世界はほしいモノにあふれてる 鈴木亮平&JUJU「せかほし不動産 Buyer’s House」紹介リスト

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NHK Gで放送している「世界はほしいモノにあふれてる(略称:せかほし)」シリーズ。
世界を旅するトップバイヤーと素敵なモノ探し。目利きバイヤーに密着したドキュメンタリーには欲しいものや行きたいお店が続々登場。バイヤーさんは誰?場所はどこ?物はどこで買える?と気になります。

世界はほしいモノにあふれてる せかほし不動産 Buyer’s House(初回放送:2020年11月12日22:30〜 再放送:2020年11月16日25:00〜)のMCは歌手の JUJU(ジュジュ)さん、ナレーション(天の声)は声優の 神尾晋一郎(かみおしんいちろう)さん。10月からの新MCは三浦春馬さんと親交のあった俳優の 鈴木亮平(すずきりょうへい)さん。今回神尾さんはコンシェルジュ神尾としてスタジオに登場されます。
10月以降も三浦春馬さんの話題がときどき出てきて、番組出演者とスタッフの「これからも旅を続けていく、一緒に」という気持ちが伝わってきます。そんな温かさも番組の魅力。
今回は買い付けの旅ではなく敏腕バイヤーさんたちのご自宅を紹介。出演は北欧ビンテージ雑貨店 Sticka(スティッカ)オーナー 森百合子(もりゆりこ)さんと 森正岳(もりまさたけ)さん夫妻、料理家 口尾麻美(くちおあさみ)さんと 口尾幸光(くちおゆきみつ)さん夫妻、antiques BAGATTO(アンティークス バガット)オーナー 塩見奈々江(しおみななえ)さんと 塩見和彦(しおみかずひこ)さん夫妻です。
インテリアの参考にまとめてリストにしてみました。最後に番組内の音楽もまとめてあります。
せかほし最新の放送は 2023年11月4日(土)15:55〜16:20祝5周年!とっておきの旅SP」です。

U-NEXT(ユーネクスト) でNHKの動画配信サービス NHKオンデマンド を視聴可能。世界はほしいモノにあふれてる は放送の翌日から見逃し配信中。花子とアン などの朝ドラや 西郷どん などの大河ドラマも一気見できます。U-NEXTは初回31日間無料トライアル。NHKオンデマンド は別料金ですが、もらえる600ポイントで購入できます。PR

2021年8月27日に三浦春馬さんMC回を含むセレクション DVD & ブルーレイが発売されました。収録内容は こちらの記事 に詳細をまとめています。

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ときめきのシルクロード ウズベキスタン のまとめはこちらをどうぞ!

兵庫 暮らしが楽しくなるアイテムを探す旅 のまとめはこちらをどうぞ!

せかほし | せかほし不動産 Buyer’s House 番組内容

今回は敏腕バイヤーさんたちのご自宅を紹介。
鈴木亮平さんの物件のこだわりは日当たりと湿度。カビが怖いそうです。
JUJUさんと神尾晋一郎さんは湿度大好き。歌手や声優さんは声を使うお仕事、乾燥は喉の大敵ですね。

番組予告

おうち時間を彩る新企画「せかほし不動産」!世界を旅する敏腕バイヤーのご自宅を大公開。
北欧の知恵を取り入れた築86年の和風建築。
家の6割を占める巨大キッチンに世界の珍しい道具があふれる、料理家の住まい。
ヨーロッパのステキなアンティークが空間になじむ、明治中期の麗しい古民家も。
さらに世界遺産検定1級を持つMC鈴木亮平が「世界遺産物件」をご案内!
ユニークな物件の中から、MCが選ぶ「住みたいお家」とは?

2020年4月1日に番組のオフィシャルブックが発売されました。

せかほし | コンシェルジュ神尾プレゼンツ世界遺産物件

今回のせかほしではコンシェルジュ神尾さんが 世界遺産物件 をご案内。世界遺産検定1級の鈴木亮平さんが世界遺産の説明をしてくれました。

世界遺産検定1級の鈴木亮平さん【スタジオ】

東京外国語大学外国語学部欧米第一課程英語専攻を卒業し、実用英語技能検定1級所有。2011年12月に世界遺産検定1級に合格するほどの 世界遺産マニアの鈴木亮平さん。世界各国を旅することが大好きなのだとか。先週の 暮らしが楽しくなるアイテム の回でも昨年夏にプライベートでフランス国立自然史博物館に行かれたと言っていて、あちこち飛び回っていらっしゃる様子。

旅先でいいなと思ったモノを連れて帰りたい、というJUJUさん。イタリアへパスタを探す旅に出た時には小麦粉をたくさん買ってスーツケースの中は白い粉まみれ。
鈴木亮平さんもアメリカでプロテインを買い込み、保安検査で止められてスーツケースを開けられ「この粉はなに?」と怪しまれてしまいます。隣にいたマッチョな男性検査官が「これは大丈夫なやつ」と通してくれたそうです。

「旅行記書きました。行ってないけど。」というキャッチコピー、世界遺産検定1級・鈴木亮平さんの世界遺産妄想旅行記。挿絵も鈴木亮平さんが描いています。家におこもりしていても旅した気分になれる一冊です。

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The Trulli of Alberobello, Italy(イタリア・アルベロベッロのトゥルッリ)【イタリア】

1996年にユネスコ世界遺産に登録された The Trulli of Alberobello, Italy(イタリア・アルベロベッロのトゥルッリ)。イタリア プーリア州の Alberobello(アルベロベッロ)には約1500軒の Trulli(トゥルッリ)と呼ばれるとんがり屋根の家が残っています。

16〜17世紀、アルベロベッロの領主はナポリ王国に対して家屋に応じた税を納めねばならなりませんでした。税金がかけられる建物の数=屋根の数。そのため領主は領土の農民に解体しやすいつくりの家にすることを命じ、ナポリ王国の徴税官が来るときには家を解体させて税金逃れをしていました。
トゥルッリは石灰(漆喰)で仕上げた円筒形・長方形の家の上に、キノコのような形をした灰色のとんがり屋根が載っている構造。貧しい農民でも入手しやすかった石灰岩の切石を積み上げてつくられています。(出典:wikipedia)
鈴木亮平さんによると、屋根の石灰岩の切石は積み上げられているだけで接着剤は使われていません。いつでも解体できてまたつくれる簡易的な家。
室内に塗られた漆喰は夏は涼しく冬はあったか、明るく住みやすい家なのだとか。

FIGAROのイタリア特集号。表紙はアルベロベッロ。アンティーク家具のある古民家に住む塩見奈々江さんのイタリアアンティーク買い付けの旅の記事も掲載されています。

Old City of Sana’a, Yemen(イエメン共和國・サナアの旧市街)【イエメン】

1986年にユネスコ世界遺産に登録された Old City of Sana’a, Yemen(イエメン共和國・サナアの旧市街)。世界最古い高層住宅が残されています。
城壁に囲まれた Old City of Sana’a(サナアの旧市街)は鈴木亮平さんも憧れる街。まるでアラビアンナイトの世界。窓の漆喰の飾りがステンドグラスのような美しい細工。

せかほし | 北欧×築86年の和風建築

1件目の物件は 北欧の光あふれる昭和レトロハウス
戸建て、和風 木造平屋、昭和9年築、テラス付き、都内の閑静な住宅地。
JUJUさんも北欧好きで家具は北欧スタイル、ご自分では無骨な感じと言われていましたがきっと素敵なお宅なのでしょうね。

森百合子さん+森正岳さん

田園調布の築86年の和風建築に住む 森百合子(もりゆりこ)さんと 森正岳(もりまさたけ)さん夫妻。15年前から借り受け少しずつリノベーション。猫のウニちゃんとホタテちゃんと一緒に暮らしています。
NHK「趣味どきっ!人と暮らしと、台所」「ブラタモリ」「北欧アンティーク鑑定旅」にもご出演。北欧の暮らしからヒントを得た生活スタイルは多くの憧れと共感を得ています。

北欧ジャーナリスト・コピーライターの 森百合子(もりゆりこ)さんは北欧の旅や食、暮らしとデザインを中心に執筆していて、著書も20冊以上。
広告代理店、コピーライター事務所勤務を経て2002年に独立。スウェーデン大使館、フィンランド大使館から相次いで仕事が入り2005年に初めての北欧旅。以来北欧の暮らしや文化への知識を広げ、北欧の食・ライフスタイル・インテリアなどをテーマに執筆。著書・WEB・テレビ・雑誌などで情報発信しています。

夫の 森正岳(もりまさたけ)さんは Vitra(ヴィトラ)で会社員として勤務する傍らデザイナー・フォトグラファーとしても活動。百合子さんの著書の写真も正岳さんが撮影することが多いです。
NHK 趣味どきっ!人と暮らしと、台所では北欧コーヒーの淹れ方を見せてくれました。

2012年からは北欧ビンテージ雑貨店 Sticka(スティッカ)をスタート。
Sticka(スティッカ)とはスウェーデン語で「編む」という意味。年に2回ほどスウェーデン、デンマーク、フィンランド、ノルウェーの北欧4ヶ国で直接出向き買い付け、ビンテージの食器やテキスタイルを販売。
ショップはご自宅で月に1回週末オープンしています。

森さんのご自宅はスウェーデンのデザイナー Stig Lindberg(スティグ・リンドベリ)のポップなテキスタイルのカーテンなど布使いのセンスが抜群。番組では森さんの「布の師匠」・スウェーデンの Maria Jernkvist(マリア・ヤーンクヴィスト)さんのご自宅も取材されています。

名前Sticka(スティッカ)
住所東京都大田区田園調布3-4-7
WEBhttps://hokuobook.com/shopsticka/
営業時間月1回週末オープン:12:00〜18:00

森百合子さんの著書。

Alvar Aalto(アルヴァ・アアルト)を参考にリノベーション

森さん夫妻が自宅のリノベーションの参考にしたのがフィンランドの建築家 Alvar Aalto(アルヴァ・アアルト)の作品。
機能性と美を併せ持つ家具や食器を数多くデザイン。暮らしに革新をもたらした北欧デザインの第一人者。
亡くなるまでの40年間を過ごしたヘルシンキのアアルト邸。かつてここを訪れた森さんは限られた空間を生かす知恵の数々に驚きました。

特に印象的だったのは部屋の境目に付けられていた段差。
壁で区切るのではなく、床の段差で空間にリズムをつける。これをヒントに森さんも自宅のリビングとダイニングの床を段差で区切り、開放感の中にも小上がりのような独立した別空間を生み出しました。
つながった空間をゆるやかに区切ることに成功しています。

Alvar Aalto(アルヴァ・アアルト)デザインのスタッキングスツール artek(アルテック)スツール60。

和× Hygge(ヒュッゲ)

森さん夫妻は北欧ならではの照明使いも参考にしています。
日照時間が短い北欧の冬、人々は心地よく過ごすために家具以上に照明にこだわります。

「僕だけヒュッゲがわかってない」と言う鈴木亮平さん。
せかほしで何度も登場した「Hygge(ヒュッゲ)」。デンマーク語で「居心地がいい空間」や「くつろぎの時間」を意味する言葉。
これまでも せかほし デンマークのティータイムの回 などでヒュッゲな時間を過ごしているところが紹介されていました。

森夫妻のお宅は部屋の真ん中に大きな照明をつけるのではなく、部屋の端にスポットの部分照明を配置。そうするといい雰囲気になるそうです。
照明のサイズもポイント。小さな照明を点在させるとヒュッゲな雰囲気。

森百合子さんの著書。

北欧デザインのテキスタイル

古い日本家屋なのに西洋風のインテリアがしっくり馴染んでいる森百合子さんのご自宅。
秘密は北欧デザインの布使い。蚤の市などで見つけたビンテージの 北欧テキスタイル は穏やかな雰囲気で和風の建築にもマッチ。森さんもたくさんの布をコレクションしています。
お気に入りは1950-1970年代の北欧テキスタイル。

北欧の人は布で家の中を飾るのがとても上手。カーテン、テーブルクロス、ランチョンマット、テーブルセンターといった定番の使い方から、絵として額に入れて飾ったりしても楽しむそうです。
森さんも布を使った模様替えを楽しんでいます。
秋の始まりに選んだ窓辺のカーテンはスウェーデンのデザイナー Stig Lindberg(スティグ・リンドベリ)が1950年に発表した Lust garden(楽園)という名前のパターン。シックな色味、ポップな柄の遊び心溢れるテキスタイル。
カーテンは冬は温かみのある色柄、夏は爽やかさを感じさせる色柄を選んでいるそうです。
北欧テキスタイルを日本の会津木綿と合わせたり自由に組み合わせるのが森さん流の楽しみ方。色味を合わせるのがポイントです。

スウェーデンのテキスタイルメーカー LJUNGBERGS(ユンバリ)社、STIG LINDBERG(スティグ・リンドベリ)デザインのファブリック。

マリア・ヤーンクヴィストさん

森さんのインテリアの師匠・スウェーデン Stockholm(ストックホルム)在住の ヴィンテージコレクター Maria Jernkvist(マリア・ヤーンクヴィスト)さん。森さんはマリアさんのご自宅に伺った時にインテリアの布使いに刺激を受けたそうです。色々な布の使い方をしていて、それも様々なデザインの布を使いながらも上手くまとめています。

マリア・ヤーンクヴィストさんは スウェーデンのミッドセンチュリーインテリア雑誌 Scandinavian RETRO(スカンジナビアン・レトロ)のフリーライターをされていて、ヴィンテージコレクターとしても有名。
廃盤になったヴィンテージ・テキスタイルを欲しがるミッドセンチュリーファンが多いため、ライセンスを取得して復刻版を販売するショップ Maria Jernkvist Textile(マリア・ヤーンクヴィスト・テキスタイル)を立ち上げました。
Prylodesign という屋号でヴィンテージ・テキスタイルでつくったドレスの販売もしています。寝室のトルソーに飾っていた服は Prylodesign の商品だと思います。

番組ではストックホルムのマリアさんのご自宅にお邪魔。部屋ごとにテーマを変えて布を飾っています。
リビングの壁にはは1950年代の自然のモチーフの生地が飾られています。「1枚の絵画、アートみたいでしょう?」とマリアさん。
このモノトーンのテキスタイルは NK:s Textilkammare が1958年に発売した Hassel(ハッセル)という名前のパターン。スウェーデンのテキスタイルデザイナー Viola Gråsten(ヴィオラ・グロステン)のデザインです。

キッチンのダイニングスペースはビタミンカラーでコーディネート。ポップアートの影響を受けた70年代のデザイン。
照明のかさの色に合わせた大胆な黄色い布、大きなイチゴの絵が描かれています。とってもキュート。
この大胆なテキスタイルは Marimekko(マリメッコ)が1971年に発売した Mansikkavuoret(ストロベリーマウンテン)という名前のパターン。フィンランドのデザイナー Maija Isolas(マイヤ・イソラ)のデザインです。

ヴィンテージ・テキスタイルの魅力は品質が良くて、柄がユニークなところ、とマリアさん。
50年代にスウェーデンをはじめ北欧の人たちはテキスタイルが家を美しくしてくれることに気づき、アーティストや建築家が素敵な布をたくさんデザインしました。
家は心地よく暮らすための土台になってくれる大切なもの。好きなものだけを集めているマリアさん。
百合子さんや日本の皆さんのインスピレーションになっていることを願うとおっしゃっていました。

マリアさんのアイデア

部屋にトルソーを置き、布のワンピースをディスプレイ。
壁に飾った布に合わせてワンピースも模様替え。
マリアさんは2週間ごとに模様替え。

名前Maria Jernkvist Textile(マリア・ヤーンクヴィスト・テキスタイル)/ Prylodesign
住所Stenbrottsgatan 4, 172 77 Sundbyberg, Sweden
WEBhttps://mariajernkvisttextile.se/
http://www.prylodesign.se/index.html

marimekko(マリメッコ)KUUSIKOSSA(クーシコッサ)のお試しハーフカット。クリスマスに模様替えしてもいいですね。

せかほし | 巨大キッチンのある住まい

2件目の物件は 地球まるごとキッチン
中古マンションのリノベーション物件。63㎡のうち約40㎡がキッチンです。

口尾麻美さん+口尾幸光さん

旅する料理家 口尾麻美(くちおあさみ)さんのご自宅。
アパレル会社に勤務後、イタリア料理店を経て料理研究家になった口尾麻美さん。
これまで旅した国は20カ国以上。台湾、ベトナム、リトアニア、フランス、モロッコなど世界各地を旅して出会った食材や料理からインスピレーションを得て、レシピを考案。著書も多数あり、料理教室やイベントを開催しています。
NHK「所ジャパン」などのTV番組にも出演されています。

東京都内の3LDKヴィンテージマンションを2002年にフルリノベーションし、夫の 口尾幸光(くちおゆきみつ)さんと2人暮らし。幸光さんは麻美さんの本のイラストを描いたりもしています。
ご自宅はキッチンスタジオも兼ねていて、6割を占める巨大キッチンに世界の珍しい道具があふれています。タジン鍋のコレクションもあり。
オープン収納に世界中の調理道具や食器類が所狭しと並ぶ様は壮観。多種多様なものを並べているのにまとまっている多国籍ミックスなインテリア。
幸光さんもごちゃごちゃしているのは大丈夫だから楽しい、と癒されているそうです。

名前口尾麻美(くちおあさみ)
WEBhttp://je-suis-amazigh.blogspot.com/

口尾麻美さんの著書。

巨大キッチンで世界旅

旅先で買い集めていたお気に入りのキッチングッズがひしめく 巨大キッチン。見せる収納ディスプレイに好きなものが盛りだくさん。
口尾さんはレストランの料理よりもお母さんの味や食堂、ストリートの料理が国のリアルな食文化だと世界の料理に興味が尽きない様子。

バルト三国 Lithuania(リトアニア)。自然の豊かさと飾らない素朴さが魅力。買い集めたのは器の数々。大きなピッチャーはミルクを入れると映えそう。赤土で作られた温かみのある陶器。民芸の聖地と言われるリトアニアならでは。
旧ソビエト連邦 Georgia(ジョージア)のワインボトルカバーは男性の民族衣装をかたどったもの。ワインの産地として知られています。
トルコ、モロッコ、ベトナム、セネガル、フランス、と様々な国のキッチングッズが集められています。
旅先で見たモノは一期一会、と買ってしまうのだとか。

口尾麻美さんのキッチンの記事が掲載されています。

こういう形のグラスハンガーはフランス語で「エリソン」という名称。

タジン鍋コレクション

口尾さんの旅する料理人としての原点はシルエットが大好きだという タジン鍋
タジンとの出会いは21年前のモロッコ旅。とんがり帽子のような形のものが調理道具と聞きレシピを聞いて回りました。タジンのレシピが口尾さんが料理家として知られるきっかけになりました。
旅先で見つけるとつい買ってしまい、いまやタジンコレクター。50個以上のタジンを所有しています。
鍋の素材も色々。ゴールド(めっき?)のタジンはフランスの田舎のショーウインドーで見つけて即買い。バスルームでアクセサリーなどの小物入れとして活躍中。

マラケシュのごちそうタジン チキン・シトロン・タジン をつくってくれました。
マラケシュではレモンで味付けした鶏肉を良く使います。骨つき鳥もも肉にクミンやジンジャーの入ったエキゾチックなソースで煮込んだ料理です。(レシピは せかほしinstagramより引用)

チキン・シトロン・タジンのレシピ

【材料(2〜3人分)】
 骨つき鶏肉 400g
 タマネギ(うす切り)1個
 ジャガイモ 2個
 オリーブ 大さじ2
A
・クミン 小さじ1
・ジンジャーパウダー 小さじ1
・ターメリックやサフランパウダー
        (あれば)適量
・塩  小さじ1
・にんにく(すりおろす)小さじ1
B
・イタリアンパセリ(みじん切り) 大さじ1/2
・コリアンダー(みじん切り) 大さじ1/2
・レモンコンフィの皮(細切り) 大さじ1/2個分
 ※レモン(輪切り)で代用可
・オリーブオイル 大さじ2~3

【作り方】
鶏肉は塩、レモン汁、オリーブオイルでマリネする。
  (すべて分量外)
  じゃがいもはくし形に切る。
タジンの中心にタマネギを少し敷き、その上に①の鶏肉を並べ、
  残りのタマネギを乗せて少量の水で溶いたAとBを入れて、
  オリーブオイルを回しかけてフタをする。
  途中、煮汁を回しかけながら30分ほど、弱火で蒸し煮する。
鶏肉がある程度やわらかくなったら、
  じゃがいも、オリーブ、レモンコンフィの皮を入れる。
  ふたをして全体に火が通るまで蒸す。

モロッコのお母さんはタジンを煮込んでいる間にお茶やお菓子をいただきながら見守っています。子供を育てているような感じがいいなと思ったそうです。

口尾麻美さんの著書。

料理教室

2019年11月から旅に出ていない口尾さん。最近力を入れているのが旅で出会った料理で世界紀行を味わってもらおうという料理教室。
リトアニアからウズベキスタンまで、東欧から中央アジアまでの料理旅。

ウズベキスタンはタマネギ・ニンジンを調味料として使う。
リトアニアのボルシチはビーツ×ヨーグルトでピンク色。
ジョージアのザクロを使った前菜。プハリ(ホウレンソウのクルミ和え)のトッピングにザクロを飾るとまるで和菓子のような色合いに。

料理教室の生徒さんたちは異国のものに囲まれて楽しい、色々な国のことを教えてもらいながら遊びに来ている感覚、とキッチンでの旅を満喫していました。

口尾麻美さんの著書。

せかほし | アンティーク家具のある古民家

3件目の物件は 里山にポツン 麗しアンティーク一軒家
戸建て、畑つき一戸建て、井戸・暖炉を完備、最寄駅から徒歩3時間(バスはあり)。
JUJUさんはこちらのお宅が気に入ったようです。素敵なおうちでしたね!

塩見奈々江さん+塩見和彦さん

antiques BAGATTO(アンティークス バガット)を営む 塩見奈々江(しおみななえ)さんと 塩見和彦(しおみかずひこ)さん夫妻。
塩見さん夫妻は栃木県の名草の里山に明治時代に建てられた古民家に出会い2016年に移住。現在は東京都世田谷区北沢と栃木県足利市名草上町の2拠点で活動。
イタリア・イギリス・フランスを中心にヨーロッパの田舎を回り、アンティーク家具や雑貨をセレクトして買い付け販売しています。

人気のカリスマバイヤー 塩見奈々江さん。料理家の細川亜衣さん、空間コーディネーターの石村由紀子さん、料理家 渡辺康裕さんらが塩見奈々江さんの審美眼に一目置いています。

塩見和彦さんは1960年東京都生まれ。専修大学卒業後に東急ハンズに11年間勤務。退社後1995年八王子に西洋アンティークを取り扱う「西洋古道具 ガスリーズ・ハウス」を開業。
塩見奈々江さんは東京都恵比寿に生まれ、幼児期をイタリアとイギリスで過ごし、フィレンツェの大学に進学して10年間生活。帰国後に和彦さんとともにガスリーズ・ハウスを営んでいました。

明治中期の古民家は修繕を繰り返しながら130年使われてきた建物。6年前に購入した塩見夫妻もリノベーションを繰り返し、理想の住まいに近づけています。
アンティーク家具。土間には薪ストーブ。犬のウーゴくんも一緒に暮らしています。
NHK 美の壺スペシャル「家具」でも素敵なご自宅が紹介されていました。

幼少期をヨーロッパで過ごした塩見奈々江さん。アンティークジュエリーのバイヤーだった母親に連れられて蚤の市を回っていました。
次に使う誰かのために大切に修理しながら使うという母の教え。いまでも母から譲り受けたアンティークジュエリーを大切に持っています。

名前antiques BAGATTO(アンティークス バガット)
住所東京都世田谷区北沢
栃木県足利市名草上町
WEBhttps://www.bagatto.jp/

着物も大好きだという塩見奈々江さん。「買いもの七緒」の表紙と記事にも登場されています。

土間のリビングダイニング

家の中に入るとすぐに土間を生かした リビングダイニング。ヨーロッパから学んだリノベーションの知恵がちりばめられています。
玄関と板の間があったスペースは床を抜いて土間のあるリビングダイニングへ。日本家屋特有の低い天井は吹き抜けにしてヨーロッパ流の解放感のある空間を目指しました。

愛用する家具や調度品はヨーロッパの買い付けの途中で見つけたもの。古民家に合う風合いのものを厳選しています。
ダイニングでコーヒーを淹れる夫の和彦さん。ミルクピッチャーとシュガーポットは40年前に初めて買い付けに行ったロンドンで手に入れたもの。
道具も夫婦2人の寄せ集め。暮らしの作り方は2~3年でできるものじゃない、どういう暮らしにしていくのかというのは2人の共通の趣味。

塩見奈々江さんは「チルチンびと」の薪ストーブ特集の表紙と記事にも登場されています。

和室 × 西洋アンティーク

一見和の空間に見える 和室。照明器具はヨーロッパのアンティーク。
滑車はイタリア製、ランプシェードはフランス製。滑車で高さを調節できます。
梁には木彫りのオーナメントをディスプレイ。イタリアの19世紀ごろに作られた家具か額縁の一部だったもの。
和室と西洋アンティーク、時代を合わせて130年ほど前のものを合わせています。洋の東西を問わず風合いが似ていて調和するのだとか。

塩見和彦さんの著書。

キッチン

塩見さんの哲学が凝縮されている場所が キッチン。道具が持つ”くせ”を知ると使いやすさが見えてきます。
愛用しているのはイタリア製の 銅の鍋。銅は熱伝統がいいのですぐに水も沸き、煮込み料理など低い温度の調理に向いているのだとか。

ものに自分が寄り添う暮らし方。古いお皿は合わせる料理で魅力がより際立ちます。
色あざやかな野菜のソテーには200年以上前のイタリア製の白い陶器。
シンプルなケールのオーブン焼きにはレースの柄が賑やかなお皿。19世紀末に北イタリアの Mondovi(モンドヴィ)という町で作られた貴重な一枚。

食後の片づけは器と向き合う大切な時間。丁寧に洗って拭いて乾かす。
ひび割れもお皿の長所、愛着が湧いてくるといいます。しまっておくよりは使ってそのお皿を育てていくという感覚なのだそうです。
ものというよりは生き物、お互い生きているというか共存しているというか同居しているというか、という塩見さんでした。

せかほし | 音楽 BGM

せかほしの 番組内挿入歌 をまとめました。

オープニングテーマ

オープニングテーマ は JUJUさんの「Remember (The Good Times)」です。

エンディングテーマ

2020年10月からの エンディングテーマ は JUJUさんの「Voice」です。

U-NEXT(ユーネクスト) でNHKの動画配信サービス NHKオンデマンド を視聴可能。世界はほしいモノにあふれてる は放送の翌日から見逃し配信中。花子とアン などの朝ドラや 西郷どん などの大河ドラマも一気見できます。U-NEXTは初回31日間無料トライアル。NHKオンデマンド は別料金ですが、もらえる600ポイントで購入できます。PR

U-NEXTでNHKの見逃し配信を視聴する方法はこちらをどうぞ!

デンマークのティータイムの回のまとめはこちらをどうぞ!

世界はほしいモノにあふれてるシリーズの放送日時まとめはこちらをどうぞ!

趣味どきっ!「人と暮らしと、台所」森百合子さん+森正岳さん 登場回のまとめはこちらをどうぞ!

鈴木亮平さんがアドリア海の世界ミステリー遺産を巡った番組まとめはこちらをどうぞ!

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