世界はほしいモノにあふれてる 鈴木亮平&JUJU「人生をハッピーに!情熱のアフリカンファッション」紹介リスト

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NHK Gで放送している「世界はほしいモノにあふれてる(略称:せかほし)」シリーズ。
世界を旅するトップバイヤーと素敵なモノ探し。目利きバイヤーに密着したドキュメンタリーには欲しいものや行きたいお店が続々登場。バイヤーさんは誰?場所はどこ?物はどこで買える?と気になります。

世界はほしいモノにあふれてる 人生をハッピーに!情熱のアフリカンファッション(初回放送:2021年3月18日22:30〜 再放送:2021年3月28日25:20〜)のMCは歌手の JUJU(ジュジュ)さん、ナレーション(語り、天の声)は声優の 神尾晋一郎(かみおしんいちろう)さん。2020年10月からの新MCは三浦春馬さんと親交のあった俳優の 鈴木亮平(すずきりょうへい)さんです。
10月以降も三浦春馬さんの話題がときどき出てきて、番組出演者とスタッフの「これからも旅を続けていく、一緒に」という気持ちが伝わってきます。そんな温かさも番組の魅力。
バイヤーは RICCI EVERYDAY(リッチーエブリデイ)代表 仲本千津(なかもとちづ)さん、写真家の 茶野邦雄(ちゃのくにお) さん、傘職人の 淵上智子(ふちがみともこ)さんも登場。
残念ながら2021年3月末でレギュラー放送が終了し、今年度はこの回が最終回となります。次回は2021年5月3日(月・祝)22:00〜22:45「世界一周!アウトドアライフをめぐる旅」。特番でも不定期でも続いてくれるのは嬉しいですね!
せかほし最新の放送は 2023年11月4日(土)15:55〜16:20祝5周年!とっておきの旅SP」です。

せかほし5min. に登場

5分の短縮版「せかほし5min.」が放送されます。 せかほし5min. 放送スケジュール
語り(旅のオトモ)は JUJU(ジュジュ)さん。
NHK総合 2021年3月24日(水)26:55〜27:00「世界のファッショニスタ

U-NEXT(ユーネクスト) でNHKの動画配信サービス NHKオンデマンド を視聴可能。世界はほしいモノにあふれてる は放送の翌日から見逃し配信中。花子とアン などの朝ドラや 西郷どん などの大河ドラマも一気見できます。U-NEXTは初回31日間無料トライアル。NHKオンデマンド は別料金ですが、もらえる600ポイントで購入できます。PR

2021年8月27日に三浦春馬さんMC回を含むセレクション DVD & ブルーレイが発売されました。収録内容は こちらの記事 に詳細をまとめています。

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2021年5月3日放送の 世界一周!アウトドアライフをめぐる旅 のまとめはこちらをどうぞ!

世界はほしいモノにあふれてる セレクション DVD&ブルーレイ の内容まとめはこちらをどうぞ!

せかほし | 仲本千津さん | バイヤーさんは誰?場所はどこ?物はどこで買える?

番組ではウガンダ在住の RICCI EVERYDAY(リッチーエブリデイ)代表 仲本千津(なかもとちづ)さんのアフリカでの買い付けを取材していました。

仲本千津さん / RICCI EVERYDAY(リッチーエブリデイ) 【東京・代官山】

RICCI EVERYDAY(リッチーエブリデイ)代表の 仲本千津(なかもとちづ)さんは1984年生まれ静岡県出身。静岡雙葉中学校・高等学校、早稲田大学法学部卒業後、一橋大学大学院法学研究科修士課程修了。大学院で平和構築や、アフリカの紛争問題を研究します。
2009年に三菱東京UFJ銀行(現三菱UFJ銀行)に入行、2011年退社し、笹川アフリカ協会(現ササカワ・アフリカ財団)に入り、2014年からウガンダ事務所駐在として農業支援にあたりました。

2015年にウガンダの首都カンパラでシングルマザーなどの女性が働けるバッグ工房を立ち上げ、母 仲本律枝 さんと静岡市葵区にアフリカ布を使ったトラベルバッグブランド RICCI EVERYDAY(リッチーエブリデイ)を設立。2016年ウガンダでレベッカアケロリミテッドを設立し、マネージングディレクター就任しています。(参照:wikipedia)

RICCI EVERYDAY(リッチーエブリデイ)はバッグを中心としたファッションブランド。
仲本さんが目指すのは世界中の女性が社会的通念や固定観念を乗り越え、本来のありたい姿を見出し実現することができる世界。
仲本さん自身を元気にしてくれる大胆な色柄のアフリカンプリント。このアフリカンプリントのバッグで多くの人が元気になれればと考えて立ち上げたブランド。
カラフルで見ているだけで楽しくなるアケロバッグやポーチ、アクセサリーを販売しています。

またウガンダの工房では、シングルマザーや元子ども兵にバッグの作り手として生産に協力してもらっています。
高等教育を受けることができず十分な収入のなかった人々を職人として雇用。丁寧なものづくり技術を習得してもらい、一緒に製品を生み出していく。
ハッピーなアフリカの布を通して、製品を使う人も作る人もハッピーに。そんな仲本千津さんの事業理念は多くの人の共感を得ています。

主力商品は アケロバッグ。akello(アケロ)とは「幸せを運ぶ」という意味なのだとか。
アケロ4WAY、ミディアムアケロ、ミニアケロ、アケロポシェットの4サイズあり。

直営店は代官山にありますが、事前来店予約制(滞在1時間交代)です。オンラインショップでも購入できます。
銀座三越、大阪タカシマヤなどのデパートや「私の部屋」各ショップでも商品のお取り扱いあり。

名前RICCI EVERYDAY(リッチーエブリデイ)
住所東京都渋谷区猿楽町24-1 ROOB2 2F-C
電話番号03-6455-2446
WEBhttps://www.riccieveryday.com/
営業時間土〜水:11:00〜17:00
定休日木曜・金曜

RICCI EVERYDAY(リッチーエブリデイ)のアケロバッグ。アウトレットでちょっとお安くなっています。

せかほし | 最終回 | 2021年3月末でレギュラー放送終了 | 次回2021年5月3日放送

2021年2月10日に「世界はほしいモノにあふれてる」のレギュラー放送が2021年3月末で終了することが発表されました。
この「人生をハッピーに!情熱のアフリカンファッション」の回がレギュラー放送最終回となります。

コロナ禍で海外ロケができない状況が続いていることが要因。特番など今後については未定。
終了の要因は「感染拡大により海外ロケが敢行できないことが大きい」ということです。
最近は国内ロケや、現地で撮影した映像を編集しながら制作しているが「いつ収束してロケを再開できるかも不透明で、番組のクオリティーを保つことができない」とレギュラー放送に終止符を打つことが決まった。
(出典:サンケイスポーツ)

毎週楽しみにしていた素敵な番組が終了することになりとても残念です。出演されたバイヤーの方々の情熱にはいつも刺激を受けていました。
三浦春馬さんがいなくなっても「一緒に旅を続けていく」という気持ちが出演者とスタッフの方々から伝わってきて、きっとみなさん春馬さんのことを思い出しながらつくっているのだろうなと思いながら見ていました。
鈴木亮平さんのMCは知的で博識で優しくて。JUJUさんとのやりとりも息が合ってきてこれからますます楽しみだったのに。
JUJUさんも神尾晋一郎さんもスタッフの皆さんも、三浦春馬さんがいなくなってとても辛かったはずなのに番組を続けてくださって本当にありがとうございます。
番組自体は好評のようなので、コロナ禍が収まったら復活して欲しいです。待ってます。早く安全に旅ができる日が来ることを願っています。

(追記)番組の終わりに次回の放送が発表されました。
2021年5月3日(月・祝)22:00〜「世界一周!アウトドアライフをめぐる旅」。今から放送が待ち遠しいですね。

せかほし | 人生をハッピーに!情熱のアフリカンファッション 番組内容

今回紹介されるのは アフリカンファッション

番組予告

世界的ハイブランドも取り入れるアフリカンファッションを巡る。
“アフリカの真珠”といわれるウガンダで出会ったのは誰をも笑顔にするハッピーファブリック。
伝統柄に込められた意味とは?またユネスコの無形文化遺産に登録された人類最古のテキスタイルもご紹介。
さらに旅は“アフリカのヴェネチア”、セネガルへ。
世界遺産「サン=ルイ島」に住むファッションに生きる女性たちに密着する。
コンゴ共和国のおしゃれ紳士も登場!

RICCI EVERYDAY(リッチーエブリデイ)のアケロバッグ。アウトレットでちょっとお安くなっています。

せかほし | 鈴木亮平さん&JUJUさん | スタジオ

鈴木亮平さん&JUJUさん / ハッピーになれるファッション【スタジオ】

鈴木亮平さん&JUJUさんはハッピーになれるファッションで登場。
カラフルなシャツの鈴木亮平さんはハッピーポージング。動きがキュート。インナーのタートルネックシャツのピンクが襟元からのぞいていました。
普段は地味に黒やネイビーの装いが多いそうです。

JUJUさんは何と自分とお友達で作った服。セットアップがハッピーアイテムだというJUJUさん。落ち着いたモスグリーンに赤系の花柄が散りばめられたセットアップを着用。
似合ってましたね。

鈴木亮平さんは番組の最後に「春物の服で欲しいと思っているピンクの服。派手だからやめとこうと思ったんですけど、買います!」と宣言。
ピンクも似合うと思います。

カラフルなアフリカンバティック布。色柄豊富に揃っています。自分で小物を作ってもいいですね。

せかほし | ウガンダのファッション

赤道直下の国 ウガンダ。ナイル川の源流 アフリカ最大の湖 ヴィクトリア湖に面し、水と緑が溢れる国。豊かな自然から「アフリカの真珠」と呼ばれています。
首都は標高1200mに位置する Kampala(カンパラ)。1年を通して過ごしやすい気候が続きます。
近年目覚ましい発展を遂げ、都心部には高層ビルが立ち並んでいます。
仲本千津さんはウガンダのファッションに魅せられ自らのブランドを設立。
ウガンダの人々は仲本さんの想像を超えた面白い組み合わせをするのが得意。大自然と色がマッチしているのも魅力的。

ローカルマーケット / ペーパービーズのアクセサリー【ウガンダ/カンパラ】

ウガンダの新たなファッションアイテムを探しに仲本さんがやってきたのは週に1度開かれるローカルマーケット。東アフリカの伝統工芸が集まるクラフトの宝庫。
目を止めたのはリサクルペーパーでつくったペーパービーズのアクセサリー。雑誌などの捨てられる紙を使って一粒一粒手作業でつくっています。
ニスを塗って固めて丈夫なペーパービーズになります。ブレスレットやネックレス、バッグもあり。
いらなくなったものから生まれるアップサイクルなファッションアイテム。
ウガンダでは手に入る素材が限られているため、制約の中から物を作り出すクリエイティブな発想が豊か。

仲本千津さんの工房【ウガンダ】

年の半分はウガンダにいるという仲本千津さん。ウガンダの工房 で自らデザインしたファッションアイテムを制作しています。
ウガンダ滞在中は次に手がけるアイテムのことを考えているという仲本さん、新作は大きめのトートバッグ。

布屋が集まるマーケット / アフリカンプリント【ウガンダ/カンパラ】

仲本さんが素材探しに向かったのは街一番のファションストリート。100軒以上の布屋が集まる ウガンダ最大の布マーケット
よく買い付けに来るという馴染みの店へ。店内には床から天井まで所狭しとカラフルな布が並びます。
在庫も1ヶ月ごとにガラリと変わるため、布との出会いは一期一会。宝探しのような気分で布を探します。

アフリカンプリントハッピーファブリック と呼ばれる色鮮やかな生地。
伝統的な柄があり、それぞれに意味が込められています。
ツバメ柄 は「今日の富は明日の富を保証しない」。ツバメはお金を意味し、あっという間にどこかへ飛んでいってしまうことを表しています。
波紋 は「あなたの行動は周りに影響を及ぼす」。
伝統的な柄がある一方、ハンバーガー柄やバッグ&靴柄などのようなポップアートのようなデザインもあり。

カラフルなアフリカンバティック布。ツバメ柄。自分で小物を作ってもいいですね。

鈴木亮平さん&JUJUさん / アフリカンプリント【スタジオ】

仲本さんが 鈴木亮平さん&JUJUさんにぴったりのアフリカンプリント を選んでくれました。
アフリカンプリントはたくさんのバリエーションがあるので自分の好みに合わせて選ぶ楽しさもあります。

鈴木亮平さんが選んだのはアフリカの太鼓 コンガ柄。コンガの背景は日照りが続いた田んぼ?のようなグラフィック。
「日照りが田んぼ柄って見たことないじゃないですか!」とオリジナリティに惹かれた様子。

JUJUさんは本日の装いに合わせて小さめのバッグをチョイス。クラッチみたいに持っていてお洒落。
HIGH-LIFE(ハイライフ)という文字が入っていて、アフリカのガーナと西洋の音楽をミックスさせた独自の音楽 ハイライフ をイメージしてデザインされた柄。
仲本さんはいつか現地でJUJUさんにハイライフを歌って欲しいと思い選んだそうです。

亮平さんにおすすめのバッグは「古代からの手紙」という名の柄。西アフリカ マリの伝統柄をモチーフにしています。
「古代」と付いたものは大体好き、とネーミングだけで気に入ってしまう亮平さん。
マリ王国の世界遺産、黄金の都 トンブクトゥ は亮平さんが行きたいところのひとつ。

2020年4月1日に番組のオフィシャルブックが発売されました。

せかほし | ウガンダの料理

Shaka Zulu Foods(シャカ・ズールー・フーズ)/ レストラン / ルウォンボ【ウガンダ/カンパラ】

仲本さんがランチで訪れたのはカンパラにあるレストラン Shaka Zulu Foods(シャカ・ズールー・フーズ)
おすすめメニューはウガンダの伝統料理 Luwombo(ルウォンボ)。JUJUさんが「刑事」とボケると亮平さんは「それ刑事ですよ」とツッコミ。
肉や野菜などの具材をバナナの葉で包み蒸したもの。バナナの葉ごと、あつあつを提供してくれます。
味は肉じゃがに似ているそうです。

アフリカの中でも雨が多く自然豊かなウガンダは食材に恵まれています。
添えられているのは米、さつまいも、じゃがいも、トウモロコシ、マトケなど炭水化物5種類。
バラエティ豊かな主食はウガンダ料理の特徴。豊富な炭水化物はウガンダ人の誇り。
Matoke(マトケ)というのはウガンダで栽培が盛んなバナナ。実を食べ、葉は耐熱性が高く調理にも重宝されています。
炭水化物の盛り合わせはボリュームたっぷりで食べきれない量。ウガンダの人たちも意外と残しているのだとか。

名前Shaka Zulu Foods(シャカ・ズールー・フーズ)
住所Campling Rd, Kampala, Uganda
WEBhttps://www.facebook.com/ShakaZuluKampala/
営業時間7:00〜24:00
定休日なし

せかほし | ウガンダの伝統素材 バーククロス | 世界遺産

ゴッドフリ・ムゴンザさん / Barkcloth(バーククロス)【ウガンダ/キファンバ村】

仲本さんは首都カンパラから車で2時間、タンザニアとの国境近くの Kifamba(キファンバ)村 へ。ウガンダの伝統素材を求めて職人 ゴッドフリ・ムゴンザ さんを訪ねます。
ウガンダBarkcloth(バーククロス)は木の皮でつくった布。2005年にユネスコの無形文化遺産に登録されました。
600年以上前から伝わるウガンダのガンダ族の伝統工芸で最古のテキスタイルのひとつと言われています。

木の幹に切れ目を入れたらバナナの茎で樹皮を剥がし取ります。バナナの茎は程よく柔らかいため皮を傷つけずに取ることができます。
皮を剥いだ木にはバナナの葉を巻きつけて手当てをしておくと日差しや雨風から守られ新しい皮が育ちます。1年後には再び収穫できるように成長。

剥いだ木の皮は表面を焼きます。焼く燃料は乾燥したバナナの葉。
バナナは実を食べ、葉は調理や木の手当てや燃料に使い、茎は道具に。バナナは万能ですね。
焼いた表面を削り取り、木槌で皮を叩き柔らかくします。4時間ほど叩き続けると3倍ほどの大きさに伸び厚さも薄くなっています。
天日干しすると鮮やかな茶色に。
ゴッドフリ・ムゴンザさんはバーククロスが作られるところを見にきてくれて嬉しいと語っていました。

「旅行記書きました。行ってないけど。」というキャッチコピー、世界遺産検定1級・鈴木亮平さんの世界遺産妄想旅行記。挿絵も鈴木亮平さんが描いています。家におこもりしていても旅した気分になれる一冊です。

行った気になる世界遺産 / 鈴木亮平
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エヴァ・メンスバルジャ / バーククロスのバッグ【ウガンダ/カンパラ】

仲本さんは友人でバーククロス アーティストの Eva Mynsberghe(エヴァ・メンスバルジャ) さんに相談。
エヴァさんはベルギーからウガンダに移住。10年以上前からバーククロスでネックレスやアート作品を手がけてきました。
現在はウガンダのカンパラ在住。Balungi(バルンギ)というデザインスタジオを立ち上げ、手作りのアクセサリーやインテリア雑貨を販売しています。

オーナメントや花瓶まで。インテリア、アート、ジュエリーまでバーククロスには無限の可能性がある、とエヴァさん。
Balungi(バルンギ)のショップはカンパラのショッピングモール Kingdom Kampala(キングダム・カンパラ)にあります。

事前にデザインをデッサンしてきた仲本さん。作りたいのは茶色・黒・白のバーククロスを使ったミニサイズのバッグ。
スタジオで完成品をお披露目していました。

名前Balungi(バルンギ)
住所Kingdom Kampala, Nile Ave, Kampala, Uganda
WEBhttps://balungiug.wixsite.com/balungi

鈴木亮平さん&JUJUさん / バーククロス / ジュジュハット / イミゴンゴ【スタジオ】

バーククロスのバッグをスタジオでお披露目。
一見スエードのように見えますが、革に比べるととても軽いのだとか。

古くは王様の衣装にも使われていたというバーククロス。亮平さんが羽織ってウガンダの王になりきりタイム。お似合いです。

JUJUさんの前に置かれたカメルーンの伝統工芸品は白い羽が華やかな帽子。名前は JUJUHAT(ジュジュハット)
儀式やお祭りで使われるのだとか。名前の由来は諸説ありますが、欧米諸国がこの地方の信仰を「ジュジュ」と呼んだことから名付けられたと言われています。

ジュジュハットは欧米ではおしゃれインテリアデコレーションとして飾られることが多いようです。
ベッドルームに飾るとゴージャス。

ルワンダの Imigongo(イミゴンゴ)という伝統的なアート。白黒の幾何学模様がきりっとした雰囲気。
凹凸は牛糞で形作られています。かつては花嫁修行のひとつとされていたそうです。
亮平さんが匂っていましたが、うっすら牛のフンを感じるようです。

せかほし | セネガル サン=ルイ島 | 世界遺産

Island of Saint-Louis(サン=ルイ島)【セネガル/サン=ルイ島】

Senegal(セネガル) のセネガル川河口に浮かぶ小さな島 Island of Saint-Louis(サン=ルイ島)。カラフルな小舟が並び、「アフリカのベネチア」とも呼ばれています。
島の中心部にはかつてフランス領西アフリカの首都だった都市 Saint-Louis(サン=ルイ)があり、植民地時代に計画的に整備された都市の建造物群が残されています。
川の中洲の中心部、長さ1300m、幅350mの区画は2000年にユネスコの世界遺産に登録されました。

1659年にフランスが島に植民都市 Saint-Louis-du-Fort(サン=ルイ=デュ=フォール)を建造し、後にサン=ルイと呼ばれるようになりました。フランス語で「Saint(サン)=聖なる」という意味、ルイは「ルイ14世」のこと。ルイ14世を讃える名前です。
1872年から1957年まではフランス領西アフリカの首都として栄え、フランス文化の感じさせるコロニアル建物もある一方で、イスラム建築もあるエキゾティックな街並み。

サン=テグジュペリ / 星の王子さま【セネガル/サン=ルイ島】

フランスの作家 Antoine de Saint-Exupéry(アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ)が「星の王子さま」を執筆したホテルも残されています。バオバブの樹もあちこちにあり。
サン=テグジュペリは小説を書く傍ら郵便飛行機のパイロットに就職。「小さな王子さま」と名付けた飛行機でフランスからモロッコ、モーリタニアを経てセネガルのサン=ルイ島まで飛んできました。

ラマ・ディアウさん / ファッションデザイナー【セネガル/サン=ルイ島】

サン=ルイ島の人たちは美意識が高く、素敵なファッショニスタで溢れています。
西アフリカの人たちはファッションが大好き。月給のほとんどをファッションに使う「着倒れ」が多いのだとか。
アフリカンプリントで着飾る文化を大事にしようという気持ちが強いようです。

ファッションデザイナーの Rama Diaw(ラマ・ディアウ)さんのお店は島一番のおしゃれなブティック。
ラマさんはヨーロッパでデザインを学び、14年前にお店をオープン。海外からの観光客も足繁く通う人気店。フランス大統領夫人 ブリジット・マクロンさんも訪れたことがあります。

コンセプトは世界中で受け入れられるモダンなアフリカンファッション。
インスピレーションの源は美しいサン=ルイ島の風景。新作のイメージはサン=ルイの海から。
美しい青を表現するのに西アフリカ伝統の藍染の布を使い、波飛沫をアフリカンプリントの切れ端で形にしました。
作品は Dakar Fashion Week(ダカール・ファッション・ウィーク)のショーで発表。島の漁師が使う網から着想を得た洋服もありました。
ファッションを通じて個性と生きる喜びを伝えたい、とラマさん。

名前Rama Diaw(ラマ・ディアウ)
住所Ave Blaise Diagne, St Louis, Senegal
WEBhttps://ramadiawfashion.com/
営業時間月〜土:9:00〜20:00
定休日日曜

アワ・コーリバーリーさん / テーラー見習いのファッショニスタ【セネガル/サン=ルイ島】

街で出会ったのはお洒落な姉妹、アワ・コーリバーリー さんと ファートゥ・コーリバーリー さん。
アワさんは水色とピンク、綺麗な色の2色づかいのドレス。イアリングも同系色。ゴールドのアクセサリーがエレガント。
アワさんが家族と暮らす自宅。クローゼットは自慢のカラフルな洋服でいっぱい。自分の肌の色に合う、原色で光沢のあるタイプの布が好きだと語ります。

テーラー見習いとして働くアワさんの夢はファッションデザイナー。1万2千円の月収の半分以上をファッションに費やしています。
オゥーレイ・コーリバーリー さんは、「アワは小さい頃からドレスアップすることが大好きな子でした」とアワさんのファッション好きを振り返ります。

クリスマスイブの3日前にアワさん姉妹は洋服を買いに出かけました。既製品ではなくオーダーメイドで服を作ります。
布屋で好きな柄の布を買い、ターバンからスカートまで全身自分好みの洋服を仕立てます。
30分かけて選んだのは光沢のあるピンクと黒の生地。紫の幾何学模様がデザインされています。

アワさんは型紙を使わずに裁断。洋服作りは小さい頃に母に教わりました。母から譲り受けた古い手動のミシンで縫います。
クリスマスイブ当日、自作のドレスに身を包んだアワさんは家族でディナーへ。ドレスがとても似合っていました。

せかほし | 茶野邦雄さん | コンゴのおしゃれ紳士 SAPEUR(サプール)

茶野邦雄さん / 写真家 / フォトギャラリー & カフェバー SAPE(サップ)【福岡】

写真家の 茶野邦雄(ちゃのくにお、SAP CHANO)さんは1959年 滋賀県生まれ。1982年に九州産業大学芸術学部を卒業しフリーランスカメラマンとして活動開始。1986年にアメリカへ渡りNEW YORK YOMIURI PRESS社勤務。NYを拠点に活動した後、1991年へ沖縄移住。
現在はパリ、コンゴ、東京、福岡、沖縄を回遊し、広告写真とサプールの撮影をライフワークとしています。
紹介されていたのは2020年2月に福岡市にオープンした フォトギャラリー & カフェバー SAPE(サップ)。茶野邦雄さんがプロデュースして 酒膳亭 松ノ木 の2階を改装したカフェバーで、サプールの作品約30点を常設展示、レンタルギャラリーとしても利用可能。

茶野さんの代表作はコンゴ共和国のお洒落者集団 SAPEUR(サプール)の写真集 THE SAPEUR コンゴで出会った世界一おしゃれなジェントルマン。表紙の写真は茶野さんの写真家人生で最高の一枚。
内戦や紛争が長期化し世界最貧国と言われるコンゴ。わずか3万円ほどの月収をやりくりしながら高級ブランドのスーツに身を包む世界一お洒落な集団 SAPEUR(サプール)。彼らの存在はただお洒落という言葉だけでは表現できません。争いの絶えない国で粋なファッションを貫くことは平和の大切さを伝えること。
サプールは人生のお手本だという茶野さんはサプールの生き方を伝える写真を撮影。カラフルなスーツを着こなしたサプールの紳士たちは生きるエネルギーに満ち溢れています。

名前フォトギャラリー & カフェバー SAPE(サップ)
住所福岡県福岡市中央区西中洲11-7-2F
電話番号090-6637-9203
営業時間12:00〜23:00
定休日月曜

茶野邦雄さんのSAPEUR(サプール)写真集。帯と序文は山本寛斎さん。

セブラン・ムエンゴさん / サプール界の大長老【コンゴ】

Société des Ambianceurs Personnes Élégantes=SAPE(サップ)」はフランスで「オシャレで優雅な紳士たち」の意味。
SAPE(サップ)を愛する者たち SAPEUR(サプール)は1920年代のフランス統治時代に始まったと言われ、90年以上の歴史を持つコンゴ独自の文化。
お洒落を楽しみ平和のメーセージを発信しているジェントルマン、サプール。
サプールには厳しいルールは無く、ファッションを愛していること、平和を愛していること、この2つだけ。
平均月収は3万円、その大半をファッションに注ぎ込んでいます。

サプールの消防士 フェロル さんはスコットランドの民族衣装 キルトでコーディネート。
タクシードライバー エリ・フォンティーヌ さんは葉巻をくわえて紳士を演出。でも服にお金を使いすぎて妻に逃げられてしまったそうです。

サプール界の大長老で大サプールと呼ばれている セブラン・ムイエンゴ ダニエル(Mouyengo Daniel)さん(66歳)。
セブランさんは茶野邦雄さんの日本でのサプール写真展の折にも来日されトークショーを行ったりもされています。

コンゴ共和国では1997年に内戦が勃発。首都が戦場になり、約1万人の市民が犠牲になりました。
セブランさんも内戦で家を追われ、家を離れる時に大切な服を庭に埋めました。家に戻れたのは1年以上も経ってから。庭に埋めた洋服は使い物にならなくなっていました。
戦争で大切なものを失ってしまったセブランさん。サプールは武器を持たず、ただ服で競い合うだけ。

2016年4月、茶野さんはファッションデザイナー 山本寛斎(やまもとかんさい)さんと セブラン さんを引き合わせました。まだ寛斎さんがお元気だった頃です。
初対面の2人が言葉も通じないのに意気投合。ご機嫌な笑顔で表参道を肩組んで歩いていました。
この出会いをきっかけに寛斎さんは2016年7月にプロデュースしたファッションショー「日本元気プロジェクト2016 スーパーエネルギー!!」へサプールを招待。
ファッションで平和を訴えるサプールの精神は多くの日本人を魅了しました。
ファッションのエネルギーで社会を元気にするという寛斎さんとサプールはファッションという共通言語で共鳴し合っていたのですね。

NHKで放映された「地球イチバン 世界一服にお金をかける男たち」の取材記録。

せかほし | 淵上智子さん | Sun mi(さんみ) | アフリカンバティックの傘

淵上智子さん / Sun mi(さんみ)/ アフリカンバティックの傘【兵庫】

最後に紹介されていたのは鈴木亮平さんの故郷 兵庫。兵庫県在住のデザイナー 兼 傘職人 淵上智子(ふちがみともこ)さんのブランド Sun mi(さんみ)アフリカンバティックの傘
淵上さんは嵯峨美術短期大学染色科卒業後に子供服メーカー、古着屋での販売・仕入れ、雑貨店の雑貨企画で働き、神戸で自らのブランドを立ち上げました。

デザインから製作まで全て 淵上智子さんが行います。旅先で出会ったアフリカンプリントに一目惚れ。自ら年に1度アフリカンバティックをヨーロッパに買付け。
初めは傘職人さんに発注していたという傘作り。今では職人さんから技を受け継ぎ、1本1本手作業で淵上さんが製作しています。

オレンジの地に青い馬の柄の生地で傘を作っていました。
こだわるのは柄のバランス。裁断には気を使い、柄が満遍なく入るようにしています。
模様に合わせてオリジナルの留め具を神戸の陶器作家 陶芸土末(とうげいどすえ)さんに依頼。ディテールまで可愛いですね。

現在のところ直営の店舗は無く、卸とイベント出店のみ。
自由が丘の katakana(カタカナ)、広島県廿日市の signal(シグナル)などのショップでお取り扱いがあります。
残念ながら2021年3月18日現在は売り切れとなっていて在庫なし。

名前Sun mi(サンミ)
WEBhttp://www.sunmi.biz/
名前katakana(カタカナ)
住所東京都世田谷区奥沢2-20-21 第一ワチビル1F
電話番号03-5731-0919
WEBhttp://katakana-net.com/
営業時間11:00〜20:00
定休日不定休
名前signal(シグナル)
住所広島県廿日市市宮島町411-1
電話番号0829-30-6210
WEBhttp://www.signal-craft.com/
営業時間水〜日:10:00〜17:00
定休日月曜・火曜

カラフルなアフリカンバティック布。色柄豊富に揃っています。自分で小物を作ってもいいですね。

せかほし | 音楽 BGM

番組内挿入歌 をまとめました。

オープニングテーマ

オープニングテーマ は JUJUさんの「Remember (The Good Times)」です。

シーン切り替え時の曲

スタジオから買い付けの映像に切り替わるときの「アアア アアアア」と始まる曲は JUJUさんの「Let It Flow」です。

エンディングテーマ

2020年10月からの エンディングテーマ は JUJUさんの「Voice」です。

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