世界はほしいモノにあふれてる「パリ・幻のビーズを探す旅」紹介リスト

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NHK Gで放送している「世界はほしいモノにあふれてる(略称:せかほし)」シリーズ。
世界を旅するトップバイヤーと素敵なモノ探し。目利きバイヤーに密着したドキュメンタリーには欲しいものや行きたいお店が続々登場。バイヤーさんは誰?場所はどこ?物はどこで買える?と気になります。
世界はほしいモノにあふれてる パリ・幻のビーズを探す旅(初回放送:2018年9月20日)のMCは俳優の 三浦春馬(みうらはるま)さん、歌手の JUJU(ジュジュ)さん。ナレーション(天の声)は声優の 神尾晋一郎(かみおしんいちろう)さん。バイヤーは Maison des Perles(メゾン・デ・ペルル)の刺繍作家 小林モー子(こばやしもーこ)さんでした。
番組を参考に、自分で行くときのために気になるお店やスポットをまとめてリストにしてみました。

紹介されたスポットの位置がわかる地図を最後に載せています。参考にとうぞ!
パリMAP

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2020年4月1日に番組のオフィシャルブックが発売されました。

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せかほし|小林モー子さん|バイヤーさんは誰?場所はどこ?物はどこで買える?

番組では Maison des Perles(メゾン・デ・ペルル)の刺繍作家 小林モー子(こばやしもーこ)さんの2018年7月のパリでの買い付けを紹介していました。
アシスタントの 小川香奈子(おがわかなこ)さんも同行されていました。

小林モー子さん / Maison des Perles(メゾン・デ・ペルル)/ 刺繍アトリエ【東京都渋谷区】

文化服装学院卒業後パタンナーをされていた 小林モー子 さん。2004年にパリに渡りオートクチュール刺繍を勉強されました。
そして2010年に帰国し Maison des Perles(メゾン・デ・ペルル)設立。
オートクチュールドレスは素敵ですが限られた人にしか手が届かない夢のようなドレス。モー子さんはオートクチュール刺繍の技術を使いつつ、もっと身近なアクセサリーの作品をつくり続けていらっしゃいます。ポップで可愛いアクセサリーはとても可愛らしくてたくさん欲しくなってしまいます。
デザインがポップなだけに、現在生産されているビーズを使うと明るい発色で派手になってしまいがち。少しくすんだビンテージビーズを使うとシックな雰囲気のアクセサリーになるそうです。
パリには毎年数回ビンテージビーズの買い付けに行くモー子さん。狙いは1930年代に生産されたビンテージビーズ。とってもレアなアイテムです。

最近はメディア出演も増えている小林モー子さん、NHK「美の壺 千変万化の輝き ビーズ」や「すてきにハンドメイド」にも出演されました。
小林モー子さんの作品は銀座・伊東屋など全国8箇所とWEBSHOPで購入できます。

名前Maison des Perles(メゾン・デ・ペルル)
住所東京都渋谷区西原2-26-5
WEBhttps://maisondesperles.com

小林モー子さんの著書。

せかほし|三浦春馬さん + JUJUさん【スタジオ】

三浦春馬さんビーズ刺繍に挑戦

スタジオではモー子さんがせかほしのロゴを刺繍にしてくれていました。三浦さんもビーズ刺繍に挑戦。
Luneville Broderie(リュネヴィル刺繍)と呼ばれるオートクチュールの刺繍技術。細いかぎ針でビーズを一粒一粒刺繍していく気の遠くなるような作業。
かぎ針を布に刺し、糸を引っ掛けて小さなビーズをすくい上げます。三浦さんもやっていましたが難しそう!
モー子さんが華麗な手さばきで刺繍する様子はJUJUさんも「ずっと見てられる」というほど。

モー子さんはオートクチュールの作品も刺繍することがあり、山本寛斎さんデザインの派手なウエディングドレスを見せてくれました。
イメージが熊手だったりと奇抜なアイデアをビーズ刺繍で表現。豪華絢爛なウエディングドレスです。

小林モー子さん出演のNHK「すてきにハンドメイド」。

せかほし|Paris(パリ)

Fried Frères(フリド・フレール)【パリ】

1886創業の老舗ビーズ卸売り店 Fried Frères(フリド・フレール)。ビンテージ・ビーズの他、現在生産されているビーズやボタンも豊富に揃っています。
Françoise Huon(フランスワーズ・ユオン)店長は「この街には世界中のビーズが集まってくる」とおっしゃっていました。さすがはファッションの都です。
卸売り店ですが小売もされています。

名前Fried Frères(フリド・フレール)
住所13 Rue du Caire, 75002 Paris, France
WEBhttp://fried-freres.fr
Instagram@friedfreresparis
営業時間月〜木:9:00〜12:30, 13:30〜17:30、金:9:00〜12:30, 13:30〜17:00
定休日土曜・日曜
アクセスメトロ3・4号線「Réaumur – Sébastopol」駅から徒歩1分、メトロ4・8・9号線「Strasbourg – Saint-Denis 」駅から徒歩4分
地図パリMAP 1

Didier Ludot(ディディエ・ルド)【パリ】

Palais Royal(パレロワイヤル)の回廊にあるビンテージオートクチュールドレスの専門店 Didier Ludot(ディディエ・ルド)。1975年から続くショップでファッション関係者やセレブも通う有名店。

各時代を象徴するハイビンテージドレスが並んでいます。オートクチュールのドレスにはゴージャスな刺繍で飾られたものがたくさん。
1952年のクリスチャン・ディオールのドレス、1962年のクリスチャン・ディオールのドレス、1970年代のシャネルのドレスが紹介されていました。うっとり。
刺繍がびっちりされているものだと2000万、3000万するそうです。夢のような世界..

ハイビンテージドレスのほか、オリジナルでレプリカドレスもつくっているようです。バッグやシューズもあり。

名前Didier Ludot(ディディエ・ルド)
住所Jardin du Palais Royal, 24 Galerie de Montpensier, 75001 Paris, France
WEBhttps://www.didierludot.fr
Instagram@didierludot
営業時間月〜土:11:00〜18:30
定休日日曜・祝日
アクセスメトロ1・7号線「Palais Royal Musée du Louvre」駅から徒歩3分、メトロ7・14号線「Pyramides」駅から徒歩5分
地図パリMAP 2

長年通う蚤の市【パリ】

長年通う蚤の市と紹介されていた場所、どこかはいわれていませんでしたが Marché de Vanves(ヴァンヴ蚤の市)ではないかと思います。クリニャンクール蚤の市よりも小規模ですがヴァンヴ蚤の市にもビンテージビーズのストールが出ています。ヴァンヴ蚤の市は せかほしのビンテージボタンの回 にも登場していました。

ビンテージビーズを探すには口コミの情報が欠かせません。モー子さんが探しているのは30年代のビーズ。いまでは希少になりなかなかお目にかかれないようです。
馴染みのディーラーさんたちと話をして情報収集も怠りません。

名前Marché de Vanves(ヴァンヴ蚤の市)
住所Avenue Sangnier 75014 Paris, France
WEBhttps://www.paris.fr/equipements/marche-aux-puces-de-la-porte-de-vanves-4518
http://www.pucesdevanves.fr
Instagram@marcheauxpucesdevanves
営業時間土日:[マルクサンニエ通り]7:00〜13:00 [ジョルジュラフェネストル通り]7:00〜17:00
定休日月曜~金曜
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古着のお店【パリ】

蚤の市で得た情報を頼りにやってきたのは古着のお店。このお店も場所は出ていませんでしたが雰囲気からして Clignancourt(クリニャンクール)付近ではないかと思います。
店の一番奥に1930年代のビーズが雑然と置かれているのを発見。ごちゃっとした片隅に小粒のカラービーズがたくさんありました。
ビーズ刺繍はピクセルで表現するのでビーズが小さければ小さいほど細かく表情を出したり繊細にできるといいます。小粒のビンテージビーズは貴重な資材。

見つけた青いカットビーズはビーズは70ユーロ。欲しいけど値段が高くて悩むモー子さん。
出会ったときに買わなければもう2度とお目にかかれないと思い切って購入。たくさんお買い上げしてました。

秘密の地下倉庫【パリ】

どこだかは明かされない秘密の場所へ買い付けに。100年前の建物の地下室にお宝が眠っています。もともとはカーブ(食品貯蔵庫)だったという地下室、探検気分です。
ストックされているのは表のマーケットに出ないレア物ばかり。
ベネチアやチェコでつくられていた吹きガラスのビーズなどを発見。掘り出し物がたくさんあったようで半日地下室にこもっていました。

Les perles d’antan(レ・ペール・ダンタン)【パリ】

Clignancourt(クリニャンクール)Marché Malassis(マルシェ・マラシス)内にあるビンテージビーズのお店 Les perles d’antan(レ・ペール・ダンタン)
モー子さんが20代の頃から通い続けていて、オーナーの Flora Barlan(フローラ・バルラン)さんは貴重なビーズが手に入ると連絡をくれます。モー子さんも作品ができるとフローラさんに見せに来るそうです。
フローラさんから「モー子の作品が大好き」と言われて涙ぐむモー子さん。とっても嬉しそうでした。

Clignancourt(クリニャンクール)というとアンティークの蚤の市が有名。クリニャンクール全体はかなり広くて12のエリアに分かれています。蚤の市だけでなく常設店も多数あり。せかほし メガネの回 でアンティーク家具を買っていたのもクリニャンクールです。

こちらのショップは Marché Malassis(マルシェ・マラシス)というショッピングビルの中に入居しています。
蚤の市は土・日・月曜日の9:00〜18:00に開かれていますが、常設店の営業時間はお店によってまちまち。営業時間は不明なため確実に行きたい場合はインスタやFacebookで問い合わせると良いと思います。
1898年創業の老舗でビンテージビーズの他にもビンテージボタンもあり掘り出し甲斐がありそう。

名前Les perles d’antan(レ・ペール・ダンタン)
住所142 Rue des Rosiers, 93400 Saint-Ouen, France
WEBhttps://ja-jp.facebook.com/pg/perlesdantan/(Facebookページ)
Instagram@lesperlesdantan
営業時間不明
定休日不明
アクセスメトロ4号線「Porte de Clignancourt」駅から徒歩8分
地図パリMAP 3

修行時代の仲間と食事会【パリ】

モー子さんは修行時代の仲間と食事会。パリで流行りのクスクスを食べます。こちらのお店もどこかは不詳。
版画家の坂本拓馬さんに事前にお気に入りの作品を注文していたモー子さん、作品を受け取って嬉しそう。

Maison Lesage(メゾン・ルサージュ)/ パリを代表する刺繍工房【パリ】

1924年の創業以来パリを代表する刺繍工房 Maison Lesage(メゾン・ルサージュ)。モー子さんは修行時代以来14年ぶりに訪れました。
数々の有名メゾンの刺繍を請け負うこの老舗刺繍工房には世界トップレベルの腕を持つ職人の方たちが働いています。モー子さんの先生だった方にも偶然の再会。

以前は付属の刺繍学校 Ecole Lesage(エコール・ルサージュ)と隣接していたようですが、郊外に移って広いアーカイブ室もできています。アーカイブ室の壁一面の引き出しには7万5千の刺繍見本が収められていてモー子さんたちも興奮しっぱなしでした。

それにしてもシャネルドレスの素敵なこと..

名前Maison Lesage(メゾン・ルサージュ)
住所20 Rue du Cheval Blanc, 93500 Pantin, France
WEBhttp://lesage-paris.com
アクセスメトロ5号線「Église de Pantin」駅から徒歩7分
地図パリMAP 4

エコール・ルサージュで学んだ柴田士郎さんと小川明子さんの刺繍ユニットLemmikko(レンミッコ)による素敵な本。

真鍮鋳物のショップ【パリ】

旅の途中で立ち寄ったのは170年の歴史を持つ真鍮鋳物の店。大きなものから小さなものまで取り揃えています。
動物モチーフのチャームもいろいろあり。ギロチンモチーフまであるものフランスっぽいですね。

せかほし|パリMAP

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