NHK Gで放送している「世界はほしいモノにあふれてる(略称:せかほし)」シリーズ。
世界を旅するトップバイヤーと素敵なモノ探し。目利きバイヤーに密着したドキュメンタリーには欲しいものや行きたいお店が続々登場。バイヤーさんは誰?場所はどこ?物はどこで買える?と気になります。
2019年4月からは放送時間が50分に拡大されてパワーアップ。ますます楽しみです。
世界はほしいモノにあふれてる スペイン・幸せテキスタイルを探す旅(初回放送:2020年1月30日22:30〜 再放送:2020年2月3日25:10〜)のMCは俳優の 三浦春馬(みうらはるま)さん、歌手の JUJU(ジュジュ)さん。ナレーション(天の声)は 神尾晋一郎(かみおしんいちろう)さん。バイヤーは NAMURA株式会社 代表・テキスタイルデザイナー 南村弾(なむらだん)さんでした。
番組を参考に、自分で行くときのために気になるお店やスポットをまとめてリストにしてみました。
せかほし最新の放送は NHKBS 2024年10月24日(木)20:30〜21:30「鈴木亮平のイタリア旅特別編文具&世界遺産偏愛SP ナレーター:小栗旬」です。
今週JUJUさんがかけていたメガネは先週紹介された Ahlem(アーレム)の Louvre(ルーブル)。三浦春馬さんと一緒に店舗に行って購入したそうです。
U-NEXT(ユーネクスト) でNHKの動画配信サービス NHKオンデマンド を視聴可能。世界はほしいモノにあふれてる は放送の翌日から見逃し配信中。三浦春馬さん出演の大河ドラマ おんな城主 直虎 などドラマも一気見できます。初回31日間無料トライアル。NHKオンデマンド は別料金ですが、もらえる600ポイントで購入できます。PR
2020年4月1日に番組のオフィシャルブックが発売されました。
フランス メガネ のまとめはこちらへ!
ガウディの建築情報は 2度目のバルセロナ のまとめを参考にどうぞ!
せかほし|バイヤーさんは誰?場所はどこ?物はどこで買える?
番組では NAMURA株式会社の代表 兼 テキスタイルデザイナー 南村弾(なむらだん)さんのスペイン縦断、バルセロナ・バレンシア・アンダルシアでのリサーチを紹介していました。
NAMURA株式会社
京都の友禅作家の家系に生まれた 南村弾(なむらだん)さん。インテリアファブリックを扱う専門商社 株式会社ニーディックに勤務を経たのち2008年にオリジナルブランド DAN PROJECT を主宰。
現在はNAMURA株式会社の代表として、気持ちのいい「家のテキスタイル」を伝え届ける布の専門店 ieno textile(イエノテキスタイル)を運営。テキスタイルデザイナーを務めています。
カーテン、クッションカバー、ランプシェード、ラグマットなど多様な布のインテリアアイテムをデザイン。世界最先端のホームテキスタイルトレンドを発信するドイツ・フランクフルトの展示会 Heimtextil(ハイムテキスタイル)トレンドセッターにも選ばれ、ワールドワイドに活動中。
名前 | ieno textile(イエノテキスタイル)浜田山本店 |
---|---|
住所 | 東京都杉並区浜田山3-35-34 ハイタウンB棟No.111 |
営業時間 | 水木金:11:00〜18:00 |
定休日 | 土〜火 |
アクセス | 京王井の頭線「浜田山」駅から徒歩4分 |
南村弾さんオリジナルデザインの ieno textile(イエノテキスタイル)のリネンマルチクロス。4色あり。
せかほし|スタジオ
三浦春馬さん+JUJUさん / 一枚の布をカーテンにアレンジ
この日のスタジオは南村さんアレンジ。布だけでできたランプシェードやクッションで三浦さんとJUJUさんもいつもより寛いでいたように見えました。
こだわりは一枚の布。大きな布の四辺をハンカチと同じ形でかがってあります。軽量で様々な場所で多様に使える便利な布。
南村さんが 布をカーテンにするアレンジ を教えてくれました。
①適度な長さで折る
②折った端をカーテンクリップで留める
③クリップをカーテンレールにかける
④アイテムを追加して楽しむ
高さを自在に調整できるし、折った部分がアクセントになって可愛いです。試してみたいアレンジです。
カーテンクリップがあると便利!
マリナ・バリエンテさん / フラメンコ
スタジオでフラメンコを披露してくれたのはセビリア出身フラメンコダンサー Marina Valiente(マリナ・バリエンテ)さんとフラメンコギタリスト ルイス・メディナさん。
El Choro & Marina Valiente Group(エル・チョロ&マリーナ・バリエンテ・グループ)として日本のタブラオやスペインフェスで公演をされています。
「フラメンコは心の中にあるものすべて様々な感情をぶつけるとても激しい踊り」というマリナさん、アンダルシア地方のショール Manton(マントン)を使って Alegrias(アレグリアス)という曲を情熱的に踊ってくださいました。
マントンを家宝として受け継ぐ伝統があるアンダルシア地方。マリナさんが使用していたマントンは新しいものですが、実家には祖母からプレゼントされた古いマントンがあるそうです。
マントンはフラメンコの踊りだけでなく最近は結婚式やイベントに出るときのおしゃれなアイテムとして使われることも多くなったとのこと。
せかほし|Barcelona(バルセロナ)
スペイン北東部 Cataluña(カタルーニャ)地方の中心都市、デザインと光の街 Barcelona(バルセロナ)へ。
Basílica de la Sagrada Família(サグラダ・ファミリア聖堂)/ ガウディ【バルセロナ】
バルセロナを代表する大人気の観光スポット、1984年にユネスコの世界遺産に登録された Basílica de la Sagrada Família(サグラダ・ファミリア聖堂、聖家族教会)。建築家 Antoni Gaudí(アントニ・ガウディ)が設計した未完の大作です。1882年に着工して以来、ガウディの死後も絶え間なく工事が続いています。
数十年続くと言われていましたが、技術の進歩により2026年の完成予定。2015年1月に聖堂内のステンドグラスが完成して内部の美しさも見どころとなりました。
ドームや屋根を支える柱は枝分かれした樹木を表現、木漏れ日をイメージして設計したと言われています。
ステンドグラスの優しい光に包まれた聖堂内は祈りの場に相応しい厳かな雰囲気。地元のカトリック教徒たちの熱意に支えられて建設が続く美しい教会です。
入館料 €17.00(約2,040円)です。
名前 | Basílica de la Sagrada Família(サグラダ・ファミリア聖堂) |
---|---|
住所 | Carrer de Mallorca, 401, 08013 Barcelona |
WEB | http://www.sagradafamilia.org |
@basilicasagradafamilia | |
営業時間 | 4/1~9/30:9:00~20:00 10月・3月:9:00~19:00 11/1~2/29:9:00~18:00 12/25・12/26・1/1・1/6:9:00~14:00 |
定休日 | なし |
アクセス | 地下鉄L2・L5「Sagrada Família」駅からすぐ |
Palau de la Música Catalana(カタルーニャ音楽堂)/ モデルニスモ【バルセロナ】
ちらりと映った装飾的なコンサートホールは1908年に完成した Palau de la Música Catalana(カタルーニャ音楽堂)。建築家 Lluís Domènech i Montaner(リュイス・ドゥメナク・イ・ムンタネー)による設計です。
19世紀末から20世紀初頭に流行した Modernismo(モデルニスモ、ムダルニズマ)という建築様式の傑作と評価の高いコンサートホールです。1997年にユネスコの世界遺産に登録されました。
ディテールまで凝った装飾が美しいのですが、特に天井の巨大なステンドグラスは圧巻です。
名前 | Palau de la Música Catalana(カタルーニャ音楽堂) |
---|---|
住所 | C/ Palau de la Música, 4-6, 08003 Barcelona |
営業時間 | 10:00〜15:30 |
定休日 | なし |
アクセス | 地下鉄L1「Universitat」駅から徒歩7分 |
Cotton House Hotel Autograph Collection(コットン・ハウス・ホテル・オートグラフ・コレクション)/ 5星ホテル【バルセロナ】
南村さんはスペインテキスタイルのトレンドをリサーチしようと2015年オープンの5星ホテル Cotton House Hotel Autograph Collection(コットン・ハウス・ホテル・オートグラフ・コレクション)へ。
19世紀に建てられた綿産業組合の建物を改装したホテル。スペインで最も注目を集める内装デザイナー Lázaro Rosa Violán(ラサロ・ロサ・ビオラン)さんによる設計で重厚感のあるゴージャスな雰囲気に生まれ変わりました。
建物の地下に眠っていた古いコットンの生地をそのままディスプレイするというインテリア。モダンでスタイリッシュなのに歴史を感じさせせる演出が見事。
83室の客室は白を基調としたファブリック使い。高級感溢れます。
部屋ごとに内装やファブリックの色や素材を変えることで雰囲気も変化。
名前 | Cotton House Hotel Autograph Collection(コットン・ハウス・ホテル・オートグラフ・コレクション) |
---|---|
住所 | Gran Via de les Corts Catalanes, 670, 08010 Barcelona |
カタルーニャ広場にも近いラグジュアリーな5星ホテル。観光にもバル巡りにもショッピングにも最適な立地です。
エリア:アシャンプラ
清潔な客室、親切なスタッフ。
屋外プール、ジム、スパあり。
Lázaro Rosa Violán(ラサロ・ロサ・ビオラン)/ インテリアデザイナー【バルセロナ】
南村さんは Cotton House Hotel(コットン・ハウス・ホテル)の内装デザインを担当した Lázaro Rosa Violán(ラサロ・ロサ・ビオラン)さんのアトリエへ。エントランスホールには恐竜の骨格見本があり驚きます。
ラサロさんはスペインで最も注目を集める内装デザイナー。スペイン国内の星付きホテルをはじめ、今では世界中で250以上のプロジェクトを抱える超売れっ子です。
ラサロさんは布を大胆に活用してその場所を刺激的でスタイリッシュに変える内装デザインで知られていて、オリジナルの布も多く使用しているとのこと。布のデザインから手がけられているのはすごいですね。
アトリエには布のサンプルルームがあり南村さんも興味深そうに見せてもらっていました。
布が変わると空間が変わる、と共感する南村さん。
「布は空間的、視覚的にも変化を与えることができる」とラサロさんもおっしゃっていました。
名前 | Lázaro Rosa Violán(ラサロ・ロサ・ビオラン) |
---|---|
住所 | Ronda Sant Pere, 46 Local, 08010 Barcelona |
スタイリッシュなバルセロナの4.5星ホテル オフェリアス ホテル もラサロ・ロサ・ビオランさんの設計です。
エリア:エスパーニャ広場
スタイリッシュで清潔な客室。親切なスタッフ。
そばにショッピングセンターあり。屋外プールあり。
nanimarquina(ナニマルキーナ)/ ラグ【バルセロナ】
次に南村さんが向かったのはラグのブランド nanimarquina(ナニマルキーナ)のショールーム。
テキスタイルでラグをつくっているデザイナー Nani Marquina(ナニ・マルキーナ)さんは数々のデザイン賞を受賞しています。
ナニさんのつくるラグはフロアに置くモダンアートとも表現され、遊び心のあるラグはインテリア好きに人気。
葉っぱをモチーフにしたラグはお部屋を一瞬にして素敵な森に変えてしまします。
スペインではテラスで過ごすことが大人気。いま最も力を入れているのがアウトドアで使うラグ。
新作のラグは室内用とアウトドア用と2種類あり、室内用はウール、アウトドア用はポリエステル。
室内用のラグはなかなか水を通さないのに対し、アウトドア用は水が繊維を通り抜けすぐにカラリとした感触に。
たしかにテラスにラグがあると空間が豊かになりますね。
「ラグは居場所を表すファブリック」というナニさん。布が一枚あるだけで空間に意味が生まれます。
名前 | nanimarquina(ナニマルキーナ) |
---|---|
住所 | Carrer del Rosselló, 256, 08037 Barcelona |
営業時間 | 火〜土:10:00〜14:00, 16:00〜20:00 |
定休日 | 日曜・月曜 |
アクセス | 地下鉄L3・L5「Diagonal」駅から徒歩3分 |
コーディネートしやすそうなラグもあります。
せかほし|Valencia(バレンシア)
飛行機でスペイン第3の都市 Valencia(バレンシア)へ。18世紀後半には絹織物の産地として栄華を極めた歴史のある街です。
Plaça Redona(レドンダ広場)/ 円形広場【バレンシア】
番組でちょっと映っていたバレンシア下町の円形広場は Plaça Redona(レドンダ広場)。
昔から繊維産業が盛んだったバレンシア、いまでも広場の周りにはレースや刺繍といった手芸品専門店が集まっています。
元は1840年に造られた魚市場。日曜日の朝に蚤の市が開かれます。
名前 | Plaça Redona(レドンダ広場) |
---|---|
住所 | Plaça Redona 46001 València |
comersan(コマーソン)/ 生地メーカー【アリカンテ】
スペインらしい色合いの一枚の布を探そうと向かったのは1969年創業の生地メーカー comersan(コマーソン)。
展示会で知り合い連絡を取り合っていたというゼネラルマネージャーの Jorge Sanjuán Pérez(ホルヘ・サンホアン)さんが出迎えてくれました。
ベッドリネンのための生地の品質がいいと知り実際に見にやってきた南村さん。綿100%のベッドリネン用の布をチェックし品質の良さと発色の強さに好感触。
倉庫で大きなサンプル布をもらったものの、窓から入る光で見てみたいとホルヘさんの別荘へお邪魔することになりました。
快く家へ招いてくれたホルヘさん。別荘はオリーブ畑がある小高い丘の上に建つ豪邸。ファミリーが週末や休暇で訪れる場所。ホルヘさんはコマーソンの社長の息子さんですものね、お金持ちですよね..。
南村さんもニーディックの御曹司ですよね。
日差しがいっぱい差し込むからと2階のテラスに案内され、布の色とツヤ感をチェック。
かなり気に入っているように見えましたが、自宅で実際に試してみて商品化するか考えたいと慎重な南村さんでした。
名前 | comersan(コマーソン) |
---|---|
住所 | Pol. Ind. Els Algars, Carrer Banyeres de Mariola, 29e, 03820 Cocentaina, Alicante |
アクセス | バレンシア中心部から車で約1時間半 |
etoffe(エトフ)のサブバッグシリーズに comersan(コマーソン)のファブリック使用のものがでています。
Fallas(ファジャス)/ 世界遺産の火祭り【バレンシア】
世界遺産に登録されているバレンシアの火祭り Fallas(ファジャス)。守護聖人 San José(サン・ホセ)の祝日を祝うために3月15日から3月19日まで開催されます(出典 wikipedia)。
聖母像にカーネーションの花を捧げる Ofrenda(オフレンダ)と呼ばれるパレードでは女性たちが伝統衣装を着用。伝統衣装に使われているのが Espolin(エスポリン)と呼ばれるバレンシアの絹織物です。
Garín(ガリン)/ 絹織物工房【バレンシア】
世界遺産 Fallas(ファジャス)はバレンシアの火祭り。祭のパレードで女性たちが身に纏う伝統衣装に使われるのが Espolin(エスポリン)と呼ばれる絹織物。
エスポリン15世紀イスラム文化の元で生まれたと言われ、絹織物産業が衰退した今でも残る貴重な織物のひとつ。
1820年創業のエスポリン工房 Garín(ガリン)はヨーロッパに残る織物工場の中で最も古いと言われています。
ディレクターの Elena Ribes(エレナ・リベス)さんは工房の創設者 Mariano Garín(マリアーノ・ガリン)の子孫。
横糸を通すときにつかうシャトルをエスポリンと呼ぶことから生地の名がついたそうで、100年以上前につくられた手織りの機械はいまも現役。
生地を織りながら色糸を織り込めるという非常に難しい技術はファジャスのおかげで今に残すことができたそうです。永遠にエスポリンを継承していきたいというエレナさんでした。
名前 | Garín(ガリン) |
---|---|
住所 | Carrer de Ramon Villarroya, 15, 46113 Montcada, Valencia |
営業時間 | 9:00〜1:00 |
定休日 | 土曜・日曜 |
アクセス | 地下鉄「Seminari – CEU」駅から徒歩6分 |
Jover(ホベール)/ テキスタイル会社【アルコイ】
バレンシアから車で約1時間の山間の町 Alcoy(アルコイ)は山から流れる澄んだ水を利用して繊維産業が発達。いまでも多くの繊維工場が集まっています。
未来を見据えたサスティナブルな取り組みをしているというアルコイのテキスタイル会社 Jover(ホベール)へ。
社長の Francisco Jover(フランシスコ・ホベール)さんが見せてくれたのはリサイクル糸でつくったファブリック。
ペットボトルのリサイクル糸でつくったポリエステル100%の布。細く上質なリサイクル糸を使いハリがある布に仕上がっています。
そすて注目したのはリサイクルコットンが使われた布。伸縮するタイプの布は伸びやかでソファとかに貼ってあっても快適そうです。
こちらの工場では糸からつくっています。リサイクル糸の紡績工場を見学させてもらうことに。
回収された洋服をまず裁断しさらにわた状に加工。わた状の繊維を細い糸に仕上げます。
さらにその糸で生地を織り洋服もつくられています。
カラフルなリサイクル糸ですが染色によるものではなく端材布の色そのものの色なのだとか。倉庫にはリサイクル用の布が山のように置かれています。
赤が欲しければ赤い端材布を仕入れる。仕入れルートを持っているというのがホベール社の強み。250色くらいつくれるというのは驚きです。
南村さんによると、日本でできるリサイクル色は 白、ベージュ、グレーの3色のみ。
250色つくれるといえどもリサイクルの布はビビッドではなく優しい色味。新品ではつくれない、出せないデザインで一点ものに近い感覚がしてすごく魅力を感じているという南村さんでした。
名前 | Jover(ホベール) |
---|---|
住所 | Av. d’Alacant, 69, 03820 Cocentaina, Alicante |
アクセス | バレンシア中心部から車で約1時間/td> |
Grupo BC Fabrics(グルポ BC ファブリックス)/ 布にデジタルプリント【バレンシア】
これまでも南村さんは写真やイラストなどデータ化された図案をそのまま生地にプリントした作品を発表してきました。
スペインで新たな一枚の布をつくろうと訪れたのは Grupo BC Fabrics(グルポ BC ファブリックス)。デジタルプリントの発色がスペインで一番鮮やかと評判の会社です。
エキスポートマネージャーの Marco Ricciarelli(マルコ・リチアレッリ)さんが担当。
すでにバルセロナで撮ったシーグラスの写真データを送っていた南村さん、デザインルームで最終調整。図柄の拡大縮小や色合いを検討します。
大きなプリンターで布に直接出力。こんなにスムーズにプリントできてしまうのですね。
出来上がった布はスタジオでお披露目。バルセロナの海で拾ったシーグラスを丸く固めて配置してあじさいのような海の花のプリントになりました。
生地はリネンとポリエステルを混ぜてスペインで織ってもらい、やんわり透ける感じが涼しげです。
どこに使いたい?という質問に
JUJUさん「透明なシャワーカーテンの向こう側」
三浦さん「キッチンテーブルにさっとかけてあげたい」との回答でした。
名前 | Grupo BC Fabrics(グルポ BC ファブリックス) |
---|---|
住所 | Polígon Sant Josep-B, C/ de la Venta, s/n, 46812 Aielo de Malferit, Valencia |
営業時間 | 月〜金:7:00〜18:00 |
定休日 | 土曜・日曜 |
アクセス | バレンシア中心部から車で約1時間 |
せかほし|Andalucía(アンダルシア)
Fundacion Cristina Heeren de Arte Flamenco(クリスティーナ・ヘーレン財団・フラメンコ芸術学校)【セビリア】
Andalucía(アンダルシア)地方の Sevilla(セビリア)は民族舞踊フラメンコ発祥の地。街には Tablao(タブラオ)と呼ばれる劇場型のライブハウスが多数あり、フラメンコを観ることができます。
ギターと歌に合わせて繰り広げられる舞台は圧巻。
フラメンコダンサーの Beatriz Rivero(ベアトリス・リベロ)さんが講師をしている Fundacion Cristina Heeren de Arte Flamenco(クリスティーナ・ヘーレン財団・フラメンコ芸術学校)にお邪魔。
Bata de Cola(バタデコーラ)と呼ばれる裾の長いフラメンコ衣装を美しくひるがえして踊る足づかいはとても難しそう。
そして難易度が高いのが Manton(マントン)といわれるショールを使った踊り。体の延長のように使ってダンスに彩りとダイナミックさを与えます。
マントンは絹に刺繍を施したショールでとても高価。アンダルシア地方では大切なイベントで女性が身にまとう衣装のため宝石のように大切に扱います。
名前 | Fundacion Cristina Heeren de Arte Flamenco(クリスティーナ・ヘーレン財団・フラメンコ芸術学校) |
---|---|
住所 | Calle Pureza, 76, 41010 Sevilla |
営業時間 | 月〜木:9:00〜19:00、金:9:00〜14:00 |
定休日 | 土曜・日曜 |
アクセス | 地下鉄「Plaza de Cuba」駅から徒歩8分 |
マントンもピンキリのようです。
Saucedo(サウセド)さん / 伝統的な布のある暮らし【カルモナ】
アンダルシア地方には昔ながらの素朴な風情を残す町が数多く点在しています。
古い布を大切に受け継いでいる場所があると聞き向かったのはセビリアから車で30分ほどの Carmona(カルモナ)。紀元前から続く歴史ある町で高台に位置することから古代ローマ時代には自然の要塞として軍事上の要衝でした。
アンダルシア地方特有の美しい白壁が残っている街並み。夏の暑さを和らげるため、そして太陽の光を反射させるために建物の壁が白く塗られています。
伝統的な暮らしをしている Juan Jose Saucedo(ホアン・ホセ・サウセド)さんと Maria(マリア)さんご夫妻のお宅を訪問。
玄関から入るとパティオと呼ばれる中庭があり居心地の良さそうなお宅です。サウセドさん夫妻と4人のお子さん。マリアさんは7人姉妹の大家族で、家族でよく家に集まるそうです。
カーテンは外側と内側と2重にしています。他のお宅もそうでしたが外側は陽の光が入るように白いカーテン。
内側は明るい黄色のカーテン。マリアさんは「家の中はファンタジーだから」とおっしゃっていました。
テーブルに布がかかっているものはなんとスペイン式こたつ Mesa Camilla(メサ・カミージャ)。Brasero(ブラセロ)という熱源をいれて使用します。昔は炭でしたが現在は電気式。とてもこたつに似ています。
ベッドルームにはシルクでつくられたベッドカバーがかけられています。アンダルシア地方では嫁入り道具にシーツやベッドカバーを持って行く習慣があり、これは1910年にマリアさんのお祖母さまが嫁入り道具に持参したもの。マリアさんが受け継ぎ大切に使いつづけています。
装飾品でもありセンチメンタルな思い入れがある布、これからもずっと使っていきたいと語るマリアさんでした。
名前 | Juan Jose Saucedo(ホアン・ホセ・サウセド)Real Estate Agents |
---|---|
住所 | Calle Diego Navarro, 11 41410 Carmona |
アクセス | セビリア中心部から車で約30分 |
U-NEXT(ユーネクスト) でNHKの動画配信サービス NHKオンデマンド を視聴可能。世界はほしいモノにあふれてる は放送の翌日から見逃し配信中。三浦春馬さん出演の大河ドラマ おんな城主 直虎 などドラマも一気見できます。初回31日間無料トライアル。NHKオンデマンド は別料金ですが、もらえる600ポイントで購入できます。PR
ファッションSP 大草直子×スペイン のまとめはこちらへ!
旅サラダ・スペイン バルセロナ のまとめはこちらへ!
世界はほしいモノにあふれてるシリーズの放送日時まとめはこちらへ!