプリントリネンを生産しています。
手彫りの木のスタンプは5,000種類、歴代の職人たちが彫ってきました。

坂田夏水さんの希望は滝製紙所の越前和紙にベルトッツィのハンドプリントを施したいというもの。
代表でハンドプリント職人の Gianluigi Bertozzi(ジャンルイジ・ベルトッツィ)さん(愛称:ジジさん)はコラボレーションのオファーを喜んで引き受けてくれました。
ジャンルイジさんは阪急うめだ本店のイタリア展のために来日したこともあり日本にもコネクションがあるようです。

坂田さんはジャンルイジさんに和紙サンプルを送っていました。
藍(あい)と紅(くれない)が混ざった二藍(ふたあい)、鮮やかでありながら温かみのある杏色(あんずいろ)、清々しく香り立つような抹茶色(まっちゃいろ)など日本古来の色が揃っています。
ジャンルイジさんがロマーニャの自然を表しているようだと気に入ったのは抹茶色。触ると伝統の技法で作られていることはすぐにわかるし素晴らしいモノができるはず、と意欲を掻き立てられた様子。

スタンプもいろいろ。
ロマーニャの民衆に慕われた義賊のシンボル、ロマーニャのロビンフッドのような人のスタンプ。結構大きめでしたね。
バラをデザインした昔のロマーニャの領主の紋章も。

ジャンルイジさんはロマーニャのぶどうをモチーフにした木のスタンプを手彫り。抹茶色の和紙にハンドプリント。
他にもいろいろ試作してみてジャンルイジさんも気に入ったものが完成。日本とイタリアのコラボ「ジャパニタリアン」のハンドプリント和紙、素敵です。

鈴木亮平さんは「日本画のよう」というほど繊細なプリント。
それぞれの職人が触発し合って出来上がっているということが素晴らしいとJUJUさん。
インクが重なっている「マージナルライン」と呼ばれる部分は手仕事だからこそ出るいいところ、と坂田さんも満足そう。
「ロマーニャの領主の紋章」や「あざみ」のスタンプも上品で温かみがあって全部いいですね。
発売は2021年4月の予定だそうです。

名前Bertozzi(ベルトッツィ)
住所Via Giuseppe Verdi, 6, 47035 Gambettola FC, Italy
WEBhttp://www.stamperiabertozzi.it/
営業時間月火水金土:8:30~12:30分, 16:00~19:30、木:8:30~12:30分
定休日日曜

Bertozzi(ベルトッツィ)のハンドプリント リネンエプロン と キッチンリネン。

せかほし | 音楽 BGM

番組内挿入歌 をまとめました。鈴木亮平さんが歌ってた鼻歌はオープニングテーマ「Remember (The Good Times)」ですね。

オープニングテーマ

オープニングテーマ は JUJUさんの「Remember (The Good Times)」です。

エンディングテーマ

2020年10月からの エンディングテーマ は JUJUさんの「Voice」です。

U-NEXT(ユーネクスト) でNHKの動画配信サービス NHKオンデマンド を視聴可能。世界はほしいモノにあふれてる は放送の翌日から見逃し配信中。花子とアン などの朝ドラや 西郷どん などの大河ドラマも一気見できます。U-NEXTは初回31日間無料トライアル。NHKオンデマンド は別料金ですが、もらえる600ポイントで購入できます。PR

U-NEXTでNHKの見逃し配信を視聴する方法はこちらをどうぞ!

光り輝く島 スリランカ のまとめはこちらをどうぞ!

フランス キャンドル のまとめはこちらをどうぞ!

世界はほしいモノにあふれてるシリーズの放送日時まとめはこちらをどうぞ!

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