世界はほしいモノにあふれてる「ポルトガル・旅から生まれるスープ」紹介リスト

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NHK Gで放送している「世界はほしいモノにあふれてる(略称:せかほし)」シリーズ。
世界を旅するトップバイヤーと素敵なモノ探し。目利きバイヤーに密着したドキュメンタリーには欲しいものや行きたいお店が続々登場。バイヤーさんは誰?場所はどこ?物はどこで買える?と気になります。
世界はほしいモノにあふれてる 旅から生まれるスープ(初回放送:2018年7月12日)のMCは俳優の 三浦春馬(みうらはるま)さん、歌手の JUJU(ジュジュ)さん。ナレーション(天の声)は声優の 神尾晋一郎(かみおしんいちろう)さん。バイヤーは 元・Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)、現在フリーのフードプランナー 桑折敦子(こおりあつこ)さんでした。
番組を参考に、自分で行くときのために気になるお店やスポットをまとめてリストにしてみました。
せかほし最新の放送は 2024年4月29日(月)21:30〜22:30鈴木亮平×イタリアSPときめく文具と世界遺産の旅」です。

紹介されたスポットの位置がわかる地図を最後に載せています。参考にとうぞ!
リスボン近郊MAP

U-NEXT(ユーネクスト) でNHKの動画配信サービス NHKオンデマンド を視聴可能。世界はほしいモノにあふれてる は放送の翌日から見逃し配信中。三浦春馬さん出演の大河ドラマ おんな城主 直虎 などドラマも一気見できます。初回31日間無料トライアル。NHKオンデマンド は別料金ですが、もらえる600ポイントで購入できます。PR

2020年4月1日に番組のオフィシャルブックが発売されました。

2021年1月21日放送の ポルトガル 幸せ お魚パラダイス のまとめはこちらをどうぞ!

極上のメキシコグルメを探す旅 のまとめはこちらをどうぞ!

せかほし | バイヤーさんは誰?場所はどこ?物はどこで買える?

番組では Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)のレシピ開発担当(当時)桑折敦子(こおりあつこ)さんとスタッフののポルトガルでのリサーチの旅を紹介していました。

桑折敦子さん / Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)

バイヤーは Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)のレシピ開発担当 桑折敦子(こおりあつこ)さん。
放送時は Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)に勤務されていましたが、その後独立。現在はフリーのフードプランナーとして活動されています。
桑折さんがこれまでに考案したメニューは150種類以上。レシピのヒントは旅。スープだけでなく様々なメニューを食べ歩き、調理法や組み合わせをリサーチ。新作スープのヒントを探します。
8日間で訪ねたレストランは12軒、食べた料理は50皿にもなりました。

これまでも旅からひらめきを得てスープを開発してきた桑折さん。
イタリア・カンパニア州のピザ マルゲリータからヒントを得た「マルゲリータのスープ」。
イタリア・ウンブリア州の腸詰からヒントを得た「豚肉とレンズ豆のスープ」。
美味しいものを食べてそれをヒントに全然違うスープを作るのが桑折さんのスタイル。

桑折さんは 極上のメキシコグルメを探す旅 にも出演されました。

スープストックトーキョーのスープ10セット。贈り物にもぴったり。

旅から生まれたスープ / バカリャウとひよこ豆のスープ

桑折さんがスタジオで旅から生まれたスープを披露。バカリャウとひよこ豆を使い優しい味わいに仕上げています。
ポルトガルの国民食バカリャウ(塩漬けしてして干したタラ)をメインに、缶詰バーで相性の良さを発見したひよこ豆を組み合わせました。
ひよこ豆は半分崩してとろみをつけ、パプリカペーストで甘味と塩味を加えています。JUJUさんは「ポルトガルなのに懐かしい味」と美味しそうに食べていました。

せかほし | Lisbon(リスボン)

Bacalhoaria Silva(バカリョアリア・シルバ)/ バカリャウ専門店【リスボン】

桑折さんがポルトガル Lisbon(リスボン)で向かったのは Bacalhau(バカリャウ)の専門店 Bacalhoaria Silva(バカリョアリア・シルバ)。チーズやワインやハムを扱う隣の Manteigaria Silva(マンテイガリア・シルバ)は系列店で1890年創業の老舗。
バカリャウとは塩漬けの鱈(たら)のこと。ポルトガルでは国民食と言われています。スペインの大西洋側地域でもよく食べられていますね。
大航海時代に保存食としてつくられ始めたそうです。水に数日漬けてしっかり塩抜きしてから調理します。水に着けると身がふっくらと蘇り生の時よりも旨味が増します。

名前Bacalhoaria Silva(バカリョアリア・シルバ)
住所R. Dom Antão de Almada 55, 1100-240 Lisboa, Portugal
WEBhttps://www.manteigariasilva.pt
Instagram@manteigariasilva189
営業時間月〜土:9:00〜19:30
定休日日曜・祝
アクセス地下鉄「Rossio」駅から徒歩1分
地図リスボン近郊MAP 1
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【閉店】Chefe Cordeiro(チェフィ・コルデイロ)/ レストラン【リスボン】

桑折さん御一行がバカリャウの料理を食べようと向かったのはコメルシオ広場の西側にある Chefe Cordeiro(チェフィ・コルデイロ)
しかしこちらのレストランは残念ながら閉店しています。

定番の バカリャウのガーリックソテー。塩漬けしたことでタラの旨味が増しています。
バカリャウのリゾット は野菜や米に旨味を移しながらもバカリャウそのものの味もしっかり残っています。

スープストックトーキョーのスープ6セット。

Sol e Pesca(ソル・エ・ペスカ)/ 缶詰バー【リスボン】

Mercado Da Ribeira(リベイラ市場)にある Cais do Sodré(カイス・ド・ソドレ)の缶詰バー Sol e Pesca(ソル・エ・ペスカ)。おつまみは全て缶詰という缶詰大国ポルトガルらしいお店です。
カイス・ド・ソドレは少し前は漁師街だったエリアですが、現在はバーが集まり深夜まで賑わっています。このバーの前は釣具店だったそうです。インテリアは釣具店そのままに、100種類以上の缶詰が並んでいます。

キッチンを見せてもらった桑折さん、ポルトガルの定番だというバカリャウとひよこ豆の組み合わせからインスピレーションを得たようです。

名前Sol e Pesca(ソル・エ・ペスカ)
住所R. Nova do Carvalho 44, 1200-161 Lisboa, Portugal
WEBhttps://www.facebook.com/solepesca/(Facebookページ)
Instagram@solepesca
営業時間日〜水:12:00〜26:00、木〜土:12:00〜28:00
定休日なし
アクセス電車・地下鉄「Cais do Sodré」駅から徒歩3分
地図リスボン近郊MAP 2

出産祝いにぴったりのスープセット。

Conserveira de Lisboa(コンセルヴェイラ・デ・リスボア)/ 缶詰専門店【リスボン】

1930年創業の缶詰専門店 Conserveira de Lisboa(コンセルヴェイラ・デ・リスボア)。小さな店内に缶詰がびっしり!観光客も多く訪れる有名店。パッケージも可愛いのでみなさんお土産に買われるようです。
3つのオリジナルブランド「Tricana」「Minor」「Prata do Mar」を展開しています。ポルトガル語ができなくてもカウンターに置かれている商品を指差して個数を伝えて注文すればOK。たくさんあって迷いそうという方は事前にオフィシャルWEBサイトで商品チェックしてから行くと良さそうです。

名前Conserveira de Lisboa(コンセルヴェイラ・デ・リスボア)
住所Rua dos Bacalhoeiros 34, 1100-150 Lisboa, Portugal
WEBhttp://www.conserveiradelisboa.pt
Instagram@conserveira_de_lisboa
営業時間月〜土:9:00〜19:00
定休日日曜
アクセス地下鉄「Terreiro do Paço」駅から徒歩4分
地図リスボン近郊MAP 3

Soup Stock Tokyoのレシピ集・第2弾。第1弾よりも第2弾の方が日常的に使えます。

Mercado do Livramento(リブラメント市場)【セトゥーバル】

桑折さんが旅で必ず訪れるのは市場。その国の食文化が見える格好のリサーチの現場です。
リスボン近郊の Setúbal(セトゥーバル)という港町に1876年開設された Mercado do Livramento(リブラメント市場)(別名:セトゥーバル市場)。ポルトガルで一番美味しいものが集まるといわれているほどの選りすぐりの食材が手に入ります。リスボンからわざわざ買い物にくる人も多いそうです。

大西洋に面したポルトガルは水揚げされる魚種も多く魚市場も充実しています。
大きなエイの売り場はNHK 2度目のリスボン でも登場していた常連さんですね。
かつて7つの海を制したといわれるポルトガル。こしょうは16世紀頃にインドから、インゲン豆は16世紀頃に中南米から、パプリカは16世紀頃に中南米から、と世界各地から食材が集まってきた歴史があります。
ポルトガル料理は様々な土地からやってくる食材を取り入れ発展してきました。

名前Mercado do Livramento(メルカド・ド・リブラメント、リブラメント市場)
住所Av. Luísa Todi 163, 2900-276 Setúbal, Portugal
WEBhttps://www.facebook.com/Mercado-do-Livramento-201964216489781/(Facebookページ)
Instagram@mercado_setubal
営業時間火〜日:7:00~14:00
定休日月曜
アクセスリスボン中心部から車で約1時間
地図リスボン近郊MAP 4

せかほし | Almada(アルマダ)

Restaurante Porto Brandão(リストランテ・ポルト・ブランダン)/ カタプラーナ鍋【アルマダ】

桑折さんが向かったのはリスボンの対岸にある小さな港町 Almada(アルマダ)にある地元の人がこっそり教えてくれたレストラン Restaurante Porto Brandão(リストランテ・ポルト・ブランダン)
注文したのは不思議な形をした Cataplana(カタプラーナ)という鍋で作った料理。丸いドーム型のカタプラーナ鍋のルーツはモロッコのタジン鍋。アラブの影響を受けるポルトガル南部のアルガルベ地方発祥の鍋です。

ふたを開けるとカニ、アサリ、エビ、ロブスターと海の幸が詰まった Cataplana de Mariscos(魚介のカタプラーナ)。大きなロブスターが贅沢!
トマトとパプリカと玉ねぎ入りのスープに魚介の旨味がぎっしり。濃厚な美味しい出汁がでています。

キッチンでその秘密を見せてもらえることに。
野菜を切りながら鍋に入れ炒めたらトマトピューレと隠し味の牛乳を入れて煮込みます。牛乳がコクが出て以外と魚介との相性も良いそうです。
そして魚介類を並べたら蓋をして蒸し煮に。沸騰したらできあがり。蒸気で蒸すから旨みが逃げません。

カタプラーナ鍋を購入して帰った桑折さん。JUJUさんは「22世紀のバッグ」という感想。三浦さんが持つと何でも似合ってしまいますね。

名前Restaurante Porto Brandão(リストランテ・ポルト・ブランダン)
住所R. Bento de Jesus Caraça 25, 2825-127 Caparica, Portugal
WEBhttp://www.portobrandao.com
営業時間火〜日:11:00~15:30, 19:00~24:00、月:11:00~15:30, 18:00~22:00
定休日なし
アクセスブランダン港から徒歩2分
地図リスボン近郊MAP 5

せかほし | リスボン近郊MAP

せかほし | Porto(ポルト)

【閉店】Restaurante Tripeiro(リストランテ・トリペイロ)/ ポルト風モツ煮込み【ポルト】

名物料理の誕生秘話を探ろうと訪れたのは Restaurante Tripeiro(リストランテ・トリペイロ)。ポルト名物 Tripas à moda do Porto(ポルト風モツ煮込み)で有名なお店。
地元の人々にも観光客にも愛された名店ですが残念ながら閉店しています。

ポルト風モツ煮込みと一緒にいただくのはお米。ごはんとモツ煮込みの組み合わせって親しみが持てていいですね。
モツ、チョリソー、インゲン豆をトマトペーストとスパイスで煮込んでいます。とろとろになったモツ。唐辛子が効いていて塩とトマトであっさり味。

モツ煮が生まれたのは大航海時代。町から船出する兵士が肉を持って行ってしまったために市民に残されたのがモツでした。そのモツを美味しく食べようとして生まれた料理がポルト風モツ煮込み。
1時間半下茹でしてとろとろになったモツを更に野菜と一緒に煮込むという手間暇をかけた一品。
シェフの方も「モツ煮込みには白いご飯が合いますよね」とおっしゃっていました。

せかほし | Évora(エヴォラ)

ソフィア・ヴィエイラさんの料理教室【エヴォラ】

珍しい郷土料理があると聞き中南部の Alentejo(アレンテージョ)地方の Évora(エヴォラ)へ。
夏は雨が少なく高温、昔から小麦の生産が盛んでポルトガルの穀倉地帯と呼ばれる土地。

訪ねたのは郷土料理研究家 Sofia Matos Vieira(ソフィア・マトス・ヴィエイラ)さんのご自宅。
ソフィアさんは自宅での料理教室のほか Portuguese Cooking School(ポルトガル・クッキング・スクール)の講師もされています。自宅の料理教室には国内外から受講者がやってくるそうです。

レッスン開始前にまずはワインで乾杯。
豚肉を使った代表的な郷土料理
豚肉をマッサ・デ・ピメンタオン(塩漬けしたパプリカのペースト)に漬け込みます。パプリカのペーストは南の熱い地域で肉を長持ちさせるために使う伝統的な調味料。
弱火でじっくり30分豚肉を炒めます。

豚肉と合わせるのは Carne de Porco à Alentejana(カルネ・デ・ポルコ・ア・アレンテジャーナ)。あさりをニンニクとパクチーと一緒に炒めて最後にローストポテトを加えレモンも添えます。
肉×魚介、山の幸と海の幸の絶妙コラボ。

最後にアレンテージョの食卓に欠かせないパンの料理 Migas à Alentejana(ミガス・ア・アレンテジャーナ)。何百年もの間ポルトガルで最も貧しい地域だったアレンテージョの農民たちが古いパンを美味しく食べるために考えた工夫のレシピです。
時間が経って硬くなったパンを1時間ほど水につけてふやかしたら手で握り潰します。潰したパンをパプリカやトマトなどと合わせてさらに潰しながら炒め鍋を振ってオムレツ型に成形します。

名前Sofia Matos Vieira(ソフィア・マトス・ヴィエイラ)
WEBhttps://www.facebook.com/sofia.vieira.52438

U-NEXT(ユーネクスト) でNHKの動画配信サービス NHKオンデマンド を視聴可能。世界はほしいモノにあふれてる は放送の翌日から見逃し配信中。三浦春馬さん出演の大河ドラマ おんな城主 直虎 などドラマも一気見できます。初回31日間無料トライアル。NHKオンデマンド は別料金ですが、もらえる600ポイントで購入できます。PR

2度目の旅シリーズ ポルトガル・リスボン編 のまとめはこちらをどうぞ!

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