世界はほしいモノにあふれてる 鈴木亮平&JUJU「情熱台湾!あったかレトロを探す旅」紹介リスト

NHK Gで放送している「世界はほしいモノにあふれてる(略称:せかほし)」シリーズ。
世界を旅するトップバイヤーと素敵なモノ探し。目利きバイヤーに密着したドキュメンタリーには欲しいものや行きたいお店が続々登場。バイヤーさんは誰?場所はどこ?物はどこで買える?と気になります。

世界はほしいモノにあふれてる 情熱台湾!あったかレトロを探す旅(初回放送:2021年2月25日22:30〜 再放送:2021年3月1日25:30〜)のMCは歌手の JUJU(ジュジュ)さん、ナレーション(語り、天の声)は声優の 神尾晋一郎(かみおしんいちろう)さん。2020年10月からの新MCは三浦春馬さんと親交のあった俳優の 鈴木亮平(すずきりょうへい)さんです。
10月以降も三浦春馬さんの話題がときどき出てきて、番組出演者とスタッフの「これからも旅を続けていく、一緒に」という気持ちが伝わってきます。そんな温かさも番組の魅力。
バイヤーは 你好我好(ニーハオウーハオ)オーナーの 青木由香(あおきゆか)さん。青木さんは台北からオンラインで出演されました。
番組を参考に、自分で行くときのために気になるお店やスポットをまとめてリストにしてみました。レシピもあります。最後に番組内の音楽もまとめてあります。
残念ながら2021年3月末でレギュラー放送の終了が発表されました。コロナ禍が収まったらまた復活して欲しいですね。

U-NEXT(ユーネクスト) でNHKの動画配信サービス NHKオンデマンド を視聴可能。世界はほしいモノにあふれてる は放送の翌日から16日間見逃し配信中。花子とアン などの朝ドラや 西郷どん などの大河ドラマも一気見できます。U-NEXTは初回31日間無料トライアル。NHKオンデマンド は別料金ですが、もらえる600ポイントで購入できます。

2020年4月1日に番組のオフィシャルブックが発売されました。

今回は肉まんを作ってくれた李さんが豆乳レシピを教えてくれた 台湾・幸せドリンクのヒントを探して のまとめはこちらをどうぞ!グルメ情報も満載。

青木由香さんがおすすめ人として出演した 2度目の台湾 のまとめはこちらをどうぞ!

目次

せかほし | 青木由香さん | バイヤーさんは誰?場所はどこ?物はどこで買える?

今回の番組は 青木由香(あおき ゆか)さんが運営する雑貨セレクトショップ 你好我好(ニーハオウーハオ)の買い付けに同行取材。

青木由香さん / 你好我好(ニーハオウーハオ)/ 雑貨セレクトショップ【台北】

青木由香(あおきゆか)さんは神奈川県生まれ。多摩美術大学在学中からバックパッカーとなり世界各国を旅行。
2001年に初めて台湾を訪れた青木さんは、台湾の人々の温かさに驚きました。当時はまだ日本はお金持ちの国だと思われていて、海外ではお金目当てで近づいてくる人が多かった頃。
台湾の人達はただ友達になりたくて近づいてきて、とても親切。台湾が大好きになり2回目に来た時にはビザや住居もリサーチ。3回目にはもう住んでいたという行動力。
2003年に台北に移住し語学、足裏マッサージを学ぶとともに、写真・墨絵などを制作。
2005年に台湾の出版社から日本人の目から見た台湾の面白さを書いた「奇怪ねー台湾」を出版。台湾でベストセラーに。
2008年にビデオブログ「台湾一人観光局」が台湾でテレビ化され、外国人として初めて台湾のTV賞の最優秀総合司会部門にノミネートされました。

2015年に台北市に雑貨店 你好我好(ニーハオウオハオ)をオープン。2店舗ありましたが、1号店は2020年10月11日に閉店。2号店の廟口店(ミャオコウテン)は営業しています。
你好我好 がある台北市の 迪化街(てきかがい)は100年以上前の建物が並ぶレトロ感満載のエリア。1960年代の建物をリノベーションしました。
店内には個性的な台湾雑貨がたくさん。青木さんが各地を訪ね、自ら選び買い付けてきたアイテムが並びます。1960年代〜1970年代のオールド台湾の品物、古き良き台湾の暮らしが伝わってくるものを選んでいるそうです。
50〜60年くらい前になるとその当時の台湾の文化が感じられるようなモノが出てくる。台湾の空気、台湾の生活感、背景や物語がある物を紹介したい、と語ります。

紹介されていたのは台湾の居酒屋によく置かれているビールコップ、ビール屋さんの景品で作られることが多いそうです。青木さんのショップオリジナルの絵柄もあり。小さめサイズで小さい子が飲み物を飲むにも便利。台湾の人も集めているのだとか。
実店舗のほかオンラインショップからも購入することもできます。オンラインショップで購入した商品は台湾からの直送になり個人輸入扱いになるため場合によっては関税等が発生します。

青木由香さんは現在は 你好我好(ニーハオウオハオ)の経営と買い付けをしながらも、取材や視察のコーディネートなど、さまざまなメディアに台湾を紹介する仕事もしています。
テレビや雑誌などのメディアにも度々登場。NHK「2度目の台湾」にもおすすめ人として出演され、わたしも青木さんが紹介したお店に行きました。
奇怪ねー台湾」「台湾のきほん 不思議の島のゆるガイド」「台湾の「いいもの」を持ち帰る」などの著書も多数。

名前你好我好(ニーハオウーハオ)廟口店(ミャオコウテン)
住所中華民国台北市大同區南京西路239巷20號
電話02-2556-5616
WEBhttps://www.nihaowohao.net/
営業時間月〜金:10:00〜18:00、土:13:00〜18:00(月〜金は要連絡)
定休日日曜、春節

青木由香さんの著書。

せかほし | 情熱台湾!あったかレトロを探す旅 番組内容

コロナ危機で先進的な対策をするIT先進国かと思えば、いまだノスタルジックな風景が残る台湾。
今回は現地取材班が台湾の映像を撮影してくれました。

番組予告

どこか懐かしく、ノスタルジックな台湾。
台北でセレクトショップを開く青木由香さんの、情熱ほとばしる買い付け旅に同行。
1960~1970年代の「オールド台湾」な名品を求めて。
出会ったのは、幻の「龍蝦(ロンシャア)皿」や、先住民が代々守り伝えた希少なアイテムの数々。
そこに秘められた「100年の愛の物語」とは?
さらに、台湾の暮らしに欠かせない万能家電も登場。
体に優しい絶品料理や台湾スイーツなど、盛りだくさん!

2021年3月3日に「世界はほしいモノにあふれてる」の本の第2弾が発売されます。

せかほし | 龍蝦皿 / 台北でエビ皿を探す

台湾の素敵なものの買い付けの旅。まずは台北で オールド台湾の陶器 を探します。

龍蝦皿 / ビンテージの海老柄のお皿【台北】

960年代〜1970年代のオールド台湾の品物を買い付けている青木由香さん。中でも力を入れて買い付けているのがビンテージ食器。
1960年代に台湾国産の陶食器が作られ始め、1960年〜1970年代には各地方に小さな窯元が増えました。
紹介されたのはビンテージのエビ柄の豆皿。龍蝦(ロンシャア) と呼ばれる「大きなエビ」は豊かさの象徴。戦後庶民にとっては高級品だった大きなエビを皿に描くことで気持ちを明るくしようとしたのだとか。

50年〜60年前につくられたという手描きの絵柄。ノスタルジックな雰囲気です。大皿、豆皿、レンゲまで揃っています。可愛くて集めたくなりますね。
喜喜 は「双喜」と呼ばれ、2重の幸福・ダブルハッピーを意味するおめでたい柄。こちらもスタジオに登場していました。

謝彩美さん / 新協興五金行 / 迪化街(てきかがい)の日用品店【台北】

青木由香さんが 龍蝦(ロンシャア、エビ)柄の皿を探しに出かけたのは 台北市の 迪化街(てきかがい)。青木さんのお店の近くなのでいつもパトロールしています。
迪化街は古い街で人がずっと生活してきているから古いモノがたまに見つかるのだとか。

青いボディコンシャスな衣装で迎えてくれたのは永楽市場の1階にある老舗雑貨店 新協興五金行(新协兴五金行)の名物店主 謝彩美 さん、70歳。謝(シェ)さんは。毎日自慢の衣装でおしゃれをしています。
70年前には夫の父親が商売をしていたというお店。店内には長い歴史の中で集まった日用雑貨が無造作に置かれています。
この中からお目当ての品を探す宝探し。

謝さんが出してきたのは伝統的な縁起の良いデザインだというお皿。
青木さんが「エビ皿はないの?」と訊いても「ないない」と一蹴されます。

名前新協興五金行(新协兴五金行)
住所台北市大同區迪化街一段212号
WEB
Instagram@
営業時間月〜土:9:00〜18:00
定休日日曜

福和観光市場 / 巨大フリーマーケット【台北】

次に向かったのは運動公園の一角で開催されている青空市場 福和観光市場。肉・魚・野菜などあらゆる食材を売る露天が並んでいます。
食品エリアの奥にはこの界隈随一の 巨大フリーマーケット があります。20年前に始まり台湾各地から400軒が出店。
以前にエビ皿を1度に2枚見つけた縁起の良い店でしたが見つからず。他の男性もエビ皿を探していたといわれたし、人気あるんですね。バイヤーの間でエビ争奪戦が繰り広げられているらしいです。

秦境老倉庫 / 庫迪化街(てきかがい)のヴィンテージショップ / 双喜皿(ダブルハッピー)+エビの豆皿【台北】

戦いに敗れた青木さんは再び 迪化街(てきかがい)へ。地元でも知る人ぞ知る台湾ビンテージ雑貨の名店だという骨董品店 秦境老倉庫 を訪ねます。
見つけたのは 双喜皿(そうきざら)。通称:ダブルハッピー。喜喜 は「双喜」と呼ばれ、2重の幸福を意味するおめでたい柄。
双喜皿もなかなか手に入らない貴重な品。ちょうちんの中に「双喜」が描かれているのはなかなか見つからない幻の皿で、お店に入荷するとすぐに売れてしまうほどの人気。

後ろに隠してある品があるはずと店主に尋ねる青木さん。すると、店主が大きなエビ皿を出してくれました。
しかし他の方が予約済み。また戦いに敗れた青木さん。
青木さんががっかりしていると店主がエビの豆皿を2枚出してくれました。ようやく欲しかったエビ皿を手に入れることができました。

名前秦境老倉庫
住所台北市大同區大同區民樂街153號
WEBhttps://www.facebook.com/秦境-老倉庫-184637404986490/
営業時間月〜土:13:00~18:00
定休日日曜

鈴木亮平さん+JUJUさん / 双喜皿(ダブルハッピー)+ 龍蝦皿(エビ皿)【スタジオ】

JUJUさんの前には 双喜皿(そうきざら、ダブルハッピー)。「福」の字も描かれていてとってもおめでたい豆皿です。
鈴木亮平さんの前には 龍蝦皿(エビ皿)レンゲ。同じ大きさのエビを乗せて食べたい、と平さん。食べてもまだあるよ、とJUJUさん。JUJUさん可愛いですね。
エビの絵にそれぞれ個性があるのは作っている窯が違うからなんだそうです。当時は著作権が無く、誰かが発明したいいパターンがあるとみんな真似して作ったようです。

せかほし | 台湾には世界遺産がありません

毎週楽しみな鈴木亮平さんの世界遺産解説。しかし 台湾には世界遺産が無い のです。
台湾は政治的理由から UNESCO(ユネスコ 国際連合教育科学文化機関)に加盟していません。そのためユネスコが施行している世界遺産条約で定める世界遺産を申請する権利が無く、台湾には世界遺産がありません。

台湾の世界遺産候補地

世界遺産に登録されていないながらも台湾には世界遺産クラスの文化財や歴史的建築物や自然など、魅力的な場所がたくさんあります。台湾の行政院は独自に「世界遺産候補地」を選定。wikipediaによると2017年時点で「世界遺産候補地」は18件となっています。

世界遺産候補地 18件は以下の通り。
玉山国家公園、太魯閣国家公園、棲蘭山檜木林、大屯山火山群、澎湖玄武岩自然保留区、阿里山森林鉄道、台鉄旧山線、楽生療養院、水金九鉱業遺跡、烏山頭ダムと嘉南大圳、桃園台地の埤塘、卑南遺跡と都蘭山、排湾族と魯凱族の石板屋集落、金門島戦地文化、淡水紅毛城と周辺歴史建築群、馬祖島戦地文化、澎湖石滬群、蘭嶼集落と自然景観。

「旅行記書きました。行ってないけど。」というキャッチコピー、世界遺産検定1級・鈴木亮平さんの世界遺産妄想旅行記。挿絵も鈴木亮平さんが描いています。家におこもりしていても旅した気分になれる一冊です。

せかほし | 九份(キュウフン) | オールド台湾の街並み

台湾には世界遺産が無いけれど素敵な場所がたくさんあります。
紹介されたのはオールド台湾が味わえる人気の街 九份(キュウフン)

九份(キュウフン)/ レトロな街並み【九份】

1960年代の金の採掘で栄えた 九份(きゅうふん、ジォウフェン)は当時の佇まいが残るレトロな街並みが人気。
NHK「2度目の台湾・九份(キュウフン)」でも紹介されました。

旧映画館 昇平戯院前の広場から階段を上って 阿妹茶樓を見下ろすあたりが人気の夜景撮影スポットです。
日が暮れて灯がともるとノスタルジックな雰囲気が増して異世界に通い込んでしまったかのような気分になります。ただし夜になってもずっと混雑しています。

台北から九份へは車でやく時間。ローカル鉄道では 瑞芳駅(ずいほうえき、ルイファン・ツァーヅァン、瑞芳車站)まで行き、タクシーで約20分。
台北から高速バス(MRT「忠孝復興」駅のバス停から1062番に乗車し「舊道口」停留所下車、約1時間半)も出ています。日本の観光会社主催の現地ツアーもあります。
雨の降る日が多く坂道や階段が多いので歩きやすい靴で行くのがおすすめです。折りたたみ傘もあるといいですね。

2度目の台湾 九份(キュウフン)も参考にどうぞ!

阿妹茶樓(阿妹茶酒館 アーメイチャアロウ)/ 絶景のお茶屋さん【九份】

紹介されていた九份のお茶屋さん 阿妹茶樓(阿妹茶酒館 アーメイチャアロウ 通称:あめおちゃ)はスタジオジブリ制作「千と千尋の神隠し」の舞台・湯屋のモデルではないかとの噂があるため日本人観光客も多いです。
100年前の建物を改装している雰囲気の良いお店。

晴れた日には海を望む絶景が楽しめます。雨が多い地域なので晴れたらラッキーですね。

名前阿妹茶樓(阿妹茶酒館 アーメイチャアロウ)
住所新北市瑞芳区豎崎路市下巷20号
営業時間日〜木:10:30〜23:00、金:10:30〜24:00、土:10:30〜25:00、
定休日なし
アクセス平渓線「瑞芳」駅からタクシーで約20分

賴阿婆芋圓 / タロイモの団子 / もちもちスイーツ【九份】

九份 の名物は 芋圓(ユーユェン)。もちもちのタロイモ団子の絶品スイーツです。
九份に何軒かありますが、有名なのは 賴阿婆芋圓(ライアポウユーユェン)。「賴(ライ)おばあちゃんのタロイモ団子」という意味の店名です。
芋の皮むきから全て店内で手作りしたタロイモ団子。温かい食べ方と冷たい食べ方があります。温かい食べ方は優しい甘さのシロップでおしるこのように、冷たい食べ方はかき氷の上に乗せていただきます。冬も夏も楽しめて良いですね。
もちもち食感が大好きな鈴木亮平さんはとても食べたそうにしていました。

団子は最初は1種類だったそうですが、どんどん種類が増えて今ではタロイモ団子、サツマイモ団子、緑茶団子、山芋団子など5種類の味があります。
「綜合口味」が5種類の団子が入ったミックスのこと。1個 50元(約200円)です。
食べながら歩いている人も多いですが、お店にはイートインスペースがあります。

名前賴阿婆芋圓(ライアポウユーユェン)
住所新北市瑞芳區基山街143號
WEBhttp://newtpc.sp-store.com/cn-store26.html
営業時間8:00〜20:00
定休日なし

是誠陶笛 / ネコ型のオカリナ【九份】

九份のお土産屋さんで紹介されていたのはでは猫の置物?ように見えますが、ネコ型のオカリナ
是誠陶笛(シーチョンタオティー Taiwan Ocarina)というオカリナ専門店です。
古い街のあちこちに猫がいるからネコ型のオカリナができたようです。
「猫のいる街はいい街ですよ、知らんけど」と猫好きのJUJUさん。「知らんのかい」と亮平さんにつっこまれていました。
猫以外にも犬、アヒル、豚などいろいろな動物もあります。

名前是誠陶笛(シーチョンタオティー)
住所新北市瑞芳区基山街8号
WEBhttps://ja-jp.facebook.com/shih.cheng.ocarina/
営業時間9:00〜20:00
定休日なし

せかほし | 電鍋(でんなべ)/ 台湾の家庭の必需品

台湾の家庭の必需 電鍋(でんなべ)が登場。JUJUさんも何年か前から気になっていたそうです。

大同電鍋 TATUNG / 万能家電

大同公司(だいどうこうし、タートン・ゴンスー、TATUNG Company)社の万能家電 大同電鍋(だいどうでんなべ、タートン・ディエングォ) が紹介されました。
大同公司は1918年創立の老舗の電機メーカー。冷蔵庫、洗濯機、扇風機などの白物家電を中心に製造販売しています。

大同電鍋は1960年に発売されたオールド台湾家電。60年以上も作られているロングセラー。コストパフォーマンスの良さから愛され続け、台湾では1家に1.7台ある計算になるのだとか。
台湾のホームセンターには電鍋の専用コーナーまであります。

一見昭和レトロな雰囲気の炊飯器。開発時には東芝が技術協力したそうで、当時の日本の技術が生きているのは嬉しいですね。
内部の設計が簡便で操作も簡単。故障が少なく長持ち、修理が安価なのも人気の秘密。
使い方は簡単。材料と水を入れて、スイッチを押すだけ。食材によって水量を変えるだけで、炊く、蒸す、煮込む、温めることができます。
火加減調整がいらないので、電気釜に一品を仕掛けてから調理する間に、別の料理をすることができます。

青木由香さんのショップにも取り扱っている電鍋。
鍋の底に蒸し皿を敷き水を注ぎ蓋をしてスイッチを入れるだけで蒸気の力で調理をしてくれます。
炊き込みごはん、蒸しマーボー豆腐、プリンなど蒸し料理・煮込み料理・スイーツまでできてしまう使い勝手の良さ。
台湾の人たちは海外留学や海外で一人暮らしをするときに持っていく大事な調理器具。

2020年4月の台湾衛生福利部 “鉄人大臣”陳時中さんの会見では電鍋でマスクを消毒する方法を紹介。
当時問題となっていたマスク不足を電鍋で解消しようと呼びかけました。

電鍋は2000年代後半くらいから日本人が台湾旅行の際に購入して帰ることが増え、2015年には大同公司が日本でも正規品を販売開始。
日本の料理研究家も日本の食生活に合ったレシピを発表しています。
日本で販売されている大同電鍋は6合タイプと10合タイプの2サイズで展開。カラーはグリーン、オレンジ、ピンク、ホワイトの4色あり。

大同電鍋は楽天とYahoo!に公式ショップあり。サイズは2サイズ、カラーは4色あり。

李璐さん / 電鍋 / 鹹蛋黄(シェンタンファン)入り肉まん / レシピあり【台北】

万能家電で絶品おうちごはんを作ろうと訪れたのは せかほし 台湾ドリンク の回で豆乳レシピを教えてくれた料理の先生 李璐(リー ルー)さん。せかほし3年連続3度目の登場です。
李さんは台北で料理教室 桂冠窩廚房 を主催しています。今回教えてくれたのは肉まん。
肉まんには 鹹蛋黄(シェンタンファン)という塩漬けにした卵の黄身を入れていました。(レシピは せかほしinstagramより引用)

李さんの鹹蛋黄(シェンタンファン)のレシピ

【材料】
・水……1L
・塩……200g
・卵……8~10個
(その他お好みで、山椒、花椒、八角など)

【作り方】
卵をきれいに洗い、表面の汚れを取り除く
鍋に水と塩を入れ、加熱して塩を溶かす
塩水の粗熱を取った後、煮沸消毒した密閉容器に入れ、洗った卵を殻のまま入れる
冷蔵庫で1か月程度、寝かせる
白身を取りのぞき、黄身の部分だけを取り出す

李さんの特製肉まんのレシピ

【材料(10個分)】

〈生地〉
・中力粉……300g
・ドライイースト……3g
・水……200ml
・塩……1g

〈あん〉
・シェンタンファン……10個
・豚ひき肉……300g
・ねぎ……2本
・しょうが(スライス)……1g
・しょうゆ……大さじ1
・ごま油……大さじ1
・塩……適量

【作り方】

〈生地を作る〉
ドライイーストを活性化させるため、少量の水に溶かし、5分程度寝かす
ボウルに中力粉、ドライイーストを溶かした水を入れ混ぜる
普通の水を少しずつ足しながら、耳たぶぐらいの固さになるまでこねる
生地をラップで包み、室温で1時間ほど(夏は30分)寝かせる(1次発酵)

〈あんを作る〉
スライスしたしょうがを水につける(10分程度)
ねぎをみじん切りにする
ボウルに、豚ひき肉、みじん切りにしたねぎ、しょうがのつけ水(しょうが自体は入れない)、しょうゆを入れ、よく混ぜる
香りづけとしてごま油を入れる

〈あんを包む〉
寝かした生地を10等分して、棒で丸く平らにのばす
のばした生地にシェンタンファン(塩づけ卵の黄身)と具を乗せて包む
包んだ後、上にふきんをのせて、10分ほど寝かせる(2次発酵)

〈蒸す〉
電鍋(蒸し器)で15分ほど蒸して出来上がり

卵の水分が抜けると同時に塩が中に入り味がつく塩卵は1400年前から続く伝統の保存食。
鹹蛋黄(シェンタンファン)は生では食べられまないそうです。必ず火を十分に通してください。
肉まんを包んだら 電鍋 で蒸します、台湾では揚げ物は体に熱がこもるので良くないという考えがあり、蒸し料理は体に優しいと好まれています。
ふかふかの肉まん。程よく塩味がついた鹹蛋黄(シェンタンファン)が美味しそう。

名前桂冠窩廚房
住所台北市中正區羅斯福路三段126號之2
WEBhttps://www.joyinkitchen.com

青木由香さん / マイ電鍋【スタジオ】

台湾で独自の進化を遂げている電鍋。
鈴木亮平さんとJUJUさんが言われていたように、日本だと音素設定や時間設定の機能を追加して多機能な方向に進化しそうですが、台湾ではシンプルなユーザーインターフェイスを保ったまま進化していったところが興味深いです。

青木由香さんが見せてくれた マイ電鍋、縦長にカスタマイズされています。
高蓋(ガォガイ)という蓋をつけると料理をタワーのように重ねて一気に調理することが可能。
台湾では電鍋まわりのグッズも充実。ステンレス製のお弁当箱は冷えたお弁当を蒸して温めて食べることができる優れもの。
学校でも会社でも蒸し器があるそうです。
JUJUさんも現場用の電鍋を買うことを宣言。

電鍋に積み重ねられるステンレスせいろ。

せかほし | 先住民族 / 伝統の手工芸品

中国大陸からの移民が盛んになる17世紀以前から台湾に住んでいた先住民族。政府が認定したのは16部族、実際にはそれ以上あると言われています。
総人口の約2%と言われている先住民族はそれぞれ独自の言語や風習を持ち、伝統文化を受け継いでいます。
台湾独自の手作りのものを探していくと先住民の人たちのものに行き着くという青木由香さん。

泰雅族(タイヤル族)/ 不老部落(不老集落)/ 手織りのテキスタイル【宜蘭】

台湾に8万千人ほどいる 泰雅族(タイヤル族、アタヤル族)
美人族として知られているタイヤル族。今は行われていませんが成人の証として顔に刺青を施すのもタイヤル族の特徴のひとつ。
日本でも活躍したタレント・女優の ビビアン・スー さんはタイヤル族の血を引いています。お母さんがタイヤル族出身。
鈴木亮平さんはビビアン・スーさんのファンだったそうですよ。

しかし最近では原住民も現代化してしまって伝統の文化失われてきているといいます。
自分たちの伝統が失われていることを危惧した 宜蘭(イーラン Yilan)のタイヤル族の7家族35人が2004年に山奥に 不老部落(プーラオ ブールオ、不老集落)という小さな村をつくり、自給自足の生活を始めました。
開拓し、道や家をつくり、農業や狩猟、織物など昔ながらの生活様式を再現。高校(原根職校)も作りました。現在では子供から老人まで50人近くのタイヤル族が生活しているそうです。

青木さんは台北から車で約1時間半の宜蘭県にある不老集落へ。
タイヤル族は布を織ることを得意とする民族。織る道具は数百年間変わっていません。
施された緻密な織の柄と鮮やかな色。ひし形は先祖の目を意味し、魔除けの役割があるそうです。

86歳の ユナイ さんは幼い時に日本語で教育を受けた世代。日本語で話してくれました。
ユナイさんはタイヤル族の機織りの技を受け継ぐ名人。着ている服も自分で作ったもの。
糸の原料はイラクサ科のカラムシという植物の茎。手間隙がかかる糸つむぎも時間をかけて行っています。
カラムシの繊維は長くて丈夫、湿気にも強く湿度の高い台湾での暮らしに寄り添います。

ユナイさんはタイヤル族の若い世代に技術を伝えています。若い感性によってこれまでにない現代的なアイテムが生まれています。
カメラストラップ、充電ケーブルなどの可愛い小物も作っていました。

青木由香さんが不老集落のタイヤル族と交流を持つようになったのは2019年に Bipo(ビポ)さんというタイヤル族の女の子がお店のインターンに来たことがきっかけ。ビポさんは日本語で不老部落を案内したいと日本語ガイドの勉強中です。
ビポさんがお店でインターンをしている間にタイヤル族を紹介するイベントをしようと考えた青木さん。2019年12月にお店で不老部落の手工芸品や織物の展示販売を行う事にしました。
ビポさんが帰ってからも引き続きタイヤル族の手工芸品や織物をお店で取り扱っています。籐で編んだあみカゴは人気商品。

不老部落が催行する日帰りの体験ツアーがあります。ツアーではタイヤル族の食事がいただけます。
要予約。料金は1人 2800元(約11,200円)。

名前不老部落(プーラオ ブールオ)
住所宜蘭縣大同鄉寒溪村寒溪巷5號
WEBhttps://www.bulaubulau.com/

排湾族(パイワン族)/ 陳利友妹さん(チェンママ)/ 刺繍【太麻里】

青木さんは台東県の 太麻里(タイマリ Taimali)へ。
排湾族(パイワン族)陳利友妹 さん(78歳)の工房 陳媽媽工作室 へ。長年通い詰めてきた青木さんは「陳ママ(チェンママ)」と呼んでいます。
陳ママは国宝級の刺繍作家なのに気さくな人柄で日本語も話してくださるため日本人のファンも多いようです。大阪の国立民族博物館「伝統と創意・台湾における原住民族工芸」シンポジウムのために来日されたり、阪急うめだ本店のアジアフェアでワークショップの講師をされたりもしています。

パイワン族は台湾南部を中心に約9万人が暮らしています。現在の台湾政府の総統 蔡英文(ツァイ インウェン、さい えいぶん)総統 もパイワン族の血を受け継いでいます。
特徴は卓越した刺しゅうの技。衣装に施された刺しゅうはお守りなどを表現しています。
陳ママはパイワン族刺しゅうの技術を受け継ぐ現代最高峰の匠。作品は大阪の国立民族博物館にも展示されています。

紹介されていたのは 成人袋 というバッグ。パイワン族では小学校を卒業した女の子に送るもの。母親が娘のために一針一針刺繍して作るそうです。
これを掛けて出かける女性には恋愛や結婚の誘いをしていもいいという印。
青木さんも刺しゅうのサコッシュを買い付けたいのに、陳ママが忙しくてなかなか作ってもらえないのだとか。

工房にある大きなヘビ。ヘビは守り神の意味。よく見ると全面にとても細かいクロスステッチの刺しゅう。
壺は富や財力の意味、蝶は純潔の意味。
独自の文字を持たなかったパイワン族は柄の意味や技法などを全て口伝で継承してきました。
刺しゅうの技を代々受け継いできたのは女性達。陳ママも刺繍上手な母 利文理 さんから教えてもらいました。
お姫様(首長の娘)だった母は山仕事をしなくてもすみ、刺繍に専念できたそうです。

工房の裏の自宅で母の刺繍を見せてもらえることに。
100年以上前、母が15歳頃に作ったという男性用腰巻き。女性が男性に腰巻きを送るのは愛の告白。縫われていたのは身につける人を守護するお守りの柄ばかり。
腰巻きを送った相手は後に夫となった男性、陳ママの父 利田福 さん。

そして陳ママの宝物。布一面の刺繍。陳ママが知る全ての柄がパッチワーク状に詰まっています。
柄は何十種類もあり、数えきれないほど。服やバッグを作った時の余りが捨てられず、集めて縫い合わせてできたもの。
若い世代に伝えるために残したといいます。いつまでもこの文化が受け継がれるといいですね。

名前陳媽媽工作室
住所台東縣太麻里鄉大王村金萱路77號
WEBhttps://facebook.com/Lavaus陳媽媽工作室-315466201847420/
営業時間月〜金:10:00~18:00
定休日土曜・日曜

パイワン族 陳ママの刺繍も紹介されています。

鈴木亮平さん+JUJUさん / パイワン族の刺繍 / ビビアン・スーさんに妄想告白【スタジオ】

スタジオに パイワン族 陳ママ が刺繍した 成人袋 が登場。
パイワン族では小学校を卒業した女の子に 成人袋 送る風習があります。母親が娘のために想いを込めて一針一針刺繍して作るバッグ。
これを掛けて出かける女性には恋愛や結婚の誘いをしていもいいという印です。

この成人袋を持っていると大人になるときの心細さや やるせなさ以上に誇らしさが勝ちそう、とJUJUさん。今回は涙ぐむ瞬間が多かったと感想を述べていました。
鈴木亮平さんは「ぼくは不純なので、これをビビアン・スーさんももしかしたら持ってたのかな。これをもらったときの時期に出会って「好きです」と」と妄想告白。
なぜか古畑任三郎の真似?で妄想を語る亮平さん。
天の声さんに「残念ですがビビアン・スーさんはタイヤル族なので…」と妄想を中断されて残念そうな亮平さんでした。

阿美族(アミ族)/ 石山部落 / 月桃のカゴ【台東】

青木さん旅の終わりに向かったのは 台東(たいとう/タイドン Taitung)市石山部落阿美族(アミ族)に会いに行きました。
アミ族は原色の華やかな民族衣装で歌と踊りを愛する陽気な民族。

教えてもらったのは台湾に自生する 月桃(げっとう)という植物でつくる カゴ。乾燥させた葉を編み込んでつくるハンドクラフト。先住民の生活で使い続けられてきたカゴです。
沖縄でも月桃の帽子やかごバックが作られていますね。
青木さんは月桃の葉を使った クラフトキット を作りたいと考えていました。

カゴ自体に興味がなくても手作りに興味がある人に気に入ってもらえるかもとビジネスの拡大を狙っています。
台湾の先住民のことを知ってもらえる入り口になるし、台東に来られない人にも気軽に体験してもらえる、これはビジネスチャンス。

ぶきっちょさんでも編めるのか、青木さん自ら体験。約2時間で完成。楽しそうでしたね。
月桃の葉を編めるようにするまでの前処理に手間がかかるのだとか。青木さんは前処理をした状態の材料を購入することができそうです。

名前石山部落
住所台東市吉林路一段231巷4號
営業時間月〜金:8:00〜17:00
定休日土曜・日曜

せかほし | 音楽 BGM

番組内挿入歌 をまとめました。

オープニングテーマ

オープニングテーマ は JUJUさんの「Remember (The Good Times)」です。

シーン切り替え時の曲

スタジオから買い付けの映像に切り替わるときの「アアア アアアア」と始まる曲は JUJUさんの「Let It Flow」です。

エンディングテーマ

2020年10月からの エンディングテーマ は JUJUさんの「Voice」です。

ベトナム縦断!美しき手仕事を探す旅 のまとめはこちらをどうぞ!

U-NEXTでNHKの見逃し配信を視聴する方法はこちらをどうぞ!

世界はほしいモノにあふれてるシリーズの放送日時まとめはこちらをどうぞ!


おすすめ