世界はほしいモノにあふれてる「マルタ&フランス 麗しの手仕事SP」紹介リスト

travel

NHK Gで放送している「世界はほしいモノにあふれてる(略称:せかほし)」シリーズ。
世界を旅するトップバイヤーと素敵なモノ探し。目利きバイヤーに密着したドキュメンタリーには欲しいものや行きたいお店が続々登場。バイヤーさんは誰?場所はどこ?物はどこで買える?と気になります。
番組はいよいよ3年目、長く続いてくれることを願います。2020年4月からは放送時間が45分に変更、再放送時刻も変更になっています。
世界はほしいモノにあふれてる マルタ&フランス 麗しの手仕事SP(初回放送:2020年7月16日22:30〜 再放送:2020年7月20日25:00〜)のMCは俳優の 三浦春馬(みうらはるま)さん、歌手の JUJU(ジュジュ)さん。ナレーション(天の声)は声優の 神尾晋一郎(かみおしんいちろう)さん。バイヤーは CREA Traveller(クレア・トラベラー)編集長の 倉林里実(くらばやしさとみ)さん、Maison des Perles(メゾン・デ・ペルル)の 小林モー子(こばやしもーこ)さん。過去放送回を編集したスペシャル版です。
番組を参考に、自分で行くときのために気になるお店やスポットをまとめてリストにしてみました。
せかほし最新の放送は 2023年11月4日(土)15:55〜16:20祝5周年!とっておきの旅SP」です。
(追記)2020年7月18日に三浦春馬さんが亡くなられました。心よりご冥福をお祈りいたします。

U-NEXT(ユーネクスト) でNHKの動画配信サービス NHKオンデマンド を視聴可能。世界はほしいモノにあふれてる は放送の翌日から見逃し配信中。三浦春馬さん出演の大河ドラマ おんな城主 直虎 などドラマも一気見できます。初回31日間無料トライアル。NHKオンデマンド は別料金ですが、もらえる600ポイントで購入できます。PR

2021年8月27日に三浦春馬さんMC回を含むセレクション DVD & ブルーレイが発売されました。収録内容は こちらの記事 に詳細をまとめています。

世界はほしいモノにあふれてる セレクション BOX
NHKエンタープライズ
¥12,540(2024/04/26 05:19時点)

マルタですてきを探す旅 のまとめはこちらをどうぞ!

パリ・ビンテージ ビーズ のまとめはこちらをどうぞ!

せかほし | マルタ

マルタですてきを探す旅 アクセサリー&レース(初回放送:2018年7月5日)が再登場。ヴァレッタ・グラス、タル・リーラ時計、フィリグリー、マルタレースなどの職人の手仕事を紹介していました。
バイヤーは CREA Traveller(クレア・トラベラー)編集長 倉林里実(くらばやしさとみ)さん。

倉林里実 さん / CREA Traveller(クレアトラベラー)

2000年に CREA(クレア)の姉妹誌として創刊された CREA Traveller(クレアトラベラー)。極上な旅のスタイルを提案するハイエンドな旅の専門誌。ガイドブックとは違った切り口で書かれた現地情報、そして美麗な写真が魅力です。現在は年4回発行しています。
100頁ほどの第一特集(海外)、第二特集以降(国内もあり)、ファッションやカルチャーやアート情報もありという誌面構成。海外旅行好きには要チェックの雑誌。毎号何が特集されるのかとても楽しみにしています。

編集長の倉林さん自ら取材旅行に出かけるとのこと。2018年夏号「南イタリアの誘惑」の第二特集「マルタの奇跡」のための取材旅行の模様を紹介していました。
旅はいつも驚きに満ちている、「旅は謎解き」だという倉林さん。見ているだけで旅に出たくなるような番組でした。

名前CREA Traveller(クレアトラベラー)
WEBhttp://crea.bunshun.jp/traveller
Instagram@creatraveller

マルタ特集もある2018年夏号。

Mdina Gate(イムディーナ門)【マルタ】

地中海の島 Malta(マルタ)。首都・バレッタ市街、ハル・サフリエニの地下墳墓、マルタの巨石神殿群の3箇所が世界遺産に登録されている地中海の宝石です。

番組冒頭で紹介されていたのは城壁に囲まれた古都 Mdina(イムディーナ)。中世に貴族や聖職者が暮らしていた町です。
町の入口は立派なゲート。町の中は中世からあるという迷路のような路地だらけ。

名前Mdina Gate(イムディーナ門)
住所Mdina Gate, Mdina Rd, Mdina, Malta
アクセスマルタ国際空港からバスで約30分

Valletta Glass(ヴァレッタ・グラス)/ 手づくりガラス【マルタ】

訪ねたのは Ta’Qali(タ・アーリ村)のクラフトヴィレッジ。ガラス工房 Valletta Glass(ヴァレッタ・グラス)の手づくりのガラス製品はマルタらしい色使いで人気です。
工房では職人さんたちがマルタの伝統的な技でガラスをつくる制作風景を見学できます。色の違うガラスを重ねていく熟練の技で鮮やかなガラス製品ができあがる様子は見事。

工房にはショップが併設されています。倉林さんは誌面に載せるガラス製品を選んで店の前で撮影。読者が見てここへ行きたいなと思えるような商品を常に探しています。
ガラスのピアスはパッと目を引く色、シンプルで飽きのこないデザイン。お土産として持ち帰りやすいというのもポイント。ピアスはなんと1セット5.00€とお手ごろ価格。欲しい!
花瓶やオブジェはそこそこお値段するようです。

タ・アーリ村はヴァレッタから車で20分、イムディーナから車で5分。路線バスでも行けます。

名前Valletta Glass(ヴァレッタ・グラス)
住所Long Hut One, Crafts Village, Ta’Qali, Malta
WEBhttp://vallettaglass.com
Instagram@vallettaglass
営業時間月〜金:8:30〜16:30、土:9:30〜14:00
定休日日曜
アクセスヴァレッタからバスで約30分「Qali Interchange」停留所から徒歩10分、イムディーナからバスで約10分「Snajja」停留所から徒歩3分

猫モチーフのガラスの置物が多いのは、やはりマルタが猫の島だからでしょうか。

L-Intrata, L-Arloġġ Tal-Lira(マルタ時計工房)【マルタ】

次に向かったのは Hamrun(ハムルーン)にあるマルタ時計の工房 L-Intrata, L-Arloġġ Tal-Lira(マルタ時計工房)。マルタ語で L-Arloġġ Tal-Lira(タル・リーラ時計)と呼ばれる伝統工芸品は17世紀後半にイタリアから技法が伝わり現在も17世紀と変わらぬ職人技でつくられています。時計のデザインは17世紀ヨーロッパで流行していたバロックやロココ様式。当時は貴族や位の高い聖職者しか手にできないものでした。

この道25年のマルタ時計職人 Gejtu Said(ゲイター・サイード)さんはマルタ工芸賞も受賞した腕の持ち主。工房では手巻き時計をつくる職人、絵を描く職人、金箔を貼る職人と分業作業で1つ1つオーダーメードの時計を仕上げています。使う材料も17世紀から変わらず。金箔を貼る糊にウサギの皮の内側のゼラチン質を使用していてびっくり。
工房の見学は事前にメールで予約が必要です。

名前L-Intrata, L-Arloġġ Tal-Lira(マルタ時計工房)
住所L-Intrata, 48 Fra Diegu Street, Hamrun, Malta
mailgejtusaid@yahoo.com
営業時間月〜金:8:30〜18:00(見学は要予約)
定休日土曜・日曜
アクセスヴァレッタ中心部からバスで約5分「Gejtano」停留所から徒歩2分

The Silversmith’s Shop(シルバースミスズ・ショップ)【マルタ】

Valletta(ヴァレッタ)の銀細工 Filigree(フィリグリー)のお店 The Silversmith’s Shop(シルバースミスズ・ショップ)。3代続くフィリグリー職人のお店です。現オーナーは3代目の Matthew Bougie(マシュー・ボージュ)さん。この道20年の超一流の職人。お父様の Maurice(モーリス)さんから13歳の頃から仕込まれ、6年前に店を引き継ぎました。

フィリグリー細い銀線で模様をつくりだしたアクセサリー。16世紀にスペインやイタリアから持ち込まれた銀のワイヤーを編んでいく技法は現在も受け継がれています。幅1mmの銀線でつくられた型に0.25mmのワイヤーを丸めて細かい模様を入れていくというとても細かい作業。三浦さんも興味津々。三浦さんはこの収録以来、雑誌のインタビューで「行きたい場所は?」と訊かれると「マルタでフィリグリーが見てみたい」と答えるようになっているほど。

フィリグリー代表的なモチーフはマルタクロス。Knights of Malta(マルタ騎士団)の紋章です。マルタ騎士団の時代は貴族の装飾品だったフィリグリーですが、いまでは割と手に入りやすい価格です。JUJUさんが着けていたブレスレットは 60〜70€くらい。

名前The Silversmith’s Shop(シルバースミスズ・ショップ)
住所218 Republic St, Valletta, Malta
営業時間月〜金:10:00〜17:00、土:10:00〜15:00、日:10:00〜13:00
定休日なし
アクセス聖ヨハネ大聖堂から徒歩4分

いまでは世界各地に広まったフィリグリーの技法。インドネシア製は美しく丁寧な手仕事なのにお手頃価格。

St. John’s Co-Cathedral(聖ヨハネ大聖堂)【マルタ】

Valletta(ヴァレッタ)にマルタ騎士団によって1572年建設された St. John’s Co-Cathedral(聖ヨハネ大聖堂)。通称「マルタ騎士団」と知られていますが正式には「聖ヨハネ騎士団」、聖ヨハネが守護聖人です。外観はマルタ産の石灰石で地味なのですが、内部は絢爛豪華なバロック様式。天井には聖ヨハネの生涯が描かれています。

礼拝堂の両翼には8つの小さな礼拝堂。8つの国と地域から来たマルタ騎士たちの出身地ごとに小さな礼拝堂が付属しています。床は色とりどりの大理石でできた墓碑。床下には400人のマルタ騎士たちが眠っています。

16世紀ヨーロッパではキリスト教徒とイスラム教との戦いが繰り広げられていました。地中海交易の要衝だったマルタにキリスト教徒の騎士が集められてマルタ騎士団となりました。そして1565年マルタ騎士団はオスマントルコとの歴史的な戦い「マルタ大包囲戦」に勝利し名声を高め、ヨーロッパの貴族の子弟が入団を希望して集まってきたといいます。
マルタ騎士に選出されるには教会への寄進が条件の1つ。集まってきたヨーロッパ中の貴族の子弟の寄進により豪華な教会ができあがったそうです。

大きな礼拝堂に隣接した小礼拝堂は美術館として公開されています。こちらには番組の最後に登場した Caravaggio(カラヴァッジオ)の傑作『Beheading of Saint John the Baptist)(洗礼者ヨハネの斬首)』(1608年)が飾られています。

聖ヨハネ大聖堂(美術館含む)は入場料10€でオーディオガイド付き(日本語あり)。マルタに行ったなら絶対に行きたい場所です。

名前St. John’s Co-Cathedral(聖ヨハネ大聖堂)
住所St. John’s Street, Valletta, Malta
WEBhttps://www.stjohnscocathedral.com
Instagram@stjohnscocathedral
営業時間月〜金:9:30〜16:30、土:9:30〜12:30(入場は閉館30分前まで)
定休日日曜・祝
アクセスヴァレッタ門から徒歩4分

マルタ大包囲戦についてはこの本が詳しいです。

スキャンダラスな天才画家 カラヴァッジオはマルタでも騒動起こして投獄され脱獄..と相変わらすの無頼漢。

Casa Rocca Piccola(カーサ・ロッカ・ピッコラ)【マルタ】

昔話のようなマルタ騎士団、実は今も存在しているそうです。
de Piro(デ・ピーロ)公爵家9代目の Nicholas de Piro(ニコラス・デ・ピーロ)さんはマルタ騎士団。430年前に建てられたデ・ピーロ家のお屋敷 Casa Rocca Piccola(カーサ・ロッカ・ピッコラ)に住んでいます。
またお屋敷は一般にも公開されているので見学可能。入場料は9€です。

お屋敷には博物館級の貴重なものがさりげなく飾られています。18世紀につくられたマルタ時計、その時代のもので現存するのは6台だけ。その中の1台が飾られています。
ニコラスさんはマルタの伝統工芸品に詳しくアンティークのマルタレースも収集しています。壁には先祖代々の肖像画が飾られていて本当に博物館のよう。

マルタに最高級の工芸品が生まれたのはマルタ騎士団の成り立ちと深く関わりがあるとのこと。
マルタ騎士団の紋章であるマルタクロスの8つの角は騎士の出身地である8つの国や地域を表しています。裕福な貴族出身の騎士たちは母国の文化をマルタに持ち込みました。騎士のために時計や装飾品をつくる職人たちもマルタに移り住んだといいます。

イタリアからは華やかな装飾技術に優れた時計づくりの職人たち、スペインからは銀線で繊細な細工をつくるフィリグリー職人たち。ヨーロッパ選りすぐりの職人たちの技がマルタで合わさり凝縮されていき、その技を受け継いだマルタ人は長い年月をかけ最高品質のものを生み出すようになりました。
ものの背景のストーリーにふれるとますます知りたくなりますね。

名前Casa Rocca Piccola(カーサ・ロッカ・ピッコラ)
住所74 Republic St, Valletta, Malta
WEBhttp://www.casaroccapiccola.com
Instagram@casaroccapiccola
営業時間月〜土:10:00〜17:00
定休日日曜・祝
アクセス聖ヨハネ大聖堂から徒歩3分

今でもマルタの誇りとなっている騎士団ですが、別の角度から見たお話。歴史好きな方におすすめ。

Joseph Busuttil(ジョセフ・ブスティール)【マルタ】

マルタの伝統工芸 Maltese Lace(マルタレース)は最高級レース。倉林さんは100年以上続くマルタで最も古いレースの店 Joseph Busuttil(ジョセフ・ブスティール)へ。
店主の Manuel Busuttil(マニュエル・ブスティール)さんはアンティークレースのコレクターとしても知られていてお店の壁にはアンティークレースがずらり。

レースの技術は騎士団がイタリアのジェノバから持ち込みました。当時はレースは糸の宝石と呼ばれるほど貴重なもの。騎士団は甲冑の下にレースをまとっていました。
現在は結婚式や子供が洗礼を受ける時にレースを身につけることが多いそうです。

レース編みは何十本もの糸を操り編んでいくとても高度な技術。かつては島のどの家庭でも女性たちはレースづくりをして家計を支えていたそうです。
今でも Gozo(ゴゾ島)を中心に伝統技術を継承していくためのスクールが開かれています。

倉林さんは100年ものアンティークレースを3点お買い上げ。1個210€でしたがシミがついていたので値引きしてくれたそうです。よかったですね。
とても繊細で薄くて軽いレースに三浦さんもJUJUさんもうっとりしていました。

名前Joseph Busuttil(ジョセフ・ブスティール)
住所222 Merchants Street, Valletta, Malta
WEBhttps://www.facebook.com/Joseph-Busuttil-310599845805606/(facebookページ)
営業時間月〜金:10:00〜18:30、土:10:0〜15:00
定休日日曜・祝
アクセス聖ヨハネ大聖堂から徒歩5分

倉林里実さんのおうち時間

2020年4月以降は自宅で海外への取材を続けてきた倉林里実さん。これまでの旅で培った人脈を生かし世界各地の最新の状況を記事にしWEBニュースで配信。
特にパンデミックと戦う医療従者のメッセージを写真を交え精力的に発信しました。
困難を乗り越えた先にさらに美しい旅が待っていることを記事を通して伝えたいと考える倉林さん。また前のように楽しく旅ができるように世界のみなさんと一緒に頑張っています。

2020年7月号は美術館特集。

せかほし | パリ

パリ・幻のビーズを探す旅(初回放送:2018年9月20日)が再登場。パリの蚤の市やビンテージショップ、そしてオートクチュールドレスの刺繍を請け負う世界トップレベルの刺繍工房を紹介していました。
バイヤーは Maison des Perles(メゾン・デ・ペルル)の刺繍作家 小林モー子(こばやしもーこ)さん。

小林モー子 さん / Maison des Perles(メゾン・デ・ペルル)

文化服装学院卒業後パタンナーをされていた 小林モー子 さん。2004年にパリに渡りオートクチュール刺繍を勉強されました。
そして2010年に帰国し Maison des Perles(メゾン・デ・ペルル)設立。
オートクチュールドレスは素敵ですが限られた人にしか手が届かない夢のようなドレス。モー子さんはオートクチュール刺繍の技術を使いつつ、もっと身近なアクセサリーの作品をつくり続けていらっしゃいます。ポップで可愛いアクセサリーはとても可愛らしくてたくさん欲しくなってしまいます。
デザインがポップなだけに、現在生産されているビーズを使うと明るい発色で派手になってしまいがち。少しくすんだビンテージビーズを使うとシックな雰囲気のアクセサリーになるそうです。
パリには毎年数回ビンテージビーズの買い付けに行くモー子さん。狙いは1930年代に生産されたビンテージビーズ。とってもレアなアイテムです。

小林モー子さんの作品は銀座・伊東屋など全国8箇所とWEBSHOPで購入できます。

名前Maison des Perles(メゾン・デ・ペルル)
住所東京都渋谷区西原2-26-5
WEBhttp://maisondesperles.com

小林モー子さんの著書。

Didier Ludot(ディディエ・ルド)【パリ】

Palais Royal(パレロワイヤル)の回廊にあるビンテージオートクチュールドレスの専門店 Didier Ludot(ディディエ・ルド)。1975年から続くショップでファッション関係者やセレブも通う有名店。

各時代を象徴するハイビンテージドレスが並んでいます。オートクチュールのドレスにはゴージャスな刺繍で飾られたものがたくさん。
1952年のクリスチャン・ディオールのドレス、1962年のクリスチャン・ディオールのドレス、1970年代のシャネルのドレスが紹介されていました。うっとり。
刺繍がびっちりされているものだと2000万、3000万するそうです。夢のような世界..

ハイビンテージドレスのほか、オリジナルでレプリカドレスもつくっているようです。バッグやシューズもあり。

名前Didier Ludot(ディディエ・ルド)
住所Jardin du Palais Royal, 24 Galerie de Montpensier, 75001 Paris, France
WEBhttps://www.didierludot.fr
Instagram@didierludot
営業時間月〜土:11:00〜18:30
定休日日曜・祝日
アクセスメトロ1・7号線「Palais Royal Musée du Louvre」駅から徒歩3分、メトロ7・14号線「Pyramides」駅から徒歩5分

長年通う蚤の市【パリ】

長年通う蚤の市と紹介されていた場所、どこかはいわれていませんでしたが Marché de Vanves(ヴァンヴ蚤の市)ではないかと思います。クリニャンクール蚤の市よりも小規模ですがヴァンヴ蚤の市にもビンテージビーズのストールが出ています。ヴァンヴ蚤の市は せかほしのビンテージボタンの回 にも登場していました。

ビンテージビーズを探すには口コミの情報が欠かせません。モー子さんが探しているのは30年代のビーズ。いまでは希少になりなかなかお目にかかれないようです。
馴染みのディーラーさんたちと話をして情報収集も怠りません。

名前Marché de Vanves(ヴァンヴ蚤の市)
住所Avenue Sangnier 75014 Paris, France
WEBhttps://www.paris.fr/equipements/marche-aux-puces-de-la-porte-de-vanves-4518
http://www.pucesdevanves.fr
Instagram@marcheauxpucesdevanves
営業時間土日:[マルクサンニエ通り]7:00〜13:00 [ジョルジュラフェネストル通り]7:00〜17:00
定休日月曜~金曜

古着のお店【パリ】

蚤の市で得た情報を頼りにやってきたのは古着のお店。このお店も場所は出ていませんでしたが雰囲気からして Clignancourt(クリニャンクール)付近ではないかと思います。
店の一番奥に1930年代のビーズが雑然と置かれているのを発見。ごちゃっとした片隅に小粒のカラービーズがたくさんありました。
ビーズ刺繍はピクセルで表現するのでビーズが小さければ小さいほど細かく表情を出したり繊細にできるといいます。小粒のビンテージビーズは貴重な資材。

見つけた青いカットビーズはビーズは70ユーロ。欲しいけど値段が高くて悩むモー子さん。
出会ったときに買わなければもう2度とお目にかかれないと思い切って購入。たくさんお買い上げしてました。

秘密の地下倉庫【パリ】

どこだかは明かされない秘密の場所へ買い付けに。100年前の建物の地下室にお宝が眠っています。もともとはカーブ(食品貯蔵庫)だったという地下室、探検気分です。
ストックされているのは表のマーケットに出ないレア物ばかり。
ベネチアやチェコでつくられていた吹きガラスのビーズなどを発見。掘り出し物がたくさんあったようで半日地下室にこもっていました。

Les perles d’antan(レ・ペール・ダンタン)【パリ】

Clignancourt(クリニャンクール)Marché Malassis(マルシェ・マラシス)内にあるビンテージビーズのお店 Les perles d’antan(レ・ペール・ダンタン)
モー子さんが20代の頃から通い続けていて、オーナーの Flora Barlan(フローラ・バルラン)さんは貴重なビーズが手に入ると連絡をくれます。モー子さんも作品ができるとフローラさんに見せに来るそうです。
フローラさんから「モー子の作品が大好き」と言われて涙ぐむモー子さん。とっても嬉しそうでした。

Clignancourt(クリニャンクール)というとアンティークの蚤の市が有名。クリニャンクール全体はかなり広くて12のエリアに分かれています。蚤の市だけでなく常設店も多数あり。せかほし メガネの回 でアンティーク家具を買っていたのもクリニャンクールです。

こちらのショップは Marché Malassis(マルシェ・マラシス)というショッピングビルの中に入居しています。
蚤の市は土・日・月曜日の9:00〜18:00に開かれていますが、常設店の営業時間はお店によってまちまち。営業時間は不明なため確実に行きたい場合はインスタやFacebookで問い合わせると良いと思います。
1898年創業の老舗でビンテージビーズの他にもビンテージボタンもあり掘り出し甲斐がありそう。

名前Les perles d’antan(レ・ペール・ダンタン)
住所142 Rue des Rosiers, 93400 Saint-Ouen, France
WEBhttps://ja-jp.facebook.com/pg/perlesdantan/(Facebookページ)
Instagram@lesperlesdantan
営業時間不明
定休日不明
アクセスメトロ4号線「Porte de Clignancourt」駅から徒歩8分
地図パリMAP 3

三浦さんビーズ刺繍に挑戦【スタジオ】

スタジオではモー子さんがせかほしのロゴを刺繍にしてくれていました。三浦さんもビーズ刺繍に挑戦。
Luneville Broderie(リュネヴィル刺繍)と呼ばれるオートクチュールの刺繍技術。細いかぎ針でビーズを一粒一粒刺繍していく気の遠くなるような作業。
かぎ針を布に刺し、糸を引っ掛けて小さなビーズをすくい上げます。三浦さんもやっていましたが難しそう!
モー子さんが華麗な手さばきで刺繍する様子はJUJUさんも「ずっと見てられる」というほど。

モー子さんはオートクチュールの作品も刺繍することがあり、山本寛斎さんデザインの派手なウエディングドレスを見せてくれました。
イメージが熊手だったりと奇抜なアイデアをビーズ刺繍で表現。豪華絢爛なウエディングドレスです。

ミネトンカと小林モー子さんのコラボモデル。

Maison Lesage(メゾン・ルサージュ)/老舗刺繍工房【パリ】

1924年の創業以来パリを代表する刺繍工房 Maison Lesage(メゾン・ルサージュ)。モー子さんは修行時代以来14年ぶりに訪れました。
数々の有名メゾンの刺繍を請け負うこの老舗刺繍工房には世界トップレベルの腕を持つ職人の方たちが働いています。モー子さんの先生だった方にも偶然の再会。

以前は付属の刺繍学校 Ecole Lesage(エコール・ルサージュ)と隣接していたようですが、郊外に移って広いアーカイブ室もできています。アーカイブ室の壁一面の引き出しには7万5千の刺繍見本が収められていてモー子さんたちも興奮しっぱなしでした。

それにしてもシャネルドレスの素敵なこと..

名前Maison Lesage(メゾン・ルサージュ)
住所20 Rue du Cheval Blanc, 93500 Pantin, France
WEBhttp://lesage-paris.com
アクセスメトロ5号線「Église de Pantin」駅から徒歩7分
地図パリMAP 4

エコール・ルサージュで学んだ柴田士郎さんと小川明子さんの刺繍ユニットLemmikko(レンミッコ)による素敵な本。

小林モー子さんのおうち時間

2020年4月はアトリエで制作に励んでいた小林モー子さん。
おうち時間にぴったりの作品「REPAS(食事)」を制作。何気ない食事のひとコマを描いた図案はキリン、羊、ニワトリと宇宙人?が登場。ユーモラスで可愛いですね。
図案はWEBさいとで公開中。刺繍ができなくても塗り絵にすることもできます。モー子さんはあえてビーズを使わず刺繍糸だけで仕上げていました。

U-NEXT(ユーネクスト) でNHKの動画配信サービス NHKオンデマンド を視聴可能。世界はほしいモノにあふれてる は放送の翌日から見逃し配信中。三浦春馬さん出演の大河ドラマ おんな城主 直虎 などドラマも一気見できます。初回31日間無料トライアル。NHKオンデマンド は別料金ですが、もらえる600ポイントで購入できます。PR

2020年4月1日に番組のオフィシャルブックが発売されました。

世界はほしいモノにあふれてるシリーズの放送日時まとめはこちらへ!

Content is protected
タイトルとURLをコピーしました