フィンランドとムーミン「高橋一生の気ままにスナフキン旅」紹介リスト

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NHK「高橋一生の気ままにスナフキン旅」(初回放送:2019年12月28日(BS4K)20:00〜、2020年1月11日17:20〜(総合)、再放送:2020年1月19日13:00〜(BS4K)、2020年1月26日16:00〜(Eテレ))。
アニメ「ムーミン谷のなかまたち」でスナフキンを演じている俳優の 高橋一生 さんがフィンランドを訪れ、ムーミンやトーベ・ヤンソンに縁のある地を旅していました。語りはアニメ「ムーミン谷のなかまたち」でリトルミイを演じている声優の 大谷育江 さん。
番組を参考に、自分で行くときのためにまとめてリストにしてみました。

BS4Kの放送は1時間番組でしたがNHK総合で1月11日に放送された番組は40分の短縮版でした。Eテレの1月26日の放送は1時間番組でした。
見逃した方は再放送のリクエストをどんどん送るといいと思います。
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/91300/1300145/

紹介されたスポットの位置がわかる地図を最後に載せています。参考にとうぞ!
フィンランドMAP

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Karjalohja(カルヤロホヤ)

森できのこ狩り【カルヤロホヤ】

国土の約70%が森に覆われているフィンランド。最初に訪れたのはヘルシンキから車で約1時間半の Karjalohja(カルヤロホヤ)という町。
Puujarvi(プウヤルビ)湖の湖畔の森で Vaihinen(ヴァイヒネン)一家ときのこ狩りを楽しんでいました。
ヴァイヒネン一家は父ミーカさん、母アンナさん、娘リッラちゃん、息子レンニくんの4人家族。この時期は週末はきのこ狩りに出かけます。
ミーカさんにとって森は心が落ち着き次への活力をもらえる場所なんだそうです。

刃の反対側にブラシが付いているきのこ専用ナイフを使って、きのこを根元から切り取りブラシできれいにします。
Cantarelli(カンタレッリ、アンズタケ)はフルーツのような甘い香りで味がよく人気が高いきのこ。
他にも森には赤い毒きのこなど見たことのない様々なきのこが生えています。
リッラちゃんにきのこ狩り対決を挑まれた一生さん、勝気なリッラちゃんに負けてしまってました。

きのこ狩りの後は焚き火を囲んで食事。採りたてきのこを使ったオムレツに挑戦。
卵にカレー粉をたっぷり入れるのがアンナさんのおすすめ。
きのこと玉ねぎをバターでよく炒め、割りほぐした卵を流し入れます。レンニくんのおすすめでチーズも入れて完成。
とっても美味しそうでした。

Makkara(マッカラ)と呼ばれるソーセージも焚き火で焼いていました。
焼く前にナイフで切り込みを入れ、タコの形にした一生さん。フィンランドの人たちにはタコではなくニョロニョロに見えてしまうようです。

一生さんが着ていた赤・青・白・黒が配色されたフリースジャケットは ROTOL(ロトル)。BEAMSのショップ限定商品です。実はリバーシブルになっていて裏は真っ黒。とてもお似合いでした。

名前Karjalohja(カルヤロホヤ)
住所09120 Karjalohja
アクセスヘルシンキから車で約1時間半
地図フィンランドMAP 1

森に持っていきたい北欧製の白樺バスケット。使い続けているうちに飴色になります。

Helsinki(ヘルシンキ)

一生さんが次に訪れたのはフィンランドの首都 Helsinki(ヘルシンキ)。バルト海に面し交易の拠点として発展した人口およそ64万人の都市。
ムーミンの作者 Tove Marika Jansson(トーベ・マリカ・ヤンソン)が生まれ、人生の大半を過ごした街です。

Ekberg(エクベリ)【ヘルシンキ】

1852年創業ヘルシンキで最も古いベーカリー&パティスリー Ekberg(エクベリ)。トーベ・ヤンソンはこの店の常連でした。
4代目オーナーの マイ=レン・エクベリ さんによるとトーベは愛煙家だったので夏はテラス席がお気に入り。お店を完全禁煙にしてからは足が遠のいたように思う、とのこと。

フィンランドのパンといえば Korvapuusti(コルヴァプースティ、シナモンロール)
オーナーの Martin Tkaczick(マーティン・チャクジック)さんが登場。エクベリの5代目である妻の Nina Ekberg-Tkaczick(ニーナ・エクベリ-チャクジック)さんとともに経営に携わています。
こちらのお店のシナモンロールはシナモンとカルダモンたっぷりのシークレットレシピ。ベーカリー主任の Sergei Muratov(セルゲイ・ムラトフ)さんが一生さんにシナモンロールのつくりかたを教えてくれました。
エクベリは2019年10月2日〜10月7日、松屋銀座本店8階催事場にポップアップショップをオープン。マーティンさんとセルゲイさんも来日し、セルゲイさんはシナモンロールづくりを実演したようです。

シナモンロールの生地の材料は小麦粉、バター、卵、塩、水、カルダモン。
伸ばした生地にバターを塗ってシナモンシュガーをたっぷりふりかけます。くるりと生地を巻いてカット。親指を使って形をつくります。
上手いと褒められた一生さん、「調子にのっちゃいますよ」と嬉しそう。
オーブンで約10分焼いできあがり。カルダモンが効いていて美味しそう。焼きたてを食べたいですね。

番組で紹介されていたのはエクベリのカフェ。お隣にベーカリー&パティスリーがあります。

名前Ekberg(エクベリ)
住所Bulevardi 9, 00120 Helsinki
WEBhttps://www.ekberg.fi
Instagram@ekberg1852
営業時間[カフェ]月〜金:7:30〜19:00、土日:9:00〜17:00
[ベーカリー]月〜金:7:30〜18:00、土:9:00〜16:00
定休日[カフェ]なし
[ベーカリー]日曜
アクセストラム1・3・6・6T「Fredrikinkatu」停留所から徒歩1分
地図フィンランドMAP 2

リンネル 2020年1月号と2月号に高橋一生さんのフィンランド旅が掲載されています。

Kauppatori(マーケット広場)【ヘルシンキ】

一生さんはちょっと寄り道。ヘルシンキ南港、海沿いにある Kauppatori(カウッパトリ、マーケット広場)へ。生鮮食品、雑貨などいろんな屋台が並んでいます。
気になるのは食べ物の屋台。

Muikku(ムイック、モトコクチマス)という小ぶりの淡水魚のフリットはワカサギの唐揚げみたいな味。

フィンランドの定番料理 Lohikeitto(サーモンスープ)はとってもクリーミー。

名前Eteläranta, 00170 Helsinki
住所Eteläranta, 00170 Helsinki
営業時間月〜金:6:30〜18:00、土:6:30〜16:00、日:10:00〜17:00
定休日なし
アクセストラム2「Kauppatori」停留所すぐ
地図フィンランドMAP 3

Helsinki Art Museum(ヘルシンキ市立美術館)【ヘルシンキ】

次に訪れたのは Helsinki Art Museum(ヘルシンキ市立美術館 略称:HAM)
作家で元ヘルシンキ市立美術館館長の Tuula Karjalainen(トゥーラ・カルヤライネン)さんに話を聞くことができました。
トゥーラさんは長年トーベの研究をされ、トーベ・ヤンソン生誕100周年記念の大規模な回顧展のキュレーターを務めた方です。

ムーミンの著者として知られるトーベですが、油絵や壁画など画家としても作品を残しています。
美術館に展示されていたのは1947年に建てられた市庁舎の食堂の壁画、「田舎のパーティー」「都会のパーティー」。田舎と都会が対になっていてどちらも戦争から解放された喜びを表現したもの。
「都会のパーティー」には好きだったワイン、ムーミン、花のそばでタバコを吸うトーベ。そしてトーベの斜め後ろで踊っている黒い髪の女性は当時の恋人でカリスマ的舞台演出家の Vivica Bandler(ヴィヴィカ・バンドレル)。しかしフィンランドでは同性愛は法律で禁止だったため関係を公にはできませんでした。

トゥーラさんはムーミンに登場する Tofslan(トフスラン)Vifslan(ビフスラン)がトーベとヴィヴィカを投影したキャラクターだと教えてくれました。
大きなスーツケースを運びいつも手を繋いでいる2人。固い絆で結ばれていて自分たちにしかわからない特別な言葉でコミュニケーションをとります。
実際トーベとヴィヴィカも暗号のようなものを使って2人にしかわからない会話をしていたそうです。

名前Helsinki Art Museum(ヘルシンキ市立美術館)
住所Eteläinen Rautatiekatu 8, 00100 Helsinki
WEBhttps://www.hamhelsinki.fi
Instagram@hamhelsinki
営業時間火〜日:11:00〜19:00
定休日月曜
アクセス地下鉄「Kampin metroasema」駅から徒歩3分
地図フィンランドMAP 4

フィンランドの陶磁器ブランド Arabia(アラビア)社のムーミンマグシリーズ。19種類の絵があるのでお気に入りのキャラクターを揃える楽しみがあります。マグの形はアラビア社のティーマです。

Pellinge(ペッリンゲ)

幼少期のサマーハウス【ペッリンゲ】

最後に向かったのはヘルシンキから東へ80kmの群島地域 Pellinge(ペッリンゲ)。トーベが幼い頃から夏を過ごした地域です。
トーベの家族が夏に借りていたコテージ が残っています。オーナーの Kaj Gustafsson(カイ・グスタフソン または カイ・グスタフション)さんは子供のころからのトーベの友人。
カイさんはトーベの短編『夏の子ども』に登場するトムのモデルだそうです。

コテージにはトーベが10代にトイレの壁紙に描いていた落書きが保存されています。トーベが初めて描いたムーミンもあり。
一生さんはトイレの板壁に落書き発見。写真が好きだという一生さんはカメラを取り出しトーベのらくがきを撮影していました。

一生さんのカメラはフジフイルムのX-Pro3でしょうか。さすが良いカメラをお持ちですね。

Klovharun(クルーヴ・ハル島)【ペッリンゲ】

トーベは50歳の時に幼少期のサマーハウスからほど近い Klovharun(クルーヴ・ハル島)に小屋を建て、30年近くパートナーの Tuulikki Pietilä(トゥーリッキ・ピエティラ)と夏を過ごしました。
使っていた船着場が残っていて、カイさんが案内してくれました。

電気もガスもない小さな島の小さな家。周囲の豊かな自然がトーベの作品にも大きな影響を与えていたに違いありません。
77歳の夏の終わり、トーベが悲しい顔でカイさんに「もうここへは戻ってこない」と告げたのがクルーブ・ハル島を訪れた最後になりました。

名前Klovharun(クルーヴ・ハル島)
住所Klovharun, Porvoo
アクセスヘルシンキから車で約2時間、ボートで約30分
地図フィンランドMAP 5

トーベ・ヤンソン生誕100周年記念のBOXセット。

フィンランドMAP

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