BSプレミアムで放送されている「アガタと旅する マンマのしあわせパスタ」シリーズは「世界はほしいモノにあふれてる(略称:せかほし)」に出演して JUJU(ジュジュ)さんにパスタレシピを教えたイタリア・シチリア在住の料理研究家 アガタ・ディ・フェーデさんが案内するグルメ旅。
アガタと旅する マンマのしあわせパスタ ホワイトアスパラガスのタリアテッレ(初回放送:2023年8月7日07:00〜 再放送:)の出演は料理研究家 Agata Di Fede(アガタ・ディ・フェーデ)さん、語りは 戸田恵子(とだ けいこ)さん。
番組を参考に、マンマたちと紹介スポットとレシピをまとめてみました。
アガタ・ディ・フェーデさんが出演した せかほし「JUJUが行く!イタリア・究極のパスタを探す旅」まとめはこちらをどうぞ!
アガタと旅する マンマのしあわせパスタ「チーマ・ディ・ラーパのオレッキエッテ」のまとめはこちらをどうぞ!
マンマのしあわせパスタ|ホワイトアスパラガスのタリアテッレ
第1回のパスタは ホワイトアスパラガスのタリアテッレ です。
300種類以上あるともいわれるイタリアのパスタ。
特に、マンマ(お母さん)の作る手打ちパスタは、愛情たっぷり&もちもち・・・ひと口で感じる“しあわせの味”。
南北に長いイタリア各地を旅して旬の食材で作る絶品ソースも味わいます。
パスタを愛する案内人、シチリア在住の料理研究家アガタさんと一緒に旅に出ましょう。
今回はイタリア北部の街に住むマンマの平たくて長いパスタ&ホワイトアスパラガスのクリームソース!
マンマのしあわせパスタ|アガタ・ディ・フェーデさん / イタリア・シチリアの料理研究家
番組の案内人はイタリア・シチリア島在住の料理研究家 Agata Di Fede(アガタ・ディ・フェーデ)さん。
2019年に 世界はほしいモノにあふれてる「JUJUが行く!イタリア・究極のパスタを探す旅」に出演し、JUJU(ジュジュ)さんにシチリアのパスタ・Maccheroni(マッケローニ)を教えてくれました。
せかほしのアガタさん出演回は「世界はほしいモノにあふれてる セレクション 2」に収録されています。
アガタさんは数年前までタオルミーナでレストランを経営。現在はご自宅でシチリアの家庭料理を教えています。
3人の子供を育て上げたマンマであるアガタさん。日曜日、祝日、誕生日には娘さんたちとよく一緒に料理をするそうです。そしてアガタさんにレシピを教えてくれたのはアガタさんのマンマ。レシピも代々受け継がれています。
アガタさん監修の日本語のレシピ本「マンマが教えるシチリアのおうちごはん」も出版されています。
名前 | Agata Di Fede(アガタ・ディ・フェーデ) |
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WEB | https://www.facebook.com/agatadifede/ |
「JUJUが行く!究極のパスタを探す旅 イタリア・シチリア」は「世界はほしいモノにあふれてる セレクション2 DVD/ブルーレイ」に収録されています。
アガタ・ディ・フェーデさんが監修のレシピ本。
マンマのしあわせパスタ|タリアテッレ【バッサーノ・デル・グラッパ】
アガタさんが訪れたイタリア北部の町 Bassano del Grappa(バッサーノ・デル・グラッパ)は中世の街並みを残す情緒ある雰囲気です。
パオロ・ブロットさん / ホワイトアスパラガス農家【バッサーノ・デル・グラッパ】
バッサーノ・デル・グラッパの春の特産物は ホワイトアスパラガス。甘味が強いのが特徴で、地元では茹ででゆで卵と一緒に塩胡椒でシンプルにいただくのが定番。
アガタさんが最初に訪れたのはホワイトアスパラガス農家 Az. Agricola Le Roane(ル・ロアーヌ農園)。代表の Paolo Brotto(パオロ・ブロット)さんはホワイトアスパラガスを育てて10年。
DOP(Denominazione di Origine Protetta)と呼ばれる特産品の認定を受けるためには厳しい条件を守りながら育てなくてはいけません。パオロさんは バッサーノのホワイトアスパラガス DOP 共同事業の会長を務めています。
美味しさの秘密はブレンタ川が何千年もかけて運んできた土。石を含んだ軽い土で、ミネラルが豊富。このミネラルがホワイトアスパラガスの味に深みを加えているのだとか。
採れたてのホワイトアスパラガスは特に甘味が強いのだとか。パスタにも合いそうです。
名前 | Az. Agricola Le Roane(ル・ロアーヌ農園) |
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住所 | Via Roane, 25, 36027 Rosà VI, Italy |
WEB | https://www.facebook.com/paolo.brotto.7/ |
イセッタ・スクレミンさん / パスタ名人のマンマ【バッサーノ・デル・グラッパ】
パスタの作り方を教えてくれたのは地元で一番のパスタ名人のマンマ Isetta Scremin(イセッタ・スクレミン)さん。1940年生まれの83歳です。
地元で行われる町おこしイベントでは必ず駆り出されるパスタ名人。地元の農家に生まれ、子供の頃から食事を作る手伝いをして育ちました。
今は子供2人、孫4人、ひ孫1人に囲まれて暮らしています。ファミリーの絆を大切にするイタリアらしい大家族ですね。
娘 カルラさん、孫娘 ジャーダさん、義理の娘 マヌエラさん、の女性たちと一緒にランチのパスタをいただきます。
自家製の赤ワインで乾杯。みなさんイセッタさんのレシピを継承して行きたいと思っているそうです。
ホワイトアスパラガスのタリアテッレ / レシピ【バッサーノ・デル・グラッパ】
イセッタさんに教えてもらうパスタは Tagliatelle(タリアテッレ)。主に北イタリアで作られる麺で、平くて長いのが特徴。
生地を丸めて包丁で切るのでイタリア語で「Tafliare=切る」をもじってタリアテッレという名前がついたそうです。
春の食材ホワイトアスパラガスと合わせます。
(レシピはNHK公式サイトより引用)
手打ちタリアテッレ / レシピ
イセッタさんは手打ちパスタに使う小麦粉はイタリアで「Tipo00(ティーポ00、タイプ00)」と呼ばれるもの。灰分(かいぶん)0.55%以下の小麦粉です。
入手が難しい場合は薄力粉を使用してもOKです。
イセッタさんはテーブルクロスの上で生地を捏ねていましたが、大きなまな板でも好きな道具でよいと思います。
麺棒はとても長いものを使って生地を大きく伸ばしていました。また麺を切った後に乾燥させるときにも麺棒を利用。タリアテッレを掛けるのにちょうど良いですね。
【材料(4人分)】
・小麦粉タイプ00(薄力粉でも可)400g
・卵 2個
・水 少々
・小麦粉 適宜
・とうもろこしの粉(小麦粉でも可)適宜
【作り方】
① 大きめのボウルに小麦粉を入れる。そこに卵を割って入れ、フォークで混ぜる。混ぜる方向を一方向に定めるのがイセッタさん流。
水分が足りない場合には水を少しずつ足す。逆に水分が多い場合には小麦粉を足す。
② よく混ざったら、表面の滑らかなテーブル、大きなまな板など(以下テーブル)の上に、小麦粉を散らして生地を置き、両手でこねていく。
左手で生地の半分を押さえて、右手の手のひらの付け根を使って伸ばす。これを何度も繰り返す。生地が滑らかになったら丸くまとめる。
③ 小麦粉を作業するテーブルに広げて生地を麺棒で押し広げていく。
生地が直径30cmくらいまで広がったら、麺棒に巻きつけながら中央から左右に手でさすって圧力をかけ生地を少しずつ伸ばす。
すべて巻きつけ終わったら、生地を広げて90度回し、麺棒を巻く方向を変えて、麺棒に巻きつける作業を繰り返す。生地が2mmくらいになるまで伸ばす。
④ 広げた生地に、とうもろこしの粉または小麦粉をかけ、端からクレープのように巻いていく。
巻き終わったら端から包丁で6mm〜7mmほどの幅で切っていく。
切り終わったら一つずつ丁寧に広げて、棒に吊るすか、小麦粉をかけた大きなお皿に広げて乾燥させて出来上がり。
ホワイトアスパラガスのタリアテッレ / レシピ
50年使っているという薪ストーブを愛用して料理するイセッタさん。普通のコンロを使うより美味しくなると言っていました。
ソースはグアンチャーレ(豚の頬肉のベーコン)も入れてコクを出し、生クリームでなめらかに。
【材料(4人分)】
・ホワイトアスパラガス 10本
・A
オリーブオイル(炒める時用)大さじ2
白ワイン 大さじ2
・玉ねぎ 小さめ1個
・グアンチャーレ(ベーコンでも可)100g
・バター 10g
・生クリーム 大さじ3
・塩・コショウ 少々
・粗塩 大さじ1
・パルミジャーノチーズ 適宜
・タリアテッレ 160g
・オリーブオイル(麺をゆでる時用)小さじ1
【作り方】
① アスパラガスの下処理
アスパラの下の部分からナイフで表面の硬い皮をむいていく。皮むき器を使うこともできる。その場合は同じ場所を2・3回むいたほうが良い。
硬い皮を除去したら、アスパラをタリアテッレと同じ幅くらい6〜7mmほどに切る。頭の部分は柔らかいので幅を少し広げる。
② フライパンにAと小さく切った玉ねぎを加え中火にかける。
5分ほど炒めたら、細い短冊状に切ったグアンチャーレとバターを入れて中火で炒める。
バターが溶けたらアスパラを入れて、塩コショウし15分ほど弱火で煮込む。
そして生クリームを入れよく混ぜ、蓋をして8分ほどさらに煮込む。
③ 別の鍋にお湯をたっぷりと沸かし、粗塩を加えて、タリアテッレを入れる。そこにオリーブオイルを加える。
手打ちの麺の場合、5分ほどでゆでる。ゆで上がったらお湯をきり、ソースの入った鍋に入れ、中火にかけながらよく混ぜる。
1分ほど混ぜたらお皿に持って、お好みでパルミジャーノチーズをかけてできあがり。
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