NHK BSP「お宝を掘り当てろ!!アンティーク鑑定旅「イタリア 夢よもう一度SP」」(初回放送:2020年1月25日21:00〜22:30、再放送:2020年8月3日15:11〜16:40)。
世界の蚤の市でお宝探しをするシリーズ。見ていると蚤の市に行きたくなってしまいます。専門家の査定と解説も勉強になって役に立ちそう。
今回は女優の 濱田マリ(はまだまり)さんと女優の 福地桃子(ふくちももこ)さんがイタリアのノミの市で買い物バトル。語りはNHKアナウンサーの 小田切千(おだぎりせん)さんでした。
予算1,000ユーロ=約12万円(2020年1月8日現在 1ユーロ=120円)で買い物バトル。買ったものはプロが厳しく鑑定。鑑定額と購入額の差額を競います。
番組を参考に、自分で行くときのために気になる蚤の市や狙い目アンティークをまとめてリストにしてみました。
アンティーク鑑定旅 ベルギー のまとめはこちらをどうぞ!
アンティーク鑑定旅 イタリア のまとめはこちらをどうぞ!
NHK BS お宝を掘り当てろ!!アンティーク鑑定旅「イタリア 極上!ベネチアンガラス」
2024年10月18日19:30〜20:00
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濱田マリさんと福地桃子さんのトートバッグ
O bag クラシック トートバッグ
アンティーク鑑定旅シリーズで気になるのが出演者が使っているお買い物バッグ。イタリアのブランド O bag の クラシック トートバッグ。つるんとしていて軽そうで可愛いですよね。
日本では 以前は QVC で取扱があったのですが、今は正規販売代理店はないようです。
バッグ本体は、軽くて柔らかな発泡ポリウレタン XL EXTRALIGHT という素材を使用。ノミの市のお買い物はガラスや陶器などのワレモノもあるため少し厚みがあって柔らかなバッグがぴったり。
番組ではインナーバッグを取外して使っていましたが、ファスナー付きのインナーバッグも付属しています。
ハンドルは取り外しができて別売りのハンドルに付け替えることもできます。
Arezzo(アレッツォ)
Fiera Antiquaria di Arezzo(アレッツォのノミの市)【アレッツォ】
質の高い品が揃うことではヨーロッパトップクラスと評判の Fiera Antiquaria di Arezzo(アレッツォのノミの市)。イタリア各地の骨董業者がこれぞという品を携えて集まってきます。
前回の アンティーク鑑定旅 イタリア(2018年1月19日放送)では日程が合わずに行きたくてもいけなかった場所。
街全体が骨董市の会場となり500ほどのストールが立ち並びます。
アレッツォのノミの市がお宝ザクザクの秘密。それはアレッツォ出身の有力な骨董商 Ivan Bruschi(イヴァン・ブルスキ)の尽力によるもの。
1960年台後半、若者が都会へ流出し景気が傾いていたアレッツォ。町に活気を取り戻したいと考えたブルスキは当時イギリスなどで人気の蚤の市を開くを思いつきます。質の高さで勝負しようと各地を駆け回って同業者に声をかけ、蚤の市に質の高いアンティークを持ちようるように説得しました。
1968年6月2日に第1回の蚤の市を開催。品揃えの良さでたちまち大評判、町おこしは成功し、その後も蚤の市はヨーロッパトップレベルの質を保ってきました。
説明してくれたのは Casa museo Ivan Bruschi(イヴァン・ブルスキ博物館、イヴァン・ブルスキ邸宅美術館)の学芸員 Elisabetta Bidini(エリザベッタ・ビディーニ)さん。イヴァン・ブルスキのアンティークショップだった場所は現在は博物館となっていてブルスキの収集品が展示されています。
アンティークだけでなく絵画や彫刻のコレクションもあり。入場料は16€。
名前 | Fiera Antiquaria di Arezzo(アレッツォのノミの市) |
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住所 | [メイン会場]Piazza Grande, 52100 Arezzo |
WEB | https://www.fieraantiquaria.org |
@fiera_antiquaria_arezzo | |
営業時間 | 毎月第1日曜日とその前日の土曜日:9:00〜18:00 |
名前 | Casa museo Ivan Bruschi(イヴァン・ブルスキ博物館) |
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住所 | Corso Italia, 14, 52100 Arezzo AR, Italy |
WEB | http://www.fondazioneivanbruschi.it/casa-museo/ |
@casamuseobruschi | |
営業時間 | 火~日:10:00〜13:00, 14:00〜18:00 |
定休日 | 月曜 |
Ginori(ジノリ)の陶磁器
最初は Ginori(ジノリ)の陶磁器 対決。
Palazzo Pitti(ピッティ宮殿)/ メディチ家をはじめ歴代の主が収集した美術品を展示【フィレンツェ】
アレッツォのノミの市に行く前にルネサンスが花開いた芸術の都 Firenze(フィレンツェ)で観光。世界的に有名な工芸品を生み出してきました。
濱田マリさんと福地桃子さんは Palazzo Pitti(ピッティ宮殿)へ。メディチ家のをはじめとするフィレンチェの統治者が住まいとして使用。照明や家具や調度品は一流の品ばかり。
入場料は16€。
濱田さんと福地さんが釘付けになったのが Ginori(ジノリ)の陶磁器のコレクション。
Lucca(ルッカ)の陶磁器研究家 Alessandro Biancalana(アレッサンドロ・ビアンカラーナ)さんが解説してくれました。
今では数が少なくなって貴重になっていますが蚤の市でも運が良ければ200年前のジノリのアンティークが見つかるかもというアレッサンドロさん。濱田さんと福地さんも期待でわくわく。
名前 | Palazzo Pitti(ピッティ宮殿) |
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住所 | Piazza de’ Pitti, 1, 50125 Firenze FI, Italy |
WEB | https://www.uffizi.it/palazzo-pitti |
@uffizigalleries | |
営業時間 | 火〜日:8:30〜13:30 |
定休日 | 月曜・1/1・12/25 |
Fausto Casi(ファウスト・カシ)さん / アレッツォのノミの市の達人【アレッツォ】
アレッツォのノミの市の達人 Fausto Casi(ファウスト・カシ)さん。ノミの市で数えきれないほどのお宝を掘り出し、ついにはコレクションで Museo dei Mezzi di Comunicazione(MUMEC メディア博物館)を創設。2000点のコレクションは時価総額1億円以上。
ご自慢の1970年代製 地球儀の形をしたテレビは 購入額 4万円 → 評価額 24万円。
Museo dei Mezzi di Comunicazione(MUMEC メディア博物館)はアレッツォ市庁舎内にあり入場料は3€。
ラジオ、テレビといったメディア機器を中心に楽器、携帯電話、コンピューターも展示されています。
名前 | Museo dei Mezzi di Comunicazione(MUMEC) |
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住所 | Via Ricasoli, 22, 52100 Arezzo AR, Italy |
WEB | https://www.faustocasi.it/ http://www3.comune.arezzo.it/museo-comunicazione/ |
@mumecarezzo | |
営業時間 | 火木土:9:30〜17:30 |
定休日 | 日月水金 |
Ginori(ジノリ)/ 王侯貴族に愛された陶磁器ブランド【フィレンツェ】
1735年、Carlo Ginori(カルロ・ジノリ)侯爵 がフィレンツェ近郊の自領ドッチァに窯を創設しイタリア初の白磁を完成。以来 Ginori(ジノリ)はヨーロッパの王侯貴族に愛された世界的なブランドに成長。
1896年にリチャード製陶社と合併し Richard Ginori(リチャード・ジノリ)に、2013年にグッチに買収されグッチの子会社として現在も経営が続いています。
濱田さんと福地さんがアレッツォのノミの市でどうやってジノリを探せばよいか迷っているとノミの市の達人のファウスト・カシさんが登場。
ジノリの陶磁器はお宝揃い。イタリアの果物や花が明るい色彩で描かれた Italian Fruit(イタリアン・フルーツ)、細密な絵が描き込まれ周りが金で装飾された絢爛豪華な器も。
さらに中国や日本の影響を受けた東洋風の陶磁器も18世紀につくられました。ちょっと古伊万里にも似ています。
① 裏でブランドのマークを確認。マークで年代をチェック
② ジオ・ポンティの器はおすすめ
ブランドのマーク、現在は Richard Ginori(リチャード・ジノリ)と入っていますが合併前の1896年以前は GINORI(ジノリ)だけ。GINORIとなっているものは100年以上前の年代物です。
初期(1800年ごろ)のマークは星の形だけ。この200年前のレアものはかなり値打ちあり。
1920年代に Gio Ponti(ジオ・ポンティ)がデザインした器は10年足らずの間だけ生産された貴重なもの。
ジオ・ポンティはイタリア人なら誰でも知っている有名な建築家。代表作は1958年竣工の Grattacielo Pirelli(ピレリ・ビル)。洗練された優美なデザインで世界的に評価されています。
ジオ・ポンティは1923年〜1930年の若い頃にリチャード・ジノリでアートディレクターを務めていました。この時代にジオ・ポンティがデザインしたオリジナル作品は高値で取引されています。
① イラスト調のデザイン
② パステルカラー
大皿1枚がなんと300万円。わかりやすい見極めポイントはイラスト調のデザイン。人物などのシンプルで軽やかな図柄が特長です。
またパステルカラーを使った美しいグラデーションを得意としていました。
名前 | Richard Ginori(リチャード・ジノリ) |
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WEB | https://www.richardginori1735.com |
@manifatturarichardginori |
Richard Ginori(リチャード・ジノリ)の Italian Fruit(イタリアン・フルーツ)シリーズは現在も生産されています。こちらは現行品。
アレッツォのノミの市で買い物【アレッツォ】
濱田さんと福地さんは Fiera Antiquaria di Arezzo(アレッツォのノミの市)で買い物バトル。
福地さんは東洋風の赤い鳥の絵柄のカップ&ソーサーを発見。裏を返してみると星のマークが。1800年ごろのものでしょうか。
売値 250ユーロ(30,000円)のところを初めての値切りに挑戦。
“Sconto, per favore?(少し安くしてくれませんか)”と伝えて 150ユーロ(18,000円)にしてもらってお買い上げ。
さらにもう1品、年代不詳の小さな花柄の器を 20ユーロ(2,400円)でお買い上げ。マークはどこにも見当たりませんが店主が言うにはこちらもジノリとのこと。ジェラートを入れる器だそうです。
濱田さんは陶磁器がたくさん並ぶ店を発見。奥にジオ・ポンティらしい気になる器が。
売値 250ユーロ(30,000円)のところを 150ユーロ(18,000円)にしてもらってお買い上げ。値切り上手の濱田さんです。
店主によれば1920年代のオリジナルのジノリ、ジオ・ポンティだそうです。
名前 | Fiera Antiquaria di Arezzo(アレッツォのノミの市) |
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住所 | [メイン会場]Piazza Grande, 52100 Arezzo |
WEB | https://www.fieraantiquaria.org |
@fiera_antiquaria_arezzo | |
営業時間 | 毎月第1日曜日とその前日の土曜日:9:00〜18:00 |
Richard Ginori(リチャード・ジノリ)ジオ・ポンティデザイン「古典」シリーズの復刻版。
Giovanni Asioli Martini Antiquario(ジョバンニ アシオリ マルティーニ 古物商)【イモラ】
鑑定は Imola(イモラ)にあるアンティーク陶磁器専門店 Giovanni Asioli Martini Antiquario(ジョバンニ アシオリ マルティーニ 古物商)へ。店主の Giovanni Martini(ジョバンニ・マルティーニ)さんが査定してくれました。ジョバンニさんはこの道35年、上級鑑定士の称号を持つ凄腕の目利きです。
まずは福地さん購入の 東洋風の赤い鳥の絵柄のカップ&ソーサー。
購入額 150ユーロ(18,000円)→ 鑑定額 550ユーロ(66,000円)
花柄の小さな器
購入額 20ユーロ(2,400円)→ 鑑定額 600ユーロ(72,000円)
赤い鳥の絵柄のカップ&ソーサーはジノリに間違いなし。星のマークは1790年ごろに作られたことを証明しています。日本でいうと江戸時代ですね。
赤い鳥は有田焼の影響を受けたと言われる Red Cock(レッドコック、赤い雄鶏)。現在も生産されている人気シリーズの1つ。保存状態もいいので高値が付きました。
花柄の小さな器もジノリのもの。1770年ごろにつくられたそうです。ジノリは1735年に創業してから50年ほどはマークを付けていませんでした。
品質が良く形も手がこんでいるため買値の30倍の高額鑑定となりました。福地さんはアクセサリー入れに使いたいそうです。
濱田さん購入の ジオ・ポンティの器。
購入額 150ユーロ(18,000円)→ 鑑定額 700ユーロ(84,000円)
ジノリ、ジオ・ポンティのデザインで間違いなし。四季を表したシリーズの一つで「INVERNO(冬)」と題された作品。薪を運ぶ農夫の姿が美しいパステルカラーで描かれています。ジオ・ポンティの特長がよく現れたデザインだそうです。
ただし1920年代につくられたオリジナルではなく20世紀後半に復刻されたときのもの。オリジナルであれば2,500ユーロ(30万円)以上にはなるそうです。
名前 | Giovanni Asioli Martini Antiquario(ジョバンニ アシオリ マルティーニ 古物商) |
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住所 | Via Emilia, 3, 40026 Imola, Italy |
Richard Ginori(リチャード・ジノリ)の Red Cock(レッドコック)シリーズは現在も生産されています。こちらは現行品。
Venetian Glass(ベネチアンガラス)
お次は Venetian Glass(ベネチアンガラス) 対決。
Venetian Glass(ベネチアンガラス)【ベネチア】
Venetian Glass(ベネチアンガラス)とはその名の通りベネチアで作られたガラスのこと。1000年の歴史を誇り優れた職人たちの手で様々で独創的な手法が生み出されてきました。
イタリアが世界に誇るアンティーク、大変な高値で取引されるものもあり。紹介されていた1940年代の金箔入りのガラスは200万円。
今回もノミの市達人の ファウスト・カシ さんに見極めポイントを教えてもらいます。
おすすめは Millefiori(ミルフィオリ)。小さな模様を組み合わせてつくられた大変貴重なもの。ベネチアンガラスを代表する技法の一つで、金太郎飴のように模様が入っているガラス棒を使って整形します。
ミルフィオリ=千の花という意味。小さな花のような模様が表面を埋め尽くします。
光に透かすととっても綺麗。濱田さん大興奮。
最近は鋳型で大量生産された品も多いのでしっかり見極めたいところ。
① 器の底の出っ張り
② 味わい深いゆがみとにじみ
ガラスの棒を吹いて器を作った後にハサミで切り離した後が出っ張ります。これが手作りのアンティークの目安。
さらに模様にも見分けるポイントが。大量生産品は模様がくっきりしているのに対して手作りのアンティークは味わい深く形がゆがんだり色がにじんだりしています。器ひとつひとつの模様が異なる一点もの。
ミルフィオリの技術に定評がある工房 Ercole Moretti(エルコーレモレッティ)社のミルフィオリ豆皿シリーズ。24種類の柄があり、手作りだからすべてが一点もの。
Murano(ムラーノ島)【ベネチア】
ベネチアンガラスが作られている Venezia(ベネチア)の Murano(ムラーノ島)へ。
Museo del Vetro(ムラーノ・ガラス美術館)【ベネチア】
Museo del Vetro(ムラーノ・ガラス美術館)には貴重なベネチアンガラス展示されています。
ガラス生産が始まったのは13世紀。当時のベネチア政府が職人を全てこの島に移住させ、製造技術を門外不出としました。
ミルフィオリの歴史は更に古く、紀元前1世紀の古代ローマに遡ります。鮮やかな色彩は当時の人々に衝撃を与えました。しかし難しい技術のためしばらくは作られないようになってしまいました。
19世紀後半にベネチアでミルフィオリは復活。今も当時と同じ技術でつくられています。
名前 | Museo del Vetro(ムラーノ・ガラス美術館) |
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住所 | Fondamenta Marco Giustinian, 8, 30141 Venezia VE, Italy |
WEB | https://museovetro.visitmuve.it |
@museovetro | |
営業時間 | 木〜日:11:00〜17:00 |
定休日 | 月曜〜水曜 |
Eugenio Ferro & C. 1929 Srl(エウジェニオ・フェロ & C. 1929 Srl)/ ガラス工房 / ミルフィオリ【ベネチア】
マエストロと言われる熟練の名工だけがつくることができる ミルフィオリ。Eugenio Ferro & C. 1929 Srl(エウジェニオ・フェロ & C. 1929 Srl)のガラス職人 Marino Santi(マリノ・サンティ)さんに工房を見せてもらいました。
まず材料となる多彩な模様のパーツを敷き詰めます。このパーツは様々な色のガラスの棒を重ねて伸ばしカットする金太郎飴の要領で作られています。
炉の中で熱したパーツに透明なガラスを押し当て表面に付着、炉に入れたり出したりしながら慎重に形を整えていきます。炉の出し入れを繰り返すうちに模様が溶け出し周りのガラスと一体化。美しい柄のにじみを作り出すのは匠の技。ミルフィオリを作れる職人になるには今でも10年以上はかかるそうです。
名前 | Eugenio Ferro & C. 1929 Srl(エウジェニオ・フェロ & C. 1929 Srl) |
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住所 | Fondamenta Andrea Navagero, 75, 30141 Venezia VE, Italy |
WEB | http://www.eugenioferro1929.com |
ミルフィオリの可愛いアクセサリーもあり。
Venini(ベニーニ)/ ガラス工房 / ファッツォレット【ベネチア】
Fazzoletto(ファッツォレット=ハンカチーフ)と呼ばれる独創的な形の器。美しいヒダが柔らかなハンカチを連想させます。ファッツォレットを最初に作ったのは Venini(ベニーニ、ヴェニーニ)。ベネチアでトップクラスと言われるブランドでその製品はいまも世界中のセレブに愛されています。
丸く膨らませたガラスに穴を開け、ハサミで縁を切り落とします。炉で熱して竿を大きく2回まわすとあの独特な形ができあがります。お見事!
名前 | Venini(ベニーニ) |
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住所 | Fondamenta dei Vetrai, 50, 30141 Venezia VE, Italy |
WEB | https://www.venini.com |
@venini_official |
ベネチアでトップクラスのブランド Venini(ベニーニ)。さすがにお高いです。
アレッツォのノミの市で買い物【アレッツォ】
濱田さんと福地さんは Fiera Antiquaria di Arezzo(アレッツォのノミの市)で買い物バトル。
ミルフィオリに魅せられてしまった濱田さんはノミの市でもターゲットをミルフィオリに絞って探します。
発見したミルフィオリは店主によれば1930〜40年代にベネチアの有名工房がつくった名品。
売値 200ユーロ(24,000円)のところを 140ユーロ(16,800円)にしてもらってお買い上げ。
福地さんも濱田さんと同じお店にたどり着き物色。目に止まった大きな花瓶は1921年創業のベネチアの老舗ブランド Venini(ベニーニ、ヴェニーニ)のものだといいます。
不思議な形は吹きガラスの竿を回してつくられるとても難しい製法。1100ユーロを650ユーロ(78,000円)にしましょうと言われましたが予算オーバーで断念。
次の店で小さなサイズのベニーニらしき花瓶を発見。年代は不詳ですが店主曰くベニーニに間違いなし。
売値 250ユーロ(30,000円)のところを 200ユーロ(24,000円)まで交渉しましたが、一旦保留。
同じ店で貝の形をした大皿も気になった福地さん。透明のガラスにキラキラ光る金箔が入っています。1960年ごろのものだとか。
売値 200ユーロ(24,000円)のところを 130ユーロ(15,600円)まで交渉。
先ほどのベニーニの花瓶も合わせて330ユーロを 280ユーロ(33,600円)に値切って2点お買い上げ。福地さんは値下げ交渉がどんどん上手くなってきましたね。
ミルフィオリの技術に定評がある工房 Ercole Moretti(エルコーレモレッティ)社のミルフィオリ オーバルプレート。24種類の柄があり、手作りだからすべてが一点もの。単色づかいのシンプルな柄は料理が映えます。
Galleria Pananti Casa d’Aste(ギャラリー&オークションハウス パナンティ)【フィレンツェ】
鑑定は フィレンツェのオークションハウス Galleria Pananti Casa d’Aste(ギャラリー&オークションハウス パナンティ)へ。この道30年、チーフ鑑定士の Filippo Pananti(フィリッポ・パナンティ)さんが査定してくれました。
まずは福地さん購入の Vaso Azzurro(青い花瓶)。
購入額 180ユーロ(21,600円)→ 鑑定額 250ユーロ(30,000円)
Ciotola Toso(金箔入りの貝の形の大皿) Ciotola Toso
購入額 100ユーロ(12,000円)→ 鑑定額 800ユーロ(96,000円)
貝の形の大皿は1950年代のベネチアングラス。ガラスの透明度が高く中に散りばめられた金箔がきらきらと美しい名品。
Toso(トーゾ)という歴史のある工房でつくられた大変良いもの。Tosoのサインも入っていてサインがあると価値も上がります。
Toso(トーゾ)は1854年創業の老舗工房。独創的なデザインを生み出し金箔入りガラスも得意としていました。
その独創的な形は Fazzoletto(ファッツォレット=ハンカチーフ)と呼ばれ美しいヒダが柔らかなハンカチを連想させます。
サラダを乗せたいという福地さんに、「これは美術品ですからお部屋に飾って楽しんでください」というフィリッポさん。
青い花瓶はベニーニの作品に似せていますが別の工房が「ベニーニ風」につくった器。ベニーニではありませんが優れた職人が1950年代につくったものです。
濱田さんの Vaso Millefiori(ミルフィオリの器)。
購入額 140ユーロ(16,800円)→ 鑑定額 600ユーロ(72,000円)
1930年代に A.V.E.M.(Arte Vetraria Muranese アヴェム)という優秀な工房でつくられたミルフィオリ。
A.V.E.M.(アヴェム)は1932年創業の有名工房でミルフィオリを得意としていました。絶妙なバランスで混じり合う独特な色彩はこの工房でしか見られない名品。1930年代の工房の全盛期につくられたもので、工房が無くなってしまった今では希少価値が高いそうです。
名前 | Galleria Pananti Casa d’Aste(ギャラリー&オークションハウス パナンティ) |
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住所 | Via Maggio, 28, 50125 Firenze FI, Italy |
WEB | https://www.pananti.com |
@galleria_pananti |
ムラーノ島の工房 ZECCHIN(ゼッキン)のミルフィオリ ファッツォレット。
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