世界はほしいモノにあふれてる 鈴木亮平&JUJU「神秘のバルト三国SP」紹介リスト

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NHK Gで放送している「世界はほしいモノにあふれてる(略称:せかほし)」シリーズ。
世界を旅するトップバイヤーと素敵なモノ探し。目利きバイヤーに密着したドキュメンタリーには欲しいものや行きたいお店が続々登場。バイヤーさんは誰?場所はどこ?物はどこで買える?と気になります。
残念ながら2021年3月末でレギュラー放送が終了し、不定期放送になりました。特番でも続いてくれるのは嬉しいですね!

世界はほしいモノにあふれてる 神秘のバルト三国SP(初回放送[総合]:2022年6月13日22:00〜22:45 再放送:2022年9月23日8:42〜9:28)
MCは俳優の 鈴木亮平(すずきりょうへい)さん、歌手の JUJU(ジュジュ)さん、ナレーション(語り、天の声)は声優の 神尾晋一郎(かみおしんいちろう)さん。
バイヤーは Labdien(ラブディエン)の 横川雅子(よこがわまさこ)さんです。
番組を参考に、自分で行くときのために気になるお店やスポットをまとめてリストにしてみました。
せかほし最新の放送は 2024年4月29日(月)21:30〜22:30鈴木亮平×イタリアSPときめく文具と世界遺産の旅」です。

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世界はほしいモノにあふれてる セレクション DVD&ブルーレイ の内容まとめはこちらをどうぞ!

2023年3月28日放送の 春の英国SP!幸せの花束をめぐる旅 のまとめはこちらをどうぞ!

せかほし|神秘のバルト三国SP 番組内容

2022年の元旦以来、久しぶりの せかほし。バルト三国スペシャル。

NHK総合 神秘のバルト三国SP 番組予告

ヨーロッパ北東部、豊かな森と湖が広がるバルト三国。
そこは人々を幸せな気持ちにさせる美しき手仕事の王国。
番組では毎年春に開かれるリトアニア最大規模のハンドクラフト市で、バイヤーの買い付けに密着。
心がこもった手織りリネンには、バルトの四季の色がうつろい、美しいオーナメントには受け継がれてきた神話の世界が息づく。
自然と共に暮らしてきたバルトの人々の文化と、苦難の歴史を乗り越えてきた人々の誇りに触れる旅。

せかほしにリトアニアが登場するのは2回目。リトアニア・コスメの回はこちらをどうぞ!

2021年10月27日に「世界はほしいモノにあふれてる」の本の第3弾が発売されました。

せかほし|横川雅子さん|バイヤーさんは誰?場所はどこ?物はどこで買える?

今回は Labdien(ラブディエン)の代表 横川雅子(よこがわ まさこ)さんのハンドクラフト買い付けに同行取材。

横川雅子さん / Labdien(ラブディエン)/ リネンと雑貨【東京】

横川雅子(よこがわ まさこ)さんは大阪出身。大学卒業後、老舗の手芸メーカーに勤務。
退職後、渡米した際にIKEAに出会い北欧雑貨に出会う。
帰国後大手印刷会社に転職。販促物などを制作するディレクターをしながらも、いつかは雑貨屋さん開きたいと思う日々。

2014年に勤続10年を機に退職。300万円の貯金を元手に東欧雑貨を販売するネットショップ Labdien(ラブディエン)を立ち上げます。
「Labdien(ラブディエン)」とはラトビア語で「こんにちは」という意味。
バルト三国の旅の終盤で疲れ切った時に出会ったこの言葉の美しい響きが心に残り、店名にすることに。
イベント出店でお客様とのやりとりが楽しかったこともあり2017年に東急目黒線「不動前」駅から徒歩5分の場所に実店舗をオープン。
バルト三国や東欧の民芸品やリネンをセレクトして輸入販売しています。

コロナ禍のため買い付けに行けない日々が続いていましたが、久しぶりに2022年2月中旬から3週間のリトアニア買い付け。
リトアニアの伝統工芸市 Kaziukas Fair(カジューカス祭)へ。
夫の 裕志(ゆうじ)さんも同行していました。
横川さんがリトアニアに到着した翌日にロシアのウクライナ侵攻が始まってしまいました。
かつてソビエト連邦に併合されていた歴史を持つリトアニア。ウクライナ侵攻は他人事ではありません。
そんな中でもリトアニアの人々は優しく迎えてくれました。改めてリトアニアの伝統工芸を大切に日本に紹介していきたいと感じる旅だったようです。

名前Labdien(ラブディエン)
住所東京都品川区西五反田4-1-2 山手通沿い1F
WEBhttps://labdien.jp/
営業時間火〜日:13:00〜18:00
定休日月曜、その他買い付けやイベント出店のための休みあり

横川雅子さんがご自身とリトアニアのリネン・伝統工芸について語っています。

せかほし|鈴木亮平さん + JUJUさん【スタジオ】

鈴木亮平さんは世界遺産検定1級に合格するほどの世界遺産マニア。今回もバルト三国の世界遺産が登場します。

リトアニアのカジューカス祭アイテム

スタジオには リトアニアのカジューカス祭のアイテム が。
JUJUさんが気に入っていたのは ポピーが描かれたハンドペイントのフタつきガラスの器。鏡台に置いてあると素敵。

鈴木亮平さんがミトンと間違えたのは民族衣装のときに身につける ポシェット。ベルトに通して腰につけます。
亮平さんが着けるとやはり「長(おさ)」感が出てしまいますね。

ヴィルギニヤさんの リネン+シルクの手織りスカーフ も。
柔らかなグラデーションがまるでマジックアワーの空のようだとJUJUさん。
リネン+ウールの手織りストール はとても暖かそう。

生地が欲しい方にはリトアニア産の良質リネン生地。25色。洋服にもクロスにもインテリアにも使えます。

シャコティス / リトアニアの伝統菓子

ブローチ作家 アドマス・シムカイティスさんが用意してくれた伝統菓子 Šakotis(シャコティス) がスタジオに登場。
シャコティスは木の枝をかたどったケーキでバウムクーヘンの起源とも言われています。

材料は小麦粉・卵・バター・砂糖のみ。バウムクーヘンよりも軽くてアイスクリームとも合いそうだとJUJUさん。
口の中の水分を持ってかれる系だそうです。コーヒーや紅茶といっしょにいただきたいですね。

ダーヴァーヤ・マーリニャ / ラトビアの歌謡曲 / 百万本のバラ

突然流れてきたイントロ、何の曲かと思いきや「これ、あれじゃ〜ん!」と
JUJUさんと鈴木亮平さんが「あなたに あなたに あなたに あげる〜」とデュエット。
加藤登紀子さんの「百万本のバラ」?

実は元々はラトビアの歌謡曲「Dāvāja Māriņa(ダーヴァーヤ・マーリニャ)」。番組では1981年に Aija Kukule(アイヤ・ククレ)さんが歌った原曲が流れていました。
それを1982年にソビエト連邦の歌手アーラ・プガチョワさんがロシア語でカバー。
そして1987年に加藤登紀子さんがカバーしました。

せかほし|Baltic States(バルト三国)/ リトアニア・ラトビア・エストニア

今回紹介されるのは Baltic Sea(バルト海)沿岸の3つの国、Lietuvos Respublika(リトアニア共和国)Latvijas Republika(ラトビア共和国)Eesti Vabariik(エストニア共和国)
リトアニア・ラトビア・エストニアの3国ともに首都は世界遺産。
横川雅子さんの買い付けはリトアニアですが、エストニア・ラトビアの歴史や文化も紹介されます。

せかほし|Lietuvos Respublika(リトアニア共和国)

バルト三国の最も南に位置する Lietuvos Respublika(リトアニア共和国)
首都 Vilnius(ヴィリニュス)の歴史地区は世界遺産に登録されています。

Kaziukas Fair(カジューカス祭)【ヴィリニュス】

横川雅子さんが行ったのはリトアニアの首都 Vilnius(ヴィリニュス)の旧市街で毎年春に開催される Kaziuko Mugė(英:Kaziukas Fair, カジューカス祭)
17世紀初にヴィリニュス初のバロック建築 Šv. Kazimiero Bažnyčia(聖カジミエル教会)を建てたカシミール大公の命日(3月4日)にちなんで始まった400年以上続くお祭り。毎年3月2日~3月4日に開催されます。
せかほし オーガニックコスメ の回でも紹介されていました。

人々は春を呼び込むためお面をかぶり仮装して街を練り歩き、シンガーやダンサーたちが伝統衣装で出演する催し物などイベントもいろいろあります。

横川さんのお目当てはリトアニア中からクラフト職人が集まりハンドクラフトの露店が出店される 民芸市
ヴィリニュスの中心部の通りには1,000を超える露店が出店。リトアニアの工芸品や民芸品が販売されています。

食べ物の屋台もたくさん出て大賑わい。

長い冬の間、人々は家に籠って工芸品を手作りしてきました。春の訪れとともに作った品物を売りに集まってくるのです。
多くの作り手に直接出会えるカジューカス祭は絶好の機会。3日間お目当ての店を巡ります。

ガラスにハンドペインティングした作品をお買い上げ。
ハンドクラフトといえばカゴも外せません。
氷点下の中、忙しげに動き回っていました。

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リトアニアリネン

横川雅子さんが買い付けたのはリトアニアの Linen(リネン)
麻の一種であるリネンは100年持つという丈夫さ。吸水性・抗菌作用も高い万能の素材です。

古くからリトアニアは世界有数のリネンの産地。4,000年の歴史があると言われています。
手織リネンは女性たちの手で受け継がれ、国を代表するハンドクラフトとなりました。

昔はそれぞれの家庭で糸を紡ぎ機織り機でリネンを織っていました。
横川さんが買い付けるのは丁寧に織られた美しい色の手織りリネン。自然な温かみに溢れています。

リトアニア産の良質リネンのテーブルクロス。16色あり。

ヴィルギニヤ・スティガイテさん / NYTYS / 手織りリネン【ヴィリニュス】

横川雅子さんが訪れたのは 手織リネン作家の Virginija Stigaite(ヴィルギニヤ・スティガイテ) さんのアトリエ。
ヴィルギニヤさんは Linen(リネン)ブランド NYTYS(ニーティス)のを運営。
リトアニアの伝統を守りつつも新しいことに挑戦しています。
無地が多いリネンですが、ヴィルギニヤさんは新感覚の色使いで多色織り。イタリヤやアメリカで人気を得ています。

アイデアやインスピレーションは自然から来る、とヴィルギニヤさん。
季節の移ろいとともに変化していく森の姿、新緑、落ち葉、花。そこから得た感動を織りあげるのに使うのは150色以上に染められた色糸。

またリネンだけでなく、リネン+ウール など他の素材との組み合わせも試しています。
訪れたときは リネン+シルク の組み合わせ。高級感のある光沢が出ます。

名前NYTYS(ニーティス)
住所V. Mykolaičio-Putino g. 5, Vilnius 03106 Lithuania
WEBhttps://nytys.company.site/

アドマス・シムカイティスさん / 陶器のブローチ【ウクメルゲ】

リトアニアの首都・ヴィリニュスの北西78kmの Ukmergė(ウクメルゲ)へ。
森に囲まれた小さな街にはところどころに動物をかたどる造形物が。
ウクメルゲという地名は狼と巫女の伝説に由来するのだとか。「動物と人との物語」が色濃く残る街です。

リトアニアにキリスト教が伝わる前、人々は自然を崇拝し、動物も重要な存在でした。
今でも古い神話や民間伝承が残ります。

横川雅子さんが訪ねたのは妻と5人の子供と暮らすブローチ作家 Adomas(アドマス・シムカイティス)さん。
伝統菓子 Šakotis(シャコティス) を用意して待っていてくれました。

アドマスさんがつくるのは 陶器のブローチ。一見、屈強男子ですがとっても細やかな優しい作品をつくります。
「実は繊細でカワイイ性格なんだ」というアドマスさん。
「体が大きいだけで屈強だと思われるんですよ..」と鈴木亮平さんも共感していました。

モチーフは動物たち。独特の色使いで描かれたちょっとユーモラスで穏やかな表情の馬、きつね、ねこ、クマ、ハリネズミ、鳥。
インスピレーションはリトアニアの古い神話や民間伝承。自然の中で生きる動物たちの美しさを表現します。

神話に出てくる アシュヴィエニアイ と呼ばれる双子の馬。天空で太陽を引っ張っているといわれています。
リトアニアでは屋根飾りのモチーフとして親しまれています。
アドマスさんがブローチを作るところを見せてくれました。
黄・赤・黒を混ぜて夜明けの薄明をを表現。周りを薄く削り釉薬を塗って焼き上げると馬の体が立体的に浮かび上がります。
「魔術師ですか」とJUJUさんが言うほど見事な出来栄え。

夜の海で船を漕ぐハリネズミ。夜の船乗りは夢や幻想を表しています。
鳥もアドマスさんが好きなモチーフ。世界創造の神話に登場する天と地をつなぐメッセンジャー。

エドムンダス・アクラウスカスさん / プリエヴェルプステ / 木工美術品【カウナス】

横川雅子さんが訪ねたのはリトアニアの第2の都市 Kauņa(カウナス)に住むプリエヴェルプステ職人 Edmundas(エドムンダス・アクラウスカス)さん。
エドムンダスさんが作るのは伝統工芸の壁飾り Verpste(ヴェルプステ、ベルプステ)
名人のエドムンダスさんが作るプリエヴェルプステは唯一無二の美しさ。横川さんは初めてみた時に心を奪われてしまいました。
光で刻々と変わる陰影を時を忘れて見入ってしまうほどの魅力があると語ります。

リネンの産地・リトアニアでは昔はそれぞれの家庭にも機織り機がありリネンを手織りしていました。
プリエヴェルプステ は糸を紡ぐ道具の一部でした。
太陽、花、魔よけのシンボルなどを糸つむぎの道具に彫り、お守りのように大切にされたといいます。
人々の祈りが込められた工芸品ですが、現在はその美しさから壁飾りにされてりしています。

エドムンダスさんにプリエヴェルプステに彫られた装飾を解説してもらいました。
下の部分はヨーロッパヤマカガシ(へび)で大地を表しています。リトアニアでは悪霊を追払い家を守るシンボル。
大地を表す大きな星形、そこから伸びる生命の木と神聖な鳥・植物、一番上には命を育む太陽が輝いています。
プリエヴェルプステには豊穣と子孫繁栄の願いも込められています。

エドムンダスさんの作業スペースは部屋の一角にあるお気に入りのソファ。
型紙は使わず板に直接下描きを描きます。その場で自由自在に柄を合わせて作っているのだとか。

横川さんが特に欲しいと思っていたのは2人の天使が彫られた「天使のプリエヴェルプステ」。
守護天使のように守ってもらえそうな壁飾り。
優しいエドムンダスさんはたくさん彫ってくれていました。

リトアニア製 木製コースター。19種あり。エドムンダスさんの作品ほど細かい細工ではありませんが、身近で手軽なアイテムから始めるのもよいかも。

ヴィオレッタ・アバリエネさん / リエシネス / ウールとビーズのリストウォーマー【ヴィサギナス】

リトアニアの衣装に欠かせないのが Riešinės(リエシネス)。ウールとビーズを編み込んだリストウォーマー。
防寒だけでなくアクセサリーの役目もある可愛いビーズアイテムです。
向かったはリトアニア北西、国境近くの町 Visaginas(ヴィサギナス)
かつて学校だった建物を使った Visagino Kultūros Centras(ヴィサギナス伝統文化センター)を訪れました。

迎えてくれたのはリエシネス作家の Violeta Abarienė(ヴィオレッタ・アバリエネ) さん。
10代から編み物を始め、伝統文化センター内にアトリエを持っています。アトリエではリエシネス教室も開催。
ジュエリーのように美しいヴィオレッタさんのリエシネス。
毎日身につけてもらえるようなものにしたい、日常でも気軽に楽しんでほしいと色や柄に工夫を凝らしています。

リエシネスの柄にもひとつひとつ由来があります。
リトアニアでは人気の花・ヤグルマギクの柄。ライ麦畑に咲いているヤグルマギクはリトアニア人がシベリアへ強制連行されたときに祖国を想った花。
ヴィオレッタさんの故郷・Dzūkija(ズーキヤ)地方の伝統柄のダイヤ柄。
草花、星など自然への信仰から生まれた伝統のモチーフもあります。

ビーズは刺繍ではなく、編み込み。
設計図を書き、使うビーズの数を計算します。
ウールの糸に全てのビーズを通し、頭の中で目数を計算しながら編んでいくという、とても細かい作業。
昔から女性たちが祈りを込めて編んできました。
ヴィオレッタさんはいつでも編めるようにビーズと編針を持ち歩いているそうです。

ヴィサギナスは国境近くの町。様々なルーツを持つ人たちが住んでいます。
ヴィオレッタさんのリエシネス教室にはリトアニア、ベラルーシ、ウクライナ、ロシア、ポーランドなど様々な民族の人たちが集います。
ヴィオレッタさんはリトアニア伝統の柄を教えていますが、教室に来る人々には「自分のルーツにまつわる柄や色も大切にしてね」と伝えています。

名前Visagino Kultūros Centras(ヴィサギナス伝統文化センター)
住所Vilties g. 5, Visaginas 31118 Lithuania
WEBhttps://visaginokultura.lt/naujienos/

ルータ&リナス・アンブラスーナスさん / Etnodesign / 木のインテリア雑貨【ヴィリニュス】

横川雅子さんがリトアニアで必ず訪れる特別な場所へ。
EtnodesignRūta Ambrasūnai(ルータ・アンブラスーナス)さんと Linas Ambrasūnai(リナス・アンブラスーナス)さんが出迎えてくれました。
横川さんにとって2人はリトアニアの家族のような存在。
ルータさんとリナスさんは暮らしで使える 木のインテリア雑貨照明器具 を作っています。

ルータさんが歌ってくれたのは古い民謡。
生きとし生けるものの魂が帰るという母なる木の歌。
「たとえ不安な時代にあってもあなたはひとりじゃない」とメッセージが込められていました。
横川雅子さんも裕志さんもうるっときていましたね。

名前Etnodesign
住所J.Basanavičiaus g. 2, Vilnius, Lithuania
WEBhttps://etnodesign.eu/
営業時間月〜金:11:00〜14:00, 14:30〜18:00、土:11:00〜15:00
定休日日曜

せかほし|Eesti Vabariik(エストニア共和国)

バルト三国で最も北にある国 Eesti Vabariik(エストニア共和国)
リポーターの Maarja Lind(マールヤ・リンド) さんが エストニアの首都 Tallinn(タリン)を案内してくれました。

Tallinn(タリン)

エストニアの首都 Tallinn(タリン)。旧市街のタリン歴史地区は世界遺産に指定されています。
鈴木亮平さんの著書「行った気になる世界遺産」でもパステル画を描いていたほど亮平さんが行きたい場所(行ったことないけど)。

13世紀のデンマーク統治下で造られたタリン。石畳を歩けばおとぎの国に迷い込んだかのよう。

「旅行記書きました。行ってないけど。」というキャッチコピー、世界遺産検定1級・鈴木亮平さんの世界遺産妄想旅行記。挿絵も鈴木亮平さんが描いています。家にいても旅した気分になれる一冊です。

行った気になる世界遺産 / 鈴木亮平
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ロマン・ザツェリンスキ さん / レストラン・ムーン / はちみつケーキ【タリン】

タリンで マールヤ・リンド さんが訪れたのはエストニアの有名シェフ Roman Zaštšerinski(ロマン・ザツェリンスキ)さんの Restoran Moon(レストラン・ムーン)
タリン歴史地区からは少し離れたバイキングライン港の近くにあります。

お洒落な内装。天井の照明にはカップがぶら下がっています。

マールヤさんのお目当てはバルト三国でよく食べられているというスイーツ Medus Kūka(メドゥス・クーカ はちみつケーキ)。自然豊かなエストニアで採れた はちみつを使っています。

はちみつのスポンジにサワークリームとレモンクリームをはさみ、イチゴのビスケットを乗せている見た目も可愛いケーキ。

名前Restoran Moon(レストラン・ムーン)
住所Võrgu 3, 10415 Tallinn, Estonia
WEBhttps://restoranmoon.ee
営業時間月〜土:12:00〜23:00、日:12:00〜21:00
定休日不定休

カイリ・トームさん / スモークサウナ / ユネスコ無形文化遺産【ヴォル地方】

マールヤさんはエストニア南部の ヴォル地方 へ。2014年にユネスコ無形文化遺産に登録されたサウナがあるといいます。
サウナオーナーは Kairi Toom(カイリ・トーム)さん。日本のイベントや雑誌などでも「サウナ姫」と紹介され、Kairi Sakla(カイリ・サクラ)名義でも活動されています。

カイリさんがエストニアで古来から伝わる Smokesauna(スモークサウナ) へ案内。
自然崇拝の歴史があるエストニア。森林と湖に抱かれ、カイリさんが守るのは精霊の宿る神聖なサウナ ​Hõbessaare(ホベサーレ)
800年の歴史があるというスモークサウナは煙突が無いため室内を暖める時に煙が充満するのが特徴。
サウナには精霊が宿ると考えられ、煙には場を清める意味もあります。薪を炊き、室内を温め、最後に煙を逃したら準備完了。

スモークサウナは心にも体にもいい、とカイリさん。
サウナ内部は少し香ばしい木の香りに包まれています。
まずは伝統的な儀式から。大きな鍋のような打楽器を打ちながら歌います。
サウナは出産・病気の療養・死者のお清めも行われた神聖な場所。

儀式の後は天然の蜂蜜をオイルと混ぜて体に塗り、菩提樹の枝で叩いたりマッサージをする ウィスキング
リラックスしたらハーブティーのような甘い香りがしてきて不思議、とマールヤさん。
体の芯から温まったようです。

温まったら目の前にある池に入ります。池は氷に覆われていて、入る場所だけがお風呂のように四角く切り取られているのです。
冷たそう!

サウナの後に飲むのは 白樺のジュース。白樺から採った樹液。
カイリさんが事前に採ってくれたフレッシュな樹液です。
サウナがあまり得意では無いという鈴木亮平さんも行ってみたくなるような素敵な場所でした。

カイリ・トーム(カイリ・サクラ)さん / ホベサーレ / サウナ姫

サウナ姫の異名を持つ Kairi Toom(カイリ・トーム)/ Kairi Sakla(カイリ・サクラ)さんは1989年、エストニア南部の Võrumaa(ヴォルマー)生まれ。
アニミズム的な世界観を持ち「サウナ姫」と呼ばれ、ヴォル地方の古いスモークサウナの伝統を守り続けています。
祖先から引き継がれた土地にある ​Hõbessaare(ホベサーレ)という名のサウナ。ホベサーレはエストニア語で「銀の島」という意味。
自身で採取・栽培したさまざまな薬草を使用し、訪れるゲストに癒しの Smokesauna(スモークサウナ)の儀式を提供しています。

カイリ・サクラさんは Silver Jewelry(シルバージュエリー)も製作。太古の時代の伝統や自然からインスパイアされた作品です。
カイリ・サクラさんは 2022年6月19日に兵庫県立美術館「北欧の音楽ピクニック」のアートマーケットに出店し、アクセサリーを販売予定です。

名前北欧の音楽ピクニック
WEBhttps://www.music-picnic.club/
開催地兵庫県立美術館
兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-11
営業日2022年6月19日11:30〜17:00

せかほし|Latvijas Republika(ラトビア共和国)

バルト三国の中央に位置する国 Latvijas Republika(ラトビア共和国)
横川雅子さんのお店の名前「Labdien(ラブディエン)」はラトビア語で「こんにちは」の意味。

Riga(リガ)

ラトビアの首都 Riga(リガ)。リガ歴史地区は世界遺産に登録されています。
バルト海の真珠と呼ばれるほど美しい建築が立ち並びます。
街を散策すると屋根には家主の遊び心でつけられたユニークな彫像があちこちに。

アウスマ・スパルヴィニャさん / プズリ / 祈りのオーナメント

リガ郊外へ。ラトビアの祈りのオーナメント Puzurs(Puzuri プズリ、プズリス)を作る名人 アウスマ・スパルヴィニャ さんを訪ねました。
アウスマさんは手作りの民族衣装をまとってお出迎え。

伝統的なオーナメント プズリ とは藁(わら)などをつなぎ合わせて作られた立体。ラトビアの人々にとってお守りのような存在です。
森羅万象全てが互いに影響し合うというラトビア人の世界観を表しているのだとか。

プズリは哲学的でその形からいろいろな捉え方ができる、とアウスマさん。
形にはそれぞれ意味があり、三角形はラトビア神話の「天空の神」。
三角形で作られた立体は「ひとりの人間」。
それらを組み合わせたものは人の輪で成り立つ「世界」。

月に2度ほど地元の人々が集まり、アウスマさんのプズリ教室が開催されています。
人々は自然と歌を歌いながらプズリを作っていて、子供たちも楽しそう。
ラトビアのハンドクラフトの伝統は新しい世代にも受け継がれています。

古くから受け継がれてきたプズリですが、存続の危機に陥ったときもあったといいます。
第二次世界大戦の頃から約50年間ソビエトの支配下に置かれたバルト三国。
その間は民族的な手仕事は禁止されていたのです。
しかしプズリはラトビアの人々によってひっそりと世代を超えて大切に受け継がれてきました。

麦藁で作る幾何学形を組み合わた装飾物は、古くは中世以前からバルト海沿岸・東スラヴを中心の伝統。
ラトビアのプズリ、リトアニアのソダス、エストニアのクローン、フィンランドのヒンメリ、ウクライナとベラルーシのパブーク、など国や地方によって形が少しずつ異なっていてそれぞれの特徴があります。

プズリをモチーフにしてリトアニアの工房でつくられた白樺製のオーナメント Kito(キト)。好きなパーツを組み合わせてつくることができます。木製なので藁よりも長持。

せかほし|音楽 BGM

番組内挿入歌 をまとめました。

オープニングテーマ

オープニングテーマ は JUJUさんの「Remember (The Good Times)」です。

エンディングテーマ

2020年10月からの エンディングテーマ は JUJUさんの「Voice」です。

2022年9月23日放送の 幸せのスパイス&ハーブをめぐる旅 のまとめはこちらをどうぞ!

-BLUE- 色をめぐる旅 のまとめはこちらをどうぞ!

新春ハワイSP のまとめはこちらをどうぞ!

世界はほしいモノにあふれてるシリーズの放送日時まとめはこちらをどうぞ!

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