NHK Gで放送している「世界はほしいモノにあふれてる(略称:せかほし)」シリーズ。
世界を旅するトップバイヤーと素敵なモノ探し。目利きバイヤーに密着したドキュメンタリーには欲しいものや行きたいお店が続々登場。バイヤーさんは誰?場所はどこ?物はどこで買える?と気になります。
2019年4月からは放送時間が50分に拡大されてパワーアップ。ますます楽しみです。
世界はほしいモノにあふれてる チェコ&ドイツ 中欧!幻のアンティークを探す旅(初回放送:2020年2月20日22:30〜 再放送:2020年2月24日25:10〜)のMCは俳優の 三浦春馬(みうらはるま)さん、歌手の JUJU(ジュジュ)さん。ナレーション(天の声)は声優の 神尾晋一郎(かみおしんいちろう)さん。バイヤーは SKLO(スクロ)の代表 塚本美樹(つかもとよしき)さんでした。
番組を参考に、自分で行くときのために気になるお店やスポットをまとめてリストにしてみました。
せかほし最新の放送は NHKBS 2024年10月24日(木)20:30〜21:30「鈴木亮平のイタリア旅特別編文具&世界遺産偏愛SP ナレーター:小栗旬」です。
U-NEXT(ユーネクスト) でNHKの動画配信サービス NHKオンデマンド を視聴可能。世界はほしいモノにあふれてる は放送の翌日から見逃し配信中。三浦春馬さん出演の大河ドラマ おんな城主 直虎 などドラマも一気見できます。初回31日間無料トライアル。NHKオンデマンド は別料金ですが、もらえる600ポイントで購入できます。PR
2020年4月1日に番組のオフィシャルブックが発売されました。
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- せかほし|バイヤーさんは誰?場所はどこ?物はどこで買える?
- せかほし|スタジオ
- せかほし|Praha(プラハ)
- Lobkowicz Palace Café(ロブコヴィツ宮殿カフェ)/ プラハ城の中の絶景カフェ【プラハ】
- Café Imperial(カフェ・インペリアル)/ カフカが通ったカフェ【プラハ】
- Kavárna Obecni Dům(カヴァールナ・オベツニー・ドゥーム)/ アールヌーヴォー様式のカフェ【プラハ】
- Katedrála svatého Víta(聖ヴィート大聖堂)【プラハ】
- Bazar Zastavárna(バザール・ザスタヴァールナ)/ アンティークショップ【プラハ】
- Cubism(キュビズム)
- Modernista(モダニスタ)/ キュビズム家具ディーラー【プラハ】
- Nový Antik Bazar(ノヴィ・アンティーク・バザール)/ アンティークディーラー【プラハ】
- せかほし|Jablonec nad Nisou(ヤブロネツ・ナド・ニソウ)
- せかほし|Berlin(ベルリン)
せかほし|バイヤーさんは誰?場所はどこ?物はどこで買える?
番組では SKLO(スクロ)のオーナー兼バイヤー 塚本美樹(つかもとよしき)さんのチェコとドイツでの買い付けを紹介していました。
チェコではガラスボタン、キュビズムの家具、ドイツではバウハウスデザインなどに出会ったようです。
塚本美樹 さん / SKLO(スクロ)
塚本さんのお店 SKLO room accessories(スクロ・ルーム・アクセサリー)はチェコやドイツなど中央ヨーロッパで買い付けたアンティーク家具・雑貨のセレクトショップ。
高校卒業後にオーストラリアに留学したのち日本とニュージーランドを往復する生活をしていた塚本さん。2000年代初頭に訪れたチェコやドイツで刺激を受け、自らのアンティークショップを金沢に立ち上げます。
同時に実家の家業の農業も継ぐことを決意。金沢の隣町、津幡町の七黒という集落でお米を生産しショップでも取り扱っています。
ショップ運営、農業のみならず空間デザイナーとして東京でも活躍。活動は多岐にわたります。
ショップの名前は SKLO ですが、農作物のブランド名は SKURO、空間デザインやアンティークのレンタル業は scuro、とちょっとずつ名義が違います。
名前 | SKLO(スクロ) |
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住所 | 石川県金沢市香林坊2-12-35 |
営業時間 | 木〜火:11:30〜19:30 |
定休日 | 水曜 |
アクセス | JR「金沢」駅より車で約10分 |
SKLO(スクロ)はこちらの本でも紹介されていました。金沢いいですね。
せかほし|スタジオ
チェコ料理店 DUB(ドゥブ)【スタジオ】
スタジオでチェコ料理を披露してくれたのは チェコ料理店 DUB(ドゥブ)のシェフ 柏照康(かしわてるやす)さん。本場チェコのレストランで修行した後、各国の大使館で公邸料理人を務め日本政府から表彰された凄腕の持ち主。
Knedlíky(クネドリーキ、ゆでパン)、チェコで最もメジャーな料理 Gulyás(グラーシュ、牛肉のパプリカ煮込み)、Utopenec(ウトペンツィ または ウトペネツ、ソーセージの酢漬け)。
チェコは国民一人当たりのビール消費量が世界一、ということでチェコのビールも用意されていました。銘柄は Pilsner Urquell(ピルスナー・ウルケル)。
チェコ語の乾杯は「Na Zdraví(ナズドラヴィ、健康に!)」、乾杯の後にグラスでテーブルを1回叩いてから飲むのがお作法。
名前 | DUB(ドゥブ) |
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住所 | 石川県金沢市片町2-4-6 |
営業時間 | 火〜日:18:00〜24:00 |
定休日 | 月曜 |
アクセス | JR「金沢」駅より車で約10分 |
三浦春馬さん + JUJUさん / ガラスボタンのコーディネート【スタジオ】
スタジオには色鮮やかな チェコのガラスボタン が並べられ、三浦春馬さんとJUJUさんがアレンジに挑戦。
三浦さんは好きなガラスボタンを選んでブレスレットに。洋服に合わせてシックな黒めのカラーをチョイス。
JUJUさんは赤い帽子に合わせてクリアカラーにゴールドの柄をチョイス。
三浦さんが選んだのはこんな感じのガラスボタンでした。
せかほし|Praha(プラハ)
Lobkowicz Palace Café(ロブコヴィツ宮殿カフェ)/ プラハ城の中の絶景カフェ【プラハ】
世界有数の美しいカフェの街としても知られるプラハ。番組ではおすすめカフェを3軒紹介していました。
1軒目は世界で最も古いお城として知られるプラハ城の中にある Lobkowicz Palace Cafe(ロブコヴィツ宮殿カフェ)。
テラス席からはプラハの旧市街が見渡せる絶景。中世の貴族の気分に浸りながら極上のケーキを味わえます。
お店の一押しは Apple Strudel(アップルシュトゥルーデル)というりんごのパイ。バターたっぷりの生地でりんごを包んで焼き上げています。
オーストリアのお菓子として知られいて、ドイツ語では Apfelstrudel(アプフェルシュトゥルーデル)。
名前 | Lobkowicz Palace Cafe(ロブコヴィツ宮殿カフェ) |
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住所 | Pražský Hrad, 11908 Praha 1 |
WEB | https://www.hrad.cz |
営業時間 | [城壁内]6:00~22:00 [カフェ]10:00~18:00 |
定休日 | 12/24 |
アクセス | 地下鉄A線「Malostranská(マロストランスカー)」駅から徒歩10分、プラハ城内 |
Café Imperial(カフェ・インペリアル)/ カフカが通ったカフェ【プラハ】
2つ目はカフェ大好きアーティスト、クラーラさんが案内してくれた Cafe Imperial(カフェ・インペリアル)。時間を忘れさせてくれる素敵なカフェです。
チェコ出身の世界的作家 Franz Kafka(フランツ・カフカ)が通ったカフェとしても有名で、読書好きにはたまらない場所。カフカが好んで座った席もあります。
目を奪われるのは装飾的なタイル張りの柱とモザイクテイルの天井。アールデコスタイルの店内は天井も高くてとっても優雅。
このカフェは1914年にオープンした アールデコ インペリアル ホテル(Art Deco Imperial Hotel)内にあり、ホテル全体もアールデコスタイル。朝食はオプションですがカフェ・インペリアルでとれるので是非。
名前 | Cafe Imperial(カフェ・インペリアル) |
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住所 | Na Poříčí 1072/15, 110 00 Praha |
WEB | https://www.cafeimperial.cz |
@cafeimperial_praha | |
営業時間 | 7:00〜23:00 |
定休日 | なし |
アクセス | Tram「Masarykovo nádraží」停留所から徒歩1分 |
アールデコスタイルの5星ホテル。5星の中ではリーズナブルな価格帯でコストパフォーマンス高し。朝食はカフェ・インペリアルで。
エリア:旧市街
主要観光地は徒歩圏内。
スパ、ジムあり。バスタブのあるお部屋あり。
Kavárna Obecni Dům(カヴァールナ・オベツニー・ドゥーム)/ アールヌーヴォー様式のカフェ【プラハ】
アート大好き女優 アンナさんが紹介してくれたのは1912年に完成したアールヌーヴォー様式の Obecní Dům(プラハ市民会館)の1階にあるカフェ Kavárna Obecni Dům(カヴァールナ・オベツニー・ドゥーム)。
ひときわ目を引く豪華なシャンデリアは100年以上前に建てられた当時のまま。
カフェのメニューの表面には Alfons Mucha(アルフォンス・ミュシャ または ムハ)の絵が描かれています。というのもプラハ市民会館の「市長の間」はミュシャが装飾を担当。天井にはフレスコ画「スラブの協調」、柱にもチェコの歴史上の人物たちが描かれています。
というわけで、プラハ市民会館のガイドツアーで見学した後にカフェに行くのが王道の観光コース。プラハ市民会館には有名な音楽ホール Smetanova Sin(スメタナ・ホール)(日本では映画「のだめカンタービレ」のロケ地として知られています)もありガイドツアーにも含まれています。
名前 | Kavárna Obecni Dům(カヴァールナ・オベツニー・ドゥーム) |
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住所 | Obecní dům, nám. Republiky 1090, 110 00 Praha |
WEB | http://www.kavarnaod.cz |
@obecnidum | |
営業時間 | 8:00〜23:00 |
定休日 | なし |
アクセス | 地下鉄B線「Náměstí Republiky」駅から徒歩2分 |
Katedrála svatého Víta(聖ヴィート大聖堂)【プラハ】
プラハで最も有名な教会 Katedrála svatého Víta(聖ヴィート大聖堂)。925年から1929年まで1000年の歳月をかけて建てられたゴシック様式の大聖堂です。
Alfons Mucha(アルフォンス・ミュシャ)が礼拝堂を飾るステンドグラス「聖キリルと聖メトディウス」の原画を1931年に製作したことでも知られています。
名前 | Katedrála svatého Víta(聖ヴィート大聖堂) |
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住所 | III. nádvoří 48/2, 119 01 Praha |
WEB | https://www.katedralasvatehovita.cz |
@katedrala_sv_vita | |
営業時間 | 月〜土:9:00〜17:00、日:12:00〜17:00 |
定休日 | なし |
アクセス | Tram「Malostranské náměstí」停留所から徒歩12分 |
Bazar Zastavárna(バザール・ザスタヴァールナ)/ アンティークショップ【プラハ】
塚本さんがプラハで必ず訪れる人気アンティークショップ Bazar Zastavárna(バザール・ザスタヴァールナ)。
目利きのオーナー Stanislav Pluda(スタニスラフ・プルダ)さんがが集めたアンティークは実に2万点以上。お宝が眠っています。
ここで塚本さんが教える運命の逸品との出会い方。
よく見るのは店主が立っている後ろ。一番気に入ってるものはだいたい自分の後ろに置く傾向があるそうです。ちょっと隠したい気持ちがあるのでしょうか。
塚本さんがレジの後ろで目をつけたのは振り子が揺れる白い掛け時計。1920年代につくられたもので数字のフォントがおもしろいと購入。
お隣には妻の Monica Pluda(モニカ・プルダ)さんのお店が。こちらはキッチングッズなど女性が嬉しい品揃え。
早速1950年代製の木製のスパイスラックをチェック。
たくさんのお皿が積まれた下に埋もれていた1940-1950年代製のゲートレックテーブルも掘り出し物。
モニカさん「いつもいいものを選ぶ。彼のセンスには感心する」とおっしゃっていました。結局7点お買い上げです。
名前 | Bazar Zastavárna(バザール・ザスタヴァールナ) |
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住所 | Přístavní 18, 170 04 Praha |
営業時間 | 月〜金9:00〜12:00, 12:30〜18:00 |
定休日 | 土曜・日曜 |
アクセス | Tram「U Průhonu」停留所から徒歩1分 |
Cubism(キュビズム)
Cubism(キュビズム)とは。
1907年にピカソが描いた「アヴィニョンの娘たち」が始まりと言われる現代美術の大きな動向。物体をたくさんのパーツに分けて組み合わせる手法で独特の立体感を表現しました。日本語で「立体派」とも呼ばれます。
絵画から始まった流れですが、家具や食器、建築にまで発展。
このデザインに最も熱狂したのがチェコの人たち。独立間もないチェコでは独自の文化を残したいという機運が高まっていて、当時流行していた曲線美とは真逆の幾何学的デザインが多く生み出されることになります。
新たなデザインが流行するまでのわずか15年ほどの間だけ、圧倒的な輝きを放ったチェコのキュビズム。現在でも当時のキュビズム建築が残っています。
キュビズム家具を手に入れたい塚本さん。探して回りますがなかなかオリジナルのものは希少で出回っていません。
House of the Black Madonna(ブラックマドンナ、黒い聖母の家)/ キュビズム建築【プラハ】
プラハの代表的なキュビズム建築として紹介されていたのは Dum u Cerne Matky Bozi(House of the Black Madonna、ブラックマドンナ、黒い聖母の家)。
1912年に百貨店として建設された5階建ての建物で建築家 Josef Gočár(ヨゼフ・ゴチャル または ゴチャール)による設計。
現在は上階は Museum of Czech Cubism(キュビズム美術館)になっていて、キュビズムの家具やポスターが展示されています。チケットは1階で購入。入場料 150 CZK(1チェココルナ=4.82円で換算して 723円)。
2階にはカフェ Grand Cafe Orient(グランド・カフェ・オリエント)。こちらもヨゼフ・ゴチャルによる設計で直線的な美しいインテリア。
番組でも紹介されていた手すりの支柱のデザインはキュビズム建築の至宝。みどころのひとつとなっています。
1階にはキュビズムの食器や雑貨が販売されているショップ Kubista(キュビスタ)があるのでキュビズム小物など購入するのもよさそうです。
名前 | House of the Black Madonna(ブラックマドンナ、黒い聖母の家) |
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住所 | No. 19, Ovocný trh, 110 00 Praha |
WEB | [美術館]http://www.czkubismus.cz [カフェ]https://grandcafeorient.cz |
[カフェ]@grandcafeorient | |
営業時間 | [美術館]火:10:00〜19:00、水〜日:10:00〜18:00 [カフェ]月〜金:9:00〜22:00、土日:10:00〜22:00 |
定休日 | [美術館]月曜 [カフェ]なし |
アクセス | 地下鉄「Můstek」駅から徒歩7分 |
Modernista(モダニスタ)/ キュビズム家具ディーラー【プラハ】
塚本さんが向かったのは家具とインテリアのデパート Vinohradský Pavilon(ヴィノフラディパビリオン)の中にある Modernista(モダニスタ)。世界で唯一キュビズム家具を複製する権利を持つディーラーです。
インパクトのあるソファは建築家 Josef Gočár(ヨゼフ・ゴチャル または ゴチャール)が1911年にデザインしたものの復刻版。背もたれのクッションなどパーツひとつひとつが直線的でまさにキュビズム。
ゴチャルはブラックマドンナの設計者としても有名です。
家具職人の ダヴィッド・クミネック さんによると初めてつくったキュビズム家具の複製品は Pavel Janák(パベル・ヤナーク)によるダイニングテーブルと椅子。
1912年-1913年に撮られたたった1枚の写真を手掛かりに職人が半年以上かけてひとつずつつくりあげた一点ものです。
最初はビジネスとして取引できたらいいなと思っていた塚本さんですが、1点ずつ思いを込めてつくられているのがわかり、アートと同じようにエキシビジョン(展示会)として紹介する方向に。
買い付けというよりも一緒に何かをするという収穫があったようです。
名前 | Modernista(モダニスタ) |
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住所 | Vinohradská 1200/50, 120 00 Praha |
WEB | https://www.modernista.cz |
@modernista.cz | |
営業時間 | 月〜金:10:00〜19:00、土:10:00〜18:00 |
定休日 | 日曜、祝日 |
アクセス | Tram「Šumavská」停留所から徒歩3分 |
Nový Antik Bazar(ノヴィ・アンティーク・バザール)/ アンティークディーラー【プラハ】
キュビズム家具を買い付けたいと訪れたのは数十年に渡り貴重な家具を買い付けるディーラー Nový Antik Bazar(ノヴィ・アンティーク・バザール)。倉庫のような空間には19世紀から20世紀前半のアンティークが500点以上置いてあります。
オリジナルのキュビズム家具はなかなか見つからず、オーナーの Vladimir Knoteck(ブラディミル・クノテック)さんに訊ねたところ奥のスペースに連れて行ってくれました。
そこには完全な状態の衣装ケースが。1912年だという衣装ケースは金属の取手までキュビズムらしさが光る逸品。5年前に手に入れ大事にしまっているとのこと。
金具部分だけでも欲しいという客は断ってしまい、もし売るならキュビズムの精神を本当に理解している人に限るとなかなか手放しそうにありません。
塚本さん、名残惜しそうでしたね。
名前 | Nový Antik Bazar(ノヴィ・アンティーク・バザール) |
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住所 | J. Želivského 2712/2, 130 00 Praha |
WEB | https://www.aantik.cz |
@novyantikbazar | |
営業時間 | 月〜金:9:00〜18:00、土:9:00〜16:00 |
定休日 | 日曜 |
アクセス | Tram「Nákladové nádraží Žižkov」駅から徒歩5分 |
せかほし|Jablonec nad Nisou(ヤブロネツ・ナド・ニソウ)
塚本さんはプラハから北へ100kmの北ボヘミア地方、ポーランドとの国境の町 Jablonec nad Nisou(ヤブロネツ・ナド・ニソウ)へ。
この地で生み出されるのは Bohemian Glass(ボヘミアガラス)。400年前にボヘミア地域で採れる良質な資源を元にガラスを生成し宝石彫刻の技術を応用したのが始まりです。
今では食器からアクセサリーまでつくられるようになり、繊細なカッティングと鮮やかな発色で世界中の人を魅了しています。
Antik Jablonec(アンティーク・ジャブロネツ)/ アンティークショップ【ヤブロネツ・ナド・ニソウ】
ヤブロネツ・ナド・ニソウで最も品揃えが多いと評判のアンティーク店 Antik Jablonec(アンティーク・ジャブロネツ)へ。
お目当はガラス細工の至宝ともいわれる逸品 ガラスボタン。
ガラスボタンのサンプルお店にあるガラスボタンのサンプルはメイドインチェコスロバキアと書かれている90年前のもの。
オーナーの Jana Ullmannová(ヤナ・ウルマノバー)さんが子供の頃は古くさいものとして捨てられていたガラスボタン。しかしヤナさんにとっては素敵な宝物、ガラスボタンを遊び道具として使っていたそうです。
それからずっと捨てずに大切に持っておいたガラスボタン。とても綺麗で小さくて宝物にする気持ちわかります。
名前 | Antik Jablonec(アンティーク・ジャブロネツ) |
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住所 | Podhorská 738, 466 01 Jablonec nad Nisou |
WEB | https://antikjablonec.com |
@antikjablonec | |
営業時間 | 月〜金:13:00〜17:00 |
定休日 | 土曜・日曜 |
アクセス | プラハから車で約1時間半 |
アクセサリーにもつかえるチェコのガラスボタン。いろんなデザインがあります。
International Glass(インターナショナルグラス)/ ガラスボタン工房【ヤブロネツ・ナド・ニソウ】
旅の途中に立ち寄ったのは100年前から続くガラスボタンの工房 International Glass(インターナショナルグラス)。
70代以上の3人の職人さんが100年前と変わらぬ製法でガラスボタンをつくりつづけています。
約1000度の高温でガラスを溶かしひとつずつ型を取り、はみでた部分を削り丁寧に磨いていく。というもの。こちらの工房でデザインを整え、さらに他の工房で絵付けをして完成させます。
ここでつくられるボタンは実に2000種類上。ひとつひとつに古くから受け継がれたデザインが刻まれています。
職人さんが60年前につくったという純金が混ざったピンクガラスのボタンは今はつくられていない貴重なボタン。
そんな話を聞かせてもらい、感慨深い塚本さん。ものの背景にストーリーが感じられると、ものの魅力がぐっと上がるとおっしゃっていました。
名前 | International Glass(インターナショナルグラス) |
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住所 | Dolní nám. 5, Jablonec nad Nisou |
WEB | http://www.internationalglass.cz |
営業時間 | 要予約 |
アクセス | プラハから車で約1時間半 |
アクセサリーにもつかえるチェコのガラスボタン。いろんなデザインがあります。
せかほし|Berlin(ベルリン)
チェコの次にドイツの Berlin(ベルリン)へ。
Bauhaus(バウハウス)
Bauhaus(バウハウス)とは。
1919年ドイツの Weimar(ヴァイマル、ヴァイマール)に設立された造形学校。それまで粗悪品と言われてきたドイツ製の製品を一新するために芸術と技術の新たな融合を実現を教育理念としていました。
最高の技術力を育む教育が行われ、生徒達が生み出したのは生活者目線の機能美あふれるデザイン。市民のためにデザインされた家具は当時のヨーロッパでは極めて革新的。世界のモダンデザインの最先端をいっていましたが戦争の影が押し寄せてきた1933年に閉校。
現代のデザインにも多くの影響を与えている伝説の学校です。
Galerie Ulrich Fiedler(ウリッヒ・フェィドラー・ギャラリー)/ アンティーク家具ギャラリー【ベルリン】
まず訪れたのはベルリンで1-2を争うアンティーク家具コレクターのギャラリー Galerie Ulrich Fiedler(ウリッヒ・フェィドラー・ギャラリー)。Ulrich Fiedler(ウリッヒ・フェィドラー)さんが1986年にオープンしました。
展示されているのはドイツで1世紀前につくられた機能美あるれる家具。
Marcel Breuer(マルセル・ブロイヤー)がデザインしたダイニングテーブルと椅子はパイプラインが同じ形でエレガント。
世界で7点ほどしか現存しないラタンのラウンジチェアも1928年に マルセル・ブロイヤー がデザインしたもの。
スプリングが付いていて座った時の衝撃を和らげたり、棒をずらして背もたれの角度を調整できたり。使い心地が計算し尽くされている椅子です。
名前 | Galerie Ulrich Fiedler(ウリッヒ・フェィドラー・ギャラリー) |
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住所 | Mommsenstraße 59, 10629 Berlin |
WEB | https://www.ulrichfiedler.com |
@ulrichfiedler | |
営業時間 | 予約推奨 |
アクセス | Sバーン「Savignyplatz」駅から徒歩6分 |
マルセル・ブロイヤーのワシリーチェア。
Modern XX(モダンXX)/ アンティーク家具ディーラー【ベルリン】
バウハウスのオリジナルの椅子がいくつかあると聞き向かったのは希少な家具を収集販売している会社 Modern XX(モダンXX)。
並んでいたのは市場に出回ることがほとんどない貴重なバウハウスの椅子。
オーナーが是非とも見せたい家具があると通常の客には見せない地下ガレージへ。
出してきたのは曲木の技術で鉄のパイプフレームのように見せた椅子。上のインスタ画像の前から2列目左端の椅子ですね。
はっきりしないのですが曲木が得意なドイツの家具ブランド Thonet(トーネット)のものではないかと思います。バウハウスとのコラボも多いし。
お値段は38万円。残念ながら購入は見送りになりました。
名前 | Modern XX(モダンXX) |
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住所 | Pariser Str. 44, 10707 Berlin |
WEB | http://www.modern-xx.com |
@galeriemodernxx | |
営業時間 | 要予約 |
アクセス | Uバーン「Uhlandstraße」駅から徒歩10分 |
マルセル・ブロイヤーのチェスカチェア。
ステファン・チェシンスキーさん / アンティークディーラー【ベルリン】
塚本さんは買い付けに行くたびに必ず会う友人 Stefan Cieszynski(ステファン・チェシンスキー)さんのご自宅 へ。
出会いは10年前、窓から家の中を覗いていた塚本さん。かなり怪しい行動ですがアンティークだらけの部屋が気になってしまったようです。
家の住人ステファンさんが顔を出し2人は仲良くなりました。
ステファンさんはドイツアンティークの専門家で家の中はドイツアンティークの宝庫。常設店舗は無いようですが Jahrhundertstahl という屋号でイベントに出店されたりしています。
「伝統的な技術が詰まったものに囲まれて暮らすのが好き」というステファンさんに、僕も僕もと共感する塚本さんでした。
名前 | Jahrhundertstahl |
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住所 | Heimstr. 3, 10965 Berlin, Kreuzberg |
U-NEXT(ユーネクスト) でNHKの動画配信サービス NHKオンデマンド を視聴可能。世界はほしいモノにあふれてる は放送の翌日から見逃し配信中。三浦春馬さん出演の大河ドラマ おんな城主 直虎 などドラマも一気見できます。初回31日間無料トライアル。NHKオンデマンド は別料金ですが、もらえる600ポイントで購入できます。PR
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