世界はほしいモノにあふれてる「イギリス・そこにしかない郷土菓子」紹介リスト

NHK Gで放送している「世界はほしいモノにあふれてる(略称:せかほし)」シリーズ。
世界を旅するトップバイヤーと素敵なモノ探し。目利きバイヤーに密着したドキュメンタリーにはほしいモノがたくさん、行きたい場所がいっぱい登場します。
世界はほしいモノにあふれてる イギリス・そこにしかない郷土菓子(初回放送:2018年5月31日)のMCは俳優の 三浦春馬 さん、歌手の JUJU さん。ナレーション(天の声)は 神尾晋一郎さん、バイヤーは郷土菓子研究社の 林周作 さんでした。
番組を参考に、自分で行くときのためにまとめてリストにしてみました。

紹介されたスポットの位置がわかる地図を最後に載せています。参考にとうぞ!
イギリスMAP

バイヤー

番組では 郷土菓子研究社の菓子職人 林周作(はやししゅうさく)さんのイギリスでのリサーチを紹介していました。

郷土菓子研究社/Binowa Cafe(ビノワカフェ)

2008年にエコール辻大阪を卒業後、イタリアンレストランのシェフになった林さん。しかし世界の素朴な郷土菓子の魅力に取りつかれ菓子職人になりました。2012年に自転車でユーラシア大陸横断しながら郷土菓子研究社として郷土菓子の魅力や背景を発信し続け、帰国後も精力的に郷土菓子の研究を続けています。これまでに訪れた国は35ヶ国、食べたお菓子は450種類にもなるそうです。
今でも町のお菓子屋さんは自転車で巡っています。自転車で回ると町のはずれにある地元の人が通うお店にたどり着けるのだそうです。現地でのフィールドワークを大切にして時間の許す限り郷土菓子を食べ続けています。
今回のイギリス2週間の旅では40種類食べたとのこと。

2016年に茂木びわ茶のBinowaとともに Binowa Cafe(ビノワカフェ)を渋谷にオープン。アゼルバイジャンのシェチェルブラやインドのベサン・ラドゥの定番焼き菓子に加え月替わりで三種類の郷土菓子を提供されています。

月替わりのお菓子、気になります!

名前郷土菓子研究社/Binowa Cafe(ビノワカフェ)
住所東京都渋谷区神宮前6-24-2 芳村ビル2F
WEBhttps://www.kyodogashi-kenkyusha.com
Instagram@world_kyodogashi
営業時間水〜金:14:00〜21:00、土日:12:00〜19:00
定休日月曜・火曜
アクセスJR山手線「渋谷」駅「原宿」駅から徒歩9分、地下鉄千代田線・副都心線「明治神宮前」駅から徒歩5分
地図東京MAP 1

林周作さんの著書。郷土菓子レシピ本です。

England(イングランド)

The Bakewell Tart Shop(ベイクウェル・タルト・ショップ)

林さんは England(イングランド)の小さな町 Bakewell(ベイクウェル)へ。
朝10時、自転車に乗って朝ごはん代わりに郷土菓子を食べに出かけます。旅の間は郷土菓子を食べ続けるそうです。イギリスに行ってもフィッシュアンドチップスとかローストビーフとか食べないんです。なんという郷土菓子愛。なんという情熱。

地元客が多いと評判の店 The Bakewell Tart Shop(ベイクウェル・タルト・ショップ)へ。昔ながらのタルト屋さんで店内には手づくりケーキがずらりと並んでいます。店内で食べることもテイクアウェイもできます。

林さんのお目当は1860年代に誕生したという Bakewell Pudding(ベイクウェルプディング)。ベイクウェルの名物です。
パイ生地にジャムとアーモンドペーストを乗せて焼き上げたプディング。熱々のカスタードソースがたっぷりかかっています。甘めのプディングにオレンジの皮入りの酸味のあるカスタードソースで爽やか。
日本に帰ってから再現できるようじっくりと味わっていただいていました。

ところでベイクウェル、鉄道が発達したイギリスなのに鉄道駅がありません(1968年に閉鎖されたようです)。車がないならマトロックかシェフィールドからバスでしょうか。
そしてベイクウェルプディングと同じく有名なベイクウェルタルト、なんだか間違えてしまいそうですがベイクウェルタルトがベイクウェルプディングの一種であるとのこと。詳しくは wikipedia の ベイクウェルプディングベイクウェルタルト を参照ください。

名前The Bakewell Tart Shop(ベイクウェル・タルト・ショップ)
住所18 Matlock St, Bakewell DE45 1EE UK
WEBhttp://www.bakewelltarts.co.uk
Instagram@bakewelltartshop
営業時間8:30〜17:00
定休日なし
アクセスマトロックからバスで約20分「Bakewell The Manners」停留所から徒歩2分
シェフィールドからバスで約50分「Bakewell Square」停留所から徒歩1分
地図イギリスMAP 1

プディングってこんなにたくさんあるのですね。

The Bakewell Bakery(ザ・ベイクウェル・ベーカリー)

林さんはベイクウェル・タルト・ショップ食べ終えると、別のベイクウェルプディングの店へ。ベイクウェルプディングはしごです。
時間の許す限り違う店で同じ郷土菓子を食べるようにしているとのこと。同じお菓子でも同じ町でも色んな幅があって、食べ続けると色々見えてくると言われていました。

次に向かったのは1865年創業の老舗 The Bakewell Bakery(ザ・ベイクウェル・ベーカリー)。こちらのショップも店内で食べてることもテイクアウェイもできます。

こちらのショップのベイクウェルプディングはプディングとカスタードソースは別々に出されます。
タルト生地にアーモンドのプディングが詰まったベイクウェルプディングは「燃えるように甘い」との感想。そこにあっさりめのカスタードをかけて。食べ続けると美味しく感じてくるようです。

名前The Bakewell Bakery(ザ・ベイクウェル・ベーカリー)
住所Riverside Business Park, Bakewell DE45 1GS UK
WEBhttps://www.thebakewellbakery.co.uk
Instagram@the_bakewell_bakery
営業時間月〜金:8:30〜17:00
定休日土曜・日曜
アクセスマトロックからバスで約20分「Bakewell The Manners」停留所から徒歩15分
シェフィールドからバスで約50分「Bakewell Square」停留所から徒歩15分
地図イギリスMAP 2

Wales(ウェールズ)

Roath Farmers Market(ロース・ファーマーズ・マーケット)

林さんは Wales(ウェールズ)の Cardiff(カーディフ)へ。その土地ならではの郷土菓子を探します。
町の一角、Mackintosh Sports Club & Community Centreで開かれていた青空マーケット Roath Farmers Market(ロース・ファーマーズ・マーケット)でリサーチ。
週に1回土曜日に開催されるマーケットで地元の新鮮な野菜や地ビールやチーズが売られています。

足を止めたのは Miles Better Baking(マイルズ・ベター・ベイキング)の屋台。チェリ・スタドンさんと息子のマイルズさんが地元のお菓子 Welsh Cakes(ウェルシュケーキ)をつくって売っていました。
ウェルシュケーキは素朴だけど奥行きのある深い味わいだそうです。マイルズさんは普段はケータリング中心で土曜日にお母様のチェリさんとファーマーズ・マーケットにお店を出すようです。
マイルズさんのレシピはお祖母様のベッティさんのレシピにヒントを得ているとのことで、林さんはベッティさんに会いに行けることになりました。

19世紀のレシピ本に登場しているというウェルシュケーキは昔からウェールズの人々に愛されてきた郷土菓子。ベッティさんが子供だったころは戦時中で砂糖が貴重だったため今のように砂糖を多くは入れなかったそうです。
ウェールズそのものだというウェルシュケーキは町を離れた人たちが故郷に戻ってきたときに食べたくなるようなお菓子です。

名前Roath Farmers Market(ロース・ファーマーズ・マーケット)
住所Mackintosh Sports Club & Community Centre, Keppoch St, Cardiff CF24 3JT UK
WEBhttp://www.riversidemarket.org.uk/roath-market/
Instagram@riversiderealfood
営業時間土:9:30〜13:00
定休日日曜〜金曜
アクセス電車「Cathays」駅から徒歩13分、「Cardiff Queen Street」駅から徒歩19分
地図イギリスMAP 3
名前Miles Better Baking(マイルズ・ベター・ベイキング)
WEBhttps://www.facebook.com/pages/category/Bakery/Miles-Better-Baking-1047295605305654/(Facebookページ)

Scotland(スコットランド)

Fisher & Donaldson(フィッシャー・アンド・ドナルドソン)

林さんは Scotland(スコットランド)へ。古くからヨーロッパの交易拠点の港町として栄えた Dundee(ダンディー)で郷土菓子を探します。
ダンディーはオレンジの産地でもないのにマーマレードの発祥地として知られている街。
18世紀のある日、スペインの商船が嵐のためダンディー港に漂着。積み荷は大量のセビリア産のオレンジでしたが痛み始めてしまいました。
見かねた食料品店を営む男性が全て買い取りましたがオレンジが苦すぎてそのままでは食べられません。男性の妻が砂糖を足して煮詰めることを思いつきマーマレードが誕生したと伝えられています。

向かったのは町で一番の老舗、1919年創業の Fisher & Donaldson(フィッシャー・アンド・ドナルドソン)。気取ってないお店の雰囲気やレトロな制服が昔ながらの佇まいを見せます。
19世紀に誕生したというマーマレードを使った郷土菓子 Dundee Cake(ダンディーケーキ)をいただいていました。
上のインスタ画像の左側の丸い重そうなケーキがダンディーケーキ。生地にはマーマレードが練りこまれていてスペイン産のドライフルーツやアーモンドがトッピングされています。すごく昔からの味がして100年前から時が止まっているような感覚になるようなケーキでした。

フィッシャー・アンド・ドナルドソンはダンディーに3店舗あります。

名前Fisher & Donaldson(フィッシャー・アンド・ドナルドソン)Whitehall Street店
住所12 Whitehall St, Dundee DD1 4AF UK
WEBhttp://fisheranddonaldson.com
営業時間月〜金:8:00〜17:15、土:8:00〜17:00
定休日日曜
アクセス電車「Dundee」駅から徒歩5分
地図イギリスMAP 4

スコットランドといえばWalkersのショートブレッド。食べ出したら止まらない恐ろしい中毒性。

The Barony Bar(ザ・バロニー・バー)

次に訪れたのはスコットランドの Edinburgh(エディンバラ)
老舗のパブ The Barony Bar(ザ・バロニー・バー)ではスコッチウイスキーがふんだんに使われたスイーツ Cranachan(クラナカン)が食べられます。

20世紀中頃に誕生したというクラナカン。クリームにスコットランドのクラウディという柔らかいチーズを混ぜスコッチウイスキーをたっぷりと。こんがり焼いたオーツ麦とラズベリーもスコットランドの特産品です。
スコッチウイスキーが大好きな三浦さんとJUJUさんにも大好評のデザートでした。

名前The Barony Bar(ザ・バロニー・バー)
住所81-85 Broughton St, Edinburgh EH1 3RJ UK
WEBhttps://www.thebarony.co.uk
Instagram@thebarony
営業時間11:00〜25:00
定休日なし
アクセス電車「Edinburgh Waverley」駅から徒歩10分、トラム「York Place」停留所から徒歩3分
地図イギリスMAP 5

デザートに使うなら、値段の割には美味しくてほのかに甘くて癖がないDewar’sあたりが合いそう。

イギリスMAP


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