世界はほしいモノにあふれてる「南仏&モロッコ 春の最愛テーブルウエア」紹介リスト

travel

NHK Gで放送している「世界はほしいモノにあふれてる(略称:せかほし)」シリーズ。
世界を旅するトップバイヤーと素敵なモノ探し。目利きバイヤーに密着したドキュメンタリーには欲しいものや行きたいお店が続々登場。バイヤーさんは誰?場所はどこ?物はどこで買える?と気になります。
番組はいよいよ3年目、長く続いてくれることを願います。2020年4月からは放送時間が45分に変更、再放送時刻も変更になっています。
世界はほしいモノにあふれてる 生放送!南仏&モロッコ 春の最愛テーブルウエア(初回放送:2020年4月2日22:30〜 再放送:2020年4月6日25:05〜)のMCは俳優の 三浦春馬(みうらはるま)さん、歌手の JUJU(ジュジュ)さん。ナレーション(天の声)は声優の 神尾晋一郎(かみおしんいちろう)さん。バイヤーは Souvenir de Paris(スーヴニール・ド・パリ)の 山端朱美(やまはたあけみ)さんでした。
番組を参考に、自分で行くときのために気になるお店やスポットをまとめてリストにしてみました。
せかほし最新の放送は 2023年11月4日(土)15:55〜16:20祝5周年!とっておきの旅SP」です。

せかほし5min. に登場

5分の短縮版「せかほし5min.」が放送されます。 せかほし5min. 放送スケジュール
語り(旅のオトモ)は 鈴木亮平(すずきりょうへい)さん。
NHK総合 2021年3月 5日(金)14:45〜14:50「誘惑のモロッコ
NHK総合 2021年3月13日(土)15:50〜15:55「世界のテーブルウエア

紹介されたスポットの位置がわかる地図を最後に載せています。参考にとうぞ!
プロバンスMAP
マラケシュMAP

U-NEXT(ユーネクスト) でNHKの動画配信サービス NHKオンデマンド を視聴可能。世界はほしいモノにあふれてる は放送の翌日から見逃し配信中。三浦春馬さん出演の大河ドラマ おんな城主 直虎 などドラマも一気見できます。初回31日間無料トライアル。NHKオンデマンド は別料金ですが、もらえる600ポイントで購入できます。PR

2021年8月27日に三浦春馬さんMC回を含むセレクション DVD & ブルーレイが発売されました。収録内容は こちらの記事 に詳細をまとめています。

世界はほしいモノにあふれてる セレクション BOX
NHKエンタープライズ
¥12,540(2024/04/26 05:19時点)

世界はほしいモノにあふれてる セレクション DVD&ブルーレイ の内容まとめはこちらをどうぞ!

魅惑のモロッコ雑貨 のまとめはこちらへ!

せかほし | 山端朱美さん | バイヤーさんは誰?場所はどこ?物はどこで買える?

番組では Souvenir de Paris(スーヴニール・ド・パリ)の代表 山端朱美(やまはたあけみ)さんの2020年1月上旬のフランスとモロッコでの買い付けを紹介していました。

山端朱美 さん / Souvenir de Paris(スーヴニール・ド・パリ)

山端朱美さんはagnès b.(アニエスベー)に入社後、ヨーロッパのアパレルや雑貨を扱う会社を経て2013年に独立。アンティークの器や雑貨を販売する Souvenir de Paris(スーヴニール・ド・パリ)を立ち上げます。
スーヴニール・ド・パリは常設店は持たず、デパートの企画催事やギャラリー・蚤の市などに出店するスタイル。百貨店やセレクトショップから依頼を受け上質なテーブルウェアを探すプロフェッショナルバイヤーです。
モデルの桐島かれんさんやモデル・デザイナーの雅姫さんなど多くのファッショニスタからも支持されています。
番組で紹介されてたのは2017年から主催している「恋するフランス展」。第9回が2019年12月20日・21日に東京恵比寿のHALOで開催されました。
不定期にいろいろな場所で出店されていて直近ではリゼッタ二子玉川店で3月19日〜4月5日「マリーが愛した小さな村のテキスタイル」という企画。

1年の半分は海外で買い付けをしているという山端さん、フランス渡航は100回以上。Souvenir de Paris(パリのお土産)という屋号の通り、はじめはパリ中心の買い付けでしたが続けているうちにプロヴァンスに惹かれたといいます。ここ最近はコート・ダジュールへも足を伸ばします。南仏の小さな村々まで巡り丁寧にセレクト、ビンテージやアンティークの器や雑貨をストーリーや歴史とともに大切に持ち帰ります。

2年前からはモロッコにも興味が広がり買い付けに行く機会も増えているそう。フランスのアンティークにモロッコの雑貨が加わることで新しい表現ができると新天地を見つけた様子。
不動前のインテリア雑貨店 Orné de Feuilles(オルネドフォイユ)で「恋するモロッコ展」を共同開催するなどモロッコのテーブルウエアの取り扱いも多くなっています。今回の旅ではフレンチモロッカンなオリジナルのランチョンマットの開発にも挑戦。

名前Souvenir de Paris(スーヴニール・ド・パリ)
Instagram@souvenirdeparis

せかほし | 三浦春馬さん+JUJUさん | スタジオ

アンティークのおままごとセット

スタジオはコロナ感染への対策ため出演者の距離が離れていていつもと違った雰囲気。
そんな中でも山端さんのセットのコーディネートで殺風景にならずに温かさが演出されていました。アナウンスブースの神尾さんもバラとともにナレーション。

珍しいテーブルウェアだと見せてくれたのは100年くらい前の裕福な家の子供が使っていたという 陶器とガラスのおままごとセット
すべてがミニチュアサイズ。完全に揃った形で残されているのはかなり珍しいのではないでしょうか。
スープ大好きJUJUさんはこのスープボウルだと30個ないと足りない、というほど小さなサイズ。

スタジオでコースター代わりに使っていたタイル、こんな感じでしょうか。

せかほし | プロバンスのスポット

最初に紹介されていたのは南フランスのプロバンス。

L’lsle sur la Sorgue(リル・シュル・ラ・ソルグ)/ 骨董の集まる街【リル・シュル・ラ・ソルグ】

Provence(プロバンス、プロヴァンス)L’lsle sur la Sorgue(リル・シュル・ラ・ソルグ)は「ソルグ川に浮かぶ島」という意味で街を流れるソルグ川には絶えず綺麗な水が流れてきます。川の上流には世界有数の豊かな湧き水があり、観光用トラムが川沿いを走っています。
またリル・シュル・ラ・ソルグはアンティークが集まる町として有名。常設店も多いですが日曜日には骨董市が立ちます。
山端さんも馴染みの店があり、いろいろと掘り出し物を見つけたようです。

Village des Antiquaires de la Gare(駅前アンティークビレッジ)/ アンティークモール【リル・シュル・ラ・ソルグ】

ちらりと映っていたのはリル・シュル・ラ・ソルグの Village des Antiquaires de la Gare(駅前アンティークビレッジ)
リル・シュル・ラ・ソルグにはアンティークショップが集まったショッピングモールがいくつかあって、そのうちの1つです。駅前にあるので電車で行く方は最初に目にとまる場所。
ビンテージやアンティークが詰まったショップに疲れたら中庭に出て一休み。カフェもあります。

名前Village des Antiquaires de la Gare(駅前アンティークビレッジ)
住所2 Avenue de l’Égalité, 84800 L’Isle-sur-la-Sorgue, France
WEBhttps://www.levillagedesantiquairesdelagare.com
Instagram@villagedesantiquaires
地図プロバンスMAP 1

ミッシェル・リズエノ さん / L’Ile aux Brocantes(リル・オ・ブロカンテ)【リル・シュル・ラ・ソルグ】

リル・シュル・ラ・ソルグのアンティークモール L’Ile aux Brocantes(リル・オ・ブロカンテ)の中庭で山端さんを呼び止めたのはアンティークディーラーの Michel Risueno(ミッシェル・リズエノ)さん。4年前からお世話になっていて、山端さんも必ずミッシェルさんのお店に立ち寄ります。

ミッシェルさんは妻の Murielle(ミュリエル)さんとともにリル・オ・ブロカンテ内にアンティークショップを出店しています。最近は山端さん好みの器を取り置いてくれるようになったミッシェルさん、この日も山端さんが好きそうなテーブルウェアをたくさん用意していてくれました。
ミッシェルさん一押しは細長い粘土を編んだ繊細な作りの19世紀の陶器の果物入れ。細かい手作業で一本一本編み上げた形で焼いたもの。「高いんでしょう?」と言いながらも欲しそうな山端さん。
イチゴ用の皿、ジャムポットなど白いものばかりを19点お買い上げ。

名前L’Ile aux Brocantes(リル・オ・ブロカンテ)
住所7 Avenue des Quatre Otages, 84800 L’Isle-sur-la-Sorgue, France
WEBhttps://lile-aux-brocantes.business.site
Instagram@lile_aux_brocantes
地図プロバンスMAP 2
名前Michel & Murielle Risueno(ミュリエル&ミッシェル・リズエノ)
WEBhttp://en.lileauxbrocantes.com/les-antiquaires/michel-risueno.html
Instagram@michel_et_murielle_risueno

Château de Sauvan(ソーヴァン城)/ 貴族の館【ソーヴァン】

フランスのテーブルウェの発達は貴族文化と深い結びつきがある、と紹介されていたのは1719年に建てられた Château de Sauvan(ソーヴァン城)
1981年に改修され現在は古き時代の貴族の生活がうかがえる施設となっています。見学ツアーあり。庭や大広間は結婚式などに貸し出されることもあるようです。

貴族の邸宅から出るアンティークを扱うアンティークディーラーのパスカル・アリエッティさんは「食器棚が残されたままの貴族の城に仕入れに行くと当時の暮らしがよくわかる」と言います。
フランスでは肉用、魚用、野菜用など食べ物ごとに食器が分かれていました。調味料も砂糖、塩、マスタードなどそれぞれ専用のものがつくられていました。
野菜用の深皿、ソース入れ、シュガーポット。そしてお酒のグラスを冷やす専用の陶器 グラスクーラーも。珍品として紹介されたのは爪楊枝専用のテーブルウェア。

食器をたくさん持っていることが裕福さの証だたっため様々なテーブルウェアをお客さんを招いた食事会で披露し合ったのです。
日本も大名が茶道具自慢し合ってましたし、富の自慢方法は東洋も西洋も変わらないですね。

名前Château de Sauvan(ソーヴァン城)
住所Sauvan, 04300 Mane, France
WEBhttps://www.chateaudesauvan.com
Instagram@chateaudesauvan
営業時間城内ツアー
定休日冬期
地図プロバンスMAP 3

La Faïence de Moustiers(ムスティエ焼き)/ 白い陶器【ムスティエ】

フランスの Alpes-de-Haute-Provence(アルプ=ド=オート=プロバンス)地方の山間にある人口700人足らずの小さな村 Moustiers-Sainte-Marie(ムスティエ=サント=マリー)は「フランスの最も美しい村」に登録されている人気の観光スポット。
壮大な Les gorges deu Verdon(ヴェルドン峡谷)の入り口にあり、一帯は Parc Naturel Régional du Verdon(ヴェルドン自然公園)。背面にそそり立つ岩山が圧巻の景勝地です。

ムスティエ=サント=マリーの名産が La Faïence de Moustiers(ムスティエ焼き)
中世の時代は茶色の土に緑の染料で柄が描かれた素朴な陶器が一般的でした。そんな中、1668年にイタリア人修道士 Pierre Clérissy(ピエール・クレリシー)が陶芸技術を持ち込んだことで大きく発展します。
Lérins(レランス島)の修道院に伝わる白い釉薬をムスティエに伝え、白く美しいムスティエ焼きが誕生しました。白い陶器に動植物をモチーフに描かれる可愛いらしく繊細な絵柄が特長です。

そしてルイ14世の時代、財政難を救うため王宮の金や銀を溶かされ新たな金銀食器の生産は制限されます。金銀食器の代用品として重用されたのがムスティエ焼き。王室御用達となり、貴族にも愛されます。こうして職人の手作業による美しい陶器は広く名声を得ることになりました。
しかし19世紀にフランス革命で貴族が衰退たことやイギリスの陶磁器が流行したためムスティエ焼きは廃れてしまいます。途絶えたままとなっていましたが1927年にムスティエ焼き再興の動きがあり復活。現在はムスティエ=サント=マリーに7軒のアトリエがあり20人ほどの職人が伝統を守り生産を続けています。

名前Musée de la Faïence(ムスティエ陶器美術館)
住所Rue du Seigneur de la Clue, 04360 Moustiers-Sainte-Marie, France
地図プロバンスMAP 4

ムスティエ、リモージュなどフランスを代表する食器を詳しく解説。

フランク・シェレール さん / Atelier Soleil(アトリエ・ソレイユ)/ ムスティエ焼き工房【ムスティエ】

白い陶器が好きだという山端さん。特に惚れ込んでいるのがムスティエ焼き。
滑らかなツヤをたたえた温もりのある白色、白だけど温かみを感じるところが好きなのだとか。厚みがあってぼってりとした感じが可愛らしくて愛着持てます。

憧れのムスティエ焼きの産地を初めて訪れ、ムスティエ焼きの工房 Atelier Soleil(アトリエ・ソレイユ)を訪問。
陶工の Franck Scherer(フランク・シェレール)さんはこの道40年、ベルギーの王室から注文が入るほどの名工です。

製作するところを見せてもらうことに。
まず石膏の型に粘土を押し付けて形を作るエスタンパージュという技法で優美な曲線を生み出していきます。
乾いたら軽く叩いてそっと外し釉薬に漬けます。釉薬は錫などを含む秘伝の配合。ムスティエ焼き独特のぽってりとした表情を生みます。

ムスティエ焼きは一度途絶えた歴史があり1874年に村のすべての工房が廃業してしまいました。
20世紀初めプロバンスで伝統文化を保護する運動が起こり、人々はムスティエ焼き復活に立ち上がります。
フランクさんの両親もムスティエ焼きの復興に力を尽くした職人。幸いにも以前の土や釉薬が残っていて、わずかに残る陶器を手本に造形や装飾を再現。見事に復活を遂げました。
ムスティエ焼きの歴史の一部に関われていることをとても誇りに思う、というフランクさんでした。

名前Atelier Soleil(アトリエ・ソレイユ)
住所Chemin Marcel Provence, 04360 Moustiers-Sainte-Marie, France
WEBhttp://www.ateliersoleil.fr
Instagram@atelier.soleil.moustiers
地図プロバンスMAP 5

ファニー・アルヴァレズさん / プロバンスのインテリア

プロバンスの素敵なおうちにお邪魔。ファニー・アルヴァレズさんと息子のレオンくんはインテリアの達人。
家具や雑貨はアンティークショップや蚤の市で見つけたものばかり。キッチンとダイニングの椅子もテーブルも全部古いものです。

レオンくんのお部屋も古くて可愛いものにあふれています。お気に入りはファニーさんが蚤の市で見つけたものをリメイクしたお手製のランプ。古いおもちゃや積み木を組み合わせて出来ています。
大好きな古いものはユニークで美しいものに生まれ変わらせたいと思うとファニーさん。

ピエール・ドグリュジリエさん / アンティークディーラー

暮らしのアクセントになるテーブルウェアのヒントを求めて訪ねたのは仲のよいアンティークディーラー ピエール・ドグリュジリエさんと妻のサンドリーヌさん。
18世紀の農家を改装した家でアンティークに囲まれて暮らしていて立ち寄る度に新しい発見があるそうです。

「フランスでは食事は舌で味わう前に目で楽しむもの。おいしい料理はやっぱり美しい食器で出さなきゃ」というサンドリーヌさん。
テーブルウェアも素敵ですがキッチンもセンスよくまとめられています。目に留まったのはキッチンを彩るアンテークのタイル。ブラウンで統一して色々な窯のものをミックスして壁に貼っています。

自宅からショップに移り買い付けスタート。200年前につくられたというタイルは1つ1つ表情が違っていて手仕事の味わいがあります。
当時は電気でなく薪で焼いていたので窯の温度が一定ではなかったために色が滲んだり濃さが違ったりしているのです。
山端さんは青い模様がくっきりとしたものを中心に厳選して買い付け。グラスを乗せてコースターにしたり、白い花瓶の下に敷くと青が効いてキュッと締まるコーディネートに。
ただのタイルですが使い方はアイデア次第で無限大。

せかほし | プロバンスの宿

Au Coeur d’Avignon(オ・キャル・ダヴィニヨン)【アヴィニョン】

Provence(プロヴァンス)で山端さんが定宿にしているのは Au Coeur d’Avignon(オ・キャル・ダヴィニヨン)。予告のテーブルウェアのスタイリングはこちらの中庭で撮影されたようです。
Avignon(アヴィニョン)の中心部にあり、プロバンスの村々を巡る拠点にするにはぴったりの場所。

中庭に面したサンルーム、ラウンジにも光が溢れています。看板猫の Chanel(シャネル)さんがご挨拶してくれるかも。

6室の客室はシンプルで清潔。キッチン付きの広いお部屋もあります。

名前Au Coeur d’Avignon(オ・キャル・ダヴィニヨン)
住所9 Rue Collège d’Annecy, 84000 Avignon, France
地図プロバンスMAP 6

せかほし | プロバンスMAP

せかほし | マラケシュのスポット

Morocco(モロッコ)の Marrakech(マラケシュ)へ。
かつてはフランスの保護領で地中海貿易の拠点として栄えたモロッコ。アラブ、アフリカ、ヨーロッパの文化が溶け合う魅惑的な国。
経済の中心マラケシュはピンクシティとも称されカラフルでエキゾチックなムードが訪れる人を虜にする魅力に溢れた街。

マラケシュのスーク(市場)【マラケシュ】

マラケシュ旧市街の中心 Place Djemaa El Fna(ジャマ・エル・フナ広場)の北側に広がるのは世界最大の商業地区といわれる Souq(スーク、市場)せかほし 魅惑のモロッコ雑貨 にも登場していましたね。11世紀から続く商業地区で、迷路のように広がる路地沿いにおよそ4000店がひしめいています。
絨毯、貴金属、照明、木工、陶器、革、バブーシュなどのアイテムごとにエリアが分かれていてそれぞれ違った雰囲気を持っています。

名前Souq(スーク)
住所Souk Semmarine, Marrakech, Morocco
営業時間月〜土:8:00〜22:00、日:9:00〜22:00
定休日なし
アクセスジャマ・エル・フナ広場から徒歩1分
地図マラケシュMAP 1

Chabi Chic(シャビー・シック)/ ヨーロピアンテイストな雑貨店【マラケシュ】

番組ではモロッコ雑貨のニュートレンドを紹介。マラケシュではモロッコの伝統工芸にヨーロピアンテイストを加えた雑貨の店が次々誕生しています。
2013年オープした Chabi Chic(シャビー・シック)はフランス人オーナー Nadia Noel(ナディア・ノエル)さんと Vanessa Di Minoさんが手がける人気のショップ。

昔ながらのモロッコらしさは残しつつ、現代の市場にあった新しいフォルムやカラーを提案しています。
マラケシュに数店舗あり、紹介されていたのは今年できたばかりの Gueliz店だと思います。

名前Chabi Chic(シャビー・シック)Gueliz店
住所6 Rue Loubnane, Marrakesh, Morocco
WEBhttps://www.chabi-chic.com
Instagram@chabichicmorocco
地図マラケシュMAP 2

ヒシャム・アイト・エル・アウード さん / Atelier + Mich(アトリエ+ミチ)【マラケシュ】

初めてアイテム開発に挑戦する山端さん。フレンチモロッカンのランチョンマットをつくりたいと考えいていました。
良き相談相手が Atelier + Mich(アトリエ+ミチ)のオーナー Hicham Ait El Aoud(ヒシャム・アイト・エル・アウード)さん。妻の 雅美(まさみ)さんと旧市街で雑貨店を経営。
雅美さんがオリジナル製品の企画・デザイン、ヒシャムさんがバブーシュや雑貨をセレクトして買い付けを担当。腕のいい職人を何人も発掘してきた目利きのヒシャムさんはこれまで山端さんに上質な品をいくつも紹介してきました。
雅美さんデザインのオリジナルバッグは WARANGWAYAN MOROCCO(ワランワヤン・モロッコ)というブランド名で日本のセレクトショップで販売されています。

特に山端さんの心をつかんだのがラフィア椰子の葉の鍋敷きとコースター。ラフィア椰子の葉を乾燥させ紐状にしたものを職人たちが手作業で編んだもの。
布の端にラフィア椰子の葉のフリンジを付けたいという雅美さんのアイデアを実現するためにヒシャムさんが職人さんを紹介してくれることになりました。

名前Atelier + Mich(アトリエ+ミチ)
住所Souk Lakchachbiya 19 21 Medina, Marrakesh, Morocco
WEBhttp://warangwayan-morocco.com/info/index.html
地図マラケシュMAP 3

こういうカゴバッグ欲しいです。

タムスロート村 / 織物工房【マラケシュ近郊】

ランチョンマットのベースとなる生地を探しに向かったのはマラケシュから車で40分、織物で有名な タムスロート村(タムスロヒトという表記もあり)。村が運営する織物工房で160人の男性たちが働いています。
モロッコでは力のいる機織りは男性が担ってきました。村の男たちが代々受け継いだ昔ながらの技法は父親や兄弟から受け継がれてきたもの。この織物で伝統衣装や絨毯をつくってきました。

生地を探す山端さん。しかし目ぼしいものは見つかりません。デザインと素材の両方のバランスが良くないとぐっとこない、と次を当たることに。

フローレンス・テイエ さん / テキスタイルデザイナー【マラケシュ】

次に向かったのはマラケシュで話題のテキスタイルデザイナー Florence Teillet(フローレンス・テイエ)さんのショップ。高級ホテルとも取引する注目の店。サラ・ジェシカ・パーカーが映画「SATC 2」の撮影でマラケシュを訪れた際にストールを購入し愛用したことで有名になりました。
ショップは完全予約制。少し値段は高めですが高品質でスタイリッシュな布やストールが入手できます。

フローレンスさんがデザインし、モロッコの腕利き職人が織り上げたシックな布が並びます。
山端さんはしっかりた厚手のコットン生地をチョイス。ラフィアと馴染むブラウンのストライプにブルーのアクセントが効いています。

名前Florence Teillet(フローレンス・テイエ)
住所344 Quartier Industriel Sidi Ghanem, Marrakech, Morocco
Instagram@florenceteillet
営業時間要予約
地図マラケシュMAP 4

ラフィア職人3姉妹【マラケシュ近郊】

見つけた布を携え ラフィア職人 の元へ。職人はラフィア職人の中でも群を抜いた技術を持つ10代〜20代の3姉妹。嫁入り前なので不特定多数の人に顔を見せたくない、ということで顔は撮影不可。後ろからのショットになっていました。

穴に針を通してひと刺しひと刺し編んでいくという単純に見える作業ですが均一に美しく編み上げるのには技術と根気が必要。直径20cmの鍋敷きが完成するのに1週間かかります。
山端さんが「布の端に10cmくらいの長さのフリンジを付けたい」という希望を伝えると、やったことはないけどやってみましょうという返事をもらいました。
ランチョンマットはモロッコ人に馴染みがなく、布にラフィアを縫い込むのは3姉妹にとって初めての試みです。

スタジオで試作品を披露。フリンジの位置が山端さんがが思っていたのとは違っていましたが、スタイリングしてみるとなかなかよい感じ。
JUJUさん「温かみもあり、クールでもあり」、三浦さん「オールシーズンいけそう」という雰囲気のランチョンマットになっていました。

せかほし | マラケシュの宿

La Maison Marrakech(ラ・メゾン・マラケシュ)【マラケシュ】

山端さんがマラケシュで宿泊していたのは La Maison Marrakech(ラ・メゾン・マラケシュ)
モロッコには Riad(リヤド)と呼ばれる宿泊施設があります。リヤドとはアラビア語で「中庭のある邸宅」の意味で、古い邸宅を改装してゲストハウスにした宿泊施設もリヤドと呼んでいます。
リヤドの規模は様々ですが、オーナーはフランス人などヨーロッパ人であることが多く英語やフランス語が通じるので利用しやすいです。

こちらのリヤドのオーナーはアムステルダム出身の Nicole Francesca(ニコール・フランチェスカ)さん。世界を駆け巡るエステティシャンで多才な方。
マラケシュを訪ねて感動し、3ヶ月後にはこのリヤドを購入。リヤドを自邸兼ゲストハウスにリフォームし、8年前にオープンしました。家具や雑貨はニコールさん自ら集めたこだわりのもの。インテリアもセンスよくコーディネートされていて本当に素敵。

リヤドにはバルルーム付きの客室が3室。1室2名まで利用可能で 1室1泊朝食付き $193($1=108円換算で約20,844円)。
プライベートリヤドのため住所は非公開ですがマラケシュ旧市街の東エリア、Bab Aylan(バブアイラン)にあり。詳細と予約はairbnb経由で問い合わせ。
星がぶらさがるベッドルーム、バルルームの上の大きなモロッコスタイルのライト、モロッコの手仕事とヨーロピアンテイストをミックスしたスタイルです。

去年ここを初めて訪れた山端さんはニコールさんの卓越したセンスに衝撃を受けました。
モロッコの伝統的な陶器や木の器、そこにヨーロッパのテーブルウェアをプラスしたフレンチモロッカンスタイル。違いが魅力を引き立て合うスタイリング。
フランスアンティークとモロッコ雑貨のミックスをすごく新鮮に感じた山端さん。モロッコ雑貨を見る目が変わったようです。

名前La Maison Marrakech(ラ・メゾン・マラケシュ)
WEBhttps://www.airbnb.jp/rooms/411375(airbnb)
Instagram@la_maison_marrakech

Scarabeo Camp(スカラベオ・キャンプ)【マラケシュ郊外】

モロッコの最新トレンドとして紹介されたのはアガファイ砂漠で贅沢な砂漠の旅が楽しめる宿泊施設 Scarabeo Camp(スカラベオ・キャンプ)
アガファイ砂漠には高級キャンプが点在していてこちらもそのひとつ。シャワーも備えた快適な客室は 1泊約3万円。

夕食にはモロッコ人のソウルフード Tajine(タジン)。帽子のような蓋が水分を閉じ込め少ない水で調理ができるのが特徴。
せかほし 魅惑のモロッコ雑貨 の回では東北沢のモロッコ料理店 Enrique Marruecos(エンリケ・マルエコス)の小川歩美さんがスタジオに登場しクスクスとチキンのタジンをつくってくれましたね。
こちらのキャンプの人気はケフタ(ミートボール)のタジン。砂漠で食べるときっと格別。

砂漠のお楽しみといえばラクダのお散歩。ラクダライドで夕暮れ時の絶景を眺める贅沢も味わえます。

名前Scarabeo Camp(スカラベオ・キャンプ)
住所Désert Agafay، Marrakech, Morocco
地図マラケシュMAP 5

Berber Lodge(ベルベル・ロッジ)【マラケシュ郊外】

山端さんが年末年始をすごしたというマラケシュ郊外の Oumnas(オウムナス)Berber Lodge(ベルベル・ロッジ)。砂漠ステイを楽しめるスポットです。
マラケシュ中心部から車でわずか30分ほどで Atlas(アトラス山脈)を望む砂漠の光景が広がります。

過酷な自然に囲まれながらもホテルは静かで快適、エアコン完備。敷地内は緑豊かで屋外プールもあり。リゾート気分で過ごせます。
砂漠のキャンプ泊はつらいかも..と不安な方はこちらに宿泊して砂漠まで日帰りするのがいいかもしれません。
Agafay Desert(アガファイ砂漠)までラクダや馬やバギーで行くツアーもありアクティブな方も満足できそう。
1室1泊2名朝食付き 200ユーロ(1ユーロ=118円換算で約23,600円)〜。

名前Berber Lodge(ベルベル・ロッジ)
住所Province al Haouz، Route du Barrage, Marrakesh, Morocco
WEBhttps://www.berberlodge.net
Instagram@berberlodge_
地図マラケシュMAP 6

ハサミでカットできるモロッコタイル柄のリメイクシート。貼るだけで簡単にモロッコ気分。

せかほし | マラケシュMAP

U-NEXT(ユーネクスト) でNHKの動画配信サービス NHKオンデマンド を視聴可能。世界はほしいモノにあふれてる は放送の翌日から見逃し配信中。三浦春馬さん出演の大河ドラマ おんな城主 直虎 などドラマも一気見できます。初回31日間無料トライアル。NHKオンデマンド は別料金ですが、もらえる600ポイントで購入できます。PR

2020年4月1日に番組のオフィシャルブックが発売されました。

パリ・ベツレヘム ボタンを探す旅 のまとめはこちらへ!

フランス 遊び心あふれるインテリア雑貨 のまとめはこちらへ!

世界はほしいモノにあふれてるシリーズの放送日時まとめはこちらへ!

Content is protected
タイトルとURLをコピーしました