世界はほしいモノにあふれてる オランダ&南アフリカ 幻の花を探す旅

NHK Gで放送している「世界はほしいモノにあふれてる(略称:せかほし)」シリーズ。
世界を旅するトップバイヤーと素敵なモノ探し。目利きバイヤーに密着したドキュメンタリーにはほしいモノがたくさん、行きたい場所がいっぱい登場します。
2019年4月からは放送時間が50分に拡大されてパワーアップ。ますます楽しみです。
世界はほしいモノにあふれてる 世界はほしいモノにあふれてる オランダ&南アフリカ 幻の花を探す旅(初回放送:2019年7月25日22:30〜 再放送:2019年7月30日25:10〜)のMCは俳優の 三浦春馬 さん、歌手の JUJU さん。ナレーション(天の声)は 神尾晋一郎さん、バイヤーは 世界の花屋 のチーフバイヤー 小林邦宏(こばやしくにひろ) さんでした。

紹介されたスポットの位置がわかる地図を最後に載せています。参考にとうぞ!
アムステルダムMAP
南アフリカMAP

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2度目の旅 アムステルダム編のまとめはこちらへ!

アムステルダムのフローリスト・フラワーアーティスト

小林さんが最初に向かったのは花大国・オランダ。Amsterdam(アムステルダム)でオランダ人のフラワーライフの楽しみ方を探っていました。
ガーベラが10本で3.00€(1€=121円換算で363円)程度とお手頃価格で手に入るオランダ。みなさん気軽にお花を買って部屋に飾る習慣があります。
ちなみに花以外の物価はそこそこお高いので(アムステルダムは公共交通やホテルの週末料金はロンドン・パリ以上に高いです)花だけが異常に安いみたいです。
部屋の窓はカーテンを閉めずに飾った花を通りに向けて置く習慣もあり、街行く人の目を楽しませてくれます。昔からプロテスタントが主流のため、人に見られても恥ずかしくない行いをすることが推奨されてきたという宗教的慣習がなお残されているようです。

Menno Kroon(メンノ・クローン)さん

アムステルダムいちおしゃれと話題の花屋 Menno Kroon(メンノ・クローン)。オーナーはオランダ政府公認の Master Florist(マスター・フローリスト)資格を持つ世界的フラワーアーティスト Menno Kroon(メンノ・クローン)さん。「メノ・クローン」と表記されることもあります。

店内には世界中から買い付けた花瓶がたくさん!季節ごとに壁紙まで変えるそうです。
取材時につくっていたのはお葬式用のアレンジメント。結婚式かと思うほどにとても華やかです。
オランダも昔は鮮やかな色の花を使わなかったのですが最近は変わってきているとのこと。亡くなった方が幸福な人生を送ったのならお葬式でもそれを表現する、その人の人生は幸せだったと祝福するとおっしゃっていました。

名前Menno Kroon(メンノ・クローン)
住所Cornelis Schuytstraat 11, 1391 JM Amsterdam, Netherlands
WEBhttps://www.mennokroon.nl
Instagram@menno_kroon
営業時間月:11:00〜18:00、火〜金:9:00〜18:00、土:9:00〜17:30
定休日日曜
アクセストラム「Amsterdam, Cornelis Schuytstraat」停留所から徒歩1分
地図アムステルダムMAP 1

Noortje Laan(ノールチェ・ラーン)さん

メンノ・クローンのお店にもたくさんあった花瓶。オランダの人たちが大切にしているアイテムです。
訪れたのはフラワーアーティスト Noortje Laan(ノールチェ・ラーン)さんのご自宅。50sファッションに見を包んで登場したノールチェさんはフリーランスのフローリスト。アンティークやヴィンテージファッションのコレクターでもあり、毎日1890年代から1950年代のファッションを楽しんでいます。

ヴィンテージファッションに興味を持ったのはお祖母様の影響。花瓶もお祖母様から受け継いだものがたくさんあります。
おばあちゃんの花瓶に挿すと花に物語を感じる、と言うノールチェさん。
「花瓶を代々受け継ぐのはすごく素敵な文化」と小林さん。

名前Noortje Laan(ノールチェ・ラーン)
WEBhttps://thevintageflorist.com
Instagram@noortjelaan
@florist.in.vintage

パウル・ヴァイクマイヤーさん

次に訪れたのは20年に渡り花屋を営むフローリスト パウル・ヴァイクマイヤーさんのご自宅。フラワーデザインの学校で講師も務めるプロフェッショナルです。
花屋の上階にあると思われるワンルームの部屋で娘の Kara Lilly(カラ・リリー)さんと2人で暮らしています。
お部屋は間口が狭く奥行きの長いというアムステルダムの典型的なスタイル。部屋の至るところにお花が飾られています。

「どうすればこんなすてきに花を飾れますか?」と訊ねる小林さんに
「頭で考えすぎないこと。服や靴を選ぶときと同じ。
『これが好き、あれが好き』それをひとつに束ねる。ルールなんかありません、大事なのはハートです」と答えるパウルさん。
こんなふうに花に囲まれた暮らしを楽しみたいですね!

Natasja Sadi(ナターシャ・サディ)さん

話題のフラワーアーティストがいると聞きつけた小林さんが会いに行ったのは Natasja Sadi(ナターシャ・サディ)さんのアトリエ Cake Atelier Amsterdam(ケーキ・アトリエ・アムステルダム)
1776年に建てられた旧市街の住宅で玄関の天井が高く開放感があります。急な階段を上って上階へ。オランダの伝統的な家は縦に細長いのが特徴。間口が狭く奥行きが長い4〜5階建の家が並んでいます。

アトリエにはお花がたくさん。なんとすべて砂糖でつくった花、Sugar Flower(シュガーフラワー)です。
本物と並べてもどちらがシュガーかわからないほど花びら一枚一枚まで繊細に再現されています。
三浦さんも「知らなかったよ、こんなアートがあるなんて」と驚いていました。

SNSを中心に世界で爆発的人気を誇るナターシャさんのシュガーフラワー。インスタのフォロワー数も9万人を超えています。
ナターシャさんはシュガーフラワーの製作を始めたのはほんの3年前。娘の誕生日にケーキをつくっていた時に小さなお花を飾り付けてはどうかと思いついてつくったのがきっかけ。
3年でここまで腕をあげるなんて!

製作風景を見せてもらう小林さん。
ナターシャさん花びらがフリル状で淡い色合いのパロットチューリップをつくっていました。
ベースとなるのは砂糖と卵白を捏ね合わせた白いペースト。
型に入れ花びらをつくり、さらにフリルのひだや細い筋を1本1本入れていく細かい作業です。
形ができたら食紅で幾重にも色を重ねていきます。薄いピンクの色合いの濃淡にところどころ黄緑も差しまるで本物のよう。本物のチューリップに混ぜてもわからないレベル。

シュガーフラワーは繊細で壊れやすいため丁寧に梱包しても郵送できないが難点。
日本にナターシャさんを招待してシュガーフラワーをつくってもらえますかと提案する小林さんにナターシャさんも乗り気になっていました。
いつかナターシャさんシュガーフラワーを日本で見られる日が来るかもしれません。

ナターシャさんはアトリエでワークショップを開催することもあるようです。
詳細はオフィシャルWEBサイトでご確認ください。

名前Natasja Sadi(ナターシャ・サディ)
Cake Atelier Amsterdam
住所Singel 36, 1015 AA Amsterdam, Netherlands
WEBhttps://natasjasadi.com
Instagram@cakeatelieramsterdam
営業時間要予約
アクセス電車「アムステルダム中央」駅から徒歩8分
地図アムステルダムMAP 2

シュガーフラワー用の型セット。

洋書ですがシュガーフラワーの解説書もあり。

アムステルダムMAP

南アフリカの花農家

さらに小林さんはオランダから飛行機で11時間の South Africa(南アフリカ)へ。
花の楽園南アフリカで探すのは南半球のエキゾチックな花、ネイティブフラワー。
いま世界中で大人気のネイティブフラワー。ウエディングブーケに使うのも世界のトレンド。いろんな国からアフリカへ買い付けが来ているので買い付け競争が激しくなっているそうです。

ヘンドリック・ピストリウスさん

小林さんは南アフリカ南西部の Western Cape Province(ウエスタンケープ)へ。農家の ヘンドリック・ピストリウスさんを訪ねていました。

探していたのは限られた土地にしか咲かない花 Serruria(セルリア)。別名「Brushing Bride(ブラッシング・ブライド)=頬を染めた花嫁」と言い世界中でブライダルブーケに使うのが大ブームとなっています。
羽のようなふわふわとした美しさが人気の秘密。スタジオでもJUJUさんがセルリアで三浦さんの手の甲を撫でてじゃれあっていました。

ヘンドリックさんがセルリアを育て始めたのは7年前。最初はほんのわずかしか咲きませんでしたが根気強く栽培を続けて、いまでは南アフリカを代表するセルリア農家になりました。
セルリアは柔らかくて小さい花で本当に育てるのが難しいそうです。去年や一昨年に比べて今年は上出来だというセルリア。小林さんも買い付けたようです。

バンクシア農家

次に訪ねたのはちょっと変わった花にこだわるマニアックな農家。オーストラリア原産の Banksia(バンクシア)という花を生産しています。
バンクシアはJUJUさんが「巨大なツクシみたい」「マイクみたい」と言った独特な形。触ってみると綿棒のようにほわほわ。小さな1個1個が花なのです。
小林さんがこのお花ほどユニークなお花って絶対ないと思うほど。ドライフラワーにしても見た目が変わらないのが特徴でインテリアとしても人気を集め始めています。

バンクシア・マニアのとっておき Firewood Banksia(バンクシア・メンジーシー)は劇的に変化する姿に好奇心をくすぐられる花。
去年の花の中には種が入っています。この堅そうな殻の中に種が入っていて燃やしたら開くという不思議。
バンクシアの多くはなぜか山火事に遭うことで芽を出す逆境に強い花。山火事の刺激で殻がはじけて飛び出すなんて本当に独特です。
現地でバンクシアを見たのは初めてだった小林さん。
これはぜったいほしい、とまずは1箱お買い上げしていました。

Cape Mountain Flora(ケープ・マウンテン・フローラ)

ケープタウンから車で約1時間ほどの Stellenbosch(ステレンボッシュ)にある農園 Cape Mountain Flora(ケープ・マウンテン・フローラ)へ。山の急斜面にあるとても眺めのいい農園です。
この辺りは素晴らしい気候に恵まれ、農業の盛んな地域。花の栽培のほかにもワインの生産も行われ「ワインランド」とも呼ばれています。

50年続くプロテア農家の2代目 Bryan Michell(ブライアン・ミッシェル)さんは母 Pam(パメラ)さんが1986年に品種開発したプロテア Venus(ヴィーナス)を誇りを持って育てています。
80年代は国を挙げてプロテアの品種開発が進められていて、いくつもの新種を生み出したパメラさん。いまではヴィーナスは世界中で栽培されネイティブフラワーの象徴として愛されています。

農園のスタッフは昔から家族同然。小さい頃からずっと一緒に遊んでいたというケイティ・ジュリアスさんとローダ・フィランダーさんも信頼できるスタッフ。
みなさん愛情を持って花を育てていらっしゃいました。

名前Cape Mountain Flora(ケープ・マウンテン・フローラ)
住所Farm Calenick, Zevenrivieren Road, Banhoek, Stellenbosch, 7612, South Africa
WEBhttp://www.capeflora.co.za
Instagram@capemountainflora
アクセスケープタウン国際空港から車で約1時間
地図南アフリカMAP 1

南アフリカ最大級の花農園

4月30日、母の日用のプロテアを探す小林さんが訪れたのは南アフリカ最大級の花農園。プロテアを母の日の定番のカーネーションに代わる新しいブーケの主役にしたいと考えていました。
迎えてくれたのは農園マネージャー Chris Watson(クリス・ワトソン)さん。

小林さんはホワイトプライドという品種の白いプロテアの畑へ。しかし葉に黒いドットが出ていたり赤くなっていたりして美しくないのです。
プロテアは花の中に糖分がありシーズンが終わりに近づくと葉が持っている糖分を花に送ろうとし、その結果として黒ずんでしまうそうです。
ネイティブフラワーの多くは野生に近い環境で栽培され、咲く時期や品質が安定しないバイヤー泣かせの花。
いいものをできるだけ多く収穫してもらうことをお願いし、次の買い付けへ。

Regyne Protea Farm(レギーン・プロテア・ファーム)

南アフリカのシンボル King Protea(キングプロテア)は小林さんがどうしても手に入れたい花。日本では1本3千円以上の高値がついています。「王者の風格」という花言葉の通りの堂々とした大きな花が魅力。
いまウエディングブーケとしても世界的に人気。狙うのはブライダルに相応しい最高品質のキングプロテアです。

5月3日の朝5:00のケープタウン国際空港。空路でポートエリザベス国際空港へ。
南アフリカ南東部のインド洋に面した Eastern Cape Province(イースタンケープ)の街 Port Elizabeth(ポートエリザベス)。通称 The Windy City(風の町)とも呼ばれています。

向かったのは今回初めて訪ねる Regyne Protea Farm(レギーン・プロテア・ファーム)。キングプロテアをどこよりも多く育てる農園です。農園マネージャーの エラ・スコットさんが出迎えてくれました。

しかし畑を見せてもらった小林さん、品質に満足できません。
キングプロテアは他のプロテアと違う特徴があり、当たりはずれが多い品種。いいものは見事に上を向いて咲くのです。
この農園では種から苗をつくり株を育てているのですが、出荷できるまでの4〜5年にどんなに手塩にかけても花の良し悪しは咲いてみないとわかりません。育てるのがとても難しい花なのです。
完璧なキングプロテアにはなかなか出会えず買い付けは見送ることになりました。

名前Regyne Protea Farm(レギーン・プロテア・ファーム)
住所6303 Oubosrand, Eastern Cape, South Africa
WEBhttps://www.facebook.com/Regyne-Protea-Farm-492924414102381/(Facebookページ)
アクセスポートエリザベス国際空港から車で約1時間40分
地図南アフリカMAP 2

南アフリカのスポット

Cape of Good Hope(喜望峰)

南アフリカで紹介されていたのは1度は立ってみたい有名スポット、ケープ半島の先端部の Cape of Good Hope(喜望峰)
大航海時代の1498年、ポルトガル人の航海者 Vasco da Gama(バスコ・ダ・ガマ)がここを通ってインドへの航路を開拓しました。
大西洋とインド洋の2つの大海が出会う場所で、ケープポイント国立公園内にあります。

名前Cape of Good Hope(喜望峰)
住所Cape Point Rd, Cape Peninsula, Cape Town, 8001, South Africa
WEBhttps://www.sanparks.org/parks/table_mountain/tourism/attractions.php#goodhope
営業時間6:00〜18:00
定休日なし
アクセスケープタウン国際空港から車で約1時間45分、ケープポイント国立公園内
地図南アフリカMAP 3

Stony Point Penguin colony(ストーニー・ポイント・ペンギン・コロニー)

小林さんが買い付けの合間に立ち寄ったのは野生の Cape Penguin(ケープペンギン)が生息する海岸 Betty’s Bay(ベティーズ・ベイ)の自然保護区 Stony Point Penguin colony(ストーニー・ポイント・ペンギン・コロニー)
ケープペンギンはアフリカ南部の固有種。鳴き声がロバに似ているため Jackass Penguin(ジャッカスペンギン)とも呼ばれます。
巣づくりや子育ての様子が間近で見られる穴場スポットです。

名前Stony Point Penguin colony(ストーニー・ポイント・ペンギン・コロニー)
住所Una Dr, Betty’s Bay, 7141, South Africa
WEBhttps://www.capenature.co.za/reserves/stony-point-nature-reserve/
Instagram@capenature
営業時間9:00〜16:00
定休日なし
アクセスケープタウン国際空港から車で約1時間30分
地図南アフリカMAP 4

Avondale Wine(アボンデール・ワイン)

南アフリカは世界有数のワインの産地。Winelands(ワインランド)と呼ばれる地域には多くのワイナリーが集まっています。
紹介されていたのは Avondale Wine(アボンデール・ワイン)。フルーティで自然な味わい。コスパの良さも魅力で世界から注目されているワイン。
ワイナリーオーナーは Johnathan Grieve(ジョナサン・グリーヴ)さん。

ブドウ畑に放たれたアヒルたち。春になるとカタツムリが畑のブドウを食べてしまうため、農薬の代わりに天敵であるアヒルにカタツムリを撃退させているそうです。

名前Avondale Wine(アボンデール・ワイン)
住所Klein Drakenstein Road, Lustigan Rd, 7624 , South Africa
WEBhttps://www.avondalewine.co.za
Instagram@avondalewinesa
営業時間10:00〜16:00
定休日なし
アクセスケープタウン国際空港から車で約1時間
地図南アフリカMAP 5

南アフリカMAP

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