【世界一受けたい授業】三浦春馬先生が教える!いま知っておきたいメイドインジャパン

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日本テレビ系列「世界一受けたい授業 最強芸能人先生が大集合スペシャル」(2020年7月4日放送)では 三浦春馬(みうらはるま)先生が「いま知っておきたいメイド・イン・ニッポン」を講義。47都道府県を旅することで出会った様々な伝統技術の技を伝授します。
出演は 堺正章(さかいまさあき)さん、上田晋也(うえだしんや)さん、有田哲平(ありたてっぺい)さん、岩田絵里奈(いわたえりな)さん、ウエンツ瑛士(ウエンツえいじ)さん、佐藤栞里(さとうしおり)さん、中村倫也(なかむらともや)さん。
講師は三浦春馬先生です。
2020年7月18日に三浦春馬さんが亡くなられました。心よりご冥福をお祈りいたします。

U-NEXT(ユーネクスト) でNHKの動画配信サービス NHKオンデマンド を視聴可能。世界はほしいモノにあふれてる は放送の翌日から見逃し配信中。三浦春馬さん出演の大河ドラマ おんな城主 直虎 などドラマも一気見できます。初回31日間無料トライアル。NHKオンデマンド は別料金ですが、もらえる600ポイントで購入できます。PR

2021年8月27日に三浦春馬さんMC回を含むセレクション DVD & ブルーレイが発売されました。収録内容は こちらの記事 に詳細をまとめています。

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ビデオオンデマンドで観られる 三浦春馬さん出演作品のまとめはこちらへ!

世界はほしいモノにあふれてる セレクション DVD&ブルーレイ の内容まとめはこちらをどうぞ!

世界一受けたい授業|三浦春馬先生

日本製 / 三浦春馬先生の著書

三浦春馬さんが月刊誌「+act プラスアクト」に連載していた『日本製』。三浦さんが毎回日本各地を旅して日本文化・伝統・歴史・産業に出会い紹介しています。
約4年間かけて47都道府県を巡った記事をまとめて2020年4月5日に書籍『日本製』として発売されました。
「世界一受けたい授業」ではこれまでに出会った中の15都道府県の日本製を紹介。未来へ向けて残し伝えたいメイド・イン・ジャパン。日本もほしいモノにあふれてる!

三浦春馬さんが47都道府県47のメイド・イン・ジャパンを巡った連載の書籍化。真摯に日本の伝統工芸や手仕事に向き合った三浦さんの素直で温かい人柄が感じられる本です。

日本製 / 三浦春馬
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三浦春馬先生|京都府

京都府(きょうとふ)の伝統工芸ユニット GO ON(ごおん)は京都を代表する6つの工芸品(西陣織・竹工芸・木工芸・京金網・朝日焼・茶筒)の若手後継者6人により2012年に結成。
伝統の技術を生かしつつ現代のライフスタイルに生かせるものを展開しています。

名前GO ON(ごおん)
WEBhttps://www.go-on-project.com

京金網 / 金網つじ

平安時代から続く伝統の 京金網(きょうかなあみ)。手作業で美しい六角形を針金で組んでいきます。
紹介されていたのは 金網つじ(かなあみつじ)二代目の 辻徹(つじとおる)さん(38歳)。

これまで伝統の技で 豆腐すくい茶こし を作ってきました。それに加えて現代の生活に役立つ新しい商品も開発しています。
「いまの時代に生きている人たちがどんなものがあったら使いやすいのかなぁ」とか考えて日々モノづくりをしてますね、という辻さん。
こうして作り上げたのがとてもオシャレな コーヒードリッパー。直火で焼く トースト用の金網バングル も若い人たちに大人気。
三浦先生も購入したというバングルは、豆腐すくいの持ち手と同じ要領でつくられています。
中村倫也さんは金網のランプシェードが気になっていたようでした。

名前金網つじ(かなあみつじ)
住所京都府京都市東山区高台寺桝屋町362
WEBhttps://kanaamitsuji.com
営業時間10:00〜18:00
定休日不定休

金網つじの 茶こし と とうふすくい。

朝日焼

京都府宇治市で焼かれる陶器 朝日焼(あさひやき)。陶器用の土を自分たちの手で掘るのが特徴です。
紹介されていたのは十六世当主の 松林豊斎(まつばや ほうさい)さん(39歳)。
400年の歴史を持つ茶の湯向けの朝日焼は和室の空間に合うように渋い色のものが多く、少し地味な印象でした。しかし松林さんはこれまでの朝日焼にはなかった鮮やかな水色を茶碗に取り入れました。

デザインも斬新で色も現代風なポップな仕上がり。
「ロンドンで展示をしたり白い壁やリビングの中で茶碗を見ようとなったときに、鮮やかに美しく見える色というので作るようになりました」と松林さん。
より現代の若者が手に取りやすい作品にチャレンジ。現在は抹茶茶碗だけでなくコーヒーカップなど普段の生活に使える器もつくっています。

名前朝日焼(あさひやき)
住所京都府宇治市宇治又振67
WEBhttps://asahiyaki.com
営業時間火〜日:10:00〜17:00
定休日月曜

茶筒 / 開化堂

京都の手作りの 茶筒(ちゃづつ)。年月を経て異なる味わいに変化していく味わいがあります。
紹介されていたのは1875年創業の 開化堂(かいかどう)の六代目 八木隆裕(やぎたかひろ)さん(45歳)。
開化堂では150年近く茶筒だけを製作してきました。職人が手作業で作る茶筒は気密性が高いため、蓋を被せるとスーっと滑り降りていきます。
三浦先生も「蓋を落としたり開けたりするとその良さがより実感できると思います。開けるときのスポンと抜ける感じも気持ち良い」とおすすめ。
世界はほしいモノにあふれてる で三浦春馬さんがJUJUさんの誕生日にプレゼントしたと紹介された茶筒もこちらのもの。

なんと100年くらい前に購入されたお茶筒が修理で返ってくるそうです。とても長持ち。今買ったお茶筒を大切に受け継いで100年以上使えるんですね。
気密性が高さを生かして現代のライフスタイルに合わせた新しい商品も開発しています。パスタ缶やコーヒー缶などが人気。
パスタ缶 25,850円〜、珈琲館缶 27,750円〜。

「毎日使ってて楽しいなという部分がないとやっぱりこういう道具って日常の中に使われていかないと思っていて。今の時代に合った物が作れたら嬉しいなとは思っています」という八木さん。
GO ON(ごおん)が手掛けた作品はイタリアで開かれた世界最大級のデザインイベント「ミラノサローネ」で金賞を獲得するなど、海外からも高い注目を集めています。

問題

スタジオの茶筒。この筒が備えている機能とは?

正解 スピーカー

スピーカーの価格は30万円。限定100個販売されましたが即完売したそうです(現在は販売されていません)。
結構良い音がするみたいです。

三浦春馬先生

若者の世代にどうしたら伝統工芸を身近に感じていただけるかっていうところで、新しいアイデアみたいなものを常に考え続けている姿勢というのにとても刺激をもらいました。

伝統を守りつつも攻めてる姿勢、そして世界にも出て行こうという意気込みを感じました。
開化堂さんは素敵なカフェも運営しています。

名前開化堂(かいかどう)本店
住所京都府京都市下京区梅湊町84-1
WEBhttps://www.kaikado.jp
営業時間月〜土:9:00〜18:00
定休日日曜
名前開化堂カフェ(Kaikado Café)
住所京都府京都市下京区河原町通七条上ル住吉町352
WEBhttp://www.kaikado-cafe.jp
営業時間金〜火:11:00〜18:30
定休日水曜・木曜、夏季、年末年始

経年変化も楽しめ長く使える開化堂の真鍮茶筒。

三浦春馬先生|岩手県

岩手県(いわてけん)では (うるし)を取材。

漆 / 滴生舎

岩手県 で訪れたのは、日本一の (うるし)の生産地 浄法寺(じょうぼうじ)。
漆とはウルシの木の樹液のこと。お椀やお箸など漆器の塗料として使われていて、ヨーロッパでは漆器そのものが「JAPAN」と呼ばれ愛されています。
ウルシの木の表面に傷をつけ漆を採取。樹液が染み出したらヘラでかき出します。

三浦春馬先生

実はウルシの木は一度樹液を採ると二度と樹液を採ることができません。それで漆を作る木としての役割を終えるんです。
その漆が漆器という新しい命になって、人の手に届き受け継がれていきます。

通常ペンキや絵の具などの化学塗料は塗料の中の水分が蒸発して乾きます。一方、漆は空気中の酸素を取り入れて自分で固まる性質を持っています。
漆を固めるためには器に塗った後に蒸し蒸しした部屋、通称「漆風呂」に入れます。部屋の湿度は常時約80%。

職人歴10年の 三角裕美(みすみゆみ)さん(39歳)からアドバイス。
「使えば使うほどツヤが出るのが浄法寺の漆器の特徴のひとつですので、しまっておくのではなく毎日漆器で食べて洗って拭いて、繰り返すことが大切かなと思います」
5年使った器はぴかぴかになっています。使えば使うほど美しくなるなんて素敵な器ですね。
世界はほしいモノにあふれてる で三浦春馬さんが自分用に購入して愛用している紹介されたお椀もこちらのもの。

最近では漆を使ったスマホケースなど、若者が手に取りやすく身近な商品も販売されています。
三浦春馬先生は取材のときに器とスプーンをお買い上げ。もう1年以上使っていて経年美化を楽しめているそうです。

滴生舎さんは、展示販売を行うショールームと漆器製作工房を併設。漆器を購入できるだけでなく、漆塗り作業の様子をガラス越しに見学することが可能です。
ウルシの木から樹脂を採取する「漆かき体験」や実際に漆を塗ることができる「漆塗り体験」などのワークショップもあり。

名前滴生舎(てきせいしゃ)
住所岩手県二戸市浄法寺町御山中前田23-6
WEBhttps://urushi-joboji.com/life/tekiseisha
営業時間水〜月:8:30〜17:00
定休日火曜

浄法寺漆器のお椀。使えば使うほどツヤが出る逸品。

三浦春馬先生|宮城県

宮城県(みやぎけん)では 水産加工(すいさんかこう)の工場を訪問。

水産加工 / かに物語

宮城県 の気仙沼では 株式会社カネダイ水産加工 の工場を訪問。
株式会社カネダイが40年前から取り扱う希少な「まるずわいがに」と言われる大型のカニは、味がよいのに漁獲量がて少なく知名度はありませんでした。
「まるずわいがに」は毛ガニのような強い甘み、大型タラバガニのような身の弾力、ボリューミーな食べ応え。人気の蟹のいいとこ取りをしたような絶品の味わいが特徴です。

東日本大震災で被災し工場や店舗を失ってしまったことは、新しいことにもチャレンジするきっかけにもなりました。
美味しい「まるずわいがに」を広く知ってもらおうと始めたのが新ブランド かに物語(かにものがたり)。カニのビスクスープなどを開発し展開しています。

スタジオでは かに物語 の「まるずわいがにビスク」を試食。
「具が多い。食べられるビスク」と有田さんも絶賛。

「まるずわいがにビスク」を始め、かに物語の商品は通販でも販売。美味しさは徐々に知られるようになっています。

名前かに物語(かにものがたり)
住所宮城県気仙沼市魚市場前7-13 海の市1F
WEBhttps://kanimonogatari.jp
営業時間8:00〜17:00
定休日不定休

かに物語のまるずわいがに。ビスクの他にも1本爪の冷凍などいろいろあり。

三浦春馬先生|群馬県

群馬県(ぐんまけん)では 高崎だるま(たかさきだるま)を取材。

高崎だるま / だるまのふるさと大門屋

群馬県高崎市はだるまの全国生産のおよそ8割を誇る名産地。今から二百十数年前に始まったとされる 高崎だるま(たかさきだるま)、現在は72人の職人が伝統を継承しています。
紹介されていたのは だるまのふるさと大門屋(だるまのふるさとだいもんや)五代目 中田千尋(なかたちひろ)さん(30歳)。

高崎だるまは体を覆う赤がしっかりと出るように、まず一度全体を白に塗ります。白い塗料は牡蠣の貝殻をパウダー状にしたもの。
白くした後に赤色を塗ると鮮やかに仕上がります。

だるまと言えば赤のイメージですが、今はピンクや黄色に青など色とりどり。
スタジオにも出演者の名前が1文字だけ書かれた小さなだるまが配られました。

問題

眉毛と髭が ? の形になっています(ヒント:生き物)

正解 眉毛が鶴、髭が亀の形なっています

高崎だるまの特徴は眉毛が鶴、髭が亀の形になっていること。
縁起の良い2つの動物をかたどっていて、別名「福だるま」や「縁起だるま」とも呼ばれています。
三浦春馬先生も絵付けを体験しました。眉毛と髭を書くのは難しそう。
こちらの工房では絵付け体験ができますが、新型コロナウイルスの影響で絵付け体験は休止中です。

中田千尋さんは、日本の素晴らしい製品を世界の人に知ってもらいたいとインスタグラムで高崎だるまを世界に配信しました。
するとロンドンのブティックから「一緒にお仕事しませんか?」とオファーが来て、今ではロンドンのブティックでもだるまが販売されるようになりました。
約600個のだるまが完売したんだそうです。すごいですね。
現在はイタリアやドイツなど9つの国や地域で販売されています。

名前だるまのふるさと大門屋(だるまのふるさとだいもんや)
住所群馬県高崎市藤塚町124-2
WEBhttps://www.daimonya.jp
営業時間9:00〜17:00
定休日なし

世界はほしいモノにあふれてる JAPAN! 究極の“台所道具” のまとめはこちらへ!

三浦春馬先生|福井県

福井県(ふくいけん)では メガネ を取材していました。

鯖江めがね / ボストンクラブ

世界三大メガネ産地として有名な 福井県鯖江市鯖江めがね(さばえめがね)のメーカー 株式会社ボストンクラブ を取材。
紹介されていたのは株式会社ボストンクラブ 代表の 小松原一身(こまつばらかずみ)さん(61歳)。

問題

メガネをPRするために ? にプレゼント。どんな人たちにプレゼントされているのでしょうか?

正解 新成人全員にめがねをプレゼント

福井県鯖江市はメガネフレームの国内シェア約96%、世界でも有数のめがねの町。
鯖江めがねは1つ1つ手作業で作っているため微妙な調整がきき、歪みなどが少なく長期間使用できるのが特長。
鯖江市では2018年から新成人全員にめがねをプレゼントしています。世界に誇る故郷の産業を再認識してもらうとともに、日頃から勤務先や学校で幅広くPRしてもらうため鯖江市が企画。

小松原さんが見せてくれたサングラス。実は映画『マトリックス』で使われたサングラス。
監督からの依頼を受けて全ての俳優用に鯖江で作ったそうです。キアヌのサングラスが!鯖江で作られていたなんて!

紹介されていたのはフレームが全て竹でできためがね JAPONISM Bamboo(ジャポニズム バンブー)。ファッション性に優れているのはもちろん鼻パッドの部分も竹なので、めがねがズレるのを軽減してくれるのだとか。
竹のめがね 104,500円。高級ですね。

株式会社ボストンクラブは1984年に創業。
現在は JAPONISM(ジャポニスム)、BCPC(ベセペセ)、BOSTON CLUB(ボストンクラブ)、MUGUET(ミュウゲ)の4ブランドを展開しています。
2017年に本社横のビルをリノベーションし、直営ショップとミュージアムをオープン。めがねを体験出来る場所をつくり鯖江のめがね産業を牽引しています。

名前ボストンクラブショップサバエ(直営店)
住所福井県鯖江市三六町1-4-30
WEBhttp://www.bostonclub.co.jp
営業時間木〜火:10:00〜19:00
定休日水曜

ボストンクラブのメガネ。

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三浦春馬先生|新潟県

新潟県(にいがたけん)では 金属加工 が盛んな 燕三条(つばめさんじょう)の技術力を生かした製品を取材しました。

三浦春馬先生|長野県

長野県(ながのけん)では エレキギター を製造する フジゲン の工場へ。
高品質な日本製ギターの製作工程を見学しました。

三浦春馬先生|岐阜県

岐阜県(ぎふけん)ではユネスコ無形文化遺産にも認定された 本美濃紙(ほんみのし)を取材しました。
伝統的手法で作られているこの和紙は東京オリンピックの表彰状として使われることが決まっています。
三浦先生も取材して知ったそうですが、本美濃紙の原料は三浦先生の出身地の茨城県の (こうぞ)という植物なんだそうです。

三浦春馬先生|徳島県

徳島県(とくしまけん)では 藍染め(あいぞめ)を取材しました。

藍染め / BUAISOU(ぶあいそう)

「JAPAN BLUE」として世界で注目を集める 藍染め(あいぞめ)。
徳島県上板町(かみいたちょう)は藍染の染料 (すくも)の生産量日本一。伺ったのは上板町にある BUAISOU(ぶあいそう)という平均年齢33歳の若手職人の会社。
普通は染料を作る人と生地を染める人は分業ですが、BUAISOU(ぶあいそう)では原料の藍の栽培・染料作り・染色・デザイン・製作まで一貫して全て行っています。

創立者で藍師・染師の 楮覚郎(かじかくお)さん(31歳)は青森県出身。東京の美大で染色を学んでいたときに本格的に藍染を学ぼうと徳島の地域おこし協力隊に応募。2012年に移り住み藍染を学び、地域おこし協力隊で知り合った 渡邉健太(わたなべけんた)さんと2015年にBUAISOUを立ち上げました。
「全ての工程を一貫して行うことによって、物になったときの説得力が変わってくると思うんですよ」と楮さん。
BUAISOUのジャパンブルーはイギリスやデンマークなど海外でも大人気です。

問題

BUAISOUは普通は藍染めをしない ? に藍を入れた商品を開発しました

正解 焼き物

徳島を代表する陶器である大谷焼とコラボしたマグカップを製作。
マグカップ 5,280円。

三浦春馬先生

あえてひび割れしてるところにですね、丁寧に塗り込んでいくっていう作業でできた独特の風合いになったこの陶器。すごく魅力的です。
他にも使うほどに色の変化を楽しめるけん玉やトートバッグなど、伝統を守りつつ柔軟な発想の作品を発表しています。

けん玉 6,600円、トートバッグ 54,780円。

三浦先生が着ている淡いブルーのTシャツも BUAISOU の作品。
「濃い色からこういった薄い色まであって、とっても手に取りやすいと思います」と三浦先生。

BUAISOUさんの工房見学はできませんが、ワークショップは随時申し込みができます。
オフィシャルWEBサイトから予約できます。

名前BUAISOU(ぶあいそう)
住所徳島県板野郡上板町高瀬355−1
WEBhttps://www.buaisou-i.com

BUAISOUが1枚1枚手染めしたバンダナ。

BUAISOUが1枚1枚手染めした藍染めの大判風呂敷。

三浦春馬先生|滋賀県

滋賀県(しがけん)では 和ろうそく(わろうそく)の職人さんを訪ねました。

和ろうそく / 大與

滋賀県高島市(たかしまし)、 創業1914年の 和ろうそく(わろうそく)専門メーカー 大與(だいよ)。
紹介されていたのは大與 三代目の 大西明弘(おおにし あきひろ)さん(68歳)と四代目の 大西巧(おにしさとし)さん(40歳)。

普段私たちが使っているろうそくは「洋ろうそく」と言われ、石油から作ったパラフィンが原料。
一方、和ろうそくの原料はウルシ科の (はぜ)の原料から摘出した (ろう)。

三浦春馬先生

洋ろうそくの炎は小さく消えやすく、和ろうそくの炎は大さく消えにくい。風もないのに大きく揺らぎます。
火が揺らぐのは芯の中心が空洞だから。芯から空気が流れて出ることによって揺らぎが生まれるのです。
火がついている時間も和ろうそくが長持ち。煙も出にくく部屋も汚しづらいです。

櫨のろうそくはススが出にくく垂れる蝋の量が少ないのも特徴です。
しかし近年、環境変化などで櫨の生産量が激減しているため、洋ろうそくに比べて櫨の和ろうそくはとっても貴重。
値段も洋ろうそく1本約15円に比べて、和ろうそく1本約220円とお高めです。

大與(だいよ)さんでは「もっと和ろうそくに親しんでもらいたい」と、米のぬかから蝋の成分を抽出して製造した お米のろうそく を販売しています。
「櫨のろうそくに比べて半分ぐらいのお値段でご購入いただけるので、和ろうそくの入門編として皆さんに知っていただくために作らせていただきました」と四代目の大西巧さん。

普段よく見かける洋ろうそくは芯の部分が糸で溶かした蝋を型に入れて作ります。
一方、和ろうそくは和紙にい草を巻きつけて真綿で固定した太い芯を使います。これは全て手作りなのですごく時間がかかるのです。

問題

櫨の和ろうそくの特徴的な行程は? 芯にどうやって蝋を重ねていくのでしょうか

正解 手で蝋を塗り重ねる

櫨で作る和ろうそくの場合、この芯の周りに手で蝋を塗る「手掛け(生蝋手掛け製法)」という工程があります。
三代目の大西明弘さんの作業風景、さすが職人さんは手早いです。
「早くしないとあんまりゆっくりするとその時点で固まってしまうからね。固まるまでに形を整えてそれなりに太さも合わせないと」
蝋の温度はおよそ40℃、手際よく作業しなければ固まってしまうため時間との勝負。
その作業を何度も繰り返し蝋を塗り重ねて太いろうそくにします。そのためこのように断面が年輪のような層になっているのが櫨の和ろうそくの特徴です。

三浦春馬先生も手掛けを体験。
「温かくてぬるま湯につかってるような感じもありましたね。簡単そうに見えるんですけども綺麗に作るのは難しかったです」との感想。

名前大與(だいよ)
住所滋賀県高島市今津町住吉2-5-8
WEBhttps://warousokudaiyo.com

小さな和ろうそくが色とりどり10本入ったセット。パッケージも可愛くてお手頃価格が嬉しいです。

三浦春馬先生|奈良県

奈良県(ならけん)では (かわら)造りの様子を見学。
姫路城の天守にあるシャチの形をした瓦を手掛けた職人さんから特別にシャチ瓦をプレゼントされたそうです。

三浦春馬先生|和歌山県

和歌山県(わかやままけん)では日本仏教の聖地、高野山の麓にある 胡麻豆腐(ごまどうふ)のお店 濱田屋(はまだや)へ。
精進料理に欠かせない胡麻豆腐。材料は胡麻・本葛・水だけという昔ながらの製法で作った胡麻豆腐を味わいました。

三浦春馬先生|愛媛県

愛媛県(えひめけん)では 今治タオル(いまばりたおる)を取材しました。

今治タオル / 今治タオル工業組合

今や世界的にも有名になった 今治タオル(いまばりたおる)。今治市はおよそ120年前からタオル産業が盛んなタオルの聖地です。
綿花の栽培が盛んだったことがタオルが作られるようになった理由の1つ。
もう1つの理由は水質がいいこと。今治市を流れる 蒼社川(そうじゃがわ)の不純物(金属イオン)が少なく柔らかい水質。
この水で洗浄や染色をすると糸本来の柔らかさやしなやかさが出て、今治タオル独特の風合いになるそうです。

紹介されていたのは 今治タオル工業組合(いまばりたおるこうぎょうくみあい)理事長の 井上裕基 さん。
人材育成にも力を注ぎ、各企業さんに就職した社員は、半日は会社で仕事、半日は学校で勉強という環境を整えています。働きながら通える愛媛県立愛媛中央産業技術専門学校ではタオルの基礎を学ぶことができるようです。

名前今治タオル工業組合(いまばりたおるこうぎょうくみあい)
住所愛媛県今治市東門町5-14-3
WEBhttp://www.itia.or.jp

三浦春馬先生|福岡県

福岡県(ふくおかけん)では 博多ちゃんぽん(はかたちゃんぽん)というガラス工芸の職人さんを訪ねました。
博多ちゃんぽんとは息を吹き込むと底の部分がへこんだり出っ張ったりすることで音を発する玩具。ぺこんと可愛らしい音が鳴るんです。

三浦先生は博多ちゃんぽんを鳴らしながら「取材当時はご存命だった職人の國井さんにこの音色が届けばいいなっていう風に思います」と言っていました。

三浦春馬先生|宮崎県

宮崎県(みやざきけん)では 神楽面(かぐらめん)の職人を訪ねました。

神楽面 / 天岩戸木彫

宮崎県高千穂町は神々が降り立ったとされる神話の町。お話を伺ったのは 神楽面(かぐらめん)職人三代目の 工藤省吾(くどうしょうご)さん(33歳)。
ノミを使ってお面を作るのですが、最後にやすりを使わなくてもいいくらい滑らかに仕上げることができれば一人前だといいます。
三浦春馬先生はこのとき頂いた 天鈿女命(あめのうずめのみこと)のお面を自宅に飾っているそうです。

三浦春馬先生

そのときもらったのがこのお面。天鈿女命は芸能の神様なので力を貰っています。
意外だったのは伝統的なお面なんですけれども「大まかな決まりごと以外は絶対的に守らなければならないルールっていうのはないよ」っという風におっしゃっていたのが印象的でした。

工藤さんからビデオメッセージ「ご無沙汰しています。三浦春馬さんが取材にこられて約4年。お面以外にもいろんなものを作っていきたい」と語っていました。

名前天岩戸木彫(あまのいわときぼり)
住所宮崎県西臼杵郡高千穂町大字岩戸399
営業時間月〜土:9:00〜17:00
定休日日曜

U-NEXT(ユーネクスト) でNHKの動画配信サービス NHKオンデマンド を視聴可能。世界はほしいモノにあふれてる は放送の翌日から見逃し配信中。三浦春馬さん出演の大河ドラマ おんな城主 直虎 などドラマも一気見できます。初回31日間無料トライアル。NHKオンデマンド は別料金ですが、もらえる600ポイントで購入できます。PR

世界一受けたい授業 櫻井翔さんおすすめ建築 / 谷尻誠先生 日本の最新建築 まとめはこちらへ!

三浦さんがMCをしていた世界はほしいモノにあふれてるシリーズの放送日時まとめはこちらへ!

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