ここは行きたい!2度目のクロアチア・プリトヴィッツェ国立公園のおすすめスポット

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NHK BSプレミアムで放送している「2度目の旅」シリーズ。
ちょっと個性的で、ディープな穴場を巡る旅は毎回とても楽しそうで、わたしも行ってみたい!と思ってしまいます。
2018年4月から30分番組に生まれ変わって新登場。今回は1泊2日の行程でした。
2度目のクロアチア 水が織りなす大自然編 ちょっとディープな海外旅行(初回放送:2018年11月22日 23:00〜23:30)の声の出演は 室井滋 さん、旅人(食べ人)は 仲川希良さんでした。
クロアチアの通貨は クーナ。1クーナ=17.8円(2018年9月のレート)で計算しています。

紹介されたお店の位置がわかる地図を最後に載せています。参考にとうぞ!
ザグレブ MAP
プリトヴィッツェ MAP
ラストケ MAP

2度目のシリーズには ウィーンプラハロンドンロンドン(エレガンス編)ロンドン(ダーク&ファンタジー編)パリパリ(路線バス編)パリ(パリジャン編)アムステルダムベルリンスイス レマン湖フィンランドローマローマ(超ローカル編)ミラノベネチアフィレンツェトスカーナナポリアマルフィシチリアマドリードバルセロナサンセバスチャンアテネザキントス島 などヨーロッパの都市の紹介も多いです。

ドブロブニク編はこちらへ!

ザグレブからバスでプリトヴィッツェへ

クロアチアの首都 Zagreb(ザグレブ)から Plitvice(プリトヴィッツェ または プリトヴィツェ)湖群国立公園 へ長距離バスで向かい、プリトヴィッツェのB&Bに一泊、翌日早朝にプリトヴィッツェ湖群国立公園を見学する行程です。

Aurobusni Kolodvor Zagreb(ザグレブ中央バスターミナル)

Plitvice(プリトヴィッツェ)行きのバスが出ているのは Aurobusni Kolodvor Zagreb(ザグレブ中央バスターミナル)。ザグレブ空港から中央バスターミナルまでシャトルバスが出ています。シャトルバスでザグレブ空港〜中央バスターミナルは30分〜40分くらい。旧市街方面からはトラムでバスターミナルまで10分くらい。

私が行ったのは3年前ですが、空港行きのバス乗り場がわからなくて探し回った思い出があります。Google Mapのクチコミもかなり評判悪いですね。
長距離バスのチケット売り場は2階です。最初に希良さんが降りてきた外部階段を上ったあたり。クレジットカードが使えないかもしれません。現金がない場合は オフィシャルWEBサイト でEチケットを購入できます。VISAとマスターが使えます。Eチケットはプリントして持って行くことをおすすめします。
こちらのバスターミナルはバス乗り場がわかりにくかったりするので時間に余裕を持って行ってください。
高速バス(片道)ザグレブ〜プリトヴィッツェ91クーナ(1,620円)、所要時間約2時間30分。夏季は1日に10往復程度出ています。

ついでに書いておくと、空港行きのシャトルバスも中央バスターミナルから出ています。空港シャトルバスは事前にチケットを買わなくてもOK。バスに乗る時に運転手から購入します。支払いは現金のみです。
空港シャトルバス乗り場は長距離バス乗り場の端っこにあってちょっとわかりにくいです。

名前Aurobusni Kolodvor Zagreb(ザグレブ中央バスターミナル)
住所Avenija Marina Držića 4, 10000, Zagreb
WEBhttp://www.akz.hr
アクセストラム「Autobusni kol.」停留所すぐ
地図ザグレブMAP 1

ザグレブ MAP

プリトヴィッツェ湖群国立公園

Plitvice Eingang 1(プリトヴィッツェ・エントランス1)

長距離バスで降りたのは Plitvice Eingang 1(プリトヴィッツェ・エントランス1)。プリトヴィッツェのエントランスは1と2があります。
B&Bに事前にお願いすればエントランス1まで 車の送迎 をしてもらえます。100クーナ(1,780円)です。

翌朝は7時の開場とともに入場していました。午前中は次々と観光バスが到着し混雑するそうです。早く入場すると空いていて快適。
公園は365日入ることはできますが、オープン時間は季節によって変わります。また冬季は部分的に立ち入りできない区域があるようです。
入場料 も季節によって変わります。希良さんが行ったのは9月で 150クーナ(2,670円)でした。
詳細は オフィシャルWEBサイト で確認してください。

公園内は エントランス1エントランス2 へ抜けるコースで回っていました。

名前Plitvice Eingang 1(プリトヴィッツェ・エントランス1)
住所53231, Rastovača
WEBhttps://np-plitvicka-jezera.hr
Instagram@plitvicelakesnp
営業時間[11月-3月] 9:00~15:00、[4月・5月・10月] 8:00~18:00、[6月~9月] 7:00~20:00
定休日なし
アクセスザグレブからバスで約2時間30分
地図プリトヴィッツェMAP 1

B&B Plitvica Lodge(B&B プリトヴィッツェ・ロッジ)

希良さんが泊まったのは国立公園内にある B&B Plitvica Lodge(B&B プリトヴィッツェ・ロッジ)。オーナーの Karlo Marić(カルロ・マリチ)さんが プリトヴィッツェ・エントランス1 に迎えにきてくれました。

到着すると Rakija(ラキア)という自家製の蒸留酒をふるまわれました。希良さんがアルコール度数40度のラキアをショットでクイッといくとカルロさんの長男ペロくん・2歳も嬉しそう。ご家族で経営されているアットホームなB&Bです。
希良さんが泊まったダブルのお部屋は 1部屋1泊 590クーナ(10,052円)、朝採れ卵のオムレツの朝食付きです。

夕食はオプションでつけられます。夕食だけを食べに来る人もいるという地元のお料理、この日のメニューは Gulaš od Divljači(ジビエのグラーシュ)
料理人のマリオ・マリチさんが庭で5時間も煮込んだ野性味あふれるお料理。シカとイノシシの肉をお野菜と一緒に焚き火でじっくり調理していました。ほろほろになったお肉が柔らかくて美味しそう!
昔ハンガリーなどからこの地方に伝わったというグラーシュ、地元の食材に合わせてアレンジされ郷土料理として定着しています。
クロアチアのアドリア海沿岸部はイタリア料理の影響が強いのですが、内陸部はハンガリー料理などの影響が強いですね。
グラーシュに前菜・デザートが付いて 150クーナ(2,670円)です。

名前B&B Plitvica Lodge(B&B プリトヴィッツェ・ロッジ)
住所Plitvica selo 71/3, 53231 Plitvica selo, Hrvatska
WEBhttps://www.plitvicalodge.com
Instagram@plitvica_lodge
アクセスプリトヴィッツェ国立公園・ゲート1から車で約10分
地図プリトヴィッツェMAP 2

カルロさんのB&B プリトヴィッツェ・ロッジはこちらで予約できます。

プリトヴィッツェ湖群国立公園を散策

いよいよプリトヴィッツェ湖群国立公園を散策。面積 約296㎢、大小16の湖、92の美しい滝がある美しい国立公園です。
この辺りの地質は石灰質。流れてきた水は石灰岩の層を通ると炭酸カルシウムが多く含むようになり倒木などを石化させます。
30万年も前から堆積物が石化し、ダムや滝を形成してきた結果このような水の光景になったそうです。

希良さんは翌朝7時に エントランス1 に到着してインフォメーションセンターで日本語のガイドマップを入手。混雑するルートを避ける秘密の抜け道をカルロさんが教えてくれました。
カルロさんおすすめコースは プリトヴィッツェMAP のピンクのラインです。

名前カルロさんおすすめコース
地図プリトヴィッツェMAP ピンクのライン

Veliki Slap(ヴェリキスラップ、大滝)

エントランス1から進むとすぐに Veliki Slap(ヴェリキスラップ、大滝)が見えてきます。
落差78mの滝はクロアチア最大。木の遊歩道を通って大滝の下へ行けます。

名前Veliki Slap(ヴェリキスラップ、大滝)
地図プリトヴィッツェMAP 3

大滝の下からボート乗り場へ

大滝の下からボート乗り場へはカルロさんが教えてくれた秘密の抜け道で。通常ルートは大滝のところから水辺の遊歩道を通るのですが、大滝対岸の階段を登って 森を歩くルート へ。
テレビでは気づかなかったのですが、地図で見るとこの森はカルロさんのロッジの裏手の森!どうりで詳しいはずです。
森を抜けたら ボート乗り場 P3 から Kozjak湖 のボートに乗ります。

名前ボート乗り場 P3
地図プリトヴィッツェMAP 4

ボートに乗る

ボート乗り場 P3 からボートに乗ります。
ボート代は入場料に含まれていてチケットのバーコードを見せると読み取ってもらえます。チケット無くさないように。

ほとんどのお客さんはボートを P1 で降りて エントランス2 から出て帰るコース。
でも、もっと奥に大小の滝と湖がぎゅっと集まっていて様々な水の表情が楽しめるエリアがあるそうです。
というわけで、ボートはP1で降りずに次の P2 で降ります。

名前ボート乗り場 P1
地図プリトヴィッツェMAP 4
名前ボート乗り場 P2
地図プリトヴィッツェMAP 4

Gradinsko Jezero湖 を一周

ボートを P2 で降りて Kozjak湖 の西にある小さな湖・Gradinsko Jezero湖を一周。水が澄んでいるのに青みがかっていて不思議な美しさ。
Mali Prštavac(マリ・プルシュタヴツイ)滝を見て、エントランス2へ。
希良さんはカルロさんおすすめコースを3時間くらいで回ったようです。

名前Plitvice Eingang 2(プリトヴィッツェ・エントランス2)
地図プリトヴィッツェMAP 7

Souvenir Shop(土産物店)

エントランス2 から出てすぐ駐車場横の Souvenir Shop(土産物店)に地元の民芸品を販売しています。
希良さんが購入したのは手編みの靴下。この辺りは昔からどこの家でも羊を飼っていて手編みの羊毛製品は生活の一部なのだそうです。ウールの靴下は保温性と耐久性が抜群でアウトドアにぴったり。
手編みのウール靴下 225クーナ(4,005円)です。
他にも焼き物や手づくりのろうそくなどがありました。

名前Souvenir Shop(土産物店)
住所53231, Plitvička Jezera
営業時間8:00〜20:00
定休日なし
アクセスプリトヴィッツェ国立公園・ゲート2そば
地図プリトヴィッツェMAP 8

プリトヴィッツェ MAP

ピンクのラインが カルロさんおすすめコースです。

ラストケ村で食べる

郷土料理なら Rastoke(ラストケ村)がおすすめ、ということでラストケ村へ。
プリトヴィッツェ国立公園・ゲート2 そばのバス停留所からバスで北へ約30分、「Slunj(スルニ)」バス停留所で降ります。
バス代 30クーナ(534円)です。

ラストケ村はプリトヴィッツェの下流の滝や小川に囲まれた世帯数約20戸の小さな村。美しい水が生んだ伝統的な郷土料理が楽しめます。
小さなプリトヴィッツェともいわれる箱庭のような水の流れと古い家並みはまるで絵本の挿絵のように可愛くて素敵。クロアチアの文化遺産に指定されているそうです。

名前Slunj(スルニ)バス停留所
住所Prilaz Centrali, 47240, Slunj
アクセスプリトヴィッツェ国立公園からバスで約30分
地図ラストケMAP 1

Petro(ペトロ)

おすすめのお店は村の一番奥にある Petro(ペトロ)。昔の農家をそのままレストランにしています。小川に囲まれてのどかでいい雰囲気。

食べていたのは Pastrva s Rostilja(ブラウントラウトのグリル)54クーナ(961円)と Velebitsko pivo Svijetlo(プリトヴィッツェの水を使った地ビール)19クーナ(338円)。
なかなか良心的なお値段です。
ブラウントラウト(茶マス)は薪で、しかも直火でなく石の天板で焼いています。直火で焼くと煙の匂いで淡白なマスの風味を損ねるのだそうです。石の天板は遠赤外線効果もあって身がふっくら。
大きなマス、皮はパリッと中はジューシーで美味しそうでした。

名前Petro(ペトロ)
住所Rastoke 29, 47240, Slunj
WEBhttp://www.petro-rastoke.com
Instagram@petrorastoke
営業時間9:00〜22:00
定休日なし
アクセスSlunj(スルニ)バス停留所から徒歩10分
地図ラストケMAP 2

ラストケ MAP

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